【2026年版】フードドライヤー比較8選|秋の味覚と防災食を自作

フードドライヤー・食品乾燥機比較10選 アイキャッチ ガジェット・暮らし

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フードドライヤーは温風で食材の水分を抜く家庭用の乾燥機。本命は simplus SP-FD02。30代・現役ITコンサルの僕(hikaku-man)が公式APIで実在確認できた8台を比較した。

今回は方針を変えて、Amazonと楽天の公式APIで商品ページを引けたものだけに絞った。フードドライヤーは息の長いジャンルで、そのぶん生産が終わった型番がネット上の比較記事にいつまでも居座り続ける。リンクを踏んだ先に商品が無い記事ほど読者に失礼なものはないので、実在を確認できた8台だけを載せている。知っているはずのブランドが見当たらないなら、それは落選したのではなく、確認が取れなかっただけである。

並べ替えの軸は4つ。段数(1回に干せる量)、温度の下限と上限(作れるものの範囲)、タイマーの上限(一晩で終わるかどうか)、構造と洗いやすさ(匂いと後片付け)。使い心地の話は一切していない。商品ページに書いてある数字と、書いていない数字の量で並べた。

  • 温度レンジがいちばん広いのはKwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製の30〜90℃。下限の低さではsimplus SP-FD02の25〜75℃が唯一20℃台に踏み込んでいる
  • タイマーの上限は16時間・24時間・48時間・72時間の4段階に割れる。最長がsimplus SP-FD02の30分〜72時間、最短がsimplus SP-FD01の1〜16時間
  • 段数は4段から8段まで。Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製が8段、simplus SP-FD02が6段、5段が3台、AL COLLE ADMT400Wが4段で、残り2台は非公開
  • 本体の寸法と重量を数字で出しているのはsimplus SP-FD01(約260×240×210〜270mm・約2kg)とsimplus SP-FD02(414×330×294mm・約3kg)の2台だけ
  • 発酵まで謳っているのはsimplus SP-FD02AL COLLE ADMT400WKwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製の3台。逆に東明テック プチマレンギ TTM-435SROOMMATE フードドライヤーは、商品ページで公開されている特徴が一行しかなかった
  1. フードドライヤー・食品乾燥機 比較一覧表
  2. 選び方4ポイント|スペック表のどこを見れば外さないか
    1. 1. 段数は「何を干すか」より先に「どこに置くか」を決めてしまう
    2. 2. 温度の下限と上限が、作れるものの範囲そのもの
    3. 3. タイマー上限16時間と72時間は、もはや別の家電である
    4. 4. スタッキング式かドア式か、そして洗えるかどうか
  3. フードドライヤーおすすめランキング8選
    1. 1位 simplus SP-FD02 — 乾燥機の顔をした発酵器でもある
    2. 2位 AL COLLE ADMT400W — 匂いの逃げ道を構造で塞ぎにきた1台
    3. 3位 Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製 — 数字だけ見れば、今回いちばん強い
    4. 4位 simplus SP-FD01 — 置き場所から逆算して選べる、小さいほう
    5. 5位 BelleLife フードドライヤー 食品乾燥機 — トレイの間隔を自分で変えられる、唯一の1台
    6. 6位 life_mart フードドライヤー 食品乾燥機 — 48時間、放っておける
    7. 7位 東明テック プチマレンギ TTM-435S — 庫内は一目瞭然、スペックは何も見えない
    8. 8位 ROOMMATE フードドライヤー — 商品名がスペック欄を兼ねている
  4. まとめ|迷ったらこの3台
    1. 総合1位 simplus SP-FD02 — 迷ったらここでいい
    2. 総合2位 AL COLLE ADMT400W — 匂いを家に残したくないなら
    3. 総合3位 Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製 — 収穫期に一気に片付ける
  5. よくある質問
    1. 何段のものを選べばいいのか
    2. ヨーグルトや甘酒などの発酵にも使えるのか
    3. 干し芋や干し椎茸は一晩で終わるのか
    4. 電気代はどれくらいかかるのか
    5. 匂いは家中に広がるのか
    6. 同じカテゴリの比較記事

フードドライヤー・食品乾燥機 比較一覧表

まず8台を並べる。価格は表示時点でAmazonと楽天の安い方が自動で出るので、この表では触れない。見てほしいのは「記載なし」がどこに固まっているかである。同じ棚に並んでいても、数字を出す製品と出さない製品ははっきり分かれる。

順位 製品名 価格 段数 温度範囲 タイマー 構造・素材 リンク
1位 simplus SP-FD02
simplus SP-FD02
6段 25〜75℃(5℃刻み) 30分〜72時間(30分単位) スタッキング式/本体pp・AS樹脂トレイ・受け皿1枚付属
2位 AL COLLE ADMT400W
AL COLLE ADMT400W
4段 35〜80℃ 1〜24時間(1時間単位) ドア式/ステンレス製の乾燥網・レシピシート20種
3位 Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製
Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製
8段 30〜90℃(±5℃刻み) 0〜24時間 ステンレス本体の二重構造/ガラス窓・庫内ライト・600W
4位 simplus SP-FD01
simplus SP-FD01
5段 35〜70℃(5℃刻み) 1〜16時間(1時間刻み) スタッキング式/PP・AS・ステンレス・240W・約2kg
5位 BelleLife フードドライヤー 食品乾燥機
BelleLife フードドライヤー 食品乾燥機
5層 35〜70℃ 0.5〜24時間 フルクリアのフタ/トレイ間14mm・配置変更可・食洗機対応・400W
6位 life_mart フードドライヤー 食品乾燥機
life_mart フードドライヤー 食品乾燥機
5段 35〜70℃ 最長48時間(自動オフ付き) スタッキング式/トレイ食洗機対応・小型
7位 東明テック プチマレンギ TTM-435S
東明テック プチマレンギ TTM-435S
記載なし 記載なし 記載なし スケルトンタイプ(乾燥状態が見える)
8位 ROOMMATE フードドライヤー
ROOMMATE フードドライヤー
記載なし 記載なし 記載なし 記載なし

表を作りながら手が止まったのは、下2台の空欄の多さだった。ブランドとしての知名度と、公開されている情報の量はまったく別の話である。順位はここから素直に決まっていった。

選び方4ポイント|スペック表のどこを見れば外さないか

1. 段数は「何を干すか」より先に「どこに置くか」を決めてしまう

今回の8台は4段が1台、5段が3台、6段が1台、8段が1台、非公開が2台という分布だった。段数が増えれば一度に干せる量も増える。ここまでは誰でも分かる。

問題はそのあとで、段数はそのまま本体の高さと設置面積に化ける。寸法を公開している2台で比べると、5段の simplus SP-FD01 が約260×240×210〜270mm、6段の simplus SP-FD02 が414×330×294mm。段が1つ増えただけで、置き場所の話が別物になっている。8段の Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製 にいたっては寸法が公開されていないので、買う前に販売元へ確認しておきたいところだ。

もうひとつ、段数と同じくらい効くのに誰も見ていない数字がある。トレイとトレイの間隔だ。今回これを明記していたのは BelleLife フードドライヤー 食品乾燥機 だけで、標準14mm、配置を変えれば高さを増やせて厚切りの食材にも対応できる、と商品ページにある。厚めに切った干し芋やジャーキーを想定しているなら、段数より先にここを見たほうがいい。8段あっても入らないものは入らないのである。

2. 温度の下限と上限が、作れるものの範囲そのもの

温度レンジは「35〜70℃」が3台と最も多く、そこから外れたのが3台。上に伸ばしたのが AL COLLE ADMT400W の35〜80℃と Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製 の30〜90℃、下に伸ばしたのが simplus SP-FD02 の25〜75℃である。

上限を伸ばした2台は、そのぶん肉を強く意識している。AL COLLE ADMT400W のメーカー説明には「35〜80℃の温度設定ができ、ヨーグルトからジャーキーまで作れます」とはっきり書いてあって、温度と用途をメーカー自身が結びつけている。ここまで書いてくれると、こちらは選ぶだけで済む。

下限側はもっと切実で、ヨーグルトや甘酒のような発酵は低温の精度が要る領域だ。20℃台まで下がるのは simplus SP-FD02 の25℃だけ。乾かすだけなら上限を、発酵まで視野に入れるなら下限を見る。この順番を逆にすると、買ってから作れないものに気づくことになる。

3. タイマー上限16時間と72時間は、もはや別の家電である

タイマーの上限は今回きれいに4段階へ割れた。1〜16時間(simplus SP-FD01)、24時間前後(BelleLife フードドライヤー 食品乾燥機 が0.5〜24時間、AL COLLE ADMT400W が1〜24時間、Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製 が0〜24時間)、最長48時間(life_mart フードドライヤー 食品乾燥機)、そして30分〜72時間(simplus SP-FD02)。

72時間は丸3日である。金曜の夜に仕込んで月曜の朝まで回し続けられる計算になる。乾燥機のほうが僕より週末の予定が詰まっている。

実用上の分かれ目は、上限まで回して足りなかったときにどうなるかだ。16時間で切れる機種は、途中で起きて再セットすることになる。寝ている間に終わらせたい人ほど、上限の長さは効いてくる。自動オフを明記しているのは life_mart フードドライヤー 食品乾燥機 で、48時間タイマーと組み合わせて「寝ている間も安心」と説明している。

4. スタッキング式かドア式か、そして洗えるかどうか

構造は2種類ある。トレイを上へ積み上げていくスタッキング式が今回は7台、前面のドアを開けてトレイを差し込むドア式が1台だった。

唯一のドア式である AL COLLE ADMT400W は、メーカーが「途中の様子も見やすく、食材をセットしやすいドア式を採用。スタッキングタイプと比べて匂い漏れも少ない構造です」と説明している。匂いの話を構造で解こうとしている製品は、今回これしかなかった。集合住宅で肉を干す予定があるなら、この一行の価値は段数では埋められない。

素材も見ておきたい。ステンレスを前面に出しているのが Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製(本体・トレー・受け皿)と AL COLLE ADMT400W(乾燥網)で、どちらもメーカーは匂い残りのしにくさと手入れのしやすさを理由に挙げている。食洗機対応をはっきり書いているのは BelleLife フードドライヤー 食品乾燥機 と life_mart フードドライヤー 食品乾燥機 の2台。フードドライヤーの後片付けは、果汁と脂がトレイの網目に残るところが本番なので、丸洗いできるかどうかは地味に、しかし毎回効く。

フードドライヤーおすすめランキング8選

1位 simplus SP-FD02 — 乾燥機の顔をした発酵器でもある

simplus SP-FD02

メーカー公表のスペックでは、温度25〜75℃(5℃刻み)、時間30分〜72時間(30分単位)、消費電力345W、外形414(奥行)×330(幅)×294(高さ)mm、重量は内部トレイなしで約3kg、AS樹脂トレイ6枚を含めて約4kg。寸法・重量・温度・時間の4点すべてを数字で出しているのは、今回の8台でこの機種だけだった

目を引くのは下限の25℃である。他の7台は下限が30℃か35℃、あるいは非公開で、20℃台に踏み込んでいるのはここしかない。商品ページは乾燥と発酵の2in1と説明していて、ヨーグルトや甘酒まで射程に入れている。1Lの牛乳パックがすっぽり入ると書かれているのは、そのまま発酵用途を想定した設計なのだろう。

構造は背面に配置したヒーターと内蔵ファンで熱風を循環させる方式で、全体を均一に乾燥させるとある。トレイはAS樹脂で、透明度と耐熱性を併せ持ち、乾燥中に食品がトレイへ張り付くのを防ぐ効果もある、というのがメーカーの説明。受け皿が1枚付属するので、水分や脂の多い食材でも下段が汚れにくい。

弱点も同じ場所にある。外形414×330×294mmは、寸法を公開している2台のなかで明確に大きいほうだ。「6段ぶん干せる」より先に「その箱を置ける」を確認する必要がある。逆に言えば、置き場所さえ決まればここから外れる理由が見当たらない1台である。

2位 AL COLLE ADMT400W — 匂いの逃げ道を構造で塞ぎにきた1台

AL COLLE ADMT400W

日本メーカーを名乗るドア式の4段機。メーカーの説明では、途中の様子も見やすく食材をセットしやすいドア式を採用し、スタッキングタイプと比べて匂い漏れも少ない構造とある。今回の8台でドア式はこれだけで、比較のなかでは完全に一人だけ別の解き方をしている。

温度は35〜80℃、タイマーは1〜24時間(1時間単位)、発酵モードを搭載。「35〜80℃の温度設定ができ、ヨーグルトからジャーキーまで作れます」と商品ページに書かれていて、上限80℃は今回2番目の高さになる。乾燥網はステンレス製で、丈夫で匂い残りしにくく、ジャーキー作りにも適している、というのもメーカーの説明である。

地味に効きそうなのが、温度と時間の目安が分かる20種類のレシピシートが付いてくる点だ。「35〜80℃で好きにやってくれ」と放り出されるのと、紙の目安が手元にあるのとでは、最初の一週間の歩留まりがまるで違う。……たぶん。

短所は素直に2つある。4段は今回の最少で、まとめて干す用途には向かない。そして日本メーカーを掲げているわりに、本体の寸法・重量・消費電力が公開情報から拾えなかった。構造で選ぶ人には強く、容量で選ぶ人には向かない、性格のはっきりした機種である。

3位 Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製 — 数字だけ見れば、今回いちばん強い

Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製

8枚トレイ、ステンレス素材の本体、600W、温度30〜90℃(±5℃刻み)、0〜24時間タイマー、レシピ本付き、1年保証。段数も温度上限も、今回の8台の最大値をひとりで両方持っている。収穫の季節にまとめて片付けたい人のための機種だと、スペックがそのまま言っている。

商品ページによると、360°全面的に乾燥する熱風循環システムを搭載し、すべてのトレイの温度が均一になるよう設計してあるため、厚みのある食材でも乾燥できるとある。8段の乾燥機で怖いのは上下の温度差なので、そこを設計の売りに置いてくるのは筋が通っている。

手入れの説明も具体的だ。本体は高品質なステンレス素材で加熱しても劣化せず、二重構造により耐熱性に優れ、日常的には湿った布で拭き取れる。ステンレス製のトレーと受け皿は手洗い可能で、食洗機にも対応する。大きいガラス窓と庫内ライトが付いていて、奥の食品まで様子を見ながら乾燥時間を調整できる、というのもメーカーの説明である。

それでも3位に置いたのは、「8段食品乾燥機」を名乗りながら本体の寸法と重量が公開されていないからだ。8段ぶんの高さが必要なのは確実で、これを測らずに注文するのはさすがに賭けが過ぎる。商品ページには「業務用」ともあるが、これは用途の表現であって規格の話ではない。買うなら置き場所を実測して、販売元に寸法を問い合わせてからにしたい。

4位 simplus SP-FD01 — 置き場所から逆算して選べる、小さいほう

simplus SP-FD01

メーカー公表のスペックでは、電源AC100V(50/60Hz)、消費電力240W、本体サイズが約幅260×奥行240×高さ210〜270mm、トレイサイズが約幅260×奥行240mm、質量約2kg、電源コード長さ約90cm。寸法と重量を公開している2台のうち、小さくて軽いのはこちらである。約2kgなら片手で棚の上に戻せる。

温度は35〜70℃を5℃刻みで設定でき、表示はデジタル、切タイマーは1〜16時間を1時間刻みで指定する。操作は電源・温度・時間の3ボタンだけというシンプル設計で、本体下部のファンから温風を送り続けて網上の食材を乾燥させる方式だと商品ページに書かれている。トレーは5段。

本体高さが「210〜270mm」と幅を持って書かれているのは、トレイの積み方で変わるからだろう。この書き方をしてくれる製品は少なくて、置き場所を決める側からするとありがたい。材質はPP・AS・ステンレスで、付属は蓋・トレイ5枚・取扱説明書兼保証書。

弱点はタイマーの上限だ。1〜16時間は今回の最短で、上限まで回して足りなければ再セットが要る。厚いものを長時間干す前提なら、この機種は最初から外したほうがいい。逆に薄いドライフルーツやハーブ中心で、キッチンに常設したいサイズを探しているなら噛み合う。

5位 BelleLife フードドライヤー 食品乾燥機 — トレイの間隔を自分で変えられる、唯一の1台

BelleLife フードドライヤー 食品乾燥機

400W、調節可能なトレイ5枚、温度35〜70℃、タイマー0.5〜24時間。スペックの並びだけ見れば5段クラスの標準機だが、この機種には他が書いていないことが1行だけ書いてある。

それがトレイ間の標準高さ14mm、配置を変えることで高さを増やせて厚切り食材の乾燥にも対応できるという記述だ。段数だけ見て買うと、厚みのあるものが入らないという事故が普通に起きる。そこを可変にしてあり、しかも数字で書いているのは今回この1台だけだった。ちなみに僕はこの14mmという数字を見つけたあと、他7台の商品ページを間隔を探して一往復ずつ読み直している。見つからなかった。時間だけが溶けた。

フタは完全透明のフルクリアデザインで、蓋を開けずに乾燥状態を確認でき熱のロスを抑えられる、というのがメーカーの説明。トレイとフタは直接水洗いでき、食器洗い乾燥機にも対応する。

一点だけ引っかかったのが「ビタミン・ミネラルの保持率は97%以上を実現します」という一文である。何と比較しての97%なのか、どの食材をどの条件で測ったのかは商品ページからは読み取れなかった。数字が書いてあることと、その数字を検証できることは別である。ここは割り引いて読み、14mmのほうを選ぶ理由に据えたい。本体の寸法と重量は公開されていない。

6位 life_mart フードドライヤー 食品乾燥機 — 48時間、放っておける

life_mart フードドライヤー 食品乾燥機

5段、温度35〜70℃、最長48時間タイマー、自動オフ機能付き、トレイは食洗機対応。商品ページはドライフルーツとペット用ジャーキーを前面に出していて、家庭用の小型機というポジションがはっきりしている。

光るのはタイマーだ。48時間は今回の8台で2番目に長い。24時間で足りるかどうか読み切れない食材を扱うとき、この差は効く。自動オフ機能を明記したうえで「寝ている間も安心調理」と書いているのも、上限の長さとセットで意味がある。切り忘れが怖い家電で、切れることを先に言ってくれるのはいい。

食洗機対応をはっきり書いているのは、今回この機種と BelleLife フードドライヤー 食品乾燥機 の2台だけだった。乾燥そのものより後片付けで挫折するタイプの家電なので、ここを書いてあるかどうかは選定材料になる。

惜しいのはスペック表の薄さである。消費電力・本体寸法・重量が公開情報から拾えず、置き場所と電気代の話が最初からできない。タイマーと洗いやすさで選ぶなら候補に残るが、数字を並べて比べたい人には材料が足りない1台だ。

7位 東明テック プチマレンギ TTM-435S — 庫内は一目瞭然、スペックは何も見えない

東明テック プチマレンギ TTM-435S

商品ページでは「プチマレンギスケルトン」の名前で並んでいる日本ブランドの1台。そして公開されている特徴は、「スケルトンタイプなので乾燥状態が一目瞭然!」の一行だけだった。

一目瞭然なのは庫内であって、スペックではないのだ。段数も温度範囲もタイマーも消費電力も寸法も、商品ページからは拾えなかった。比較記事を書く側からすると、これは相当に困る。

中が見えること自体の価値は本物である。乾燥の進み具合を蓋を開けずに確認できれば、そのたびに逃げる熱を抑えられるし、干しすぎで硬くなる事故も減らせる。同じ発想は BelleLife フードドライヤー 食品乾燥機 のフルクリアなフタ、Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製 のガラス窓と庫内ライト、AL COLLE ADMT400W のドア式にも通じていて、「見えること」は今回の8台に共通する競争軸のひとつだった。

プチマレンギはフードドライヤーの棚で長く見かける名前だし、実在も公式APIで確認できている。ただしこの記事は公開されている数字で並べているので、数字が無い以上ここに置くしかなかった。指名買いする人を止める気はまったくないが、他機種と条件を突き合わせて選びたい人には、判断材料が届いていない。

8位 ROOMMATE フードドライヤー — 商品名がスペック欄を兼ねている

ROOMMATE フードドライヤー

型番はRM-237H、商品ページ上の名前は「もっと美味しくヘルシーフードドライヤーDX」。そして公開されている特徴は「ヘルシーフードドライヤー」の一行である。商品名をほぼそのまま繰り返しているだけで、新しい情報が1バイトも増えていない。

段数、温度範囲、タイマー、消費電力、寸法、重量。今回の比較で使った項目はすべて非公開だった。ここまで来ると、比較記事として書けることが物理的に無い。

名前に「DX」と付いている以上どこかに標準版があるはずで、では何がDXなのかと探しにいったのだが、公開情報からは分からなかった。DXが何を指すのか分からないままDXを買うことになる。

実在は公式APIで確認できているので、この記事の入場条件は満たしている。ただし「買っていい」と「比較できる」は別の話で、この機種は後者ができない。家電量販店で現物に触れて、段数と温度設定を自分の目で確かめられる人向けである。ネットの情報だけで決めるつもりなら、上の7台から選んだほうが後悔は少ない。

まとめ|迷ったらこの3台

8台を並べ切って残った結論は、拍子抜けするほど単純だった。乾かすだけなら段数で選び、発酵まで視野に入るなら温度の下限で選ぶ。匂いが気になるなら構造で選ぶ。そのうえで本命は次の3台である。

総合1位 simplus SP-FD02 — 迷ったらここでいい

6段、25〜75℃、30分〜72時間、345W、外形414×330×294mm、重量約3kg(AS樹脂トレイ6枚を含めて約4kg)。乾燥と発酵の2in1で、1Lの牛乳パックがそのまま入る。寸法・重量・温度・時間をすべて公開しているのは今回この1台だけで、届いてから話が違うと言い出す要素がいちばん少ない。置き場所さえ確保できるなら、ここを外す理由を探すほうが難しい。

総合2位 AL COLLE ADMT400W — 匂いを家に残したくないなら

今回唯一のドア式で、メーカーはスタッキングタイプより匂い漏れが少ない構造だと説明している。35〜80℃、1〜24時間、発酵モード、ステンレス製の乾燥網、20種類のレシピシート付き。4段と容量は控えめだが、集合住宅で肉を干したい人にとって、この構造の価値は段数では埋め合わせられない

総合3位 Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製 — 収穫期に一気に片付ける

8段、600W、30〜90℃、0〜24時間、ステンレス本体の二重構造、大きいガラス窓と庫内ライト、1年保証。段数と温度上限がどちらも今回の最大値で、旬の食材がまとまって手に入る時期にいちばん強い。ただし本体寸法が公開されていないので、注文前に置き場所の実測と販売元への確認を挟んでおきたい。

最後にもう一度だけ書いておく。この記事の数字は、すべてメーカーが公表しているスペックと商品ページの記載から拾ったものだ。僕が8台を並べて同じりんごを干し比べたわけではない。それでも公開値を横に並べるだけで、そのメーカーが何で勝負しようとしているのかはかなりの精度で見えてくる。simplusは数字、AL COLLEは構造、Kwasyoは容量と温度。自分が何を干したいのかを一つ決めれば、8台は自然と1台になる。

よくある質問

何段のものを選べばいいのか

干す食材の厚みと種類の数で決まる。今回の8台は AL COLLE ADMT400W が4段、5段が3台、simplus SP-FD02 が6段、Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製 が8段という分布だった。段数が多いほど一度に干せるが、そのぶん本体は大きくなり置き場所を食う。見落とされがちなのがトレイの間隔で、これを明記しているのは BelleLife フードドライヤー 食品乾燥機(標準14mm・配置変更で高さを増やせる)だけである。厚切りの干し芋やジャーキーを想定するなら、段数より先にここを確認したい。

ヨーグルトや甘酒などの発酵にも使えるのか

発酵を明記しているのは3台にとどまる。simplus SP-FD02 は乾燥と発酵の2in1で1Lの牛乳パックがそのまま入ると書かれ、AL COLLE ADMT400W は発酵モードを搭載して35〜80℃、Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製 は30〜90℃で発酵可能とある。鍵になるのは温度の下限で、20℃台まで下がるのは simplus SP-FD02 の25℃だけだった。下限が35℃までしか下がらない機種や、そもそも温度範囲を公開していない機種を発酵目的で選ぶのは避けたほうがいい。

干し芋や干し椎茸は一晩で終わるのか

食材の厚みと水分量で変わるため、乾燥時間の目安は各社とも公開していない。判断材料になるのはタイマーの上限で、今回は simplus SP-FD01 が1〜16時間、BelleLife フードドライヤー 食品乾燥機 が0.5〜24時間、AL COLLE ADMT400W が1〜24時間、Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製 が0〜24時間、life_mart フードドライヤー 食品乾燥機 が最長48時間、simplus SP-FD02 が30分〜72時間だった。上限16時間の機種は、足りなければ起きて再セットすることになる。厚いものを干す前提なら24時間以上を選んでおくと運用が楽である。

電気代はどれくらいかかるのか

消費電力を公開しているのは4台で、simplus SP-FD01 が240W、simplus SP-FD02 が345W、BelleLife フードドライヤー 食品乾燥機 が400W、Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製 が600W。1kWhを31円として計算すると、345Wの機種を10時間動かして約107円、600Wなら約186円になる。ただしこれは最大電力を使い続けた場合の上限側の見積もりで、設定温度を保つ制御が入れば実際はここまで届かない。残る4台は消費電力が公開されていないため、この計算そのものができない。

匂いは家中に広がるのか

肉や魚を長時間干す以上、匂いはある程度出る前提で考えたい。構造で対処しているのが AL COLLE ADMT400W で、メーカーはドア式を採用しスタッキングタイプと比べて匂い漏れも少ない構造だと説明している。素材で対処しているのがステンレス系で、AL COLLE ADMT400W の乾燥網と Kwasyo フードドライヤー 段食品乾燥機 ステンレス鋼製 の本体・トレー・受け皿は、匂い残りしにくいとメーカーが書いている。残りの機種はトレイが樹脂中心なので、脂の多い食材を繰り返し干すなら、食洗機に対応しているかどうかを先に見ておくといい。

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