キャンプ用のマットは、商品ページを並べるとどれも同じに見える。収納袋に入った写真に「厚さ◯cm」の数字が添えてあるだけだからだ。ところが12製品のスペックを1枚の表に打ち込んでみると、膨らませる手間も、朝の片付けの重さも、値段も、見事にバラバラだったのである。本記事では、フォーム・インフレーター・エアーの3タイプから12製品を選び、準備と片付けの手軽さ、寝心地、コスパの3軸で比べた。先に言っておくと、迷ったらWAQのwaq-m8を選べば大きく外さない。
- この記事の結論
- キャンプマット 比較表12選
- キャンプマット おすすめランキング12選
- 1位 WAQ キャンプマット waq-m8 — 3つの軸のどれでも大きく負けない
- 2位 FIELDOOR キャンプマット 極厚10cm 電動ポンプ付き — 空気を入れる時間を、ポンプに任せる
- 3位 CAMDOOR エアーマット 高R値6.8 — 厚さ10cmが、590gに化ける
- 4位 TSUKAERU LABO. エアーマット ダブル — 電源もポンプの持ち出しも要らない、2人用の1枚
- 5位 Soomloom キャンプ マット アルミ レジャーマット — 準備の最速記録は、空気を入れないマットが持っていた
- 6位 KingCamp エアーマット インフレーターマット 枕一体式 — 枕を持っていく手間まで、マットが引き受けた
- 7位 キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) IXPE フォームマット 56x186cm — 370gで、空気が抜ける心配がそもそもない
- 8位 FSZ キャンピングマット 極厚10cm — 10cmの厚みを、数千円台で手に入れる
- 9位 HOTEL CAMPS インフレータブルキャンプマット 8cm — 空気を少し逃がして、硬さを自分に合わせる
- 10位 ALPIDEX インフレーターマット 極厚10cm・6cm — 長さ200cm、背の高い人でも足先まで収まる
- 11位 ライシン キャンプマット インフレーター 厚さ8cm — レビューの数は上位級、点数では伸び悩んだ
- 12位 プロモンテ(PUROMONTE) アウトドア エアマット180 — 寝心地より、背負う重さを優先した1枚
- キャンプマットの選び方 — 3つ全部は取れないから、どれを譲るか決める
- よくある質問
- まとめ — 迷ったらこの組み合わせ
この記事の結論
キャンプマットは地面の硬さと冷えを遮る寝具。3軸のバランスならWAQ キャンプマット waq-m8、寝心地と膨らませる速さならFIELDOOR、軽さと断熱ならCAMDOORが軸になる。
- 3軸で大きな弱点がない:WAQ キャンプマット waq-m8(厚さ8cm・R値6.0・約2.5kg)
- 膨らませる時間を短くしたい:FIELDOOR キャンプマット 極厚10cm 電動ポンプ付き(付属ポンプで約70秒・厚さ10cm・R値8)
- 荷物を軽くしたい:CAMDOOR エアーマット 高R値6.8(590g・収納約26×12cm)。2人で1枚ならTSUKAERU LABO. エアーマット ダブル(足踏み式ポンプ内蔵・約1,400g)
- 準備と片付けの速さ最優先:空気を入れないフォームマット(キャプテンスタッグ IXPE フォームマットは約370g)
- R値はいずれもメーカー表記。本記事は30代・現役ITコンサルの僕(hikaku-man)が、12製品の公式仕様と楽天の商品情報・レビューを横断調査して書いたガイドである
キャンプマット 比較表12選
まず数字を並べる。見てほしいのは「タイプ」の列だ。フォームは空気を入れない、インフレーターはバルブを開けると中のウレタンが勝手に膨らむ、エアーは空気だけで形を保つ。この違いが、準備の手間と重さの差になってそのまま表に出ている。価格は日々動くので表には入れず、各モールの現在価格に任せた。
| 順位 | 画像 | 商品名 | 価格 | タイプ | 厚さ・R値 | 重さ・収納時 | 3軸の目安(準備/寝心地/コスパ) | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ![]() |
WAQ キャンプマット waq-m8 | – | インフレーター(自動膨張・2枚連結可) | 8cm・R値6.0 | 約2.5kg・約65×20cm | ○/◎/◎ |
6,980円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 2位 | ![]() |
FIELDOOR キャンプマット 極厚10cm 電動ポンプ付き | – | インフレーター+電動ポンプ付属 | 10cm・R値8 | シングル約2.8kg・直径約28×65cm | ◎/◎/○ |
11,550円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 3位 | ![]() |
CAMDOOR エアーマット 高R値6.8 | – | エアー(空気入れ袋付属) | 10cm・R値6.8 | 590g・約26×12cm | ◎/◎/○ |
11,980円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 4位 | ![]() |
TSUKAERU LABO. エアーマット ダブル | – | エアー(足踏み式ポンプ内蔵・ダブル) | 10cm・R値の記載なし | 約1,400g・直径約13×28cm | ◎/○/◎ |
7,668円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 5位 | ![]() |
Soomloom キャンプ マット アルミ レジャーマット | – | フォーム(IXPE・アルミ加工) | 18mm・R値の記載なし | シングル約410g | ◎/△/◎ |
2,590円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 6位 | ![]() |
KingCamp エアーマット インフレーターマット 枕一体式 | – | インフレーター(自動膨張・枕一体) | 3cm(枕部分5cm)・R値の記載なし | レギュラー約1.2kg・約17×29cm | ◎/△/◎ |
4,160円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 7位 | ![]() |
キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) IXPE フォームマット 56x186cm | – | フォーム(IXPE・アルミ蒸着) | 1.8cm・R値の記載なし | 約370g(収納バッグ込み)・約58×13×14cm | ◎/△/◎ |
3,690円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 8位 | ![]() |
FSZ キャンピングマット 極厚10cm | – | インフレーター(自動膨張) | 10cm・R値の記載なし | 約3kg・約60×25cm | △/○/◎ |
6,598円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 9位 | ![]() |
HOTEL CAMPS インフレータブルキャンプマット 8cm | – | インフレーター(自動膨張) | 8cm・R値の記載なし | 約2.4kg・約65×28cm | ○/○/○ |
6,970円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 10位 | ![]() |
ALPIDEX インフレーターマット 極厚10cm・6cm | – | インフレーター(自動膨張・長さ200cm) | 10cm/6cm・R値の記載なし | 3,119g/2,162g・約65×23cm/約65×19cm | △/○/◎ |
6,980円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 11位 | ![]() |
ライシン キャンプマット インフレーター 厚さ8cm | – | インフレーター(自動膨張・真鍮バルブ) | 8cm・R値の記載なし | 2.8kg・収納ケース付属 | △/○/○ | |
| 12位 | ![]() |
プロモンテ(PUROMONTE) アウトドア エアマット180 | – | インフレーター(自動膨張・軽量) | 2.5cm・R値の記載なし | 約450g・27×直径15cm | ◎/△/△ |
9,850円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
3軸の目安は、公表されている重さ・膨らませ方・厚さ・R値と価格帯だけをもとに付けた。付け方の基準は後半の「選び方」にまとめた。順位は◎を3点、○を2点、△を1点として足し、同点なら楽天のレビュー件数(執筆時点)が多い順に並べている。
キャンプマット おすすめランキング12選
ここからは1製品ずつ見ていく。数字の出どころは各社の商品説明と公式ページで、口コミは楽天のレビューを読んで拾ったものである。
1位 WAQ キャンプマット waq-m8 — 3つの軸のどれでも大きく負けない

厚さ8cmのウレタンが入った自動膨張式マット。公式ページの仕様は約190×65cm、重さ約2.5kg、R値6.0で、2枚をつなぐと幅130cmになる。3軸の目安は上位4製品が同点で、その中で楽天のレビュー件数がいちばん多い。
推せるところ
- 寝心地:厚さ8cmにR値6.0の記載がある。数千円台でR値まで書いているのは、今回の12製品ではここだけだった。
- コスパ:数千円台で、収納ケースと補修テープが付き、2枚連結にも対応する。家族の人数ぶん買い足す計算がしやすい。
- 口コミの厚み:楽天のレビューは1,300件を超え、平均は4.5点台。楽天のAI要約でも、寝心地と連結の使い勝手を挙げる声が多いとまとめられていた。
気になるところ
- 準備と片付け:約2.5kgで、収納時も約65×20cmある。車から離れたサイトまで歩く人には、じわじわ重い。
- 最初の膨らみ:圧縮して届くため初回は膨らみにくい場合がある、とメーカー自身が商品説明に書き、バルブから息を吹き込む方法を案内している。AI要約では、一部に空気が抜けるという指摘もあった。
向いている人:オートキャンプ中心で、1枚目に何を買うか迷っている人。向いていない人:徒歩やバイクで荷物を軽くしたい人。
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2位 FIELDOOR キャンプマット 極厚10cm 電動ポンプ付き — 空気を入れる時間を、ポンプに任せる

厚さ10cmのインフレーターに、USB充電式の電動ポンプが付いてくる。メーカーは付属ポンプで約70秒で膨らむとしており、R値は8とうたう。サイズはシングル・セミダブル・ダブルの3種類で、接触冷感のリバーシブル生地も選べる。
推せるところ
- 準備と片付け:楽天のレビューには、約1分で膨らませるのもしぼませるのも済む、一人で収納袋までしまえた、という声があった。インフレーターでいちばん面倒な撤収を、ポンプがかなり肩代わりしている。
- 寝心地:厚さ10cmとR値8の組み合わせは、今回の12製品の数字でいちばん上にくる。
- サイズの幅:幅75cm・100cm・132cmから選べる。家族で1枚のダブルにまとめるか、シングルを人数ぶん並べるかを決めてから選べる。
気になるところ
- 重さと収納サイズ:シングルでも約2.8kg、収納時は直径約28×65cm。ポンプが時間を縮めてくれても、運ぶ重さは変わらない。
- ポンプまわり:レビューには、ポンプの耐久性を気にする声や、複数台のうち充電が完了しない個体があったという報告が見られた。メーカーは4分以上の連続使用をしないよう注意書きしている。
向いている人:車で乗り入れるキャンプで、寝心地と撤収の速さを両方取りたい人。向いていない人:荷物の重さを少しでも削りたい人。
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3位 CAMDOOR エアーマット 高R値6.8 — 厚さ10cmが、590gに化ける

中にウレタンを入れず、空気だけで厚さ10cmを作るエアーマット。商品説明の数字は、封筒型で190×63.5×10cm、重さ590g、収納時26×12cm、R値6.8である。同じ厚さ10cmのFSZが約3kgなので、重さはおよそ5分の1。数字を二度見した。
推せるところ
- 準備と片付け:収納袋が空気入れ袋を兼ねていて、口で直接吹き込まなくて済む。外袋での空気入れは思ったほど大変ではなかった、というレビューもあった。
- 寝心地:R値6.8はメーカー表記ながら、今回の数値ではFIELDOORに次ぐ。朝方6℃ほどのキャンプ地で底冷えを感じなかったという報告もある。
- 携帯性:収納時26×12cmは、厚さ10cmのインフレーターと比べるとかなり小さい。厚さ7cmのマミー型(195×65cm)も用意されている。
気になるところ
- 膨らませる手間:自動では膨らまないので、袋で空気を送り込む作業は残る。インフレーターより少し手間がかかる、膨らますのは意外と大変だった、というレビューが複数あった。
- 生地と重さの表記:表面は20デニールのナイロンで、パンクに気をつけたいという声がある。本体を量ったら表記より重い640gほどだった、というレビューも見つかった。
向いている人:徒歩キャンプやツーリングで、軽さと断熱を両方取りたい人。向いていない人:空気を送り込む数分の作業も省きたい人。
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4位 TSUKAERU LABO. エアーマット ダブル — 電源もポンプの持ち出しも要らない、2人用の1枚

足踏み式のポンプを本体に内蔵した、ダブルサイズのエアーマット。商品説明の仕様は約200×120×10cm、重さ約1,400g、収納時は直径約13×28cmで、枕も一体になっている。足で踏むだけで約1〜2分で膨らむ、とメーカーは書いている。
推せるところ
- 準備と片付け:ポンプが本体側にあるので、電池切れもポンプの入れ忘れも起きない。バルブは二重構造とされている。
- コスパ:数千円台からダブルサイズが見つかり、ポンプ内蔵まで含めてこの価格帯に収まる。大人2人ぶんの寝床が1枚で済む。
- 軽さ:ダブルで約1,400gは、厚さ8〜10cmのシングルのインフレーター(約2.4〜3kg)の半分ほどである。
気になるところ
- 寒さへの備え:R値の記載がなく、中身は空気だけの構造である。冷え込む時期は、下にフォームマットを重ねる前提で考えたい。
- 口コミがまだない:楽天では執筆時点でレビューが付いていなかった。2人で寝たときの揺れ方や、空気の抜けにくさは、まだ判断材料が少ない。
向いている人:夫婦や親子で1枚にまとめたい人、電源のない場所で膨らませたい人。向いていない人:秋冬の地面に単体で敷きたい人。
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5位 Soomloom キャンプ マット アルミ レジャーマット — 準備の最速記録は、空気を入れないマットが持っていた

ここで表の見え方が変わる。準備がいちばん速いのは電動ポンプ付きのマットだと思っていた。ところが最速は、膨らませる工程そのものがない、畳んだフォームを広げるだけのマットだったのである。
Soomloomは厚さ18mmのIXPEフォームで、シングルは約410g。裏面にアルミ加工があり、寒い時期はアルミ面を上、暑い時期は下にして使うようメーカーは案内している。
推せるところ
- 準備と片付け:広げて、畳むだけ。折り目どおりに収納できてセッティングが楽、というレビューがあった。
- コスパ:今回の12製品の中でも安い部類に入る。楽天のレビューは1,500件を超え、平均は4.5点台だった。
- 重ね敷き:コットの下に敷いたら底冷えが気にならなくなった、重ねて使うと快適になったので2枚買いを勧める、という声が見つかった。
気になるところ
- 寝心地:厚さ18mmなので、単体では地面の凹凸をインフレーターほど吸収できない。楽天のAI要約でも、硬さに触れた指摘が一部にあった。
- におい:同じAI要約には、においへの指摘も含まれていた。気になる人は、届いてすぐ一度広げておくと様子がわかる。
向いている人:荷物を増やさずに地面の冷えを減らしたい人、インフレーターの下に1枚足したい人。向いていない人:これ1枚でふかふかに寝たい人。
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6位 KingCamp エアーマット インフレーターマット 枕一体式 — 枕を持っていく手間まで、マットが引き受けた

厚さ3cmの高弾性スポンジに、厚さ5cmの枕部分を一体にしたインフレーター。レギュラーサイズは183×51cmで約1.2kg、収納時は約17×29cmと小さい。バルブを開けて約30秒で膨らむ、とメーカーは説明している。
推せるところ
- 準備と片付け:約1.2kgで収納も小さく、今回のインフレーターではかなり軽い部類に入る。
- コスパ:数千円台前半で、枕まで込み。価格の割に収納袋を含めた質感が高く、リペアキットまで付いていたというレビューもあった。
- サイズ展開:幅64cmのワイド版(約1.6kg)と、厚さ8cmの厚いワイド版(約3kg)も同じ商品ページで選べる。
気になるところ
- 寝心地:レギュラーの厚さは3cm。4泊の利用で痛くならなかったというレビューがある一方、その人も段差対策に毛布などを足してクッションの層を作っていた。
- 膨らみ方:2回目以降は自力で7割弱まで膨らむというレビューがあり、残りは息かポンプで足す使い方になる。
向いている人:軽さと価格を優先し、枕を別に持ち歩きたくない人。向いていない人:凸凹の多い地面で、マット1枚で寝たい人。
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7位 キャプテンスタッグ(CAPTAIN STAG) IXPE フォームマット 56x186cm — 370gで、空気が抜ける心配がそもそもない

国内アウトドアブランドの折りたたみ式フォームマット。公式の仕様は幅56×長さ186×厚さ1.8cm、収納時約58×13×14cm、重さは収納バッグとバンドを含めて約370gである。品番はUB-3078で、幅116×長さ183cmのダブル(約790g)もある。
推せるところ
- 準備と片付け:広げるだけで使え、畳めば収納バッグに入る。インフレーターの膨らみが悪くなってきたのでこちらへの移行を考えている、というレビューもあった。
- 断熱の工夫:裏面に凸凹加工とアルミ蒸着を重ね、地面からの冷気を防ぐ構造だとメーカーは説明している。
- コスパ:数千円台で買える。楽天のレビューは50件ほどと多くないが、平均は4.7点台と高い。
気になるところ
- 寝心地:厚さは1.8cm。触ると少し固いが寝ると程よい反発だった、という声はあるものの、厚手のインフレーターと同じクッションは期待しにくい。
- 長さ:長さは186cm。身長165cmで問題なかったというレビューはあるが、背の高い人は長さに余裕があるか確かめたい。
向いている人:軽さと手軽さを最優先する人、今あるマットの下に1枚足したい人。向いていない人:1枚だけで厚みのある寝床を作りたい人。
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8位 FSZ キャンピングマット 極厚10cm — 10cmの厚みを、数千円台で手に入れる

厚さ10cmの高密度ウレタンを使った自動膨張式マット。仕様は外寸190×62cm(内寸186×55cm)、重さ約3kg、収納時約60×25cm。表地はスエード調の生地で、補修キットと肩掛けベルト付きの収納袋が付く。
推せるところ
- コスパ:厚さ10cmのインフレーターが数千円台で手に入る。10cmのインフレーターの中では安い部類である。
- 寝心地:10cmの厚みで快適に眠れた、腰痛があるが悪化せずに休めた、というレビューがあった。
- 膨らみの速さ:思っていたより短い時間で膨らんで驚いた、という声も見られた。
気になるところ
- 準備と片付け:約3kgで、収納時は結構大きいというレビューがある。しまう作業は慣れが要りそうだ。
- 空気の足し方:膨らみが足りないときは口でバルブから吹き込むよう、メーカーは案内している。電動ポンプも試してみたいと書いていたレビューもあった。
向いている人:車で運ぶ前提で、厚さ10cmを予算を抑えて取りたい人。向いていない人:荷物を持って歩く距離が長い人。
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9位 HOTEL CAMPS インフレータブルキャンプマット 8cm — 空気を少し逃がして、硬さを自分に合わせる

厚さ8cmのウレタンフォームを使った自動膨張式マット。仕様は約185×65×8cm、重さ約2.4kg、収納時約65×28cmで、生地はポリエステル。メーカーは、もちもちとしてコシのある寝心地を売りにしている。
推せるところ
- 寝心地の調整:パンパンに張るより、空気を少し逃がして自分に合う硬さを探している、というレビューがあった。
- 膨らみ方:自動でほぼ使える状態まで膨らむ、という声が見られた。新品は少し時間がかかったが説明書どおりで満遍なく入った、という報告もある。
- 評価の高さ:楽天のレビューは70件ほどで、平均は4.6点台と高い。
気になるところ
- 準備と片付け:収納時は大きく重いので登山には使えない、というレビューがあった。車で運ぶ前提の1枚である。
- 断熱の数字:R値の記載はなく、同じ厚さ8cmでR値6.0を示しているWAQと比べると、判断材料が一つ少ない。
向いている人:オートキャンプで、寝心地の硬さを自分で調整したい人。向いていない人:冬の断熱を数字で確かめてから買いたい人。
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10位 ALPIDEX インフレーターマット 極厚10cm・6cm — 長さ200cm、背の高い人でも足先まで収まる

長さ約200×幅約66cmで、今回の12製品では最も長いグループに入るマット。厚さは10cmと6cmから選べ、重さは10cmが3,119g、6cmが2,162gと商品説明に書かれている。表面はポリエステル、中身はポリウレタンフォームで、修繕パッチが5枚付く。
推せるところ
- サイズ:長さ200cmに幅66cm。身長が高くても、足先まで乗せやすい。
- 寝心地:ウレタンの硬さがちょうど良い、というレビューがあった(6cmを選んだ人の声)。
- コスパ:厚さ10cm・長さ200cmの組み合わせで、数千円台に収まる。
気になるところ
- 準備と片付け:10cmは3kgを超える。長期間丸めて保管すると展開に時間がかかることがある、とメーカー自身が注意書きしており、長く使わないときはバルブを開けて保管する方法を勧めている。
- 収納袋:空気を抜いて付属の袋に入れようとしたら口のあたりが破れた、というレビューがあった。ショップは破損時の交換に応じると返信している。
向いている人:身長が高く、長さに余裕のあるマットを探している人。向いていない人:撤収をとにかく短く済ませたい人。
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11位 ライシン キャンプマット インフレーター 厚さ8cm — レビューの数は上位級、点数では伸び悩んだ

厚さ8cmの高反発ウレタンに、真鍮のバルブを組み合わせた自動膨張式マット。商品名は「幅70cm」、本体サイズの欄はW77×D190×H8cmと書かれている。欄の77cmで比べると、今回幅を公表しているシングルの中では最も広い。重さは2.8kgで、膨張時間は最短約2分とされる。
推せるところ
- 口コミの厚み:楽天のレビューは480件を超え、平均は4.5点台。もう1枚買い足したという人も複数いた。
- 寝心地:広く使えて地面の硬さが気にならない、腰も痛くならなかった、というレビューがあった。
- バルブ:プラスチックではなく真鍮のバルブを採用し、耐久性を高めたとメーカーは説明している。
気になるところ
- 準備と片付け:空気を抜いて丸めるのに少し苦労した、という声がある一方、収納袋に余裕があってしまいやすいという声もあった。重さは2.8kgある。
- 車内での大きさ:ジムニーの車内では少し大きかった、というレビューがあった。車中泊にも使うなら、荷室の寸法を先に測っておきたい。
向いている人:幅に余裕のあるマットで、口コミの多さを安心材料にしたい人。向いていない人:荷物を軽くしたい人。
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12位 プロモンテ(PUROMONTE) アウトドア エアマット180 — 寝心地より、背負う重さを優先した1枚

厚さ2.5cmの軽量トレッキングマット。メーカーの仕様は長さ183×幅51×厚さ2.5cm、収納時27×直径15cm、重さ約450gで、生地はポリエステルリップストップ(30D)。ワンプッシュ式の固定バルブを採用している。
推せるところ
- 準備と片付け:約450gで、収納時は27×直径15cm。今回のインフレーターでいちばん軽い。
- サイズの選び方:同じシリーズに長さ違いの6サイズがあり、メーカーは180を身長165cm以上の人の全身をカバーする長さと位置づけている。
- 登山との相性:トレッキング用として作られていて、ザックの荷物に組み込みやすい大きさである。
気になるところ
- 寝心地:厚さ2.5cmで、R値の記載もない。メーカーのページではスタッフが気温の高くなる5〜9月ごろに使っていると紹介されており、寒い時期の単体使用は想定しにくい。
- コスパ:1万円前後の価格帯で、この厚さ。軽さに価値を感じない人には割高に映る。
向いている人:徒歩や登山で、荷物を少しでも軽くしたい人。向いていない人:オートキャンプで寝心地を重視する人。
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キャンプマットの選び方 — 3つ全部は取れないから、どれを譲るか決める
12製品を並べてわかったのは、準備の楽さ、寝心地、安さの3つを全部満点で取れるマットはない、ということだった。厚くて暖かいマットは重く、軽くて速いマットは薄い。どれを譲るかを先に決めると、候補は一気に減る。
1. 準備と片付け:いちばん速いのは、空気を入れないマットだった
準備と片付けは、膨らませ方と重さで決まる。フォームは広げて畳むだけ、ポンプ付きは膨らませる時間を機械や足に任せられる。自動膨張式はバルブを開けて待てばよいが、厚いほど空気を押し出して丸める撤収が重くなる。
表の目安は、空気を入れる作業がない、付属か内蔵のポンプで膨らませられる、本体1.5kg以下、のどれかに当てはまれば◎とした。自動膨張式で2.5kg前後までは○、2.8kg以上は△である。この軸を優先するなら、ポンプ付きのFIELDOORかTSUKAERU LABO.、荷物の軽さまで取るならキャプテンスタッグやSoomloomのフォームが候補になる。
2. 寝心地:厚みの数字を見たら、次にR値の欄を見る
寝心地を左右するのは、地面の凹凸を和らげる厚みと、地面の冷えを伝えにくくするR値である。R値はマットの断熱性能を表す数字で、家でいえば窓がシングルガラスか複層ガラスかの違いに近い。比較表のR値の列を埋めていたら、住宅の断熱性能を調べている気分になってきた。家を建てる予定はない。
表では、厚さ8cm以上でR値5以上の記載があれば◎、厚さ6cm以上でR値の記載がなければ○、3cm以下を△とした。◎はFIELDOOR(R値8)、CAMDOOR(R値6.8)、WAQ(R値6.0)の3製品である。ただし3製品とも、商品説明に測定規格の記載は見当たらなかった。同じ規格で測ったかどうかは商品ページからは確かめられないので、数字は目安として扱いたい。
3. コスパ:数千円台のフォームと1万円前後の厚手は、比べる土俵が違う
価格は、タイプでおおよその帯が分かれていた。フォームと薄手のインフレーターは数千円台前半、厚さ8〜10cmのインフレーターは数千円台、R値の高い10cmクラスや軽量モデルは1万円前後である。
表の目安は、数千円台で、同じ価格帯の中で厚み・R値の記載・付属品が上回るものを◎とした。数千円台で並の内容か、1万円前後で内容が見合うものは○、1万円前後で価格の割に薄いものは△である。価格は変わることがあるので、購入前に各モールの表示価格で確かめてほしい。
順位は、◎を3点、○を2点、△を1点として3軸を足し、同点なら楽天のレビュー件数が多い順にした。結局、どの軸を譲るかを先に決めた人から迷わなくなる……たぶん。
よくある質問
インフレーターマットとエアーマットは何が違う?
中にウレタンフォームが入っているかどうかの違いである。インフレーターはバルブを開けるとフォームが広がって空気を吸い込み、エアーマットは空気だけで形を保つ。今回の12製品では、同じ厚さ10cmでもウレタン入りのFSZ キャンピングマット 極厚10cmが約3kg、空気だけのCAMDOOR エアーマット 高R値6.8が590gで、重さに約5倍の差があった。
秋冬のキャンプでは、R値はいくつあれば足りる?
3シーズンならR値2〜4、雪のある時期なら4〜6がひとつの目安である。これはサーマレストやシートゥサミットが示している分類で、2019年に承認された米国の試験規格ASTM F3340で測った値が前提になる。今回R値を載せていたFIELDOOR(8)、CAMDOOR(6.8)、WAQ(6.0)は、いずれも商品説明に測定規格の記載がなかったので、数字には余裕を持たせて選びたい。
自動膨張式なのに、膨らみきらないのはなぜ?
長く圧縮されていたウレタンが、まだ広がりきっていないためである。WAQは圧縮した状態で届くため初回は膨らみにくい場合があるとして、バルブから息を吹き込む方法を案内している。ALPIDEXも長期間丸めて保管すると展開に時間がかかると注意書きしており、使う前にフォームを何度か折り曲げて空気を入れる方法と、保管時にバルブを開けておく方法を勧めている。
フォームマットとインフレーターマットは重ねて使える?
使える。NEMOの解説では、R値は足し算できる性質があり、2枚を重ねると断熱性能を上げられるとしている。キャプテンスタッグ IXPE フォームマットは約370g、Soomloomのシングルは約410gなので、今あるマットの下に1枚足しても荷物の増え方は小さい。Soomloomのレビューにも、重ねて使うと快適になったという声があった。
2人で寝るなら、ダブル1枚とシングル2枚のどちらがいい?
荷物と準備を減らすならダブル1枚、相手の寝返りの影響を減らすならシングル2枚である。TSUKAERU LABO. エアーマット ダブルは約1,400gで、2人ぶんを1枚にまとめられる。一方でFIELDOORのレビューには、以前の別のエアベッドで、複数人で寝ると体の沈みや寝返りの動きが隣に伝わるのが気になって買い替えた、という声があった。シングルを並べるなら、WAQのように2枚を連結できるモデルもある(連結時は幅130cm)。
まとめ — 迷ったらこの組み合わせ
迷ったら、まずWAQ キャンプマット waq-m8。厚さ8cmとR値6.0の記載、数千円台の価格、1,300件を超えるレビューがそろい、3軸のどれでも大きく負けない。
撤収の時間を短くしたいなら、電動ポンプが付くFIELDOOR キャンプマット 極厚10cm 電動ポンプ付き。徒歩やツーリングで荷物を軽くしたいなら、590gのCAMDOOR エアーマット 高R値6.8が候補になる。2人で1枚にまとめたいならTSUKAERU LABO. エアーマット ダブル、冷え込む時期はキャプテンスタッグやSoomloomのフォームマットを下に重ねる、という組み合わせも覚えておきたい。
寝袋の暖かさと合わせて考えるなら冬用寝袋の比較、地面から離れて寝たいならアウトドアコットの比較、車中泊や来客用の厚い寝床なら車中泊グッズの比較とエアーマット・電動エアベッドの比較も参考にしてほしい。本記事の数値は各社の公式仕様と商品説明からの引用で、仕様と価格は変わることがあるため、購入前に各販売ページの表示を確認しておくと安心である。
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