【2026年版】LEDランタン比較10選|点灯時間で選ぶ

LEDランタン5選 アウトドア

hikaku-manアウトドア&トラベル

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LEDランタンの商品ページを、休日を一日溶かして並べて読んだ。最大ルーメンの数字は、どれもやたらと大きい。ところが「その明るさが何時間続くのか」まで書いてある商品は、そこからぐっと減るのだ。

1,000ルーメンと書いてあっても、それが30分で尽きる1,000なのか、8時間もつ1,000なのかで、夜の過ごし方はまるごと変わる。にもかかわらず、明るさだけを大書きして点灯時間は伏せておく商品ページが、思っていたよりずっと多い。

そこで今回は、Amazonと楽天の公式APIで実在とスペックを確認できたLEDランタン10台だけを並べ、公開されている数字の中身と、その出し方の丁寧さで順位を付けた。使ったふりの感想は書かない。メーカーが書いていることと、書いていないことだけで判断する。

この記事の結論: LEDランタンはLED光源を使う電池式・充電式の照明。選ぶ基準は最大ルーメンより点灯時間である。30代・現役ITコンサルの僕(hikaku-man)が、公開スペック10台分を突き合わせた比較だ。

長いので、要点だけ先に置いておく。

  • 総合1位: ジェントス EX-109D — 白色1,000ルーメン、単1形電池3本。3つの光色それぞれの明るさ幅まで公開されている
  • 数字の開示がいちばん丁寧: GENTOS EX-036D — 7通りの実用点灯時間を全部書いている几帳面さ
  • 充電式の本命: DINGAI LED ランタン キャンプランタン — 8000mAhで最長200時間、無段階調光つき
  • 明るさで殴るなら: FujiGlide LED ランタン 充電式 — 公称2,400ルーメン、5面照射とソーラー充電
  • 数字を語らない一灯: BALMUDA The Lantern — ダイヤルを回すと暖色から温白色へ変わる

順位の付け方も先に明かしておく。①明るさと点灯時間の絶対値(=どこまで使えるか)②スペックの開示がどこまで細かいか③尖った長所があるか、この3点で並べた。価格は日々動くので順位には入れていない。

  1. LEDランタン 比較一覧表
  2. 明かりを10個ならべて、夜の役割を割り振ってみた
    1. 1位 ジェントス EX-109D — 三色ぶんの明るさを全部書いてある安心感
    2. 2位 GENTOS EX-036D — 点灯時間を7通り書いてくる几帳面さ
    3. 3位 DINGAI LED ランタン キャンプランタン — 8000mAhで最長200時間、電源のない夜に強い
    4. 4位 FujiGlide LED ランタン 充電式 — 2,400ルーメンと5面照射の物量作戦
    5. 5位 BALMUDA The Lantern — 数字を語らないという選択
    6. 6位 LEDLENSER ML4 — 71グラムで45時間、数字が全部そろっている小型機
    7. 7位 SUNBEE ランタン led ランタン — 112グラムに7モードを詰め込んだ軽量級
    8. 8位 Beszing led ランタン 充電式 — アルミの外殻と認証番号が並ぶ実直さ
    9. 9位 GOAL ZERO Lighthouse Micro Flash — 名前は有名なのに、数字が出てこない
    10. 10位 東芝 LKL-3000 — キャンプよりも玄関で光るセンサー機
  3. LEDランタンの選び方 — 商品ページのどこを読むか
    1. 軸1: 最大ルーメンより「その明るさが何時間続くか」を先に探す
    2. 軸2: 電源は「乾電池」「充電式」「両対応」の三択で考える
    3. 軸3: 光の色は「切り替えられるか」を見る
  4. よくある質問
    1. LEDランタンは何台あればいいですか?
    2. 何ルーメンあれば足りますか?
    3. 虫が寄りにくいランタンはありますか?
    4. 停電時に家で使えるものはどれですか?
    5. 乾電池式と充電式はどちらが良いですか?
  5. まとめ — 迷ったら「明るい1台+長くもつ1台」から始める
    1. 総合1位 ジェントス EX-109D — 明るさの幅を全部公開しているメイン機
    2. 総合2位 GENTOS EX-036D — 点灯時間を7通り公開している小型機
    3. 総合3位 DINGAI LED ランタン キャンプランタン — 最低輝度200時間の充電式
    4. 同じカテゴリの比較記事

LEDランタン 比較一覧表

まずは10台を横に並べる。「記載なし」は僕が調べ落としたのではなく、メーカーの商品情報にその数字が出てこないという意味である。ここが空いていること自体が、選ぶときの情報になる。

画像 順位 商品名 明るさ(公称) 電源 主な特徴 価格 購入
ジェントス EX-109D 1位 ジェントス EX-109D 白色1,000ルーメン 単1形×3本 3色切替・約816g・約直径93.6×185mm
GENTOS EX-036D 2位 GENTOS EX-036D 白色440ルーメン 単3形×4本 実用点灯8〜100時間・IP64・約242g
DINGAI LED ランタン キャンプランタン 3位 DINGAI LED ランタン キャンプランタン 260ルーメン USB-C充電(8000mAh) 実用点灯16〜200時間・無段階調光・IPX5
FujiGlide LED ランタン 充電式 4位 FujiGlide LED ランタン 充電式 2,400ルーメン USB+ソーラー(6000mAh) 5面同時照射・7モード・IPX6
BALMUDA The Lantern 5位 BALMUDA The Lantern 記載なし 内蔵バッテリー ダイヤル操作・暖色から温白色へ変化
LEDLENSER ML4 6位 LEDLENSER ML4 300ルーメン(ブースト) 専用充電池/単3形電池 ロー45時間・約71g・全長97mm
SUNBEE ランタン led ランタン 7位 SUNBEE ランタン led ランタン 記載なし USB-C充電(3500mAh) 実用点灯15〜150時間・約112g・IPX5
Beszing led ランタン 充電式 8位 Beszing led ランタン 充電式 記載なし USB-C充電(5200mAh) 三色点灯・約194g・アルミ外殻
GOAL ZERO Lighthouse Micro Flash 9位 GOAL ZERO Lighthouse Micro Flash 記載なし 記載なし 型番32005・正規品流通
東芝 LKL-3000 10位 東芝 LKL-3000 約200ルーメン 記載なし 人感&明暗センサー・3段調光・IPX4

横に並べて分かったのは、明るさの数字が出ている・いないの差より、点灯時間の数字が出ている・いないの差のほうが大きいということだった。前者は10台中6台、後者は4台しか書いていない。

明かりを10個ならべて、夜の役割を割り振ってみた

1位 ジェントス EX-109D — 三色ぶんの明るさを全部書いてある安心感

ジェントス EX-109D

メーカー公表のスペックを見ていて、いちばん先に信用したのがこれである。明るさの欄に「白色/1000〜120ルーメン、昼白色/850〜90ルーメン、暖色/450〜50ルーメン」と書いてある。3つの光色それぞれについて、上限と下限の両方を出しているのだ。

これがどれだけ珍しいかは、比較表の「記載なし」の数を見てもらえば早い。多くの商品は最大値をひとつ書いて終わる。上限と下限が両方あるということは、調光の幅がそのまま読めるということで、テント全体を照らす夜も、隣で寝ている人の顔に光を当てたくない夜も、同じ一台で回せる見込みが立つ。

電源は単1形電池3本。約816グラムという重量は電池込みの数字で、直径93.6ミリ・高さ185ミリと、両手で持つとちょうど水筒くらいの体積になる。光源は白色LED2灯と暖色LED1灯で、色を混ぜて中間の昼白色を作る構成だ。

スペックの読み込みで良かったのは、この3点である。

  • 白色1,000ルーメンという価格帯離れした最大値 — サイト全体を担当させられる明るさが出る
  • 3色×上下限の明るさをすべて公開 — 調光の幅が買う前に分かる、数少ない一台
  • 単1形電池で動く — 充電を忘れても、現地で買い足せば夜が続く

いっぽうで、引っかかった点もある。数字が細かい商品ほど、書いていない項目が目立つのだ。

  • 連続点灯時間の記載が商品情報に見当たらない — 明るさをここまで細かく出しているのに、時間だけ空欄なのは惜しい
  • 電池は別売り — 単1形を3本、予備まで含めると荷物としてそこそこ重い

向いてる人: 一台目のメインランタンを探している人。乾電池で運用したい人。

2位 GENTOS EX-036D — 点灯時間を7通り書いてくる几帳面さ

GENTOS EX-036D

同じジェントスの小型機。そして、今回の10台でいちばん数字を出している商品がこれだった。

実用点灯の欄を書き写すと、こうなる。白色の強で8時間、弱で78時間。昼白色の強で17時間、弱で100時間。暖色の強で23時間、弱で91時間。さらに暖色のキャンドルモードで55時間。7通りの使い方それぞれについて、何時間もつのかを全部書いているのである。ここまで並べられると、もう疑う余地がない。

明るさは白色の強で440ルーメン、弱で30ルーメン。1位のEX-109Dの半分以下だが、こちらは約242グラム・直径59ミリの小型機で、単3形アルカリ電池4本で動く。1メートル落下耐久とIP64相当の耐塵防滴、最大照射距離は約26メートル。商品ページによると、別売の専用充電池にも対応するとある。

数字を読み込んで良かったのは次の3点だ。

  • 全モードの実用点灯時間を公開 — 「弱で100時間」まで書いてあるので、連泊の計画が立てられる
  • 約242グラムの小型ボディ — 荷物の隙間に入る大きさで、サブとして持ち出しやすい
  • 1m落下耐久とIP64 — 落とす・濡らすという、屋外でいちばん起きやすい事故に耐える設計

それでも順位を1つ落としたのには理由がある。

  • 最大440ルーメンでは主役になりきれない — サイト全体ではなく手元とテント内の担当
  • 単3形が4本必要 — 電池の本数はEX-109Dより多い

向いてる人: サブの一灯を足したい人。連泊の電池計画を数字で組みたい人。

3位 DINGAI LED ランタン キャンプランタン — 8000mAhで最長200時間、電源のない夜に強い

DINGAI LED ランタン キャンプランタン

ここから充電式の陣営に入る。そしてこの一台は、充電式のなかで唯一、点灯時間を細かく出していた。

メーカーの説明によると、内蔵バッテリーは8000mAh。最高輝度での連続点灯は昼光色で16時間、電球色で14時間、昼白色で9時間。最低輝度なら200時間もつという。明るさは260ルーメンと控えめだが、「16時間から200時間」という幅を先に見せてくれるのがありがたい。従来品の5200mAhから53パーセント増やした、という説明の書き方も具体的で好感が持てる。

色温度は3500Kから7500Kまで調整でき、昼光色・電球色・昼白色・赤色SOS点滅の4モード。明るさは無段階調光で、消灯時の光色と輝度を記憶して次回そのまま点く。IPX5防水、マグネット内蔵、カラビナ付き。仕様の書きぶりは、ひととおり全部入りである。

スペック上、評価できるのはこの3点だった。

  • 最低輝度200時間という持久力 — 電源のない場所で数日過ごす前提なら、この数字が効く
  • 無段階調光+光色と輝度の記憶 — 毎回セットし直す手間がない設計
  • マグネットとカラビナの両対応 — 吊るす・貼り付けるの二択が使える

引っかかったところも書いておく。

  • 260ルーメンは絶対値として控えめ — 広い範囲を照らす主役には物足りない
  • 点灯時間は最高輝度と最低輝度の両端のみ — 中間の明るさで何時間もつかは読めない

向いてる人: 充電式で長時間を確保したい人。停電時の備えを兼ねたい人。

4位 FujiGlide LED ランタン 充電式 — 2,400ルーメンと5面照射の物量作戦

FujiGlide LED ランタン 充電式

今回の10台で、公称の明るさが頭ひとつ抜けているのがこれだ。最大2,400ルーメン。5面同時照射で360度を照らす、と商品説明にある。

電源はソーラーパネルとUSBの2WAY充電で、バッテリーは6000mAh。モバイルバッテリーとしてスマートフォンへの給電もできる。強・中・弱の調光に暖色と昼白色の切り替え、SOS点滅を足して合計7モード。底面のライトを使えば懐中電灯としても使え、IPX6防水と耐衝撃設計まで書いてある。数え上げていくと、確かに物量では圧勝している。

ただし、この商品説明でいちばん印象に残ったのは明るさではない。「消灯の手順」という項目が、わざわざ2通りに分けて書いてあるところだった。点け方ではなく、消し方に説明が要る。ランタンというより、もはや機械である。多機能の代償がここに出ていると読むこともできるし、逆に、操作で迷う人が出ると分かっていて先回りして書いた、と読むこともできる。

スペック上の長所は明快だ。

  • 公称2,400ルーメンの明るさ — 数字の上では今回の最大値
  • ソーラーとUSBの2WAY充電 — 電源のない場所で日数を延ばせる可能性がある
  • IPX6防水と耐衝撃設計 — 今回の10台で最も高い防水等級

いっぽう、順位を上げきれなかった理由もはっきりしている。

  • 連続点灯時間の記載がない — 2,400ルーメンが何時間続くのかが分からないのは致命的に惜しい
  • 操作の説明が長い — 消灯手順を2通り書く必要があるインターフェースということでもある

向いてる人: とにかく明るさが欲しい人。ソーラー充電を試したい人。

5位 BALMUDA The Lantern — 数字を語らないという選択

BALMUDA The Lantern

ここまで数字の話ばかりしてきて申し訳ないのだが、この一台には数字がほとんど無い。

メーカーの商品説明に書いてあるのは、およそ3つだけである。日常の何気ない時間を少しだけ特別に彩るランタンであること。バッテリー内蔵で部屋の中でも外でも使えること。そして操作はダイヤルを回すだけで、明るさに応じて暖色から温白色へ色合いが変わること。ルーメンも点灯時間も出てこない。

スペック比較の記事としては減点対象である。ところが、ここまで一貫して数字を出さない商品ページを読むと、これは書き忘れではなく方針なのだと思えてくる。明るさで選ばせる気がない。ダイヤルを回したときの色の変わり方だけで勝負している。……たぶん、そういう商品なのだ。

価格帯は今回の10台のなかで最も高い。それでも5位に置いたのは、次の点が他の9台と代替できないからである。

  • 明るさに連動して色が変わるダイヤル操作 — 段階切替ではなく、絞ると暖色に寄る設計は今回この一台だけ
  • バッテリー内蔵で屋内外を問わない — 乾電池の在庫を管理しなくていい
  • 置いたときの佇まいが照明として成立している — 屋外用の道具を家に持ち込んだ感じにならない

買う前に飲み込んでおくべき点も、はっきりしている。

  • 明るさと点灯時間が公開されていない — 何時間もつかを数字で確かめてから買う、ということができない
  • 価格帯は10台で最も高い — 明るさあたりの単価で選ぶ人の選択肢には入らない

向いてる人: 食卓やベッドサイドの光を重視する人。家でも使い続けたい人。

6位 LEDLENSER ML4 — 71グラムで45時間、数字が全部そろっている小型機

LEDLENSER ML4

ドイツの照明ブランドによるミニランタン。情報開示の丁寧さだけで言えば、この一台は2位のGENTOS EX-036Dと張り合える。

光束はブーストで300ルーメン、パワーで150、ミドルパワーで50、ローパワーで5。点灯時間はパワーで2.5時間、ミドルパワーで8時間、ローパワーでは45時間。モードごとに明るさと時間が対応表になっていて、読み違えようがない。本体はØ29×97ミリ、電池込みで約71グラム。カラビナが付いていて、専用充電池に加えて市販の単3電池も使えるという。

光の設計についても、まぶしさを抑えて効率的に照らす配光だと説明されている。用途の例として夜間の犬の散歩が挙げられているのが、この製品の立ち位置をよく表している。これはサイトを照らす道具ではなく、持ち歩く道具なのだ。

評価したのは次の3点である。

  • 4段階すべての明るさと時間を公開 — 今回の10台で最も対応関係が読みやすい
  • 約71グラム・全長97ミリの携帯性 — カラビナで吊るしたまま移動できる
  • 専用充電池と市販の単3電池の両対応 — 充電を忘れた日に詰まない

そのうえで6位に置いた理由は、単純に絶対値である。

  • 常用のパワーモードは150ルーメン — メインの照明としては明確に足りない
  • パワーモードの点灯時間は2.5時間 — 明るく使い続けると意外に短い

向いてる人: 一人ひとりに持たせる小型ライトを探している人。荷物を軽くしたい人。

7位 SUNBEE ランタン led ランタン — 112グラムに7モードを詰め込んだ軽量級

SUNBEE ランタン led ランタン

重さ112グラムでバッテリー3500mAh。この2つの数字が並んでいる時点で、だいぶ欲張った設計である。

商品説明によると、光色は暖白色・電球色(高輝度と中輝度)・白色(高輝度と中輝度)・赤色SOSの4色構成で、モードは合計7つ。低消費電力モードで約150時間、高輝度モードで約15時間の連続点灯、フル充電は約4時間とある。IPX5防水、マグネット内蔵、カラビナフック付き、スマートフォンへの給電にも対応する。

面白いのは、SOSモードの操作だけ独立して説明されているところだ。ボタンを素早く2回押して特殊モードに入り、短押しで赤色SOSを選ぶ。緊急時に押し間違えないための設計だと読める。防災用途を本気で想定している商品説明である。

良いと思ったのはこの3点。

  • 約112グラムという軽さ — 重量が公開されている5台のなかでは2番目に軽い
  • 低消費電力モードで約150時間 — 軽さと持久力を両立している
  • SOSモードが独立操作 — 防災用として持つなら効いてくる作り

いっぽう、順位が中位に落ち着いた理由もある。

  • ルーメンの記載がない — 「高輝度」が具体的に何ルーメンなのかが分からない
  • 光色の切り替えが段階式 — 無段階調光ではないので、微妙な明るさは作りにくい

向いてる人: 防災用の備えを兼ねたい人。とにかく軽い一台が欲しい人。

8位 Beszing led ランタン 充電式 — アルミの外殻と認証番号が並ぶ実直さ

Beszing led ランタン 充電式

この商品説明で目を引いたのは、明るさの話よりも素材と認証の話が多いことだった。

ライトカバーはPP材で、いちばん明るく点灯してもまぶしくならないようにしてある。外殻はアルミ製で、長時間使ったときの放熱を確保する。サイズはφ84×70ミリ、重さ194グラム。そしてPSE・CE・FCC・UN38.3の認証取得が明記されている。リチウムバッテリーを内蔵する製品でUN38.3まで書いてあるのは、割と真面目な部類だと思う。

機能面は、昼白色・電球色・自然色の三色点灯と無段階調光、独立操作の赤点滅SOS。消灯時の光色と輝度を記憶する機能もある。バッテリーは5200mAhで、Type-C入力・USB出力によりスマートフォンなどへ給電でき、過充電と過放電の防止機能付き。折りたたみ式フックと磁石で吊るす・貼るの両方に対応する。

評価できるのは次の3点である。

  • 4つの安全認証を明記 — 内蔵バッテリーの製品でここを書くのは信用の材料になる
  • アルミ外殻で放熱を確保 — 長時間点灯を前提にした設計だと読める
  • 無段階調光+明るさの記憶 — 使い方が固まっている人ほど楽になる

そのうえで下位に置いたのは、比較記事として判断材料が足りないからだ。

  • ルーメンも点灯時間も記載がない — 5200mAhという容量だけでは、実際に何時間もつのか読めない
  • 194グラムは小型機としてはやや重い — 同じ充電式のSUNBEEより80グラムほど重い

向いてる人: 安全認証を気にする人。給電機能付きの一台を探している人。

9位 GOAL ZERO Lighthouse Micro Flash — 名前は有名なのに、数字が出てこない

GOAL ZERO Lighthouse Micro Flash

今回いちばん困ったのがこれである。名前は10台のなかでもっとも通っているのに、商品情報から取れたのは型番32005と「正規品」という表記だけだった。

明るさも、点灯時間も、重量も、防水等級も出てこない。スペックで順位を付けるという今回の方針にいちばん噛み合わない一台で、9位という位置はほぼ「情報がないぶんの減点」である。逆に言えば、他の順位はスペックで動かせるが、この一台の順位だけは僕の手元の材料では動かしようがない。

製品名からは、Lighthouse(灯台)とFlash(フラッシュライト)という2つの語が並んでいることが読み取れる。名前のとおりに解釈すれば、面で照らす明かりと、前方を照らす明かりの両方を想定した製品ということになる。ただしこれは名前からの推測であって、メーカーが公開しているスペックではない。ここは正直に線を引いておく。

それでもリストに残した理由が3つある。

  • 正規品の流通が確認できる — 型番32005として実在を確認できた
  • アウトドア用品店での指名買いが多い定番機 — 選択肢から外すと比較記事として不自然になる
  • 手のひらサイズの区分 — 製品名と型番から、大型のメイン照明ではないことは分かる

注意点は、ほとんどそのまま裏返しになる。

  • スペックが公開されていない — 明るさも点灯時間も、買う前に数字で比べられない
  • 類似品・並行品が多い — 型番32005と正規品表記を必ず確認したい

向いてる人: すでにこのブランドを使っていて、買い足す人。

10位 東芝 LKL-3000 — キャンプよりも玄関で光るセンサー機

東芝 LKL-3000

最下位に置いたが、これは出来が悪いという意味ではない。そもそも競技種目が違うのだ。

この製品の主役は明るさではなく、人感センサーと明暗センサーである。メーカーの説明では約200ルーメン・約120ルクスで、強・中・弱の3段階調光。JIS IPX4相当の防水性能を持ち、玄関やアウトドアなど、いろいろな場面で使えるとある。本体色はホワイト。

人が近づいたら点き、明るくなったら消える。この動きが要るのは、キャンプ場の食卓よりも家の玄関や廊下、あるいは停電したときの通り道である。屋外に持ち出せる防水性能を持ちながら、置き場所として家を想定している。今回の10台では、いちばん生活寄りの一灯だ。

そう考えると、良いところははっきりする。

  • 人感&明暗センサー搭載 — 点け忘れと消し忘れが構造的に起きない
  • JIS IPX4の防水性能 — 屋外に持ち出しても雨で慌てずに済む
  • 3段階の調光 — 常夜灯としての弱と、作業用の強を切り替えられる

キャンプ用として選ぶなら、次の2点は先に飲み込んでおきたい。

  • 約200ルーメンは屋外の主役には足りない — 補助の明かりとして考えたい
  • 電源方式と点灯時間の記載がない — 何本の電池でどれだけもつのかが読めない

向いてる人: 玄関や廊下の常夜灯を探している人。防災用に一灯だけ置いておきたい人。

LEDランタンの選び方 — 商品ページのどこを読むか

軸1: 最大ルーメンより「その明るさが何時間続くか」を先に探す

今回10台を並べていちばん強く思ったのがこれである。最大ルーメンは、言ってしまえば一瞬の数字だ。10秒しか出せない1,000ルーメンでも、商品ページには1,000と書ける。

対して点灯時間は、その明るさを維持できる前提がないと書けない。だから「モードごとの明るさ」と「モードごとの点灯時間」が対応表になっている商品は、それだけで一段信用していい。今回だと GENTOS EX-036D と LEDLENSER ML4 が、この対応表を完全な形で出していた。DINGAI LED ランタン キャンプランタン と SUNBEE ランタン led ランタン は両端だけ、残りは記載なしである。

軸2: 電源は「乾電池」「充電式」「両対応」の三択で考える

乾電池式は、現地で買い足せるのが強い。ジェントス EX-109D は単1形3本、GENTOS EX-036D は単3形4本で動く。充電が切れても、コンビニやホームセンターで夜を延長できる。

充電式は電池代がかからず、多くはスマートフォンへの給電も兼ねる。DINGAI・SUNBEE・Beszing・FujiGlide の4台がこのタイプで、容量は3500mAhから8000mAhまで幅がある。そして両対応がいちばん詰まない。LEDLENSER ML4 は専用充電池と市販の単3電池の両方が使えると明記されていて、この一点だけで運用の不安がかなり減る。

軸3: 光の色は「切り替えられるか」を見る

色の好みは人によるので、正解は決めにくい。ただ、切り替えられるほうが後悔しにくいのは確かだ。

今回の10台では、多くが昼光色・電球色・昼白色といった複数の光色を持っていた。DINGAI は色温度3500Kから7500Kまで調整でき、ジェントス EX-109D は白色・昼白色・暖色の3色それぞれに明るさの幅がある。BALMUDA The Lantern はダイヤルを絞ると暖色に寄る、という独自の方式を取る。逆に光色の切り替えに触れていないのは、東芝 LKL-3000 と GOAL ZERO Lighthouse Micro Flash だった。

よくある質問

LEDランタンは何台あればいいですか?

目安は2台以上である。1台で全体を照らそうとすると、明るさを上げざるを得ず、手元がまぶしくなる。広い範囲を担当する明るい1台と、手元やテント内を担当する小型の1台に分けたほうが、合計のルーメンは小さくても快適になりやすい。今回のリストなら、ジェントス EX-109D と GENTOS EX-036D の組み合わせがそのまま当てはまる。

何ルーメンあれば足りますか?

広い範囲を照らす1台なら、公称400ルーメン以上がひとつの目安になる。今回の10台では、ジェントス EX-109D の白色1,000ルーメン、FujiGlide LED ランタン 充電式 の2,400ルーメン、GENTOS EX-036D の白色440ルーメンがこの水準だ。ただしメーカー公称値は最大時の数字なので、同じ明るさが何時間続くかとセットで見たほうがいい。

虫が寄りにくいランタンはありますか?

紫外線に近い波長ほど虫が集まりやすいとされ、暖色系のほうが寄りにくいと言われる。ただし今回調べた10台の商品情報に、この点を明記しているものは無かった。メーカーが性能として保証している項目ではないので、期待しすぎないほうがいい。暖色に切り替えられるモデルを選んでおく、くらいの構えが妥当だと思う。

停電時に家で使えるものはどれですか?

内蔵バッテリー式が扱いやすい。DINGAI LED ランタン キャンプランタン(8000mAh)、Beszing led ランタン 充電式(5200mAh)、SUNBEE ランタン led ランタン(3500mAh)はいずれもスマートフォンへの給電に対応すると明記されている。据え置きで考えるなら、人感センサーで自動点灯する 東芝 LKL-3000 も選択肢に入る。

乾電池式と充電式はどちらが良いですか?

使う場所で決まる。数日にわたって電源から離れるなら、現地で買い足せる乾電池式が有利だ。1泊程度で充電環境が近いなら、電池代のかからない充電式が扱いやすい。迷うなら LEDLENSER ML4 のように、専用充電池と市販の乾電池の両方に対応するモデルを選ぶ手がある。

まとめ — 迷ったら「明るい1台+長くもつ1台」から始める

10台ぶんの商品情報を突き合わせて、結論はかなり単純なところに落ちた。広い範囲を担当する明るい1台と、手元を担当して長くもつ1台。まずこの2台である。

具体的には、メインに ジェントス EX-109D、サブに GENTOS EX-036D。前者は3つの光色すべての明るさ幅を公開していて、後者は7通りの点灯時間を公開している。買う前に確かめられる数字がいちばん多い組み合わせが、たまたま同じメーカーの大小2台になった、というのが今回の結果だ。

そこに充電式を1台足すなら DINGAI LED ランタン キャンプランタン。最低輝度で200時間という数字は、電源から離れる日数がそのまま安心に変わる。逆に、数字ではなく光の質で選ぶと決めているなら BALMUDA The Lantern を1台。スペック表が無いことを承知のうえで買う、という選び方も間違いではない。

最後に、この記事でいちばん言いたかったことをもう一度書いておく。商品ページの空欄は、買ったあとで自分が引き受けることになる。ルーメンの隣に時間が書いてあるかどうかを、まず見てほしい。

総合1位 ジェントス EX-109D — 明るさの幅を全部公開しているメイン機

総合2位 GENTOS EX-036D — 点灯時間を7通り公開している小型機

総合3位 DINGAI LED ランタン キャンプランタン — 最低輝度200時間の充電式

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