衣類乾燥機とは、洗った衣類を熱風で乾かすことだけを仕事にした専用機である。書き手は30代・現役ITコンサルのhikaku-man。ガス式は速く、電気式は工事なしで置ける——分かれ目はほぼここだけだった。この記事では、メーカーが商品ページに書いている仕様と注意書きだけを材料にして、3kgの工事不要モデルから9kgのガス機まで10台を横に並べている。体験談は一行もない。突き合わせたのは公式の仕様表と商品説明だけである。
- この記事の結論
- 衣類乾燥機10選 比較一覧表
- 選び方の4つの軸
- 衣類乾燥機 ランキング
- 1位 リンナイ 乾太くん RDT-93U 9kg — 「6kgを約60分」と数字で言い切る一台
- 2位 リンナイ RDT-54S — 都市ガスの家が最初に見る5kg
- 3位 日立 DE-N60HV — ヒーターを使わない乾かし方も持っている6kg
- 4位 パナソニック NH-D605-W — 寸法も消費電力も書いてある正直な6kg
- 5位 日立 DE-N50HV — 60HVから1kg削った、機能はそのままの5kg
- 6位 パナソニック NH-D503-W — 約75℃の除菌コースを持つ5kg
- 7位 パナソニック 電気衣類乾燥機 NH-D603-W 6kg — 商品ページがいちばん無口な定番
- 8位 Haier JZ-K40A — 4kgで薄い、左開きという選択肢
- 9位 Sun Ruck SR-ASMN206-W — 3kgで「1〜4人」と書く強気
- 10位 Yoquna SNS1000 — 工事不要の代わりに、湿気は部屋へ出る
- まとめ — 迷ったらこの3台
- よくある質問
この記事の結論
- 総合1位はリンナイ 乾太くん RDT-93U 9kg。メーカーは6kgの衣類を約60分で乾燥(5kgは約52分)と公表し、電気ヒートポンプ式の3分の1の時間だと明記している。ただしガスの工事が前提になる。
- ガス式を検討するなら、まず品番の末尾を見る。リンナイ 乾太くん RDT-93U 9kg の商品ページはプロパンガス仕様(RDT-93U-LP)、リンナイ RDT-54S は都市ガス用(RDT-54S(A)-SV-13A)と書き分けられている。
- 工事ができないなら電気式。乾かし方の選択肢がいちばん多かったのは日立 DE-N60HV、仕様の数字がいちばん揃っていたのはパナソニック NH-D605-W だった。
- 日立 DE-N50HV と 日立 DE-N60HV は商品ページに「スタンドは別売」と明記。パナソニック NH-D605-W は「通常は玄関口でのお渡し」で本体質量が約31kg。本体を買っただけでは置けない。
- 3kgクラス(Sun Ruck SR-ASMN206-W、Yoquna SNS1000)はコンセントだけで動く。ただし Yoquna SNS1000 は蒸気拡散タイプで、メーカー自身が「湿度が気になる方は除湿機や窓を開けて」と書いている。
衣類乾燥機10選 比較一覧表
| 画像 | 順位 | 商品名 | 価格 | 熱源 | 乾燥容量 | 方式・特記 | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
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1位 | リンナイ 乾太くん RDT-93U 9kg | – | ガス | 9.0kg | プロパンガス用・DXタイプ |
142,662円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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2位 | リンナイ RDT-54S | – | ガス | 5.0kg | 都市ガス用(13A)・標準タイプ |
50,287円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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3位 | 日立 DE-N60HV | – | 電気 | 6.0kg | ヒーター/送風の2way・日本製 |
48,980円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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4位 | パナソニック NH-D605-W | – | 電気 | 6.0kg | 空冷除湿式・消費電力1255W |
73,800円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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5位 | 日立 DE-N50HV | – | 電気 | 5.0kg | 風乾燥・スタンド別売 |
48,980円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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6位 | パナソニック NH-D503-W | – | 電気 | 5.0kg | ツイン2温風・約75℃除菌コース |
46,980円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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7位 | パナソニック 電気衣類乾燥機 NH-D603-W 6kg | – | 電気 | 6.0kg | 商品ページの記載は容量と色のみ |
49,280円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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8位 | Haier JZ-K40A | – | 電気 | 4kg | 排気式・除菌コース・左開き |
38,200円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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9位 | Sun Ruck SR-ASMN206-W | – | 電気 | 3kg | 小型ドラム式・UV除菌・3D乾燥 |
32,780円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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10位 | Yoquna SNS1000 | – | 電気 | 3kg | 蒸気拡散タイプ・設置工事不要 |
26,990円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
価格の欄を「-」にしてあるのは、Amazonと楽天の安いほうの価格が各リンクの先頭に自動で表示されるからである。本文に金額を固定で書いても、翌週には嘘になる。
順位は「1回にどれだけ入って、どれだけ速いか」を上に、「どれだけ気軽に置けるか」を下に置いた並びである。下位が劣っているという意味ではない。上に行くほど工事のハードルが上がり、下に行くほどコンセント1本で始められる、という逆向きの階段だと思ってほしい。
選び方の4つの軸
1. 乾太くんは、品番の末尾で家を選ぶ
10台の商品ページを開いていて、最初に手が止まったのがここだった。
リンナイ 乾太くん RDT-93U 9kg の商品ページに出ている品番は「RDT-93U-LP」で、カッコの中に「乾燥容量9.0kg/プロパンガス」と添えてある。いっぽう リンナイ RDT-54S は「RDT-54S(A)-SV-13A」、こちらは「5.0kgタイプ/都市ガス用」。末尾のLPと13Aが、そのままガス種の指定になっているわけである。
ガス機器は都市ガスとプロパンガスで燃焼まわりの仕様が違うので、同じ「乾太くん」でも家に来ているガスと品番が噛み合っていなければ動かない。容量やコースを比べるより先に、ここが一致していないと検討ごと無駄になる。乾燥機の比較を書いていたはずが、途中からガス種の暗号を解いていた。
RDT-93U-LP にはもうひとつ、「操作パネル下部/ネジ接続タイプ」という指定も入っている。操作パネルの位置とガス接続の形が選択肢になっているという意味で、メーカーの説明でも設置方法の多様化に応えて上部操作パネル仕様を新たにラインアップした、と書かれている。通販の画面だけで確定させるのは、正直こわい。
この軸で選ぶなら → プロパンガスの家は リンナイ 乾太くん RDT-93U 9kg、都市ガスの家は リンナイ RDT-54S。分からないなら、先にガス会社か販売店に下見を頼む。
2. 「1〜4人でも3kg」を、そのまま受け取らない
Sun Ruck SR-ASMN206-W の商品ページには「コンパクトだけど大容量3kg:1〜4人の家族でも快適にご使用いただけます」と書いてある。4人分の洗濯物が3kgに収まるという話ではなく、回す回数で割れば足りる、という読み方をする数字だろう。そう読めば筋は通る。
容量で並べ直すと、今回の10台は3kg(Sun Ruck SR-ASMN206-W、Yoquna SNS1000)、4kg(Haier JZ-K40A)、5.0kg(リンナイ RDT-54S、日立 DE-N50HV、パナソニック NH-D503-W)、6.0kg(日立 DE-N60HV、パナソニック NH-D605-W、パナソニック 電気衣類乾燥機 NH-D603-W 6kg)、9.0kg(リンナイ 乾太くん RDT-93U 9kg)の5階層に分かれる。
基準にしたいのは洗濯機のほうの容量である。洗濯機から出したものをそのまま移す使い方をするなら、乾燥容量は洗濯容量に近い数字が要る。リンナイの説明でも、9kgモデルは「洗濯機から取り出した衣類をまるごと乾燥できます」と位置づけられている。逆に3kg・4kg機は、乾かしたいものだけを選んで入れる前提の道具だ。
この軸で選ぶなら → 洗濯物をまるごと移したいなら6.0kg以上。タオルと下着と部屋着だけ乾けばいい、なら3〜4kgで足りる。
3. 本体が届いても、まだ置けない
10台の仕様表を並べていて、いちばん時間を使ったのが乾燥性能ではなく「届いたあとどうやって置くか」だった。衣類乾燥機の記事のはずである。
日立 DE-N50HV と 日立 DE-N60HV は、特徴欄の1行目が「※商品は配送のみとなります。スタンドは別売です。」から始まる。洗濯機の上に載せるための台は本体に含まれない、と最初に宣言しているわけだ。
パナソニック NH-D605-W はもっと具体的である。「大きな商品でございますので、ご注文前に必ず仕様・機能などご確認ください」に続けて、設置や開梱など作業の可否は出品者によって異なること、通常は玄関口でのお渡しになることが明記されている。本体質量は約31kg。玄関に31kgの箱と自分だけが残る絵まで、商品ページのほうが先に描いてくれている。
寸法も先に測っておきたい。公開されているものだけでも、パナソニック NH-D605-W が外形600×697×544mm、パナソニック NH-D503-W が幅634×奥行499×高さ680mm、Yoquna SNS1000 が H61×W49×D43cm(排気管を付けると奥行き50cm)と幅がある。同じ「洗面所に置く白い箱」でも、収まり方はまるで違う。
この軸で選ぶなら → 置き台・搬入経路・設置作業の3つを本体とは別に見積もる。カートに入れる前にメジャーを持つ。
4. 湿気をどこへ逃がすかで、方式が3つに分かれる
電気式を選ぶときの本当の分かれ目はここだった。乾燥機は衣類から水分を追い出す機械なので、その水分には必ず行き先がある。
今回の10台で方式が明記されていたのは3通り。パナソニック NH-D605-W は「空冷除湿式」、Haier JZ-K40A は「置き場所を選ばない排気式」、Yoquna SNS1000 は「排水タイプではなく蒸気拡散タイプ」である。
いちばん正直だと思ったのが Yoquna SNS1000 の書き方で、蒸気拡散タイプだと説明したうえで「湿度が気になる方は除湿機や窓を開けてのご使用をおすすめします」と続けている。湿気は部屋に出ます、と自分から書いているわけである。誠実だ。ちなみに同じ商品ページの仕様欄には排気管取り付け時の奥行きと排気口の直径10.5cmも載っているので、排気の経路を作れる部屋なら扱いは変わる。
ガス機の リンナイ 乾太くん RDT-93U 9kg と リンナイ RDT-54S は、燃焼を伴うぶん屋外への排湿・排気の経路をつくる設置が前提になる。工事が必要なのはそのためで、裏を返せば乾燥中の湿気は部屋に残らない。工事のハードルと部屋の快適さは、同じコインの裏表である。
この軸で選ぶなら → 閉め切った洗面所で毎日回すなら、排気か屋外排湿の経路があるものを選ぶ。窓も除湿機もない部屋に蒸気拡散タイプを置くと、乾いた洗濯物と湿った部屋が同時に手に入る。
衣類乾燥機 ランキング
1位 リンナイ 乾太くん RDT-93U 9kg — 「6kgを約60分」と数字で言い切る一台

10台ぶんの商品説明を読み比べて、乾燥時間を数字で言い切っていたのはここだけだった。メーカーの説明によると、6kgの衣類を約60分で乾燥(5kgは約52分)、電気ヒートポンプ式の3分の1の時間で済む、とある。
好感が持てるのは、その数字に条件が併記されている点である。実用衣類(綿50%・化繊50%)、脱水度70%、標準コースで算出——と試験条件まで書いてある。前提のない「最速」より、前提つきの「約60分」のほうが信用できる。
メーカー公表の仕様で強いところ
- 乾燥容量9.0kg。洗濯機から取り出した衣類をまるごと乾燥できるサイズだと位置づけられている。
- プラズマクラスター搭載。ドラム庫内にイオンを放出する除菌・消臭コースと、スーツや革靴に向けたクリーンコースが追加されている。
- 80℃以上の温風で生乾き臭の原因菌「モラクセラ菌」を99%減少、衣類に付いた花粉のアレル物質量も約99%減少とメーカーが公表している。
気になるところ
- 商品ページの品番は RDT-93U-LP、つまりプロパンガス仕様である。都市ガスの家はそのままでは使えない。
- 「操作パネル下部/ネジ接続タイプ」と接続方式まで指定されている。設置条件は下見なしに決められない。
ガスが引けて、洗濯物の量が読めない家に向く。工事の話を切り出せない住まいなら、この時点で候補から外れる。
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2位 リンナイ RDT-54S — 都市ガスの家が最初に見る5kg

同じ乾太くんでも、こちらの商品ページには「5.0kgタイプ/都市ガス用」と書いてある。品番は RDT-54S(A)-SV-13A で、末尾の13Aが都市ガスの記号だ。9kg機との比較より先に、この末尾が自分の家と合っているかを確認することになる。
メーカーの位置づけは「使いやすさを標準装備した、スタンダードタイプ」。派手な機能を足すのではなく、毎日の家事の負担を減らすところに寄せた、という書き方をしている。
メーカー公表の仕様で強いところ
- コースが用途で割れている。通常衣類の標準コース、ナイロンやレースなど熱に弱いもののデリケートコース、ジーンズや厚手のバスタオル向けの厚物コース(+1kg)。
- 糸くずフィルターがドラム内にある。手入れの場所が本体の外に散らばらない。
- 操作パネルは「見やすくて使いやすい」ことを前面に出した設計だと説明されている。
気になるところ
- 5.0kgタイプなので、9kg機のように洗濯機の中身を丸ごと移す使い方にはならない。
- くつの乾燥にはオプションの小物乾燥棚(別売)が必要で、しかも布製のくつに限る、と注記されている。
都市ガスが来ていて、まずガス式を1台入れてみたい家に向く。
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3位 日立 DE-N60HV — ヒーターを使わない乾かし方も持っている6kg

電気式のなかで、乾かし方の選択肢がいちばん多かった。ヒーターと送風の2way乾燥、静音設計、省エネ、低温乾燥コース、日本製、メーカー1年サポート——商品名の時点で言いたいことを全部載せている。潔い。
おもしろいのは、熱をかけない逃げ道が本体側に用意されていることである。ヒーターを使わずに乾かす「風乾燥」と、縮みを抑える「低温乾燥コース」。ウレタンやシルクにも触れているあたり、衣類を選ぶ機械ではなく、衣類に合わせる機械として作られている。
メーカー公表の仕様で強いところ
- ヒーターを使わず優しく乾燥する「風乾燥」。熱を当てたくないものの行き場がある。
- 「除菌(75℃)」コース。衣類温度を高温で長く保って除菌するという説明である。
- 取り出すまでシワを防ぐ「ふんわりガード」。乾燥後すぐ取り出せない日の保険になる。
気になるところ
- 「※商品は配送のみとなります。スタンドは別売です。」と明記されている。置き台は自分で手配する前提だ。
- 乾燥にかかる時間が商品ページに出ていない。ガス機のような比較材料にはならない。
工事はできないが、素材ごとに乾かし方を変えたい人に向く。
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4位 パナソニック NH-D605-W — 寸法も消費電力も書いてある正直な6kg

数字が揃っている。乾燥容量6.0kg、消費電力1255W(室温30℃でヒーター「強」の場合)、乾燥方式は空冷除湿式、外形600×697×544mm、本体質量は約31kg。ここまで書いてある商品ページは、10台のなかでは少数派だった。
注意書きの長さも印象に残る。「大きな商品でございますので」から始まり、設置や開梱の作業可否は出品者によって異なること、通常は玄関口でのお渡しになることまで先回りして書いてある。売る前に不都合を並べる商品説明は、読んでいて信用が積み上がる。
メーカー公表の仕様で強いところ
- 乾燥方式が空冷除湿式と明記されている。方式を書いていない機種が多いなかで、部屋の湿気の出方を判断できる。
- 外形寸法と本体質量が公開されている。置けるかどうかを買う前に確かめられる。
- 消費電力に条件(室温30℃・ヒーター強)が添えてある。数字の前提が分かる。
気になるところ
- 約31kg。玄関口で受け取ってから設置場所まで運ぶ工程が、そのまま自分の持ち分になる可能性が高い。
- 設置や開梱の可否が出品者によって異なる。買う場所によって条件が変わる。
6kgクラスを、仕様を読み比べてから決めたい人に向く。
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5位 日立 DE-N50HV — 60HVから1kg削った、機能はそのままの5kg

日立 DE-N60HV と機能表を並べてみたら、ほぼ同じだった。風乾燥、ふんわりガード、低温乾燥コース、除菌(75℃)コース。違うのは乾燥容量が5.0kgであることと、カラーがピュアホワイトと明示されていることくらいである。
つまり選ぶ理由は「6kgが要らない」に尽きる。……たぶん。
メーカー公表の仕様で強いところ
- 6kg版と同じ機能構成を5.0kgで持てる。容量を下げても乾かし方の選択肢は落ちていない。
- ヒーターを使わない「風乾燥」を備える。
- 「低温乾燥コース」と「除菌(75℃)」コースという温度の両端を持つ。
気になるところ
- こちらも配送のみ・スタンド別売である。商品名の頭に【商品配送のみ・スタンド別売】と入れているあたり、よほど間違われるのだろう。
- 5.0kg。家族分をまとめて回すサイズではない。
置き場所の都合で6kg機が入らない家の、現実的な代替として見たい一台だ。
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6位 パナソニック NH-D503-W — 約75℃の除菌コースを持つ5kg

乾燥容量5.0kg、寸法は幅634×奥行499×高さ680mm。仕上げ方の説明も具体的で、ふんわり&スピーディに仕上げる「ツイン2温風」、内部を高温にして除菌効果を高める「約75 ℃除菌」コースが挙げられている。
ひとつ引っかかったのは、特徴欄の先頭に「2017年製」と書いてあったことである。流通しているのが最新世代とは限らない、という情報も含めて商品ページに出ているのは、むしろ判断材料になる。
メーカー公表の仕様で強いところ
- 「ツイン2温風」でふんわりとスピードを両立させる、と説明されている。
- 「約75 ℃除菌」コースで庫内を高温にする。
- 寸法が幅634×奥行499×高さ680mmと公開されている。設置場所の確認ができる。
気になるところ
- 特徴欄に「2017年製」とある。世代の新しさを求めるなら、日立 DE-N50HV と並べて見たい。
- 5.0kg。まとめ洗いの受け皿にはならない。
高温の除菌コースを5kgクラスで探している人に向く。
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7位 パナソニック 電気衣類乾燥機 NH-D603-W 6kg — 商品ページがいちばん無口な定番

特徴欄に書いてあったのは「衣類乾燥機」の5文字だけだった。あとは乾燥容量6.0kgとホワイトというカラー。以上である。10台ぶんの仕様を突き合わせる作業のなかで、ここだけ余白になった。
順位を下げた理由はそれに尽きる。性能が低いと判断したのではなく、読者に渡せる材料が他機種より少ない、というだけの話だ。仕様が読めないものを上位に置くほうが、比較記事としては不誠実だと思っている。
メーカー公表の仕様で強いところ
- 乾燥容量6.0kg。日立 DE-N60HV や パナソニック NH-D605-W と同じ土俵には入る。
- パナソニックの電気衣類乾燥機として、NH-D503-W・NH-D605-W と同じ系列から選べる。
- 本体色はホワイト。同シリーズと色を揃えられる。
気になるところ
- 商品ページの記載が容量と色にほぼ限られる。方式も消費電力も寸法も、この情報源からは読み取れない。
- 同じ6.0kgなら、方式と寸法まで公開している パナソニック NH-D605-W のほうが比べやすい。
型番を決め打ちで買う人には問題にならない。仕様を読み比べてから決めたい人には、材料が足りない。
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8位 Haier JZ-K40A — 4kgで薄い、左開きという選択肢

4kgという中間の容量で、商品名に「OKERU」「コンパクト薄型」「簡単操作」「左開き」と並べている。特徴欄は2行だけ。置き場所を選ばない排気式、乾いた衣類を除菌できる「除菌コース」。短いが、言いたいことは通っている。
扉の開く向きが商品名に入っているのは、この手の家電が壁際や洗濯機の上で置き場所を決められるからだろう。カタログの見栄えより先に、扉が開くかどうかで決まる家電なのである。
メーカー公表の仕様で強いところ
- 「置き場所を選ばない排気式」とメーカーが説明している。湿気の行き先がはっきりしている。
- 乾いた衣類を除菌できる「除菌コース」を備える。
- 左開き・薄型と、設置条件が商品名の時点で判別できる。
気になるところ
- 特徴欄が2項目しかない。コース構成や寸法は仕様欄を別途あたる必要がある。
- 4kg。3kg機より入るとはいえ、6kg機のようにまとめては回せない。
3kgでは足りないが6kg機は置けない、という隙間にはまる一台だ。
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9位 Sun Ruck SR-ASMN206-W — 3kgで「1〜4人」と書く強気

3kgの小型ドラム式で、商品名には「乾きくん」という愛称まで付いている。商品ページの一行目が「コンパクトだけど大容量3kg:1〜4人の家族でも快適にご使用いただけます」。3kgを大容量と言い切る度胸に、まず目を奪われた。
ただ、機能の説明は10台のなかでもいちばん具体的だった。湿度と温度のセンサーで乾き具合を見て乾燥時間を短縮する、その結果として過乾燥が減り衣類のダメージも抑えられる——という因果まで書いてある。数字ではなく理屈で説明してくるタイプである。
メーカー公表の仕様で強いところ
- 湿度・温度センサーで乾き具合に応じて乾燥時間を短縮する。過乾燥を減らす狙いだと説明されている。
- 「3D乾燥」。乾燥中に衣類が宙を舞う動きをして、衣類同士に空間を作りながら温風を当てる構造だという。
- 三層フィルターでほこり・毛・糸くずを取る。ペットの毛にも触れている。
- 運転中に扉を開けると一時停止するチャイルドロック。
気になるところ
- 3kg。まとめて回すのではなく、回数で割る使い方が前提になる。
- 3D乾燥も逆回転も仕上がりの説明であって、乾燥時間の数値は商品ページに出ていない。
小型でもドラムの回し方にこだわりたい人、ペットの毛が悩みの家に向く。
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10位 Yoquna SNS1000 — 工事不要の代わりに、湿気は部屋へ出る

商品ページ上の名前は「ムーンドライ 衣類乾燥機 容量3kg」、型番は GDZ40-518E である。設置工事不要でコンセントに挿すだけ、というのが売りの一台だ。
そして、この10台でいちばん正直だと思ったのがこの機種の注意書きだった。「排水タイプではなく蒸気拡散タイプで、設置場所を気にせずどこでも設置ができます。湿度が気になる方は除湿機や窓を開けてのご使用をおすすめします」。どこでも置けます、と言った直後に、ただし湿気は部屋に出ます、と自分で足している。売り文句の隣に条件を書く商品説明は信用できる。
メーカー公表の仕様で強いところ
- 設置工事不要。コンセントに挿すだけで使い始められるとメーカーが説明している。
- UV照射の衣類ケア、タッチパネル、温度・湿度センサー、チャイルドロックを搭載。
- 寸法が細かい。本体H61×W49×D43cm、重量約17.5kg、排気口の直径10.5cm、ドラム投入口27cm、電源コード160cmまで公開されている。
気になるところ
- 蒸気拡散タイプなので、乾燥中の湿気は室内に出る。除湿機か換気の当てがない部屋では扱いにくい。
- 3kg。メーカー自身がひとり暮らし・単身赴任・二人暮らしを想定として挙げている。
工事ができない住まいで、まず1台試したい人に向く。窓を開けられる部屋なら噛み合う。
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まとめ — 迷ったらこの3台
10台を並べ終えて残ったのは、ガスの工事ができるかどうかで話が二つに割れる、という身も蓋もない事実だった。工事ができるなら乾太くんの2台、できないなら日立の6kgに落ち着く。
総合1位 リンナイ 乾太くん RDT-93U 9kg
乾燥容量9.0kgと「6kgを約60分」という公表値。この10台で乾燥時間を数字にしていたのはここだけである。プロパンガス仕様(RDT-93U-LP)なので、都市ガスの家は次の1台を見ることになる。
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総合2位 リンナイ RDT-54S
都市ガス用(13A)の5.0kgタイプ。標準・デリケート・厚物とコースが用途で割れていて、糸くずフィルターはドラム内にある。9kgは要らないがガスは引ける、という家の現実解だ。
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総合3位 日立 DE-N60HV
工事ができない場合の本命。ヒーターと送風の2way、低温乾燥、除菌(75℃)、ふんわりガードと、乾かし方の選択肢がいちばん多かった。スタンドは別売なので、置き台のぶんを最初から予算に足しておきたい。
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ここから外れた7台も、容量と設置条件で拾い直せる。4kgの薄型なら Haier JZ-K40A、3kgで工事不要なら Yoquna SNS1000 と Sun Ruck SR-ASMN206-W、6kgで方式と寸法まで確かめてから買いたいなら パナソニック NH-D605-W。乾燥機選びは家電の話に見えて、実際は洗面所の寸法とガス栓の話である。
よくある質問
ガス衣類乾燥機と電気衣類乾燥機、どちらを選べばいいですか?
工事ができるかどうかで決まる。速さで見ればガス式が上で、リンナイ 乾太くん RDT-93U 9kg のメーカー説明では6kgの衣類を約60分(5kgは約52分)、電気ヒートポンプ式の3分の1の時間だと明記されている。ただしガス機はガス栓と屋外への排湿経路、据付台をそろえる設置工事が前提になるので、賃貸や配管を触れない住まいでは電気式が現実的な選択になる。なお運転にかかる費用は契約中のガス・電気の単価で変わるため、この記事では金額の比較はしていない。
乾太くんは賃貸でも置けますか?
貸主の確認なしには進められない。ガス栓の位置と屋外への排湿経路を作る工事になるため、壁や配管に手を入れる話になるからである。工事なしで始めるなら、設置工事不要とメーカーが明記している Yoquna SNS1000、小型ドラム式の Sun Ruck SR-ASMN206-W、排気式の Haier JZ-K40A あたりが候補になる。
乾燥にかかる時間はどれくらいですか?
ガス機は数字が出ているが、電気式は横並びで比べられる数字が揃わなかった。公表されているのは リンナイ 乾太くん RDT-93U 9kg の「6kgを約60分・5kgは約52分」(実用衣類・脱水度70%・標準コースでの算出)で、今回の電気式8台は商品ページに乾燥時間の記載がほとんどない。目安が必要なら、販売ページの仕様欄か取扱説明書の数字を購入前に確認してほしい。
スタンドや設置台は本体に付いてきますか?
機種による。少なくとも 日立 DE-N50HV と 日立 DE-N60HV は「※商品は配送のみとなります。スタンドは別売です。」と商品ページに明記している。パナソニック NH-D605-W も「設置や開梱など作業の可否は出品者によって異なります」「通常は玄関口でのお渡し」と書かれていて、本体質量は約31kg。本体・置き台・設置作業の3つを別勘定で見積もっておくと事故が減る。
ドラム式洗濯乾燥機と比べてどうですか?
洗濯機を買い替えるかどうかで分かれる。洗濯から乾燥までを1台で終わらせたい、洗面所のスペースを1台ぶんに収めたい、ならドラム式が向く。洗濯機は今のまま使い続けて乾燥だけ足したい、乾燥容量を洗濯容量とは別に大きく取りたい、なら乾燥機の増設になる。両者の比較はドラム式洗濯乾燥機の比較記事にまとめてある。

