在宅ワークって、太る。
いきなり身も蓋もないことを言ってしまったが、事実だから仕方ない。通勤がなくなり、デスクの横にお菓子があり、気づいたら夕方になっても500歩も歩いていない。そんな生活を1年以上続けた結果、僕の体重は+7kgという成長を遂げた。ズボンがきつい。椅子がきしむ。鏡の中の自分と目を合わせたくない。
さすがにヤバいと思って筋トレを始めた。週3回、自宅で30分くらいダンベルを振る程度の、ガチ勢が聞いたら鼻で笑うレベルのトレーニングだ。でもやらないよりマシだろう。
そうなると次に気になるのがプロテイン。Amazonで「プロテイン」と検索してみたら、出てくる出てくる、何百種類。比較サイトも山ほど出てきたが、どれも判で押したように同じ結論。お前ら全員、同じプロンプトで生成されてるんちゃうか。
だから自分で確かめることにした。1年かけて5種類のプロテインを実際に買って飲み比べた。財布は軽くなったが、筋肉は(多少)重くなった。その結果を、ここに全部吐き出す。
先に結論だけ言っておく。コスパならマイプロテイン、味ならVALX。この2つをローテーションするのが最強。理由は長くなるから下で書く。
僕がプロテインを選ぶときの3つの基準
最初に言っておくと、僕はガチのトレーニーじゃない。週3回、自宅で30分くらいダンベル振ってる程度の在宅ワーカーだ。だから選ぶ基準もシンプル。ボディビルダーのような「タンパク質含有率が0.3%違う」みたいな議論は、ここではしない。
1. コスパ(1食あたりの価格)
毎日飲むものだから、1食あたりの価格は超重要。高いプロテインは確かにうまいが、続かなかったら意味がない。月のプロテイン代が1万円超えたら、それはもう趣味じゃなくて道楽だ。個人的には1食あたり100円以下が理想、150円以内なら許容範囲。
2. 味(毎日飲めるかどうか)
まずければ続かない。これは断言する。
僕は最初「味なんてどうでもいいでしょ、タンパク質取れれば」と思っていた。その考えは、まずいプロテインに当たった朝、粉々に砕かれた。口の中に広がるケミカルな甘さ。喉を通った後にじわっと残る粉っぽさ。朝の気分が最悪になる。味は正義である。
3. 溶けやすさ(ダマになるかどうか)
地味だがこれが日々のストレスに直結する。シェイカーで10回振ってサッと溶けるやつと、30回振ってもダマが残るやつでは、毎朝の体験が全然違う。溶け残りの塊を飲み込むあの感覚。グミでもないし、ドリンクでもない、正体不明の物体が喉を通過していく恐怖。わかる人にはわかると思う。
比較一覧表 — まず全体像を見てくれ
| 商品名 | 1食あたり価格 | 味 | 溶けやすさ | 総合 |
|---|---|---|---|---|
| マイプロテイン | 約65円〜(セール時) | ★★★★☆ | ★★★☆☆ | ★★★★★ |
| VALX | 約120円 | ★★★★★ | ★★★★★ | ★★★★★ |
| ザバス | 約150円 | ★★★★☆ | ★★★★★ | ★★★★☆ |
| エクスプロージョン | 約58円 | ★★★☆☆ | ★★★☆☆ | ★★★★☆ |
| ビーレジェンド | 約95円 | ★★★★★ | ★★★★☆ | ★★★★☆ |
では、1つずつ正直にレビューしていく。忖度ゼロで。
1位:マイプロテイン Impact ホエイプロテイン|コスパの暴力
1食あたり:約65円〜(セール時)/ 約110円(通常時)
プロテイン界のコストコ。とにかく安い。
特にゾロ目セール(1/1、2/2、3/3…)やブラックフライデーを狙えば、5kgで5,000円台とかいうバグみたいな値段になる。1食65円。牛丼の5分の1以下。もはやタダに近い。タダではないけど。
僕が一番よく飲んでいるのがナチュラルチョコレート味。これを牛乳で割ると、正直そこらへんのチョコドリンクより美味い。水だとちょっと薄く感じるが、牛乳割りは神。朝これを飲むと「今日もがんばるか」という気持ちになる。タンパク質が生む前向きさ。
ただし弱点もある。溶けにくい。特に冬場、冷たい水で作るとダマが残りやすい。僕は先にぬるま湯を少し入れて溶かしてから冷たい水や牛乳を足すという、誰も教えてくれなかった裏技を編み出した。このひと手間で世界が変わる。
あと海外発送だから届くまで1〜2週間かかる。切らすと詰む。常に1袋ストックしておく運用がおすすめだ。サプライチェーンマネジメントがプロテインにも求められる時代である。
フレーバーは60種類以上あるが、正直ハズレもある。ストロベリークリームは僕には甘すぎた。最初はナチュラルチョコレートかミルクティーから入るのが鉄板。冒険は2袋目からでいい。
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2位:VALX ホエイプロテイン|味で選ぶなら一択。異論は認めない
1食あたり:約120円
山本義徳さんが監修しているプロテイン。正直「インフルエンサー監修」と聞くとちょっと身構える。だいたいネームバリューだけで中身がスカスカ、というパターンが多いからだ。
VALXは違った。実力が伴っていた。すみません、ナメてました。
カフェオレ味がとにかくうまい。マジでスタバのフラペチーノ飲んでるのかというレベル。プロテインっぽさがほぼゼロで、筋トレ後のご褒美ドリンクとして完全に定着した。筋トレの辛さを、このカフェオレで帳消しにしている。
溶けやすさも優秀。シェイカーで5〜6回振ればサッと溶ける。泡立ちも少ないから飲みやすい。朝の忙しい時間にパパッと作れるのは地味にありがたい。マイプロのぬるま湯テクとか必要ない。振ったら溶ける。当たり前のことが当たり前にできる幸せ。
タンパク質含有率もフレーバーによっては75%超え。国内GMP認定工場で製造されているし、品質面は文句なし。
唯一の弱点は価格。マイプロのセール時と比べるとほぼ倍。でも「安いけどまずくて3日でやめた」より「ちょっと高いけど毎日飲める」ほうが結果的にコスパいい。まずいプロテインを買って棚の奥で眠らせるの、一番もったいないから。知らんけど。
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3位:ザバス ホエイプロテイン100|初心者は黙ってこれ買え
1食あたり:約150円
日本で一番有名なプロテインといえばザバスだろう。ドラッグストアで買えるし、コンビニにも紙パックが置いてある。この「どこでも買える安心感」は実はめちゃくちゃ大事だ。Amazonのセールを待つとか、海外から届くのを待つとか、そういう面倒が一切ない。
僕が飲んだのはリッチショコラ味。ココアに近い味わいで、万人受けする美味しさ。水でも牛乳でもどっちでもいける。溶けやすさも文句なしで、ダマになったことは一度もない。さすが大手。品質管理は完璧だ。
ビタミンB群やビタミンCも配合されていて、サプリを別で買わなくていいのも楽。「プロテイン初めてで何買えばいいかわからない」って人には、まずザバスを勧めている。失敗しないから。
ただしコスパは正直イマイチ。1食150円は毎日飲むと月4,500円。マイプロのセール時なら同じ金額で倍以上の量が買える。差額でもう1種類プロテイン買えてしまう。安心料と思えるかどうかがポイントだ。
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4位:エクスプロージョン ホエイプロテイン|安さという名の正義
1食あたり:約58円
コスパだけで言えば国内ブランド最強。3kgで3,000円台。1食58円。自販機の水より安い。なんやこれ。
「プロテインを毎日飲みたいけど、月の出費は2,000円以内に抑えたい」って人にはドンピシャ。学生とか、新社会人とか、「とにかく金がない。でも筋肉は欲しい」という人類の根源的な悩みに答えてくれる。
僕が飲んだのはミルクチョコレート味。味は……まあ、値段なりだ。不味くはない。不味くはないのだが、マイプロやVALXの後に飲むと「ああ、これは安いプロテインの味だな」と分かってしまう。甘さが人工的というか、後味にちょっとケミカル感がある。コンビニの100円コーヒーとスタバのラテくらいの差だと思ってくれればいい。
溶けやすさもイマイチで、シェイカーをけっこう振らないとダマが残る。ただし、牛乳で割ると味のイマイチさがかなりカバーされる。水で飲むのはおすすめしない。水で飲んだ日は「なんで僕はこれを飲んでいるんだ」という哲学的な問いと向き合うことになる。
タンパク質含有率は約70%で、この価格帯としては十分。「味より価格」という割り切りができる人にはいい選択肢だ。僕は2袋飲んでマイプロに戻ったが、予算重視なら全然アリ。
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5位:ビーレジェンド ホエイプロテイン|ネーミングだけで飯3杯いける
1食あたり:約95円
「そんなバナナ風味」「ベリベリベリー風味」「めろめろメロン風味」。
フレーバー名のクセがすごい。誰が考えたんだこれ。会議中にこの名前を大声で言える度胸があるなら大したものだ。
でも笑えるだけじゃなくて、味もちゃんと美味しいのがビーレジェンドのすごいところ。ふざけてるのに実力がある。クラスにいたら人気者のタイプだ。
僕のおすすめは「激うまチョコ風味」。名前はふざけているが、味は本当に激うま。チョコ系の中でもかなりビター寄りで、甘すぎるプロテインが苦手な人にちょうどいい。甘いのは好きだけど、プロテインにまで甘さを求めるのはちょっと……という層にドンピシャ。
溶けやすさは普通〜やや良い。マイプロほどダマにはならないが、VALXほどスッと溶けるわけでもない。可もなく不可もなく。プロテインの世界にも中庸の美徳は存在する。
価格はマイプロとVALXの中間くらいで、コスパ・味・品質のバランスが取れている。国内製造。公式サイトのノリが面白いから眺めてるだけでも楽しい。プロテインにエンタメ性を求める人(いるのか?)にはぴったりだ。
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シェイカー洗い忘れ事件 — これだけは覚えて帰ってくれ
ここでちょっと余談。プロテインを飲み始めて最初の1週間で起きた事件について書かせてほしい。
金曜の夜にプロテインを飲んで、シェイカーを洗わずにデスクの上に放置したまま週末を過ごした。
月曜の朝、蓋を開けた。
……言葉にできない。
腐ったチーズとか生ゴミとか、そういう次元の話ではない。もっとこう、根源的な「生き物が朽ちていく匂い」がそこにあった。部屋中に広がる異臭に、うちの猫すら逃げていった。猫に嫌われる匂い、想像できるだろうか。あの猫、生ゴミの袋には突っ込んでいくのに。それより上位の臭さ。なんやこれ。
あの日以来、プロテインを飲んだら即洗いが鉄則になった。シェイカーは飲んだ直後に洗え。これだけは覚えて帰ってほしい。プロテインのレビュー記事で一番大事な情報がこれかもしれない。
ちなみに、あのシェイカーは3回漂白しても臭いが取れなくて、結局捨てた。今は予備も含めて2つ持っている。リスクヘッジは大事だ。
結局どれを買えばいいの? — タイプ別おすすめ
5つ飲み比べた結論。「これが万人に最強」みたいなものはない。ライフスタイルによっておすすめが変わる。
コスパ最優先なら → マイプロテイン
セールを狙えば1食65円。味もチョコ系は普通にうまい。溶けにくさはぬるま湯テクで解決。届くまで1〜2週間かかるから、在庫管理だけ気をつけろ。
味重視で毎日楽しみたいなら → VALX
カフェオレ味は本当にスタバ級。溶けやすさも最高。ちょっと高いが、「毎朝飲むのが楽しみ」になるプロテインはVALXだけだった。筋トレのモチベーションが味で維持される。
プロテイン初心者なら → ザバス
どこでも買える安心感。味も溶けやすさもハズレなし。迷ったらとりあえずザバスのリッチショコラ買っとけば間違いない。失敗しない、という安心感の価値は案外高い。
とにかく安くしたいなら → エクスプロージョン
1食58円。自販機の水より安い。味と溶けやすさを犠牲にしてでも月の出費を最小限にしたい人向け。牛乳割り推奨。水で飲むと心が折れる。
バランス型なら → ビーレジェンド
コスパ・味・品質のバランスが一番いい。激うまチョコ風味はビター好きに刺さる。フレーバー名で笑いたい人にもおすすめ。プロテインは修行じゃなくて娯楽だと教えてくれる存在。
1年飲み比べてわかったこと
最後にまとめると、プロテイン選びで大事なのは「自分の優先順位を決めること」に尽きる。
- 安さが最優先 → マイプロ or エクスプロージョン
- 味が最優先 → VALX or ビーレジェンド
- 安心感・手軽さが最優先 → ザバス
僕自身は今、メインでマイプロのナチュラルチョコレート(牛乳割り)を飲みつつ、気分転換でVALXのカフェオレを挟む運用に落ち着いている。月のプロテイン代は約3,000円。在宅ワーカーの健康投資としては悪くないと思っている。3,000円で+7kgを止められるなら安いもんだ。
あ、それとシェイカーは飲んだら即洗え。2回目だが、マジで大事だから。あの匂いを嗅いだら二度と忘れない。忘れたい記憶なのに忘れられない、という最悪のパラドックスが起きる。
この記事が、プロテイン選びに迷ってる誰かの参考になれば嬉しい。
執筆:hikaku-man

