「テックキャンプ、DMM WEBCAMP、RUNTEQ。ぶっちゃけどれがいいの?」
――この質問、僕のもとにも月に3回くらい届く。毎回丁寧に答えてたんだけど、さすがに同じこと言い続けるのも疲れてきたので、一回ここに全部書く。もう二度と聞かないでほしい。嘘です、いくらでも聞いてください。
僕はITコンサルとして働いていて、転職者の面接に同席することもわりとある。そこで「どこのスクール出身か」って、実はけっこう透けて見えるのだ。ポートフォリオの質、技術の理解度、実務への解像度。スクールによって明らかに差がある。同じ「未経験からエンジニア転職しました!」でも、中身がまるで違う。
先に結論だけ言っちゃう。
急ぐならテックキャンプ、実力をしっかりつけたいならRUNTEQ、バランスよく行きたいならDMM WEBCAMP。
「いや、もっと詳しく教えてくれや」という人のために、ここからは料金・カリキュラム・転職力の3社比較を、現場目線でガッツリ解説していく。長いけど、50万円以上の買い物をする前に読む文章としては短いほうだと思ってほしい。
テックキャンプ vs DMM WEBCAMP vs RUNTEQ 比較一覧表
まず全体像を掴もう。細かい話は後で死ぬほどする。
| 比較項目 | テックキャンプ | DMM WEBCAMP | RUNTEQ |
|---|---|---|---|
| 料金(税込) | 約70万円〜 | 約69万円〜 | 約55万円〜 |
| 受講期間 | 最短10週間 | 3〜4ヶ月 | 約9ヶ月 |
| 学習スタイル | 短期集中 / 通学+オンライン | オンライン完結 | オンライン完結 |
| カリキュラムの実践度 | ○ | ◎ | ◎◎ |
| 転職サポート | ◎(専属キャリアアドバイザー) | ◎(転職保証あり) | ○(自社開発企業に強い) |
| 転職保証 | あり(条件付き) | あり(条件付き) | なし |
| 卒業後の実力 | ○ | ○〜◎ | ◎◎ |
| 知名度 | ◎◎ | ◎ | ○(エンジニア界隈では◎) |
RUNTEQの「知名度○だけどエンジニア界隈では◎」っていう、なんとも玄人好みな立ち位置が個人的には好きだ。隠れた名店みたいなポジション。
料金・コスパで比較 — 総額と「払う価値」
正直、プログラミングスクールの料金ってどこも安くはない。50〜70万円。この数字を見た瞬間、胃がキュッとなった人も多いだろう。僕もなる。でも、大事なのは「総額」よりも「その金額で何が手に入るか」だ。100円の缶コーヒーと1,500円のスペシャルティコーヒー、値段だけ比べても意味がないのと同じ。
テックキャンプ — 約70万円〜。知名度と短期集中のプレミアム
3社の中では一番高い。なんでやねん、と言いたくなる金額だ。ただし10週間で完結するから、「今の仕事を辞めて一気にキャリアチェンジしたい」って人にとっては、時間コストまで含めると意外と効率的。9ヶ月間の生活費を考えたら、10週間で終わるほうがトータルでは安く済むケースもある。分割払いにも対応してるけど、総額を見る覚悟は要る。
DMM WEBCAMP — 約69万円〜。転職保証込みでこの価格
テックキャンプとほぼ同価格帯だけど、転職できなかった場合の全額返金保証がしっかりついてる。これがデカい。「スクールに70万円投資して、転職できなかったら…」という悪夢のシナリオを保険でカバーしてくれる。夜ぐっすり眠れる価格、と考えよう。専門実践教育訓練給付金の対象コースもあるので、条件を満たせば実質負担はぐっと下がる。
RUNTEQ — 約55万円〜。9ヶ月みっちりでこの価格はコスパ最強
受講期間が9ヶ月と長い分、1ヶ月あたりの単価で考えると圧倒的に安い。月6万円ちょっと。ジムの会費3ヶ月分くらいだ(通わないジムの会費と比べたら、こっちのほうがよほど有意義)。しかもカリキュラムの密度がハンパじゃないから、「安かろう悪かろう」では全然ない。
僕が面接で会ったRUNTEQ出身の人、ポートフォリオのクオリティが明らかに頭一つ抜けてた。「え、これ独学の人じゃなくて?」って聞き返したくらいだ。
コスパで選ぶなら、RUNTEQが頭ひとつ抜けてる。ただし9ヶ月間コツコツやり切る覚悟は必要。途中で飽きたら、それはもうお金の問題じゃなくて自分の問題だ。
カリキュラムの実践度で比較 — 「現場で使えるか」が全て
ここが一番差が出るところ。そして僕が一番語りたいところ。面接に同席してると、「スクールで何を学んだか」より「どう学んだか」のほうが圧倒的に見える。知識の量じゃない。知識の使い方だ。
テックキャンプ — 広く浅くカバー。基礎固めには十分
HTML/CSS、Ruby on Rails、JavaScript、SQL…と一通り触れる。10週間で詰め込むから、ひとつひとつを深掘りする時間はぶっちゃけ足りない。幕の内弁当を10分で食べるようなもので、味わう余裕はない。
でも「プログラミングって何?」って状態から最速で全体像を掴むには良い設計だと思う。卒業後に自分で深掘りできるかどうかが勝負になる。弁当を食べ終わった後に「あのおかず美味しかったな、自分で作ってみよう」と思えるかどうか。
DMM WEBCAMP — チーム開発があるのがデカい
カリキュラムの中にチーム開発フェーズが組み込まれてるのが最大の強み。実務って基本チームで動くから、「Gitでブランチ切ってプルリク出す」みたいな経験をスクール時代にやれるのは大きい。
面接で「チーム開発でどう貢献したか」を語れると、採用担当の目がちょっと変わる。「あ、この人ちゃんと実務イメージ持ってるな」と。一人でコード書けるだけじゃエンジニアとしては半人前で、チームで開発を回せて初めて一人前。ここを在学中に体験できるのは、他のスクールにはない強みだ。
RUNTEQ — 現場レベルを本気で目指すカリキュラム
RUNTEQのカリキュラムは「エンジニアとして就職した初日から戦力になれるレベル」を本気で目指してる。控えめに言って、ドSだ。課題の難易度が高くて、途中で心折れる人もいるって聞く。
でも、やり切った人の実力は本物。自分でゼロからアプリを企画・設計・実装・デプロイまでやるから、ポートフォリオの完成度が段違い。「作りました」じゃなくて「生み出しました」のレベル。この差は面接で一発でわかる。
カリキュラムの実践度なら、RUNTEQ > DMM WEBCAMP > テックキャンプ。ただし難易度もこの順番で上がるから、自分の覚悟と相談しよう。RPGで言えば、テックキャンプがノーマル、DMMがハード、RUNTEQがベリーハード。全滅しても経験値はもらえる…と信じたい。
転職サポートで比較 — 「内定」のその先まで見る
スクール選びで「転職成功率98%!」みたいな数字に踊らされる人が多いんだけど、あの数字だけ見てもぶっちゃけ意味がない。大事なのは「どこに転職できるか」と「転職後に活躍できるか」。内定がゴールじゃない。スタートラインだ。
テックキャンプ — 手厚いサポートで転職実績は豊富
専属キャリアアドバイザーがついて、履歴書添削・面接練習までガッツリやってくれる。至れり尽くせりだ。転職実績は3社の中で一番多い(母数が大きいのもあるけど)。
ただ、正直に言うと転職先はSES(客先常駐)の比率がやや高い印象がある。SESが悪いわけじゃないけど、「自社開発企業に行きたい」って人は要確認。「転職できました!」の中身まで見ないと、期待と現実のギャップでしんどくなることがある。
DMM WEBCAMP — 転職保証の安心感はピカイチ
転職できなかった場合の全額返金保証。この一文の安心感は異常。DMMグループの企業ネットワークを活かした求人紹介もあって、紹介先の質は悪くない。「転職保証があるから踏み切れた」って声は実際よく聞く。
高い買い物をするときに「返品保証」があるかないかで心理的ハードルが全然違うのと同じだ。70万円の買い物に「保証なし」はさすがに怖い。
RUNTEQ — 転職保証はないけど、自社開発企業への就職率が高い
RUNTEQには転職保証がない。潔い。その代わり、Web系自社開発企業への内定率がかなり高い。なぜか。単純にカリキュラムで鍛えられた実力が評価されてるから。保証がなくても実力で内定を取れる人が多いから、保証が要らないのだ。これはなかなかカッコいい。
面接でRUNTEQ出身者のポートフォリオを見ると「おっ、ちゃんと作ってるな」と感じることが多い。実力で勝負したい人向けだ。
安心感ならDMM WEBCAMP、就職先の質ならRUNTEQ、実績の数ならテックキャンプ。何を優先するかで答えが変わる。全部ほしい? それはアカン。世の中そんなに甘くない。
受講期間で比較 — 「いつまでに転職したいか」で決まる
ここは意外と見落としがちだけど、めちゃくちゃ重要。料金やカリキュラムばかり比較して、「で、いつ転職できるの?」を考えてない人が多い。
テックキャンプ — 最短10週間。スピード重視ならここ一択
「3ヶ月後には転職してたい」って人には最適。ただし短期集中コースは文字通り朝から晩まで学習漬けになる。まるで受験直前の予備校みたいな生活だ。仕事しながらは無理。退職してから通う人が多い印象。人生のピボットを一気にキメたい人向け。
DMM WEBCAMP — 3〜4ヶ月。仕事しながらでもギリ可能
短期集中コースと就業両立コースがあって、働きながらでも受講できる設計になってる。「今の仕事を続けながら転職準備したい」って人にはちょうどいいペース。退職してから始めるのはリスクが高いと感じる慎重派にもおすすめ。石橋を叩いて渡りたい人はこっち。
RUNTEQ — 約9ヶ月。長いけど、その分だけ力がつく
9ヶ月。正直、長い。映画で例えると『ロード・オブ・ザ・リング』の拡張版を全部見るくらいの覚悟が要る。でもこの期間があるからこそ、基礎から応用、ポートフォリオ制作まで腰を据えて取り組める。
働きながら受講してる人も多くて、「平日夜と土日で週20〜30時間」くらいのペース。プライベートの時間? しばらくお預けだ。Netflix? 知らない子ですね。
「いつまでに転職したいか」を逆算して選ぶのが正解。3ヶ月以内ならテックキャンプ、半年くらいならDMM WEBCAMP、じっくり1年かけるならRUNTEQ。自分のタイムラインに合わないスクールを選ぶと、途中で詰む。
卒業後の実力で比較 — 面接官目線でぶっちゃける
ここからは完全に僕の主観だ。ITコンサルとして転職者の面接に同席してきた中での肌感覚を、オブラートに包まず書く。怒らないでほしい。
テックキャンプ出身の人。「プログラミングの基礎は理解してて、コミュニケーション力が高い人が多い」って印象。スクールの知名度があるから書類選考は通りやすい。ただ、技術面接で苦戦するケースもちらほら。10週間という短さが、ここに出る。基礎体力はあるけど、応用問題になると手が止まる感じ。
DMM WEBCAMP出身の人。「チーム開発の経験があるぶん、開発プロセスの理解がしっかりしてる」って感じ。GitやSlackでのコミュニケーションに慣れてるから、入社後のオンボーディングがスムーズ。「この人、明日から普通にチームに入れそうだな」と思わせてくれる。
RUNTEQ出身の人。「ポートフォリオのレベルが高い」。これに尽きる。自分で考えて設計したアプリを持ってくるから、面接で話が盛り上がる。「なんでこの機能つけたんですか?」「こういう課題があって…」みたいな会話が自然に生まれる。「この人、入社初日から即戦力になりそうだな」って思わせる力がある。
正直に言うと、卒業時点の実力はRUNTEQが一番高い。ただしどのスクールでも、卒業後に自分で学び続けられるかどうかが最終的な分かれ目になる。スクールは出発点に過ぎない。そこから先は、全員が独学者だ。
テックキャンプが向いてる人
テックキャンプは「スピードと知名度」で選ぶスクール。こんな人に合ってる。
- 3ヶ月以内にエンジニア転職を決めたい人(切実)
- 退職済み or 退職予定で、フルタイムで学習に集中できる人
- 「まずはエンジニアとして業界に入ること」を最優先にしたい人
- スクールの知名度やブランド力を活かして転職活動をしたい人
短期間で人生を変えたいって気持ちがある人には、テックキャンプの「追い込まれる環境」がハマると思う。追い込まれて初めて本気出せるタイプ、いるでしょ。夏休みの宿題を8月31日にやるタイプの人。あなたのことです。
DMM WEBCAMPが向いてる人
DMM WEBCAMPは「安心感とバランス」のスクール。リスクを最小限にしたい人に向いてる。
- 転職保証がないと不安で踏み切れない人(その気持ち、めちゃくちゃわかる)
- 仕事を続けながらプログラミングを学びたい人
- チーム開発の経験を在学中に積んでおきたい人
- 教育訓練給付金を使って費用を抑えたい人
「失敗したくない」って気持ちが強い人ほど、DMM WEBCAMPの転職保証は心理的にデカい。迷ったらまず無料相談してみるのがいいと思う。相談はタダだ。タダのものを使わないのは、もったいないを通り越してもはや損失。
RUNTEQが向いてる人
RUNTEQは「実力主義」のスクール。本気でエンジニアとしてやっていきたい人向け。覚悟のある人だけ来てください、という空気がある。
- Web系自社開発企業に就職したい人
- 9ヶ月間コツコツ学習を続けられる自信がある人(ここ重要)
- 転職保証より「実力で内定を勝ち取る」ことにこだわりたい人
- コスパ重視で、とにかく技術力を伸ばしたい人
RUNTEQの受講生コミュニティは「本気の人が集まってる」って評判で、モチベーション維持にもなるらしい。周りが全員ガチだから、自分もサボれない。部活のノリに近い。面接で見てきた限り、RUNTEQ出身者のスキルは確かに高い。これは嘘じゃないです。
よくある質問(FAQ)
Q. プログラミング完全未経験でも大丈夫?
大丈夫。3社とも未経験者向けに設計されてるから、「パソコンでやったことはネットサーフィンとExcelだけです」みたいな人でも問題ない。ただしRUNTEQは途中から課題の難易度がグッと上がるので、「分からなくても粘って調べる力」は必要。テックキャンプとDMM WEBCAMPは手取り足取りサポートしてくれる印象が強い。甘やかしてくれるのはこっち。鍛えてくれるのがRUNTEQ。どっちが自分に合うかは性格次第。
Q. 30代でも転職できる?
できる。実際に30代で転職成功してる人は3社ともたくさんいる。「30代だから無理」なんてことは全くない。ただ、20代と比べるとポートフォリオの質や前職のスキルをどう活かすかが重要になる。その意味では、実力がしっかりつくRUNTEQか、転職保証があるDMM WEBCAMPがおすすめ。30代の転職は「若さ」で勝負できない分、「中身」で勝負するしかない。逆に言えば、中身さえあれば全然戦える。
Q. 転職保証って本当に返金してもらえるの?
テックキャンプとDMM WEBCAMPには転職保証があるけど、年齢制限や学習進捗の条件がある。「申し込めば誰でも返金してもらえる」わけじゃない。条件を満たさないと返金対象外になるから、申し込み前に必ず詳細を確認しよう。小さい字で書いてあるやつ、ちゃんと読もう。RUNTEQには転職保証はないけど、そのぶん料金が抑えられてる。
Q. 働きながら受講できる?
DMM WEBCAMPとRUNTEQは働きながら受講してる人が多い。テックキャンプの短期集中コースはフルタイム学習が前提だから、基本的には退職後の受講になる。テックキャンプにも夜間・休日コースはあるけど、期間は半年くらいに伸びる。「仕事辞めずに学びたい」なら、DMM WEBCAMPかRUNTEQ。「辞めて一気にやりたい」ならテックキャンプ。ここは自分のリスク許容度で決めよう。
Q. 教育訓練給付金は使える?
DMM WEBCAMPの一部コースは専門実践教育訓練給付金の対象で、最大70%(56万円)が支給される場合がある。70万円が20万円台になる可能性がある。テックキャンプも給付金対象コースあり。RUNTEQも対象コースがあるので、各スクールの公式サイトで最新情報をチェックしてほしい。この制度、知らないで全額払ってる人がいたら…それはもったいなさすぎる。ハローワークに行こう。
まとめ — 結局どれを選ぶべき?
3社をじっくり比較してきた。ここまで読んでくれた人、お疲れさまです。最後にもう一度まとめる。
- 急いで転職したい人 → テックキャンプ:最短10週間で業界に飛び込める。スピード感は3社で断トツ。人生のギアを一気に入れ替えたい人向け。
- バランスよく安心して進めたい人 → DMM WEBCAMP:転職保証+チーム開発+給付金。リスクを抑えたい人の最適解。慎重派の味方。
- 本気で実力をつけたい人 → RUNTEQ:9ヶ月かけて現場レベルの実装力を身につける。コスパも最強。覚悟がある人だけどうぞ。
どのスクールも無料カウンセリングや相談会をやってるから、気になったところは実際に話を聞いてみるのが一番早い。僕の経験上、「とりあえず全部の無料相談を受けてから決めた」って人が一番満足度高かった。3社全部受けても0円だ。0円で得られる情報としては、破格すぎる。
50万円以上の買い物を「なんとなく」で決めるのは、さすがにやめておこう。
もっと多くのプログラミングスクールを比較したい方は、現役ITコンサルが比較するプログラミングスクールおすすめランキングも合わせてチェックしてみてほしい。

