調査時点: 2026年10月9日(価格・在庫・提供条件は変動します)
防災ラジオは、停電でコンセントもスマホの電池も頼れなくなったときに、放送を受け続けるための小型ラジオである。手回し・太陽光・単3形乾電池のどれでも動かせる1台を選ぶならソニー ICF-B99 手回し充電 防災ラジオ、持ち出し袋に入れる軽さと稼働時間の数字で選ぶならGreeshow 防災ラジオ 手回し ソーラー充電(225g・フル充電でラジオ約13時間)、手回しは要らないので家に置いて乾電池で長く鳴らしたいなら山善 YR-M100 防災ラジオ(商品名に「手回し」とあるが仕様上は乾電池式で、アルカリ単1形4本で約400時間が目安)が向く。比べた軸は、電池が切れたあとに電気を足せる手段の数、ワイドFMを受けられる周波数か、メーカーが稼働時間を公開しているかの3つだ。
載せたのは、楽天・Amazonで現在購入できる商品から選んだ10台。スペックはメーカーや販売ページが公開している数字で、記載のない項目は「記載なし」と書いた。防災用品の「記載なし」は、たぶん大丈夫のほうではなく、確認が要るほうに寄せておきたい。
- 10台のうち仕様に手回し充電が載っているのは8台。ELPA ER-H100 防災ラジオと山善 YR-M100 防災ラジオは、商品名に「手回し」と入っているが、公表スペック上は乾電池(ELPAはAC電源も)で鳴らす機種である
- 手回しと乾電池の両方で動くと明記しているのは、ソニー・Geum016・Defend Future・FosPowerの4台。パナソニックも乾電池で動く前提の書き方だが、形式と本数は書かれていない
- ワイドFM(90.1〜94.9MHz)を受けられると数字で確かめられるのは、FMの上限が95MHz以上ある機種。キャプテンスタッグ UW-4510はFMが76〜90MHzで、ワイドFMの帯域を含まない
- 稼働時間を公開しているのはGreeshow・キャプテンスタッグ・山善の3台だけ。山善は乾電池で約400時間と、桁がひとつ違う
- 10台の電源と受信範囲を一表で比べる
- 停電3日目にも鳴っている順のランキング10台
- 1位 ソニー ICF-B99 手回し充電 防災ラジオ — 電気の入り口が4つあり、最後は単3で動く
- 2位 Greeshow 防災ラジオ 手回し ソーラー充電 — 225gで、何時間鳴るかまで書いてある
- 3位 Geum016 — 電源4通りに5,800mAh、周波数の表記だけは要確認
- 4位 パナソニック RF-TJ20 手回し 防災ラジオ — 「乾電池がなくても」と言い切る手堅さ
- 5位 Defend Future ダイナモ LED ラジオライト — 単3が入り、変換アダプタまで同梱
- 6位 アイリスオーヤマ JTL-29 — 出力「1A以下」まで書いてある細長い1台
- 7位 キャプテンスタッグ UW-4510 — 手回し130回の中身まで公開している
- 8位 FosPower 防災ラジオ 多機能 ソーラー&手回し充電 — 灯りは強力、ただし米国向けの機能も入っている
- 9位 ELPA ER-H100 防災ラジオ — 手回しは無いが、9cmスピーカーでよく聞こえる
- 10位 山善 YR-M100 防災ラジオ — 乾電池で約400時間、雨の当たる場所にも置ける
- 電池が切れたあと、何で電気を足すか
- ワイドFMを聴けるかは、FMの上限周波数で見分ける
- 稼働時間とスマホ給電は、公開された数字で見積もる
- 乾電池の規格と点検の手間を、家の備蓄に合わせる
- よくある質問
- 結局どれを置くか(まとめ)
10台の電源と受信範囲を一表で比べる
電源、FMの受信範囲、メーカーが数字で公開している項目の3列で並べた。価格は時期で動くので、リンク先の表示もあわせて見てほしい。
| 順位 | 商品名 | 電源 | FMの受信範囲 | 公開されている数字 | リンク |
|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ![]() ソニー ICF-B99 手回し充電 防災ラジオ |
手回し充電/太陽光充電/内蔵充電池/アルカリ乾電池 単3形×2本 | 76〜108MHz(ワイドFM対応) | AM 530〜1,710kHz/スピーカー径3.6cm/イヤホン端子 |
13,780円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 2位 | ![]() Greeshow 防災ラジオ 手回し ソーラー充電 |
手回し/USB/ソーラー/内蔵2,000mAh | 76〜108MHz(SW 2.3〜22MHzも受信) | ラジオ約13時間・ライト約7時間/225g/IPX3 |
4,480円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 3位 | ![]() Geum016 |
手回し/ソーラー/USB/単4形乾電池(別売)/内蔵5,800mAh | 76〜108MHz(販売ページはAMとFMの表記が逆) | 520g/IPX3相当/自動選局 |
6,780円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 4位 | ![]() パナソニック RF-TJ20 手回し 防災ラジオ |
手回し充電/乾電池(形式・本数の記載なし) | 記載なし(ワイドFM対応と明記) | 2スピーカー(モノラル)/ホールド機能 |
8,780円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 5位 | ![]() Defend Future ダイナモ LED ラジオライト |
手回し/USB/単3形乾電池×3本(別売)/蓄電池内蔵 | 記載なし | 18.5×12×7cm/約335g/変換アダプタ3種同梱 |
3,978円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 6位 | ![]() アイリスオーヤマ JTL-29 |
手回し/USB Micro-B入力/内蔵リチウムイオン 3.6V 2,850mAh | 76〜108MHz | 約300g/USB Type-A出力 5V 1A以下 |
7,128円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 7位 | ![]() キャプテンスタッグ UW-4510 |
手回し/ソーラー/USB/内蔵2,000mAh | 76〜90MHz(ワイドFMの帯域は含まない) | ライト約30時間・ラジオ約8時間/手回し130回で約15〜20分/230g/IPX3 |
3,991円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 8位 | ![]() FosPower 防災ラジオ 多機能 ソーラー&手回し充電 |
手回し/ソーラー/単4形乾電池/内蔵2,000mAh | 記載なし | LED読書灯4灯+1W懐中電灯 |
7,499円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 9位 | ![]() ELPA ER-H100 防災ラジオ |
単1形乾電池×3本(別売)/AC100V(手回しなし) | 76〜95MHz | スピーカー直径90mm・2W |
2,981円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 10位 | ![]() 山善 YR-M100 防災ラジオ |
アルカリ単1形乾電池×4本(別売・手回しなし) | 記載なし | 乾電池で約400時間/IP64/510g(電池除く) |
2,436円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
表にすると、電源の列で10台がはっきり分かれる。手回しとソーラーを積んだ機種は自分で電気を作れるが、貯められる量は小さい。乾電池の機種は自分では作れないが、備蓄した本数のぶんだけ確実に鳴る。どちらが上という話ではなく、この2系統はもともと組み合わせて持つものだ。
FMの受信範囲の列も三つに割れた。周波数を数字で出している機種、「ワイドFM対応」とだけ書いている機種、何も書いていない機種。数字が無いこと自体は欠陥ではないが、自分で確かめたいなら数字のある機種のほうが話が早い。
停電3日目にも鳴っている順のランキング10台
順位は「停電の3日目にまだ動いているか」で付けた。中身は、①電池が切れたあとに電気を足す手段がいくつあるか、②乾電池でも動くか、③ワイドFMを受けられると数字か明記で確かめられるか、④メーカーが稼働時間を公開しているか、の4点。カタログの華やかさではなく、停電の夜に役立つ順だと思ってほしい。
1位 ソニー ICF-B99 手回し充電 防災ラジオ — 電気の入り口が4つあり、最後は単3で動く

商品名がそのまま仕様の要約になっている機種で、「FM/AM/ワイドFM対応 手回し充電/太陽光充電対応」と型番の前に並んでいる。仕様表の電源欄は「内蔵充電池/アルカリ乾電池(単3×2)」。手回しと太陽光で内蔵充電池に貯め、それも尽きたら単3形2本で鳴らす、という4本立ての構成と読める。
ありがたいのが単3形という規格だ。家の乾電池でいちばん見かける規格なので、備蓄を切らしても、リモコンや時計から抜いて回せる。単1形ではこうはいかない。地味な規格が、停電の長期戦では性能になる。
受信周波数はFM 76〜108MHz、AM 530〜1,710kHz。FMの上限が108MHzまであるので、ワイドFMの90MHz台は範囲に入る。AMが入りにくい鉄筋の建物でも、同じ番組をFM側で拾いにいける。
弱点はスピーカー径3.6cmという小ささ。部屋の反対側まで音を届けるより、手元で聴く使い方に向く。イヤホン・ヘッドホン端子(ミニ)があるので、音を出しにくい避難所ではそちらを使えばよい。稼働時間、ライトやスマホ給電の有無、防水等級は商品ページの特徴欄に載っていない。価格は調査時点で10台の中で高いほうだが、電気の入り口の多さに払う金額と考えれば筋は通る。
13,780円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
2位 Greeshow 防災ラジオ 手回し ソーラー充電 — 225gで、何時間鳴るかまで書いてある

稼働時間を数字で書いている数少ない機種だ。手回し・USB・ソーラーの3通りで2,000mAhの内蔵電池に貯め、フル充電でラジオ約13時間・懐中電灯約7時間。この数字があると、1日2時間聴くなら6日ほど、と備蓄の計画に落とし込める。
受信はAM 522〜1,656kHz、FM 76〜108MHz、SW 2.3〜22MHz。10台で唯一の短波対応である。国内の災害で短波が要る場面は多くないが、FMが108MHzまであるのでワイドFMの帯域は入る。LEDライトにSOSサイレンとフラッシュモード、IPX3(水に浸けるのは不可と明記)、登山フック付きで重さ225g。日本語の取扱説明書と防災ガイドが付属し、商品名には防災安全協会推奨品認証とある。
楽天のレビュー(797件・平均4.55)を新しい順に読むと、繰り返し出てくるのは思ったよりコンパクトで軽いという声で、防災リュックに入れてもかさばらないという書き込みが続く。ライトが明るい、ラジオがはっきり聞こえる、SOSサイレンの音が大きいという声も複数ある。長く使えるか、耐久性を気にする書き込みもいくつかあった。
弱点は乾電池が使えないこと。電源は内蔵電池だけなので、何年も引き出しに入れたまま電池が弱っていると、手回しから始めることになる。半年に一度は充電する習慣とセットで考えたい1台だ。
4,480円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
3位 Geum016 — 電源4通りに5,800mAh、周波数の表記だけは要確認

手回し・ソーラー・USBに加えて、単4形乾電池(別売)でも使えると説明されている。電気の入り口の数では1位のソニーと並ぶ。内蔵電池は5,800mAhで、容量を公開している5台の中ではいちばん大きい。スマホへの給電にも対応する(対応できない機種もあると注記あり)。
操作まわりはデジタル寄りで、表示はデジタル、選局ボタンの長押しで自動選局する。SOSライトと大音量のサイレン、IPX3相当の防水(水没は不可)、イヤホンジャックも備える。防災士が監修した防災ガイドブックが付き、非常持ち出し品のチェックリストや緊急ダイヤルの情報が載っているという。
気をつけたいのは受信周波数の書き方で、販売ページでは「AM:76~108、FM:522~1620」とAMとFMが入れ替わっている。数字だけ見ればFMは76〜108MHzと読めるが、表記に誤りがある以上、ワイドFMを当てにするなら購入前に販売元へ確かめるのが確実だ。重さは520gと、2位のGreeshowの倍以上。稼働時間の目安も載っていないので、電源の数と電池容量で選ぶ人向けの1台になる。
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4位 パナソニック RF-TJ20 手回し 防災ラジオ — 「乾電池がなくても」と言い切る手堅さ

メーカーの説明が直球で、「乾電池がなくてもラジオ・ライトが使える手回し充電対応」と書いてある。ラジオと灯りの2つが手回しで立ち上がると明記している。防災ラジオに求めるものは、詰まるところこれでほぼ足りる。
ワイドFMも「AMラジオ番組がFM放送で聴けるワイドFM(FM補完放送)対応」と言葉で明記。周波数の数字は無いが、対応の明記はある。2スピーカー(モノラル)と誤操作防止のホールド機能も積む。ホールド機能は、防災バッグの中で荷物に押されて電源が入りっぱなしになるのを防ぐ装備で、持ち出す機械としては気が利いている。軽量・コンパクトで付属品付きとも説明されている。
惜しいのは数字の少なさだ。乾電池の形式と本数、稼働時間、重量は特徴欄に載っておらず、スマホへの給電にも触れていない。数字で詰めたいなら2位のGreeshowや7位のキャプテンスタッグ、国内メーカーの明快な説明で決めたいならこの機種、という住み分けになる。
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5位 Defend Future ダイナモ LED ラジオライト — 単3が入り、変換アダプタまで同梱

USB充電・手回し発電・単3形乾電池×3本(別売)の3WAY仕様。手回しで発電した電気を本体の蓄電池に貯めておけると明記されており、日中に少しずつ回して夜に使う運用ができる。国内のほぼ全てのスマホに充電できる、という説明もある。
地味にありがたいのが同梱品で、本体充電用ケーブル、携帯充電用ケーブル、変換アダプタ(microUSB用・iPhone用・Type-C用)が最初から入っている。防災バッグを開けたら端子が合わなかった、という事態が起きにくい。FM・AMラジオと伸縮アンテナ、LEDライト、緊急サイレンも載る。
弱点はやはり数字の少なさ。受信周波数も蓄電池の容量も稼働時間も特徴欄に無く、分かるのは18.5×12×7cm・約335gという大きさくらいで、10台の中では大柄なほう。ワイドFMを受けられるかを確かめたいなら、購入前に販売元へ問い合わせておきたい。
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6位 アイリスオーヤマ JTL-29 — 出力「1A以下」まで書いてある細長い1台

スマホへの給電を数字で書いている機種である。入力はUSB Micro-B(DC5V)、出力はUSB Type-A(DC5V・1A以下)、内蔵電池は3.6V/2,850mAhのリチウムイオン。ここまで書いてあると、期待してよい範囲を自分で見積もれる。
見積もってみると、出力1A以下は今の急速充電からみれば控えめで、スマホを満タンにするより、連絡を数本取るぶんを足す用途に向く。受信はFM 76〜108MHz、AM 522〜1,620kHzで、ワイドFMの帯域も含む。幅6.2×奥行14.6×高さ7.8cm・約300gと細長く、防災バッグの隙間に差しやすい形をしている。
弱点は乾電池が使えない点で、2位のGreeshowと同じく内蔵電池の残量管理が前提になる。備蓄棚にしまい込むより、普段のラジオとして机に置き、使いながら充電しておくほうが合う。ライトの明るさや稼働時間は特徴欄に載っていない。
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7位 キャプテンスタッグ UW-4510 — 手回し130回の中身まで公開している

手回しの実効値を公開している、10台で唯一の機種。130回まわしてライト約15〜20分、ラジオ約15〜20分(中音量)、携帯電話の通話約3〜5分。手回しは回せば無限に使える魔法ではなく、130回で15分前後という等価交換だと分かる。1時間聴くなら400〜500回ほどまわす計算で、ラジオより先に腕が音を上げる。
他の数字も細かい。ライトは約30ルーメンで連続約30時間、ラジオは連続約8時間、内蔵電池は2,000mAh(18650)。USB充電は約6時間、ソーラーは日照時で約20時間かかる。ソーラーで20時間という数字は、太陽光は主電源ではなく補助だと言っているのに等しい。USB出力は5V 1.0Aで、230g・IPX3と持ち歩きやすさもある。
7位にとどめた理由は受信帯域で、FMが76〜90MHzとワイドFMの90.1〜94.9MHzを含まない。AMは520〜1,620kHzを受けられるが、AMの番組をFMで拾う逃げ道は取れない。キャンプや車中泊を兼ねる1台としては魅力があるが、ワイドFMを当てにする備えなら上位の機種のほうが向く。
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8位 FosPower 防災ラジオ 多機能 ソーラー&手回し充電 — 灯りは強力、ただし米国向けの機能も入っている

手回し・ソーラー・単4形乾電池の3電源に、7,400mWh(2,000mAh)のパワーバンクを内蔵する。手回しとソーラーで電気を作れない場面でも、単4形で動かせるという説明だ。灯りは4灯のLED読書灯と1Wの懐中電灯の2系統で、SOSアラームも鳴らせる。限定生涯保証付きで、詳細はメーカーのサイトで案内している。
注意したいのは、売りの1つに挙がっている「NOAA緊急気象放送」が米国の気象放送だということ。日本では放送されていないので、国内ではこの機能は使えない。商品名の「緊急警報対応」が日本の緊急警報放送を指すのかどうかも、特徴欄からは読み取れない。
もう1つ、受信周波数の数字が特徴欄に無い。海外向けに作られたラジオには、FMの下限が日本の76MHzに届かないものもある。国内のFM局とワイドFMを受けられるかは、購入前に販売元へ確かめておきたい。電源と灯りの構成は上位と並ぶだけに、ここが分からないぶん順位を下げた。
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9位 ELPA ER-H100 防災ラジオ — 手回しは無いが、9cmスピーカーでよく聞こえる

先に書いておくと、商品名に「手回し」とあるが、公表スペックに手回し充電は載っていない。電源は単1形乾電池×3本(別売)とAC100Vで、メーカーの商品名は「AM/FMポータブルラジオ」。停電中にハンドルを回して復活させたいなら、上位の8台から選ぶことになる。
強みはスピーカーで、直径90mm・8Ω・2W。径を公開しているもう1台のソニーが3.6cmなので、口径は2倍以上ある。受信周波数はFM 76〜95MHz、AM 522〜1,620kHzで、ワイドFMの帯域を上限95MHzで含む。φ3.5mmのステレオミニジャックも付く(音声はモノラル)。
楽天のレビュー(23件・平均4.65)では、感度が良い、音がクリアで聞きやすいという声が繰り返し出てくる。操作が簡単で分かりやすいという書き込みや、普段はAC電源で鳴らしているという書き込みも複数ある。星4のレビューには、単1形3本を入れると重くなるという指摘が2件あった。
普段はコンセントで鳴らし、停電したら乾電池に切り替える使い方が合う。毎日鳴らしていれば、不調にも早く気づける。ただし単1形は常備していない家も多いので、本体と一緒に買っておくこと。停電の夜にいちばん大きな音が出せるはずの機械が、電池が無くて鳴らない。それはアカン。
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10位 山善 YR-M100 防災ラジオ — 乾電池で約400時間、雨の当たる場所にも置ける

こちらも商品名に「手回し」とあるが、公表スペックに手回しとソーラーの記載は無い。電源はアルカリ単1形乾電池×4本(別売)のみで、メーカーの商品名は「キュリオム 野外ラジオ」。屋外で鳴らすために作られたラジオだ。
この乾電池一本槍が、数字になると強い。持続時間の目安は約400時間で、1日8時間つけても50日もつ計算になる。JIS規格の防塵防水保護等級IP64(防塵・防まつ)を掲げ、防塵の等級まで表示しているのは10台でこの機種だけ。粉じんが入らず、あらゆる方向からの水しぶきに耐える等級なので、物置や車庫、庭先にも置ける。18.7×16.7×10.5cm・510g(電池を除く)。
楽天のレビュー(127件・平均4.16)では、畑や庭での作業中に流すという書き込みが目立ち、スピーカーが大きくて音がよく聞こえる、電池が長持ちするという声が繰り返し出てくる。単1形4本を入れるとそれなりに重い、という書き込みも多い。感度の評価は割れていて、星1〜2のレビューには、局を合わせにくい・感度がいまひとつという声と、2年前後で鳴らなくなったという声がそれぞれ複数ある。特徴欄に受信周波数の記載は無く、ワイドFMに対応していると書いたレビューが2件あるものの、仕様としての記載ではない。
順位が最後になったのは、停電後に電気を足す手段が乾電池しか無く、受信周波数も公表されていないためだ。それでも単1形4本の備蓄さえ切らさなければ、稼働時間では10台の誰よりも粘る。手回し機と組み合わせる2台目として見ると、評価はだいぶ変わる。
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電池が切れたあと、何で電気を足すか
最初に確かめるのはここだ。10台のうち、手回し充電が仕様に載っているのは8台、太陽光は5台、乾電池で動くのは7台。手回しと乾電池の両方で動くと明記しているのは、ソニー ICF-B99 手回し充電 防災ラジオ、Geum016、Defend Future ダイナモ LED ラジオライト、FosPower 防災ラジオ 多機能 ソーラー&手回し充電の4台で、パナソニック RF-TJ20 手回し 防災ラジオも乾電池で動く前提の書き方をしている(形式と本数の記載は無い)。
この違いが表に出るのは、何年も置いたあとだ。内蔵電池だけの機種は、充電を忘れると電池が弱る。乾電池が入る機種は、電池を入れ替えれば何年後でも立ち上がる。点検を続ける自信が無いなら、乾電池が使える機種を選ぶほうが確実だ。
商品名の「手回し」より、仕様表の「電源」欄を見る
調べていていちばん驚いたのがこれだ。検索で「手回し 防災ラジオ」として並ぶ商品にも、仕様表に手回し充電が無いものがある。この記事ではELPA ER-H100 防災ラジオと山善 YR-M100 防災ラジオがそれで、公表されている電源は乾電池(ELPAはAC電源も)だけだった。
どちらも停電時の情報源として役に立つラジオだが、ハンドルを回して復活させる用途では選べない。買う前に見るべきは商品名でもキャッチコピーでもなく、仕様表の電源欄。手回し・ダイナモ・充電のどれかが書いてあるかを、指で押さえて確かめてほしい。
ワイドFMを聴けるかは、FMの上限周波数で見分ける
ワイドFM(FM補完放送)は、AM局の番組をFMの90.1〜94.9MHzで流す仕組みで、難聴対策と災害対策のために整備された。AMが入りにくい鉄筋の建物で、同じ番組をFMで拾える。見分け方は単純で、仕様表のFMの上限が95MHz以上あれば受けられる。
この10台で数字から確かめられるのは、FM 76〜108MHzのソニー ICF-B99 手回し充電 防災ラジオ・Greeshow 防災ラジオ 手回し ソーラー充電・アイリスオーヤマ JTL-29と、76〜95MHzのELPA ER-H100 防災ラジオ。Geum016も数字の上では76〜108MHzだが、AMとFMの表記が入れ替わっている。パナソニック RF-TJ20 手回し 防災ラジオは数字こそ無いが、ワイドFM対応を明記している。キャプテンスタッグ UW-4510は76〜90MHzで、ワイドFMの帯域を含まない。残るDefend Future・FosPower・山善の3台は、受信周波数の記載が無い。数字か明記、どちらかは欲しいところだ。
稼働時間とスマホ給電は、公開された数字で見積もる
稼働時間を公開していたのは、Greeshow(ラジオ約13時間・ライト約7時間)、キャプテンスタッグ(ライト約30時間・ラジオ約8時間)、山善(乾電池で約400時間)の3台だけだった。残る7台は、電源方式は書いてあっても、どれだけ持つかは書いていない。書いていない=短い、ではない。それでも備蓄の日数から逆算したいなら、数字のある3台のほうが計算しやすい。
スマホ給電も、期待値を先に決めておきたい。アイリスオーヤマ JTL-29の出力はDC5V・1A以下、キャプテンスタッグ UW-4510は手回し130回で通話約3〜5分。どの機種も、スマホに回した電気はラジオとライトのぶんから差し引かれる。情報を取り続ける役はラジオに、スマホを生かす役はモバイルバッテリーや蓄電池に分けるのが現実的で、ラジオのUSB出力は最後の保険と考えておけば期待外れになりようがない。
乾電池の規格と点検の手間を、家の備蓄に合わせる
必要な乾電池は、単3形2本(ソニー)、単3形3本(Defend Future)、単4形(Geum016・FosPower、本数の記載なし)、単1形3本(ELPA)、単1形4本(山善)と散らばった。懐中電灯やランタンが単3形なら、ラジオも単3形にそろえれば備蓄は1種類で済む。単1形の機種を選ぶなら、本体と同時に電池も買っておきたい。
内蔵電池だけの機種(Greeshow・アイリスオーヤマ・キャプテンスタッグ)は、半年に1度の充電と受信確認を目安にしたい。リチウムイオン電池は、使わずに置いておくだけでも残量が減るからだ。乾電池の機種は、年1回の液漏れ点検と使用推奨期限の確認で足りる。9月1日の防災の日や年末の大掃除に結びつけておくと忘れにくい。
ラジオで情報が取れても、停電が続けば次はスマホや照明の電気が足りなくなる。家電まで動かせる電気の備えは【2026年版】家庭用蓄電池比較8選|防災と太陽光の本命で、容量と出力の違いから比べている。
断水や物流の停止まで考えるなら、【2026年版】非常食・保存食セット比較9選|5年保存で備える本気の備蓄と【2026年版】簡易トイレ・防災用トイレ比較6選|断水時の必需品を後悔なく選ぶもあわせて読むと、ラジオ以外の備えの抜けを埋めやすい。
よくある質問
手回しが付いていないと、防災ラジオとして駄目か?
駄目ではない。停電時に要るのは「電気を作れること」ではなく「鳴り続けること」で、乾電池の備蓄が十分なら乾電池式でも役目は果たす。この10台で公開されている稼働時間が最も長いのは、乾電池専用の山善 YR-M100 防災ラジオ(アルカリ単1形4本で約400時間が目安)である。手回しは、備蓄を切らしたときの最後の保険という位置づけになる。
手回しは、何回まわせばどれくらい使えるか?
数字を公開しているのはキャプテンスタッグ UW-4510だけで、130回まわしてライトかラジオが約15〜20分、携帯電話の通話が約3〜5分とされている。ラジオを1時間聴くなら400〜500回ほどまわす計算になる。手回しだけで長時間まかなうのは現実的ではないので、乾電池やUSB充電と組み合わせて考えたい。
ワイドFM対応かどうかは、どこを見れば分かるか?
仕様表のFM受信周波数の上限を見る。ワイドFMは90.1〜94.9MHzを使うので、上限が95MHz以上あれば受けられる。数字が無い場合は「ワイドFM対応」「FM補完放送対応」の記載を探すこと。どちらも無い機種は、購入前に販売元へ確かめるのが確実だ。
防災ラジオでスマホは充電できるか?
この10台では6台がスマホへの給電を仕様に載せている。ただしアイリスオーヤマ JTL-29の出力はDC5V・1A以下、キャプテンスタッグ UW-4510は手回し130回で通話約3〜5分と、連絡を数本取るぶんの電気と考えるのが正確だ。スマホを満充電にしたいなら、モバイルバッテリーを別に備えるほうが早い。
家に何台備えるとよいか?
性格の違う2台を組み合わせるのが実用的である。手回しと乾電池の両方で動く持ち出し用に1台、乾電池で長く鳴らす据え置き用に1台。この記事の並びなら、持ち出し用にソニー ICF-B99 手回し充電 防災ラジオかGreeshow 防災ラジオ 手回し ソーラー充電、据え置き用に山善 YR-M100 防災ラジオやELPA ER-H100 防災ラジオという組み方になる。乾電池の規格をそろえて選ぶと、備蓄がさらに楽になる。
結局どれを置くか(まとめ)
迷ったら1位のソニーでよい。理由は性能というより、電池が切れたあとの逃げ道が多く、最後の逃げ道が家にいちばんある単3形だから。そのうえで、持ち出し袋に入れる軽さと稼働時間の数字で選ぶならGreeshow、電源の数と電池容量で選ぶならGeum016、という3択にまとめた。
総合1位 ソニー ICF-B99 手回し充電 防災ラジオ — 迷ったらこれで決めてよい
手回し充電・太陽光充電・内蔵充電池・アルカリ単3形2本と、電気の入り口が4つある。FM 76〜108MHz/AM 530〜1,710kHzでワイドFMの帯域も入る。単3形2本という平凡な規格が、備蓄を切らしたときの現実的な保険になる。稼働時間の数字は公開されていないので、そこまで確かめたいなら取扱説明書を見ておきたい。
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総合2位 Greeshow 防災ラジオ 手回し ソーラー充電 — 持ち出し袋に入れる軽さで選ぶなら
手回し・USB・ソーラーの3通りに内蔵2,000mAh、ラジオ約13時間・ライト約7時間と稼働時間まで公開されている。225gで登山フック付き、FMは108MHzまで。楽天のレビュー(797件・平均4.55)でも、コンパクトで軽いという声が繰り返し出てくる。乾電池が使えないぶん、半年に一度の充電を習慣にできる人向けだ。
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総合3位 Geum016 — 電源の数と電池容量で選ぶなら
手回し・ソーラー・USB・単4形乾電池の4通りで動き、内蔵電池は5,800mAhと容量を公開している中で最大。デジタル表示と自動選局、SOSライトとサイレン、防災ガイドブックまで付く。受信周波数の表記にAMとFMの入れ替わりがあるので、ワイドFMを当てにするなら購入前に販売元へ確認しておきたい。
6,780円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
据え置きの2台目を足すなら、乾電池で約400時間鳴る山善 YR-M100 防災ラジオか、9cmスピーカーのELPA ER-H100 防災ラジオ。性格の違う2台を組み合わせておけば、停電が数時間で終わっても、何日も続いても、どちらかが鳴っている。

