調査時点: 2026年10月9日(価格・在庫・提供条件は変動します)
車中泊マット・車中泊グッズは、「シートを倒したときの段差を消せる厚みがあるか」「車の幅に何枚並べるか」「エンジンを止めた夜の電源と暑さをどうするか」の3点で選ぶと迷いにくい。1人で軽自動車やミニバンに寝るなら、厚さ8cm・幅65cmで2枚並べることもできるBears Rock MT-108Fが第一候補。段差の深い車で厚みを優先するなら10cm厚のFIELDOOR インフレータブルマット 10cm 車中泊、2人で継ぎ目のない1枚に寝たいなら幅約128cmのColeman ダブルベッド エアーマットが合う。夜にスマホの充電やサーキュレーターを使うなら、マットとは別に容量388.8WhのAnker PowerHouse II 400 ポータブル電源を足す組み合わせになる。
候補は、楽天・Amazonで現在購入できる車中泊マットと車中泊グッズから10製品に絞った。内訳は、寝床まわりが8製品(自動膨張マット、エアーベッド、段差解消クッション、後部座席用の簡易ベッド)、電源と暑さ対策が1製品ずつ。僕が順位を付けた基準は、段差を消す厚みと寝る面の広さ、膨らませてから片付けるまでの手間、メーカーが公表している仕様の具体さの3つである。
- 最初に決めるのは、何人で車のどこに寝るか
- 10製品の比較表|厚み・寝る面の広さ・準備のしかた
- 寝床と電源と暑さ対策で選んだ、車中泊グッズ10選
- 1位 Bears Rock MT-108F — 2枚並べる前提で、軽からミニバンまで収まる8cm厚
- 2位 FIELDOOR インフレータブルマット 10cm 車中泊 — 10cmの厚みを幅60cmの細身に収めたシングル
- 3位 WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 — 断熱と滑り止めまで仕様に書かれた8cm厚
- 4位 Coleman ダブルベッド エアーマット — 2人で継ぎ目なく寝られる幅約128cmのダブル
- 5位 Anker PowerHouse II 400 ポータブル電源 — エンジンを止めた夜の電気を1台でまかなう
- 6位 AKMSX 車中泊マット シートフラットクッション 段差解消 — マットで消えない段差を下から埋める裏方
- 7位 アイリスオーヤマ サーキュレーター DC USB — コードレスで、弱い風なら最大約50時間
- 8位 OGAWA エアマット シングル 車中泊 — 約1.5kgの薄手で、コットの上や防災の備えに
- 9位 WAVOTIQ 車中泊 マット エアー — 後部座席に置く電動ポンプ付きのエアーベッド
- 10位 FADACAI 車中泊 マット 車用ベッド — 空気を入れずに後部座席で仮眠をとる
- 段差は、マットの厚みと段差解消クッションの2段で消す
- 自動膨張マットの手間は、膨らませるときより畳むときに出る
- 電源と暑さ対策は、エンジンを止めて眠る前提で考える
- よくある質問
- まとめ|寝る人数と段差の深さで、3枚に絞れる
最初に決めるのは、何人で車のどこに寝るか
車中泊の寝床は、マットより先に「寝る面の大きさ」で決まる。今回のシングルマットは長さが185〜190cm、幅が55〜65cm。ダブルのColemanだけが幅約128cmある。
1人で寝るなら、幅65cm前後のシングルを1枚。2人なら、シングルを2枚並べるか、ダブルを1枚敷くかの2択になる。Bears Rock、FIELDOOR、WAQの3製品は側面のボタンで連結できるので、2枚並べても間が開きにくい。シングル2枚なら、片側のシートだけ倒して1人で寝る日は1枚で済む。ダブルは真ん中に継ぎ目がないかわりに、重さが約5kg、収納時も約30×70cmと大きい。
Bears Rockはヴォクシー、セレナ、ノア、ステップワゴンなどのミニバンやSUV、N-BOXやタントなどの軽自動車に2枚入るサイズ、WAQは190×65cmでミニバンのフルフラットに収まるサイズと、それぞれメーカーが説明している。とはいえ、同じ車種でもシートの倒し方で寝る面は変わる。買う前に、フルフラットにした車内の長さと幅をメジャーで測っておくのが確実だ。車中泊は、メジャーを持って車に乗り込むところから始まっている。
フルフラットにできない車や、仮眠ができれば十分という人には別の道もある。後部座席に置くエアーベッド(WAVOTIQ)と、後部座席まわりのすき間を埋める簡易ベッド(FADACAI)。どちらも長さ190cm級のマットとは役割が違い、座席の上で体を横にするための製品である。
10製品の比較表|厚み・寝る面の広さ・準備のしかた
表の「厚み・容量」は、マットなら膨らませたときの厚さ、ポータブル電源とサーキュレーターならバッテリーの容量。数値はメーカーや販売ページの記載で、「約」の付く値は目安である。
| 順位 | 商品 | 種類 | 厚み・容量 | 使用時のサイズ | 重さ | 準備のしかた | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ![]() Bears Rock MT-108F |
自動膨張マット(シングル) | 8cm | 約190×65cm | 約2.5kg | バルブを開けて自動で膨らむ・連結できる |
7,350円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 2位 | ![]() FIELDOOR インフレータブルマット 10cm 車中泊 |
自動膨張マット(シングル) | 10cm | 約60×188cm | 約2.7kg | 二重バルブで自動で膨らむ・連結できる |
6,800円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 3位 | ![]() WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 |
自動膨張マット(シングル) | 8cm | 190×65cm | 約2.21kg | 特大バルブ2個で約3分(メーカー公表)・連結できる |
6,344円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 4位 | ![]() Coleman ダブルベッド エアーマット |
自動膨張マット(ダブル) | 10cm | 約200×128cm | 約5kg | 自動で膨らむ・収納ケースをポンプ代わりに使える |
18,678円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 5位 | ![]() Anker PowerHouse II 400 ポータブル電源 |
ポータブル電源 | 388.8Wh | 本体 約25.5×14.8×13.9cm | 約4.6kg | 付属のACアダプターで約6.5時間で満充電 | |
| 6位 | ![]() AKMSX 車中泊マット シートフラットクッション 段差解消 |
段差解消クッション(2個入り) | 高さ7cm | 35×37cm×2個 | 約260g(2個) | 段差に置くだけ |
2,999円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 7位 | ![]() アイリスオーヤマ サーキュレーター DC USB |
充電式サーキュレーター | 2,200mAh(14.8V) | 本体 幅約21×奥行約21×高さ約31.8cm | 約1.4kg | USB(5V/3A)から約4時間で充電 |
12,800円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 8位 | ![]() OGAWA エアマット シングル 車中泊 |
自動膨張マット(シングル) | 約4.5cm | 185×55cm | 約1.5kg | 自動で膨らませ、息を吹き込んで仕上げる | |
| 9位 | ![]() WAVOTIQ 車中泊 マット エアー |
エアーベッド(後部座席用) | 最大12cm | 説明文に記載なし | 約2.9kg(梱包時) | 付属の電動ポンプで約5分 |
7,780円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 10位 | ![]() FADACAI 車中泊 マット 車用ベッド |
簡易ベッド(後部座席用) | 高さ20cm | 125×41cm | – | 空気入れ不要・ベルトで固定 |
2,429円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
寝床と電源と暑さ対策で選んだ、車中泊グッズ10選
1位 Bears Rock MT-108F — 2枚並べる前提で、軽からミニバンまで収まる8cm厚

厚さ8cm、展開時約190×65cmの自動膨張式マット。メーカーは、ヴォクシー、セレナ、ノア、ステップワゴンなどのミニバンやSUV、N-BOX、タントなどの軽自動車に2枚入るサイズと説明している。重さは約2.5kg、収納時は約65×22cm。
商品ページによると、中のウレタンに「Fit Keeper」と名付けた高反発と体圧分散の機能を持たせ、シートを倒したときの段差が気にならない復元性をうたう。側面のボタンで複数枚をつなげられるので、2人なら、2枚並べて連結するのが基本の使い方。
楽天市場のレビュー(2,661件・平均4.58)を新しい順に読むと、寝心地がよいという声に加えて、シートの段差や凹凸が気にならないという声が多い。N-BOX、スペーシア、エクストレイル、ハリアーと車種名を挙げてサイズがぴったりだったと書く人が目立ち、2枚並べて使う人も多い。腰痛持ちでも腰が痛くならなかったという声も複数ある。
不満として繰り返し出てくるのは片付けだ。狭い車内で空気を抜いて畳むのが大変だったという声が、星2〜4のレビューにある。初回は膨らむまで時間がかかったという声も複数。家で一度広げて、畳むところまで練習してから持ち出したい。
7,350円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
2位 FIELDOOR インフレータブルマット 10cm 車中泊 — 10cmの厚みを幅60cmの細身に収めたシングル

商品ページによると、本体サイズは約60×188cm、厚さ10cm。中には約54×182×10cmの高密度ウレタンフォームが入り、バルブを2つ備えた二重バルブタイプである。重さは約2.7kg、収納時は約直径28×68cm。
厚さは今回のシングルマットでいちばん。そのぶん、8cm厚の1位・3位より重く、収納時も一回り大きくなる。寝る位置も上がるので、天井の低い軽自動車では起き上がるときの頭上の余裕も見ておきたい。
意外に差が出るのが幅で、1位・3位の65cmより5cm細い約60cm。2枚並べても約120cmに収まるため、フルフラットにした車内の幅が130cmに届かない車では、この5cmが収まるかどうかの分かれ目になる。連結もできるので、並べたマットの間が開きにくい。
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3位 WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 — 断熱と滑り止めまで仕様に書かれた8cm厚

190×65cm、厚さ8cmの自動膨張マット。メーカーはミニバンのフルフラットに収まるサイズとし、両サイドの連結ボタンで2枚以上つなげられる。重さは約2.21kg(Amazonの商品情報)で、1位より少し軽い。
中のウレタンをひし形に打ち抜き、空気の張りとウレタンの沈み込みを両立させたとメーカーは説明する。特大バルブを2つ付けて、約3分で使える状態まで膨らむという。バルブから息を吹き込めば硬め、空気を抜けば柔らかめに調整できる。
冬の床からの冷えについては、断熱性の指標であるR値を商品ページに載せている。ページ内で6.5と6.0の2通りの表記があるものの、今回の10製品で断熱性を数値で示しているのはこのマットだけ。裏面の滑り止め加工と補修テープの付属も、毎晩敷いては畳むマットとしてはありがたい仕様である。
6,344円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
4位 Coleman ダブルベッド エアーマット — 2人で継ぎ目なく寝られる幅約128cmのダブル
コールマンのキャンパーインフレーターマットハイピークのダブルサイズ。商品ページの仕様では、使用時約200×128×10cm、重さ約5kg、収納時約30×70cmである。
厚さ10cmのポリウレタンフォームが体圧を分散し、地面からの冷気も伝わりにくいというのがメーカーの説明。バルブを全開にすれば自動で膨らみ、足りなければ付属の収納ケースをポンプ代わりにして空気を足せる。収納時は黄色の逆流弁を外側に向けると、押し出した空気が戻らずに畳める。
2人で寝ても真ん中に継ぎ目ができないのが、シングル2枚にはない強み。その代わり、幅128cmが入る平らな面が要り、重さも1位の2倍ある。メーカーは車中泊のほか来客用や防災用も用途に挙げているので、家の予備の寝床と兼ねるなら置き場所の悩みも1つ減る。
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5位 Anker PowerHouse II 400 ポータブル電源 — エンジンを止めた夜の電気を1台でまかなう

Anker公式の仕様では、容量388.8Wh(108,000mAh)、AC出力300W(瞬間最大600W)の正弦波インバーターを積んだポータブル電源。USB-C(最大60W)、USB-A、シガーソケットとDC出力(合計最大120W)を備え、重さは約4.6kg、本体は約25.5×14.8×13.9cmの大きさだ。
AC出力300Wの範囲なら、スマホやノートPCの充電、扇風機、電気毛布といった消費電力の小さい機器を動かせる。ドライヤーや電気ケトルは動かない。充電は付属のACアダプターで約6.5時間、60W以上のUSB PD充電器と同時に使えば約4時間(公式)。
商品ページでは、0.5mの高さからの落下に耐える耐衝撃性と、防災推奨マークの取得を挙げている。車中泊の電源と家の停電対策を1台で兼ねられる容量帯。型番はA1730で、購入前の回収の確かめ方は後半の電源の節で触れる。
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6位 AKMSX 車中泊マット シートフラットクッション 段差解消 — マットで消えない段差を下から埋める裏方

35×37cm、高さ7cmのクッションが2個入ったセット。シートをフラットにしても残る段差やくぼみに置き、その上にマットを敷いて使う。2個で約260gと軽く、積みっぱなしにしても邪魔になりにくい。
商品ページによると、表面は耐摩耗の生地、中は沈み込みを抑える硬めの素材。メーカーは高さ7cmと12cmの2サイズを用意し、デリカD:5、ヴォクシー、ステップワゴン、ハスラー、ハイエース、N-BOX、ジムニーなど多くの車種に使えるとしている。この商品は7cmのほうだ。
メーカーの言う「フラットにしても段差が気になって寝返りが打てない」状態なら、主役のマットを買い替える前に、段差だけを先に埋める手がある。数千円の価格帯で試せるのも、この裏方のよいところ。
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7位 アイリスオーヤマ サーキュレーター DC USB — コードレスで、弱い風なら最大約50時間

型番PCF-SD15CH-H。内蔵バッテリー(2,200mAh・14.8V)で動くコードレスのサーキュレーターで、メーカー公表の運転時間は風量1・首ふりなしで最大約50時間、風量ターボ・首ふりありで約3時間とされる。どちらも室温で変わるとの注記がある。
充電は5V/3Aを出せるUSBアダプターやモバイルバッテリーからで、約4時間。付属品はリモコン、Type-Cケーブル(約1.5m)、USBアダプター。本体は幅約21×奥行約21×高さ約31.8cm、重さ約1.4kg、定格消費電力は12W(風量ターボ・首ふりあり)。適用床面積の目安は約20畳とされ、車内の広さに対しては余裕のある数字だ。
エンジンを止めた車内は空気がこもりやすい。窓を少し開けて外の空気を入れ、サーキュレーターで車内に回す使い方なら、エアコンなしで夜を過ごす助けになる。窓を開けるなら、虫よけの網も一緒に用意しておきたい。リモコンが付いているので、横になったまま風量を変えられるのも車中泊向きの点である。
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8位 OGAWA エアマット シングル 車中泊 — 約1.5kgの薄手で、コットの上や防災の備えに
オガワの型番3873、自動膨張タイプのマット。Amazonの商品情報では、サイズ185×55cm、厚さ約4.5cm、重さ約1.5kg、収納時は約60×直径20cmとなっている。表地はポリエステルオックス150DのPUコート、中はポリウレタンフォームで、収納袋と補修用の生地が付く。
メーカーの説明では、バルブを開けて膨らませたあと、息を吹き込んで仕上げる。厚さ約4.5cmでクッション性があり床からの冷温を遮断するとし、同社のアルミGIベッド(品番1972)に合うサイズとしている。
厚さは1〜3位の半分ほどで、シートの段差を消す役目には足りない。そのかわり、軽さは今回のマットでいちばん。段差のない荷室やコット(キャンプ用の簡易ベッド)の上に敷く使い方、家に置いておく防災用のマットに向く。
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9位 WAVOTIQ 車中泊 マット エアー — 後部座席に置く電動ポンプ付きのエアーベッド

商品名のとおり、SUVやミニバン(MPV)の後部座席に置くエアーベッド。最大厚さ12cmで、付属の電動エアーポンプを使うと約5分で膨らむとメーカーは説明する。3つ折りで、使い終えたら空気を抜いてトランクにしまえる。
寝る面はPVCに起毛加工(フロック)を施した素材。両側の独立したエアチャンバーは、車体の幅に合わせて膨らませ方を変えられる。保証は1年で、品質の問題なら30日以内の交換に応じるとしている。
注意したいのは、商品ページに「18歳以下、妊婦の方は使用を避けてください」と書かれている点。家族で使うつもりなら、買う前に必ず読んでおきたい。説明文には使用時の寸法が見当たらないので、後部座席に収まるかは販売ページの画像などで確かめてほしい。空気だけで体を支える構造のため、生地が破れると支えがなくなる点も、ウレタン入りの自動膨張マットとの違いである。
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10位 FADACAI 車中泊 マット 車用ベッド — 空気を入れずに後部座席で仮眠をとる

展開サイズは125×41×20cm、収納時は41×32cm。PVCボードにフランネル生地とメッシュを組み合わせた、空気を入れない構造である(商品ページ)。
取り付けは、後部座席に敷いて付属のベルトをヘッドレストにかけるだけ。商品名の「ギャップパッド」のとおり、メーカーはすき間を埋めて落ち込みを防ぐと説明している。背もたれ付きの折りたたみ式で、ファミリーカー、SUV、MPVの多くに合うとしつつ、購入前に車のサイズを確かめるよう注記がある。
1〜4位のように車内全体を寝床にするマットではなく、後部座席で横になって仮眠をとるための簡易ベッド。空気を使わないので抜ける心配がなく、膨らませる手間もないから、長距離ドライブの休憩用に積んでおく使い方が合う。価格は数千円の帯に収まる。
2,429円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
段差は、マットの厚みと段差解消クッションの2段で消す
シートを倒してできる段差は、車によって深さが違う。マットの厚みで吸収できる段差なら、マット1枚で済む。厚みより深い段差が残るなら、先にクッションで埋めてからマットを敷く。この2段で考えると、どのマットを選べばよいかがはっきりする。
今回のマットの厚さは、OGAWAが約4.5cm、Bears RockとWAQが8cm、FIELDOORとColemanが10cm。WAVOTIQのエアーベッドは最大12cmだが、こちらは座席の上に置く別の使い方になる。約4.5cmのOGAWAは、メーカーが「床からの冷温を遮断」とうたう断熱とクッションの役目が中心で、シートの段差を消す用途には薄い。
自動膨張マットの中身はウレタンフォームで、バルブを開けるとフォームが元の形に戻りながら空気を吸い込む。空気だけで支えるエアーベッドと違い、空気の張りとウレタンの弾力の両方で体を受け止める仕組みだ。WAQが補修テープ、OGAWAが補修用の生地を付けているのは、生地が破れて空気が抜けたときへの備えである。
マットの厚みより深い段差には、AKMSXのような段差解消クッションを使う。段差の深さを定規で測っておけば、高さ7cmのクッションで足りるかどうかも判断できる。メーカーは12cmのサイズも別に用意している。
自動膨張マットの手間は、膨らませるときより畳むときに出る
自動膨張マットは、バルブを開けて待てば膨らむ。ただし買ってすぐの1回目は別で、長く圧縮されていたウレタンが元に戻るまで時間がかかる。Bears Rockの楽天レビューでも、初回は膨らむのに時間がかかった、空気入れや息で足したという声が複数あった。WAQはバルブを2つにして約3分で使える状態になるとし、Colemanは付属の収納ケースをポンプ代わりに使って空気を足せるようにしている。
手がかかるのは、むしろ片付けのほうだ。中のウレタンが空気を吸い込もうとするので、体重をかけて空気を押し出しながら丸めていく必要がある。Bears Rockのレビューでは、狭い車内で空気を抜いて畳むのが大変だったという声が星2〜4に繰り返し出てくる。一方で、説明書や動画のとおりにしたら苦労しなかった、畳むのは簡単だったという声もあり、慣れで差が出る作業らしい。
Colemanは、収納時に黄色の逆流弁を外側に向けると、押し出した空気が戻らずに畳めるとしている。重さと収納サイズも、積みっぱなしにするか毎回出し入れするかで重みが変わる。軽い順に、OGAWAが約1.5kg(収納時約60×直径20cm)、WAQが約2.21kg、Bears Rockが約2.5kg(収納時約65×22cm)、FIELDOORが約2.7kg(収納時約直径28×68cm)、Colemanが約5kg(収納時約30×70cm)。初めて使う前に家で一度広げ、畳むところまで練習しておくと、現地で慌てずに済む。
車中泊だけでなくテント泊にも同じマットを持ち出すつもりなら、準備・片付けの手軽さと寝心地で12製品を比べた【2026年版】キャンプマット比較12選|準備・片付けの手軽さ×寝心地×コスパで選ぶも参考になる。車とテントで1枚を使い回せるかを考える材料が増える。
電源と暑さ対策は、エンジンを止めて眠る前提で考える
車中泊でエンジンをかけたまま眠るのは避けたい。冬に雪でマフラーがふさがると、排気ガスが車内に入り込んで一酸化炭素中毒を起こすおそれがあり、JAFも注意を呼びかけている。自治体によっては条例でアイドリングを制限してもいる。夜の電気と暑さ対策は、エンジンを止めた状態で動く電源とサーキュレーターでそろえることになる。
Anker PowerHouse II 400 ポータブル電源の容量は388.8Wh。使える時間は、変換のロスを見込んで容量の8割前後を機器の消費電力で割ると目安が出る。50Wの機器なら約6時間、12Wの機器なら20時間を超える計算だ。AC出力は300Wまでなので、ドライヤーや電気ケトルのように消費電力の大きい家電は動かせない。
暑さ対策のアイリスオーヤマ サーキュレーター DC USBは、自前のバッテリーで動く。充電には5V/3Aを出せるUSBアダプターかモバイルバッテリーが要る。付属のUSBアダプターはAC100〜240Vの入力に対応しているので、ポータブル電源のAC出力に挿して充電すれば条件を外さない。バッテリー容量(2,200mAh・14.8V)は約32.6Whで、ポータブル電源の容量を単純に割ると約12回分。実際には変換のロスがあり、これより少なくなる。
モバイルバッテリーやポータブル電源は、回収(リコール)の対象になる製品が出やすい分野でもある。買う前に、消費者庁のリコール情報サイトやメーカーの公式サイトで型番を検索しておきたい。Anker PowerHouse II 400の型番はA1730で、2026年10月時点で回収の公表は見当たらない。
防災用に車へ積んでおく場合も、ポータブル電源だけは扱いが別になる。真夏の閉め切った車内は50℃を超えることがあり(JAFのテスト)、リチウムイオン電池には厳しい環境だ。保管温度は取扱説明書で確かめ、夏は家に置いて出かける日に積むほうが安全である。
車中泊の装備を防災にも回すなら、電気の次に困るのは水。断水と登山の両方で使える浄水器を比べた【2026年版】携帯浄水器 比較8選|断水と登山を1本でを読んでおくと、車に積む備えの組み合わせを考えやすい。
よくある質問
車中泊マットは何cmの厚みがあれば段差が気にならない?
車の段差の深さしだいで、厚さだけでは決まらない。今回の製品では、Bears RockとWAQが8cm、FIELDOORとColemanが10cm。段差を測り、マットの厚みより深いならAKMSXのような段差解消クッションで先に埋めるのが確実だ。約4.5cmのOGAWAは、段差のない荷室やコットの上に敷く用途に向く。
道の駅や高速道路のSA・PAで車中泊してもよい?
国土交通省は、道の駅は休憩施設なので仮眠はかまわないが、宿泊目的の利用は遠慮してほしいという立場をとっている。高速道路のSA・PAも休憩のための施設だ。泊まること自体が目的なら、車中泊を受け入れているRVパークやオートキャンプ場を選ぶと、ルールを気にせずマットを広げられる。
冬の車中泊でエンジンをかけたまま寝てもよい?
避けたほうがよい。雪でマフラーがふさがると、排気ガスが車内に入って一酸化炭素中毒になるおそれがある。寒さは、床からの冷えを断つマット、寝袋、ポータブル電源で動かす電気毛布の組み合わせで防ぐ。WAQは断熱性の指標であるR値を商品ページに載せているので、冬に使うつもりなら比べる材料になる。
ポータブル電源があれば、サーキュレーターを一晩中回せる?
アイリスオーヤマ サーキュレーター DC USBは内蔵バッテリーで動き、風量1・首ふりなしなら最大約50時間、風量ターボ・首ふりありなら約3時間動く(メーカー公表、室温で変わる)。弱い風なら一晩は本体のバッテリーで足りる。連泊するときや強い風で回したいときに、Anker PowerHouse II 400から充電して使い続ければよい。
防災用にマットを車に積みっぱなしにしてよい?
マットは収納袋に入れたまま積んでおける。ただ、自動膨張マットは圧縮した状態が長く続くと膨らむのに時間がかかりやすいので、ときどき広げてバルブを開け、ウレタンを戻しておきたい。ポータブル電源は真夏の車内が高温になるため、積みっぱなしにせず家で保管するほうが安全だ。
まとめ|寝る人数と段差の深さで、3枚に絞れる
車中泊マット・車中泊グッズは、何人で寝るか、段差がどれだけ深いか、エンジンを止めた夜に何の電気を使うかの順に決めると選びやすい。寝床の中心になるマットは、次の3枚から選べば大きく外さない。
総合1位 Bears Rock MT-108F — 軽自動車からミニバンまで、2枚並べて広げられる
8cm厚・約190×65cmで、メーカーはミニバンや軽自動車に2枚入るサイズとする。楽天市場のレビュー(2,661件・平均4.58)でも、シートの段差が気にならないという声が多い。
7,350円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
総合2位 FIELDOOR インフレータブルマット 10cm 車中泊 — 段差の深い車で厚みを優先するなら
10cm厚のシングルで、幅は約60cmとやや細め。2枚並べても約120cmに収まるので、車内の幅に余裕がない車でも並べやすい。
6,800円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
総合3位 WAQ キャンプマット 車中泊マット 厚手 — 冬の冷えと寝返りのずれまで気になるなら
8cm厚で約2.21kgと軽め。R値の表記、裏面の滑り止め、補修テープの付属まで仕様に書かれている。
6,344円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
2人で継ぎ目のない1枚に寝たいなら、4位のColeman ダブルベッド エアーマット。マットの厚みで消えない段差には6位のAKMSXを足し、夜の電気と暑さ対策には5位のAnker PowerHouse II 400と7位のアイリスオーヤマのサーキュレーターを組み合わせると、エンジンを止めたまま一晩過ごす装備がそろう。



