【2026年版】LED防災ライト比較7選|停電対策と置き場所

LED防災ライト比較7選 ガジェット・暮らし

ガジェット&ホーム担当: hikaku-man

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調査時点: 2026年9月25日(価格・在庫・提供条件は変動します)

停電したときに自力で光るLED防災ライトを、楽天市場とAmazonで現在購入できる7モデルで比較した。総合1位はジェントス EX-1977IS LEDランタン。30代・現役ITコンサルの僕(hikaku-man)の調査記事である。

台風で数時間だけ電気が止まった夜、家にあった灯りがスマホのライトだけだった、という話はよく聞く。スマホは連絡と情報収集にも使うので、照明に使った分だけ電池の残りが心細くなる。そこで今回は「コンセントの助けを借りずに光る、家の中で使う灯り」に対象をしぼった。屋外に取り付ける防犯用のソーラー灯や、コンセントに挿すセンサーライトは、役割が違うので外している。

スペックはすべて商品ページとメーカー公表値から拾っている。僕が現物を買って点けたわけではないので、そこは先に書いておく。記事の後半には、家族の人数と置き場所ごとに「どれを何台そろえるか」の目安もまとめた。

この記事の結論

  • 家族が集まる部屋に置く1台目ならジェントス EX-1977IS LEDランタン。商品ページによると明るさ100ルーメン、実用点灯12〜36時間、防滴仕様で、ANSI規格準拠と明記されている。
  • 電池の在庫管理に自信がないならパナソニック BF-BM10 手回し LEDライト。単1形から単4形まで、どの電池でも1本あれば点灯し、最長で約85時間30分使えるとされている。
  • 広い部屋を明るくしたい、または長期戦に備えたいならエヌフォース LS-10。メーカー公表値は最大1000ルーメン、明るさを最小まで落とせば連続点灯70時間である。
  • 停電の夜に自動で点く灯りが欲しいなら、廊下やトイレにアイリスオーヤマ BSL-MS1。乾電池式のセンサーライトなので、停電しても人を感知すれば点く。
  • 1台で済ませようとせず、「部屋に置く灯り」「手に持つ灯り」「通り道に据える灯り」の3役に分けてそろえるのが、この記事の結論である。

【比較一覧表】LED防災ライトおすすめ7選

順位 商品 電源 明るさ 点灯時間 停電時の自動点灯 防水 購入
1位 ジェントス EX-1977IS LEDランタン
ジェントス EX-1977IS LEDランタン
乾電池 100lm 12〜36時間 なし(手動) 防滴
2位 パナソニック BF-BM10 手回し LEDライト
パナソニック BF-BM10 手回し LEDライト
乾電池1本(単1〜単4のどれでも) 記載なし 最長約85時間30分 なし(手動) 記載なし
3位 エヌフォース LS-10
エヌフォース LS-10
乾電池 最大1000lm(無段階) 最小光量で70時間 なし(手動) 記載なし
4位 Coleman ハンギング ライト LED
Coleman ハンギング ライト LED
充電式(USB) 250/100/30lm 記載なし なし(手動) 記載なし
5位 アイリスオーヤマ BSL-MS1
アイリスオーヤマ BSL-MS1
乾電池 2段階調光 感知後約10秒点灯 あり(人感センサー) 記載なし
6位 コールマン クアッドマルチパネルランタン
コールマン クアッドマルチパネルランタン
充電式 記載なし 記載なし なし(手動) 記載なし
7位 GENTOS Explorer EX-000R 1000ルーメン
GENTOS Explorer EX-000R 1000ルーメン
記載なし 記載なし 記載なし なし(手動) 記載なし

表の「記載なし」は、僕が確認できた範囲の商品ページに数字が載っていなかった項目である。性能が低いという意味ではないので、購入前に商品ページ側で確かめてほしい。価格は日によって上下するため、表には金額を入れていない。

停電の夜に困らない1台を選ぶ、5つの分かれ道

最初に決めるのは明るさではなく「役割」である

防災ライトの話は、たいてい明るさの比較に吸い込まれていく。だが停電の夜に困るのは、リビングと廊下とトイレが同時に暗くなることのほうだ。

灯りには3つの役割がある。部屋のまん中に置いて全体を照らすランタン型、移動するときに手に持つ懐中電灯型、廊下や階段に据えておくセンサー型である。どれか1台で3役を兼ねようとすると、持ち出したとたんに部屋が暗くなる。予算を1台に集中させるより、役割ごとに散らしたほうが停電の夜の動きやすさは上がる。今回の7モデルでいえば、ランタン型はジェントス EX-1977IS LEDランタン、エヌフォース LS-10、Coleman ハンギング ライト LED、コールマン クアッドマルチパネルランタン、GENTOS Explorer EX-000R 1000ルーメン。懐中電灯型はパナソニック BF-BM10 手回し LEDライト(ランタンとしても使える)。センサー型はアイリスオーヤマ BSL-MS1 である。

電源は4方式。家に1台は乾電池式を入れておく

防災ライトの電源は、乾電池式・充電式・手回し式・ソーラー式の4つに分けられる。それぞれの弱点は次のとおりだ。

  • 乾電池式: 電池さえあれば何日でも動く。そのかわり電池の在庫と使用推奨期限の管理が要る。
  • 充電式: 繰り返し使えて電池代がかからない。停電が長引くと、モバイルバッテリーなど別の電源がない限り充電が尽きる。
  • 手回し式: 電池も電気も要らない。回し続ける手間があり、明るさや点灯時間は控えめになりやすい。
  • ソーラー式: 日中に日が当たれば充電できる。天気と設置場所に左右される。

今回の7モデルは乾電池式と充電式に分かれ、手回し式とソーラー式の室内向けモデルは、楽天市場とAmazonで現在購入できるものの中に入らなかった。パナソニック BF-BM10 手回し LEDライトは、名前に手回しとあるものの、商品ページの正式名称は「LED懐中電灯 電池がどれでもライト」で、手回し発電の記載はない。手回しで発電できることを条件に探している人は、この点に注意してほしい。

組み合わせとしては、少なくとも1台は乾電池式にしておくのが無難だ。充電式は普段使いに便利だが、停電が数日続いたときに最後まで光っているのは、電池を入れ替えられるモデルである。

停電時に自動で点くかどうかは、電源方式で決まる

夜中に停電すると、まず枕元の灯りを探すところから始まる。暗闇で手探りするあいだに、段差や家具にぶつかる。だから「人が通ればスイッチを探さなくても点く灯り」は、ほかのライトとは別の価値を持つ。

ここで気をつけたいのが、コンセントに挿して使うセンサーライトは停電中は光らないことである。センサーが人を感知しても、電気が来ていなければ点灯できない。停電時にも自動で点いてほしいなら、乾電池式か充電式のセンサーライトを選ぶ必要がある。今回の7モデルで人感センサーを持つのはアイリスオーヤマ BSL-MS1だけで、電源は乾電池なので停電の影響を受けない。ほかの6モデルは、自分でスイッチを入れる手動点灯である。

ルーメンは同じ用途の中でだけ比べる

ルーメンは光の量を表す単位で、数字が大きいほど多くの光を出す。ただ、数字の大きさだけで選ぶと失敗しやすい。

今回でいえば、ジェントス EX-1977IS LEDランタンは100ルーメン、エヌフォース LS-10は最大1000ルーメンと公表されている。数字は10倍だが、1000ルーメンで点け続ければ電池の減りも速い。LS-10の商品ページにも「通常は中ぐらいの明るさで十分」と書かれている。停電中は明るさより「朝まで持つか」のほうが問題になるので、最大値よりも、明るさを落としたときに何時間持つかを見たほうがいい。

もう1つ見ておきたいのが測り方の表示である。ジェントス EX-1977IS LEDランタンの商品名にある「ANSI規格準拠」は、明るさや点灯時間を業界共通のルールに沿って測っているという表示だ。同じ規格で測った数字どうしなら比べやすい。規格の表示がない数字は、測定条件がそろっていない可能性がある。

点灯時間と防水は、使う場面を想像してから確認する

点灯時間は、商品によって「最大」「最小光量時」「実用点灯」と書き方がばらばらである。停電対策として計算に使うなら、想定する明るさでの時間を確認しておきたい。ジェントス EX-1977IS LEDランタンの「12〜36時間」のように幅で書かれている場合、明るいモードでは短いほうの数字になると読める。

防水は、室内だけで使うなら優先度は下がる。一方で、台風のあとに屋外の様子を見に行く、雨の中で避難する、といった場面を想定するなら防滴以上の表示があるモデルが安心だ。今回の7モデルで防水性能が商品ページに明記されていたのは、防滴仕様のジェントス EX-1977IS LEDランタンだけだった。ほかのモデルは記載を確認できなかったので、屋外でも使う予定があれば購入前に商品ページで確かめてほしい。

家族の人数・置き場所別、何を何台そろえるか

ここまでの役割分担をもとに、世帯の人数ごとの組み合わせ例をまとめた。あくまで目安なので、間取りや階数に合わせて増減してほしい。

世帯 部屋に置く灯り 手に持つ灯り 通り道に据える灯り
1人暮らし ジェントス EX-1977IS LEDランタン 1台 パナソニック BF-BM10 手回し LEDライト 1台 アイリスオーヤマ BSL-MS1 1台(玄関〜トイレの動線)
2〜3人 ジェントス EX-1977IS LEDランタン 1台+Coleman ハンギング ライト LED 1台(寝室) パナソニック BF-BM10 手回し LEDライト 1人1台 アイリスオーヤマ BSL-MS1 2台(廊下・トイレ)
4人以上・戸建て エヌフォース LS-10 1台(リビング)+ジェントス EX-1977IS LEDランタン 1台(2階) パナソニック BF-BM10 手回し LEDライト 1人1台 アイリスオーヤマ BSL-MS1 を階段の上下と廊下・トイレに各1台

組み合わせの考え方は3つある。1つ目は、手に持つ灯りを1人1台にすること。夜中に誰かがトイレへ行くたびに、ほかの家族の手元が暗くなるのを避けられる。2つ目は、2階建てなら階ごとにランタンを置くこと。停電中に階段を上り下りして灯りを取りに行くのは、それ自体が危ない。3つ目は、乾電池の規格をなるべくそろえること。パナソニック BF-BM10 手回し LEDライトは単1形から単4形のどれでも使えるので、ほかのライト用に備蓄した電池をそのまま回せる。

充電式のColeman ハンギング ライト LEDは、商品ページによるとスマホなどを充電できるUSBポートを備えている。寝室の枕元に置いておけば、灯りと小さな予備電源を兼ねられる。

おすすめ商品7選

1位 ジェントス EX-1977IS LEDランタン — 部屋のまん中に置く定位置の灯り

ジェントス EX-1977IS LEDランタン

今回の7モデルのなかで、商品ページの情報がいちばんそろっていたのがこれである。防災用品は、情報が少ない商品ほど買ったあとで「結局どれくらい持つのか」が分からずに困る。その点で、最初から比べやすい。

メーカー公表のスペックでは、明るさ100ルーメン、実用点灯12〜36時間、防滴仕様。商品名には「防災」「停電時用」「ANSI規格準拠」が並んでいる。サイズは直径59×132mm、重量は電池を含めて約244g。素材はABS樹脂とポリカーボネートで、本体とテスト用電池が付属する。

100ルーメンは、後で紹介する1000ルーメン級に比べると控えめに見える。ただ卓上に置いて部屋の中を照らす用途なら、明るさより点灯時間のほうが大事になる。12〜36時間という幅は、明るさの切り替えで持ち時間が変わるという意味だと読める。缶飲料くらいのサイズなので、リビングの棚に1つ、防災バッグに1つと分けて置くのも現実的だ。

向いているのは、まず1台だけ買って家の中心に据えたい人。広いリビングを昼間のように明るくしたい人には出力が足りないので、3位のエヌフォース LS-10と組み合わせたほうがいい。

2位 パナソニック BF-BM10 手回し LEDライト — 引き出しの余り電池が非常電源になる

パナソニック BF-BM10 手回し LEDライト

先に正直な話をしておく。この製品を手回しライトとして記憶していたのだが、商品ページの正式名称は「LED懐中電灯 電池がどれでもライト BF-BM10-R」だった。手回し発電の記載は見当たらない。それでも、実際に載っている機能のほうが停電対策としては役に立つ内容だったので、2位に置いている。

商品ページによると、単1形から単4形までの電池がどれでも1本で使え、最長で約85時間30分の連続使用が可能とされている。新しいシェードの採用でランタンとしても使えるという記載もあり、手に持つ懐中電灯と置いて使う照明の両方を1台で担える。本体サイズは高さ80×奥行135×幅125mmで、色はレッド。

「どれでも1本」の良さは、備蓄の失敗が致命傷にならないことだ。単3を切らしていても、単1や単4が1本残っていれば点く。防災用品でいちばん続かないのは買ったあとの管理なので、管理が行き届かなくても使える設計は評価できる。家族の人数分そろえても、電池の種類を増やさずに済む。

向いているのは、防災用品の在庫管理が続かない自覚がある人と、家族1人に1台の手元灯を配りたい人。手回し発電やラジオ機能が必要な人は、別の製品を探してほしい。

3位 エヌフォース LS-10 — 明るさを削って70時間持たせる長期戦用

エヌフォース LS-10

商品ページの説明が「余分な機能は省いた」から始まる、割り切ったランタンである。載っている機能は、明るさの調整と、ウォーム(暖色)とホワイトの切り替えだけだという。

メーカーの説明では、最大1000ルーメン。電源ボタンを長押しすると明るさが無段階に変わり、好みの明るさで指を離せば設定できる。明るさを最小まで落とせば連続点灯70時間で、非常時の電池交換を減らせるとされている。消灯はボタン1回で済むクイックOFF方式。電源は乾電池式と商品名に書かれている。

この製品の使いどころは、1000ルーメンで明るく照らすことより、明るさを自分で細かく決められる点にあると思う。停電が1晩で終わるなら明るめに、数日続きそうなら暗めに、と電池の残りと相談しながら調整できる。暖色に切り替えられるのも、長い停電の夜を過ごすうえではありがたい。白い光より目が疲れにくいと感じる人は多い。

向いているのは、家族が多くてリビングを広く照らしたい人と、停電が長引く事態まで想定しておきたい人。防水性能は商品ページで確認できなかったので、屋外で使う予定があるなら先に確かめてほしい。

4位 Coleman ハンギング ライト LED — 枕元の灯りとスマホの予備電源を兼ねる

Coleman ハンギング ライト LED

キャンプ用品として売られているが、商品ページの使用シーンには防災も挙げられている。直径7×高さ5cm、重量約130gと、今回の7モデルでいちばん小さい。

メーカーの説明によると、明るさはHigh 250・Middle 100・Low 30ルーメンの3段階に、点滅を加えた4つのモード。光は目にやさしいとされるウォームカラーで、球面レンズで広い範囲を照らす設計だという。背面にはカラビナフックとマグネットがあり、吊るしたり金属面に貼り付けたりできる。電源は内蔵の充電式リチウムイオン電池(交換不可)で、付属のマイクロUSBケーブルで充電する。そして、スマホなどを充電できるUSBポートを備えている。

防災の観点で注目したいのは、このUSBポートとマグネットの2点だ。停電中はスマホの電池が何より心配になるので、灯りとして使いながら、いざとなれば少しだけ給電に回せるのは心強い。マグネットで冷蔵庫の側面や玄関ドアに貼り付けておけば、置き場所に困らない。ただし電池は交換できず、連続点灯時間も商品ページでは確認できなかった。停電が長引いたときの主役にはせず、枕元や寝室用の2台目として持つのが合っている。

向いているのは、寝室に小さな灯りを置きたい人と、キャンプでも使って日ごろから充電しておける人。長期の停電に1台で備えたい人には、乾電池式の1位か3位を勧める。

5位 アイリスオーヤマ BSL-MS1 — 停電の夜も勝手に点く、廊下とトイレの常駐役

アイリスオーヤマ BSL-MS1

今回の7モデルで唯一、人を感知して自動で点くセンサーライトである。ランタンや懐中電灯とは役割が違うので、順位は5位にしたが、通り道に置く灯りとしてはほかに代わりがない。

メーカーの説明によれば、乾電池式のLEDセンサーライトで、下方向を照らす下方発光タイプ。まぶしさを抑える間接光設計で、おすすめの設置場所としてトイレや廊下が挙げられている。置き型でも壁付け型でも使え、配線工事は不要。AUTOモードでは人を感知すると約10秒間点灯し、明るい場所ではセンサーが反応しない仕様と明記されている。点灯時の明るさはHi(100%)とLow(50%)の2段階で調節できる。

防災の観点で大事なのは、電源が乾電池であることだ。コンセントを使わないので、停電していても人が通れば点く。停電の夜に危ないのは、廊下や階段での転倒である。手探りで灯りを探す前に足元が照らされるのは、ほかの6モデルにはない利点だ。普段は夜中のトイレ用の足元灯として働くので、備えていることを忘れにくい点もいい。

向いているのは、廊下や階段の暗さが前から気になっていた人と、小さな子どもや高齢の家族がいる家。自動点灯は約10秒で消えるので、部屋全体を照らし続ける用途はランタンに任せたい。

6位 コールマン クアッドマルチパネルランタン — キャンプと防災を1台で兼ねる充電式

コールマン クアッドマルチパネルランタン

キャンプ用品の棚で見たことがある人も多いはずだ。商品ページの表記は「コールマン クアッドマルチパネルランタン LED 防災 停電 充電式 アウトドア キャンプ」で、防災と停電がアウトドアと同列に並んでいる。販売側も非常時の用途を想定していることが読み取れる。

クアッドは4を意味する言葉で、マルチパネルという語と合わせると、複数のパネルで光をつくるモデルであることは名前から読み取れる。ただし、パネルの取り外しができるか、1枚あたり何時間点くか、明るさは何ルーメンかといった数字は、僕が確認した商品ページには載っていなかった。確認できない数字を推測で書くのはこの記事の方針に反するので、ここでは書かない。

電源は充電式と明記されているので、バッテリーが残っていれば停電中でも光る。キャンプ用品と防災の備えを1台で兼ねられるのは、収納が少ない家にとって利点になる。防災専用に買ったライトは使う機会がないぶん充電を忘れがちだが、普段からキャンプで使っていれば残量にも自然と目が行く。

6位にしたのは、スペックを確認できなかったことが理由である。向いているのは、アウトドアの予定がある家で、購入前に商品ページで明るさと点灯時間を自分で確かめられる人。

7位 GENTOS Explorer EX-000R 1000ルーメン — 数字を自分で確かめる前提の上位機

GENTOS Explorer EX-000R 1000ルーメン

1位のEX-1977ISと同じジェントスのエクスプローラー系のランタンである。価格帯は1万円前後で、今回の7モデルの中ではいちばん高い部類に入る。

ただし、商品ページから拾えたのは「GENTOS ランタン EX-000R」という商品名だけで、明るさ・点灯時間・電源方式・サイズのどれも確認できなかった。1000ルーメンという数字も、この記事の商品名表記に入っているものの、僕が見た範囲の商品ページには裏づけとなる記載がなかった。

ブランドとしての信頼はある。1位のモデルの情報の出し方を見れば、同じメーカーの上位機が悪いはずはないという推測は立つ。だが推測で順位を上げるのは、この記事でやってはいけないことに入る。防災用品は数字をもとに備えるものなので、数字が確認できない状態で上位に置くわけにはいかない。商品ページに明るさと点灯時間と電源方式がそろって書いてあれば、それだけで検討する価値は上がる。

向いているのは、ジェントス製品を指名で探していて、スペックは自分で確認する前提の人。

【まとめ】迷ったらこの3台から始める

7モデルを並べ終えて思ったのは、防災ライトは順位で選ぶより役割で選ぶものだということである。以下の3台は競合ではなく、家の中の別々の持ち場を受け持つ組み合わせだ。

総合1位 ジェントス EX-1977IS LEDランタン — リビングの定位置

家族が集まる部屋に置く1台目。商品ページによると明るさ100ルーメン、実用点灯12〜36時間、防滴仕様でANSI規格準拠と明記されている。約244gと軽く、防災バッグに移すのも簡単だ。測り方まで表示している数字は、非常時の計算に使いやすい。

総合2位 パナソニック BF-BM10 手回し LEDライト — 1人1台の手元灯

トイレや玄関へ移動するときに持ち歩く灯り。単1形から単4形までどれでも1本で使え、最長で約85時間30分の連続使用が可能とされている。ランタンとしても使える構造なので、置いても持っても役に立つ。家族の人数分そろえても電池の種類が増えない。

総合3位 エヌフォース LS-10 — 広い部屋と長い停電の担当

最大1000ルーメンから明るさを無段階に落とせ、最小光量なら連続点灯70時間とメーカーは公表している。停電が長引きそうなら暗くして持たせ、家族がそろう時間は明るくする、という使い分けができる。暖色とホワイトを切り替えられるのもいい。

この3台に、廊下やトイレ用としてアイリスオーヤマ BSL-MS1を足せば、停電した夜に自動で点く足元灯まで含めて一通りそろう。寝室の枕元にはColeman ハンギング ライト LEDを置くと、スマホの予備電源にもなる。全部を一度に買う必要はないので、まずは部屋のまん中に置く1台から始めるのがいい。

よくある質問

停電のとき、最初に必要になるのはどのタイプ?

部屋のまん中を照らせるランタン型が最優先である。懐中電灯は光が一方向に集中するので、手元は見えても部屋全体は暗いままになる。今回の7モデルなら、ジェントス EX-1977IS LEDランタンやエヌフォース LS-10がこの役割にあたる。

家族4人なら、防災ライトは何台あればいい?

目安としては、部屋に置くランタンが1〜2台、手に持つ懐中電灯が1人1台、廊下やトイレに置くセンサーライトが1〜2台である。2階建てなら、階段を行き来せずに済むよう各階にランタンを置きたい。手元灯を1人1台にしておくと、誰かがトイレに行くたびにほかの家族の手元が暗くなることを避けられる。

センサーライトは停電中も点く?

電源方式によって答えが変わる。乾電池式・充電式・ソーラー式は建物の電気を使わないので、停電中も人を感知すれば点灯する。一方、コンセントに挿すタイプは停電すると光らない。今回紹介したアイリスオーヤマ BSL-MS1は乾電池式なので、停電の影響を受けない。

何ルーメンあれば足りる?

用途によって必要な数字が変わるので、一律の目安は出しにくい。ジェントス EX-1977IS LEDランタンの100ルーメンは卓上で部屋を照らす前提の数字で、エヌフォース LS-10の最大1000ルーメンは明るさを落として使う余裕を持たせた数字と読める。停電中は明るさより持続時間が問題になりやすいので、最大値より「明るさを落としたときに何時間持つか」を確認したほうが失敗しにくい。

充電式と乾電池式、どちらを備えるべき?

両方を混ぜるのが現実的である。充電式は繰り返し使えて電池代がかからないが、停電が長引くと充電手段が尽きる。乾電池式は電池さえあれば動き続けるかわりに、在庫の管理が要る。家に1台は乾電池式を入れ、パナソニック BF-BM10 手回し LEDライトのように電池のサイズを選ばないモデルを加えておくと、在庫切れの心配を減らせる。

商品ページのスペックは、どこまで信じていい?

測定条件が書かれているかどうかで信頼度が変わる。ジェントス EX-1977IS LEDランタンの商品名にある「ANSI規格準拠」は、明るさや点灯時間を業界共通の方法で測っているという表示である。点灯時間についても、最大値だけでなく最小光量時や実用時の数字が書かれている商品のほうが、非常時の計算に使いやすい。数字が見当たらない商品は、購入前に商品ページやメーカーサイトで確かめてほしい。

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