【2026年版】フルサイズミラーレス一眼比較9選|写真と動画で選ぶ

フルサイズミラーレス一眼比較9選 ガジェット・暮らし

ガジェット&ホーム担当: hikaku-man

本ページはプロモーションを含みます

調査時点: 2026年10月9日(価格・在庫・提供条件は変動します)

フルサイズミラーレス一眼は、画素数、動く被写体への強さ、4K 60pで画角が狭くならないか、持ち歩ける重さの4点で選ぶと迷いにくい。写真も動画も1台でこなす最初のフルサイズなら、有効約3300万画素で価格がこなれてきたSony α7 IV ILCE-7M4 ボディ フルサイズミラーレスが基準になる。子どもの運動会やスポーツなど動くものを連写で追うなら、最高約30コマ/秒のSony ILCE-7M5(α7 V)か、最高約40コマ/秒のCanon EOS R6 Mark II ボディ フルサイズ ミラーレス。4K 60pの動画を画角そのままで撮りたいなら、この2機種にNikon Z6III ボディ フルサイズミラーレス 部分積層型を加えた3機種から選ぶ。荷物を軽くしたいなら、約514gのSony 7CII(α7C II)か、ファインダーを省いて約486gに収めたPanasonic LUMIX S9 DC-S9 ボディ フルサイズミラーレスが合う。

楽天・Amazonで現在購入できるフルサイズミラーレス一眼から9機種を選び、画素数、4K 60pの画角、手ブレ補正、重さで比べた。数値はメーカーや販売店の商品ページにある公表値である。価格はおおむね20万円前後から30万円台が中心で、時期と販売店によって変わる。調査時点: 2026年10月9日。

フルサイズミラーレス9機種の画素数・4K 60p・手ブレ補正・重さ比較表

質量はバッテリーとカードを含めた目安で、SIGMA BFはカードを使わないためバッテリー込みの値である。4K 60pの画角が「画角そのまま」の機種は、レンズの画角が動画でも狭くならない。

順位 画像 商品名 有効画素数 4K 60pの画角 ボディ内手ブレ補正 ファインダー 質量の目安 購入先
1位 Sony α7 IV ILCE-7M4 ボディ フルサイズミラーレス Sony α7 IV ILCE-7M4 ボディ フルサイズミラーレス 約3300万画素 Super35mm(約1.5倍の切り出し) 5.5段 あり 約658g
2位 Sony ILCE-7M5 Sony ILCE-7M5 約3300万画素 画角そのまま(7Kオーバーサンプリング) あり(5軸) あり 約695g
3位 Canon EOS R6 Mark II ボディ フルサイズ ミラーレス Canon EOS R6 Mark II ボディ フルサイズ ミラーレス 約2420万画素 画角そのまま(6Kオーバーサンプリング) 最大8.0段 あり 約670g
4位 Nikon Z6III ボディ フルサイズミラーレス 部分積層型 Nikon Z6III ボディ フルサイズミラーレス 部分積層型 約2450万画素 画角そのまま(6Kオーバーサンプリング) 最大8.0段 あり(最大4000cd/m²) 約760g
5位 Sony 7CII Sony 7CII 約3300万画素 Super35mm(約1.5倍の切り出し) 7.0段 あり 約514g
6位 Nikon Zf ボディ フルサイズミラーレス クラシック Nikon Zf ボディ フルサイズミラーレス クラシック 約2450万画素 DX(約1.5倍の切り出し) 最大8.0段 あり 約710g
7位 Panasonic LUMIX S9 DC-S9 ボディ フルサイズミラーレス Panasonic LUMIX S9 DC-S9 ボディ フルサイズミラーレス 約2420万画素 APS-C相当の切り出し 5.0段 なし 約486g
8位 SIGMA BF ボディ フルサイズミラーレス アルミ削り出し SIGMA BF ボディ フルサイズミラーレス アルミ削り出し 約2460万画素 非対応(4Kは30pまで) なし(動画のみ電子式) なし 約446g
9位 シグマ F2.8 シグマ F2.8 約2460万画素 非対応(4Kは30pまで) なし(電子式) なし 約422g

最初に決めるのは本体よりレンズマウント

フルサイズのカメラは、本体よりもレンズに長くお金をかけることになりやすい。レンズはマウント(本体との取り付け口)ごとに専用で、別のメーカーへ移るとレンズも買い直しになる。9機種のマウントは次の4つに分かれる。

  • ソニー Eマウント — Sony α7 IV、Sony α7 V、Sony α7C II。純正に加えてシグマやタムロンなど他社製のレンズが多く、選ぶ幅が広い
  • キヤノン RFマウント — Canon EOS R6 Mark II。純正のRFレンズが中心で、他社製のフルサイズ用AFレンズはEマウントほど多くない
  • ニコン Zマウント — Nikon Z6III、Nikon Zf。純正のNIKKOR Zに加え、マウントアダプターFTZ IIを使えばFマウントの一眼レフ用レンズも付けられる
  • Lマウント — Panasonic LUMIX S9、SIGMA BF、SIGMA fp。パナソニック、シグマ、ライカなどが参加するLマウントアライアンスの規格で、複数メーカーのレンズを使える

家族や友人が同じマウントのレンズを持っているなら、借りられるだけでも出費は変わる。迷ったときは、撮りたいレンズ(広角、明るい単焦点、望遠ズームなど)が手の届く価格でそろうかを先に調べてから本体を選ぶと、買ったあとに困りにくい。

2400万画素か3300万画素か、写真の使い道で決める

9機種の有効画素数は、約3300万画素と約2400万画素台の2つに分かれる。

  • 約3300万画素 — Sony α7 IV、Sony α7 V、Sony α7C II
  • 約2400万画素台 — Canon EOS R6 Mark II(約2420万)、Nikon Z6III(約2450万)、Nikon Zf(約2450万)、Panasonic LUMIX S9(約2420万)、SIGMA BF(約2460万)、SIGMA fp(約2460万)

4Kテレビやモニターの画素数は約830万画素なので、画面で見るだけなら2400万画素でも3倍近い余裕がある。差が出るのは、撮ったあとに一部を切り出して使うとき(トリミング)と、A3以上に大きく印刷するときだ。野鳥や子どもの写真を後から寄せて切り出す、風景を大きく伸ばして飾る、という使い方が多いなら3300万画素を選ぶ意味がある。

一方で、画素数が多いほど1枚あたりのファイルは大きくなり、カードやパソコンの容量を早く使う。SNSへの投稿と画面での鑑賞が中心なら、2400万画素台で困る場面は少ない。

動く被写体を撮るなら、連写の速さとセンサーの読み出しを見る

子どもの運動会、スポーツ、野鳥、ペットのように動くものを撮るなら、連写の速さで差が出る。メーカー公表の最高連写は次のとおりだ。

  • Canon EOS R6 Mark II:最高約40コマ/秒(電子シャッター)
  • Sony α7 V:最高約30コマ/秒(ブラックアウトフリー、AF/AE追随)
  • Nikon Z6III:約20コマ/秒(拡張)、プリキャプチャーに対応する連写モードで最高約120コマ/秒
  • Sony α7 IV、Sony α7C II:最高約10コマ/秒
  • SIGMA BF:最高8コマ/秒

速い連写の多くは電子シャッターで出す数字である。電子シャッターはセンサーの読み出しに時間がかかると、速く動く被写体が斜めにゆがんで写ることがある。Nikon Z6IIIとSony α7 Vが採用する部分積層型センサーは、この読み出しを速めた構造で、ニコンはZ6IIIの読み出し速度を前機種Z6IIの約3.5倍としている。

ピント合わせ(AF)では、被写体の種類を認識して追いかける機能が世代の差になる。Sony α7C IIとα7 VはAI処理専用のプロセッサーを積み、α7C IIは人物、動物、鳥、昆虫、車・列車、飛行機を認識対象に挙げる。動くものが中心なら、連写の数字とあわせてAFの世代も確かめたい。

動画は「4K 60pで画角が狭くならないか」で差がつく

4K 60pは動きを滑らかに記録できる設定だが、機種によってはセンサーの中央だけを使う切り出し(クロップ)になる。切り出すと画角が約1.5倍ぶん狭くなり、広角レンズで撮っても思ったほど広く写らない。自撮りのVlogや室内の撮影では、ここが使い勝手を左右する。

  • 4K 60pを画角そのままで撮れる — Sony α7 V、Canon EOS R6 Mark II、Nikon Z6III
  • 4K 60pは切り出しになる — Sony α7 IV、Sony α7C II(Super35mm)、Nikon Zf(DX)、Panasonic LUMIX S9(APS-C相当)
  • 4K 60pに対応しない(4Kは30pまで) — SIGMA BF、SIGMA fp

4K 30pで足りるなら、切り出しになる機種の多くも画角そのままで撮れる。色の作り込みを重視するなら、撮影時に色の設定を当てられるLUMIX S9のリアルタイムLUTや、RAW動画を記録できるZ6IIIとSIGMA fpが候補になる。

約420gから約760gまで、重さとファインダーの有無を確かめる

バッテリーを含めた質量の目安(メーカーや販売店の公表値)を軽い順に並べると、次のようになる。

  • SIGMA fp:約422g(ファインダーなし)
  • SIGMA BF:約446g(ファインダーなし)
  • Panasonic LUMIX S9:約486g(ファインダーなし)
  • Sony α7C II:約514g
  • Sony α7 IV:約658g
  • Canon EOS R6 Mark II:約670g
  • Sony α7 V:約695g
  • Nikon Zf:約710g
  • Nikon Z6III:約760g

500g未満の3機種は、軽さと引き換えに電子ビューファインダーを持たない。晴れた屋外では背面モニターが見にくく、カメラを顔に付けて構えて望遠レンズを安定させる撮り方もできない。動画や自撮り、三脚を使う撮影が中心なら気になりにくいが、写真を手持ちで撮ることが多いならファインダー付きの機種を選ぶほうが無難だ。

フルサイズ用のレンズは大きく重くなりやすい点も見落とせない。明るい標準ズームを付けると、本体とあわせて1kgを超える組み合わせも珍しくない。軽さを優先するなら、本体と一緒に小型の単焦点レンズも候補に入れておきたい。

APS-C機を含めて、もう少し手頃な価格のミラーレスとも比べたい人は、【2026年版】ミラーレス一眼カメラ入門機比較10選|スマホ卒業の第一歩で入門機を比べている。

レンズが増えてくると、湿気によるカビの対策も必要になる。保管場所まで考えておくなら、【2026年版】カメラ防湿庫比較6選|東洋リビング/ハクバ/トーリ・ハン オールドカメラ復権×秋冬結露×レンズカビ対策も参考になる。

写真と動画の両立度で並べたフルサイズミラーレス9選

順位は、写真と動画を1台でこなせるか、動く被写体への強さ、価格との釣り合いの順に重みを置いて付けた。数値はメーカーや販売店の商品ページにある公表値で、楽天のレビューが十分にある機種はその内容も加えている。

1位 Sony α7 IV ILCE-7M4 ボディ フルサイズミラーレス — 写真も動画も1台で、価格がこなれた3300万画素の基準機

Sony α7 IV ILCE-7M4 ボディ フルサイズミラーレス

2021年12月に発売された、ソニーα7シリーズのベーシックモデルである。商品ページによると、有効約3300万画素の裏面照射型CMOSセンサー「Exmor R」を積み、拡張ISOは204800まで。静止画と動画の設定をすばやく切り替えるダイヤルを新たに設け、写真と動画を行き来する使い方を前提に作られている。

後継のα7 V(2位)が2025年12月に出たことで、価格は20万円台半ばまで下がってきた(時期と販売店で変わる)。3300万画素、5.5段のボディ内手ブレ補正、バリアングル液晶、2枚差しのカードスロットという中身は、最初のフルサイズとして足りないところが少ない。

楽天のレビュー(10件・平均4.7)では、値段は高いが買って満足しているという声が複数ある。前の世代のα7 IIIやAPS-C機からの買い替えで、画質や機能の向上を挙げる投稿も複数あり、グリップが握りやすくなったという声も2件あった。

  • 有効約3300万画素 — 2400万画素台の機種より、切り出して使うときの余裕がある
  • 5.5段のボディ内手ブレ補正 — 手ブレ補正のないレンズでも本体側で手ブレを抑えられる
  • カードスロットが2つ — 2枚へ同時に記録でき、撮り直しのきかない場面で安心できる

手放しでは勧めにくい点も書いておく。

  • 4K 60pはSuper35mm(約1.5倍)の切り出しになる。画角そのままの4Kは30pまで
  • 連写は最高約10コマ/秒で、2位のα7 V(約30コマ/秒)や3位のCanon EOS R6 Mark II(約40コマ/秒)とは差がある

向いているのは、風景、旅行、家族のスナップを中心に、ときどき動画も撮る人。Eマウントのレンズを選べる幅の広さも含めて、最初の1台の基準にしやすい。

2位 Sony ILCE-7M5 — 最高約30コマ/秒と画角そのままの4K 60pを足したα7 IVの後継

Sony ILCE-7M5

2025年12月に発売されたα7 Vで、商品ページでは「ベーシックモデルの基準を刷新する」とうたう。有効約3300万画素は1位のα7 IVと同じだが、センサーは部分積層型のExmor RSになり、画像処理エンジンはAIプロセッシングユニットを内蔵したBIONZ XR2に変わった。

メーカーの記載では、人物の瞳の認識性能はα7 IV比で約30%向上(ソニー内部測定)。連写はブラックアウトフリーでAF/AE追随の最高30コマ/秒に上がり、動画は7Kオーバーサンプリングの4K 60pをフルサイズの画角のまま記録できる。モニターは4軸マルチアングル液晶(3.2型・約210万ドット)で、バッテリーはCIPA規格で液晶モニター使用時に約750枚撮れる。

  • 最高約30コマ/秒 — 運動会や発表会など、一瞬の表情を連写で拾いやすい
  • 4K 60pを画角そのままで記録 — 広角レンズの画角が動画で狭くならない
  • 放熱構造とバッテリー持ち — 長時間の動画撮影を想定した放熱構造で、静止画も約750枚撮れる(メーカー公表値)

手放しでは勧めにくい点も書いておく。

  • 価格は30万円台半ばと、α7 IVより10万円前後高い(時期と販売店で変わる)
  • 質量は約695gで、α7 IVの約658gより少し重い

向いているのは、子どもの行事やペットなど動くものを撮る機会が多く、動画も4K 60pで撮りたい人。静物や風景が中心なら、差額をレンズに回してα7 IVを選ぶ考え方もある。

3位 Canon EOS R6 Mark II ボディ フルサイズ ミラーレス — 最高約40コマ/秒と最大8.0段の補正で動体に強いキヤノン機

Canon EOS R6 Mark II ボディ フルサイズ ミラーレス

2022年12月に発売された、キヤノンEOS Rシステムの中核機である。商品ページによると、約2420万画素のフルサイズCMOSセンサーで常用ISOは102400まで。進化したトラッキング性能と、最高約40コマ/秒(電子シャッター)の連続撮影をうたう。手ブレ補正は最大8.0段とされ、9機種の中でも大きい数字だ。

動画は6Kオーバーサンプリングの4K 60pを画角の切り出しなしで記録できる。質量は約670g(バッテリー、カード込み)。外部ストロボやマイクとつなぐ次世代のインターフェースを備え、純正アクセサリーとの連携も強化された。RF24-105mm F4 L IS USMが付くレンズキットとボディ単体の両方が売られているので、購入時にどちらかを確かめてほしい。

  • 最高約40コマ/秒 — 電子シャッター時のメーカー公表値で、動く被写体の決定的な瞬間を拾いやすい
  • 最大8.0段の手ブレ補正 — 暗い室内や望遠でもシャッター速度を落として撮りやすい
  • 画角そのままの4K 60p — 写真機として選んでも動画で妥協しにくい

手放しでは勧めにくい点も書いておく。

  • 約2420万画素なので、大きく切り出す使い方では3300万画素のソニー機に分がある
  • RFマウントは他社製のフルサイズ用AFレンズがEマウントほど多くない

向いているのは、スポーツ、野鳥、子どもの運動会など、動く被写体を連写で追う人。純正のRFレンズでそろえるつもりなら選びやすい。

4位 Nikon Z6III ボディ フルサイズミラーレス 部分積層型 — 読み出しの速いセンサーと最大4000cd/m²のファインダーを積んだ中級機

Nikon Z6III ボディ フルサイズミラーレス 部分積層型

2024年6月に発売されたニコンの中級機である。商品ページによると、世界初(メーカー記載)の部分積層型CMOSセンサーで、読み出し速度は前機種Z6IIの約3.5倍になった。画像処理エンジンEXPEED 7との組み合わせで、約20コマ/秒の高速連続撮影(拡張)中もファインダー像が滑らかに続き、AF速度はZ6IIより約20%速いという。

電子ビューファインダーの明るさは最大4000cd/m²で、メーカーは上位機Z9をしのぐとしている。有効画素数は約2450万画素、手ブレ補正は最大8.0段。動画は4K 60pを画角そのままで撮れ、6KのRAW動画をカメラ内に記録できる。

  • 読み出しの速い部分積層型センサー — 電子シャッターで速い被写体を撮ったときのゆがみを抑えやすい
  • 最大4000cd/m²のファインダー — 日差しの強い屋外でも被写体を確かめやすい
  • フレキシブルカラーピクチャーコントロール — パソコンのNX Studioで作った色の設定をカメラに入れて撮れる

手放しでは勧めにくい点も書いておく。

  • 質量は約760g(バッテリー、カード込み)で、9機種の中で最も重い
  • 価格は30万円台半ばと、2位のα7 Vと同じ価格帯にある(時期と販売店で変わる)

向いているのは、動体と動画の両方に本腰を入れたい人。ニコンのFマウント一眼レフ用レンズを持っているなら、マウントアダプターFTZ IIで使える点も選ぶ理由になる。

5位 Sony 7CII — α7 IVと同じ3300万画素を約514gに収めたコンパクト機

Sony 7CII

2023年10月に発売されたα7C II(ILCE-7CM2)で、α7 IVと同じ有効約3300万画素の裏面照射型センサーを、約514g(バッテリー、カード込み)の小型ボディに収めた。商品ページによると、画像処理エンジンBIONZ XRに加えてAI処理専用のAIプロセッシングユニットを積み、人物、動物、鳥、昆虫、車・列車、飛行機を認識してピントを合わせる。

像面位相差AFの測距点は最大759点、ボディ内手ブレ補正は7.0段。AIプロセッシングユニットはα7 IVにはない装備で、認識できる被写体の種類では1位を上回る。価格は20万円台前半からと、α7 IVに近い価格帯にある(時期と販売店で変わる)。

  • 約514gで3300万画素 — 1位のα7 IVより約140g軽い
  • AIプロセッシングユニット搭載 — 昆虫や乗り物まで認識の対象が広い
  • 7.0段の手ブレ補正 — 小型ボディながら、α7 IVより補正の段数が大きい

手放しでは勧めにくい点も書いておく。

  • 4K 60pはSuper35mmの切り出しになる
  • カードスロットは1つで、ファインダーもα7 IVより小さい

向いているのは、旅行や街歩きに毎回持ち出したい人。軽い単焦点レンズと組み合わせると、フルサイズでも荷物が増えにくい。

6位 Nikon Zf ボディ フルサイズミラーレス クラシック — ダイヤルで露出を決めるクラシックな外観に、最新の画像処理エンジンを収めた

2023年10月に発売された、ニコンのフィルムカメラを思わせる外観のフルサイズ機である。上面にシャッタースピード、ISO感度、露出補正のダイヤルが並び、電源を入れる前から設定を目で確かめられる。写真を白黒に切り替える専用のセレクターもある。

中身は有効約2450万画素の裏面照射型センサーと、Z6IIIと同じ画像処理エンジンEXPEED 7。ボディ内手ブレ補正は5軸で最大8.0段とされ、手ブレ補正のないNIKKOR Zレンズで静止画を撮るときは、ピントを合わせた位置を基準に補正する「フォーカスポイントVR」も働く。質量は約710g(バッテリー、カード込み)。

  • 上面の3つのダイヤル — メニューを開かずに露出を決められる
  • モノクロ専用のセレクター — 白黒写真へすぐに切り替えられる
  • 最大8.0段の手ブレ補正 — Z6IIIと同じ段数

手放しでは勧めにくい点も書いておく。

  • 4K 60pはDX(約1.5倍)の切り出しで、画角そのままの4Kは30pまで
  • 握る部分の出っ張りが小さく、重い望遠レンズとは釣り合いにくい。約710gと見た目より重い

向いているのは、ダイヤルを回して撮る操作そのものを楽しみたい人。動画より写真が中心なら、操作の楽しさで選ぶ価値がある。

7位 Panasonic LUMIX S9 DC-S9 ボディ フルサイズミラーレス — ファインダーを省いて約486g、リアルタイムLUTで色を作る動画寄りの小型機

Panasonic LUMIX S9 DC-S9 ボディ フルサイズミラーレス

2024年6月に発売された、パナソニックLUMIX Sシリーズの小型機である。電子ビューファインダーを省き、質量は約486g(バッテリー、カード込み)に収めた。有効約2420万画素で、ボディ内手ブレ補正は5.0段、対応レンズと組み合わせるDual I.S.2では6.5段になる。

商品ページが打ち出しているのは、撮影時に色の設定を当てるリアルタイムLUTと、スマートフォンアプリ「LUMIX Lab」の連携だ。アプリで色の設定を選んでカメラへ送り、撮った写真や動画をスマートフォンへ移すまでを手元で済ませられる。動画はセンサー全体を使う6K 30pに対応し、外装の張り替えサービスも用意されている。

  • 約486g — ファインダー付きの機種より軽く、首から提げても負担が小さい
  • リアルタイムLUT — 撮った時点で好みの色に仕上げられ、編集の手間が減る
  • Lマウント — パナソニック、シグマ、ライカなどのレンズから選べる

手放しでは勧めにくい点も書いておく。

  • ファインダーがなく、晴れた屋外では背面モニターが見にくい場面がある
  • メカシャッターを持たず、4K 60pはAPS-C相当の切り出しになる

向いているのは、Vlogや旅の動画をスマートフォンに近い手軽さで撮って、そのままSNSに載せたい人。価格は20万円前後と、9機種の中では手に取りやすい(時期と販売店で変わる)。

8位 SIGMA BF ボディ フルサイズミラーレス アルミ削り出し — アルミ削り出しの一体ボディと約230GBの内蔵メモリー、操作を絞った写真機

2025年4月に発売された、シグマのフルサイズ機である。ボディはアルミニウムの塊から削り出した一体構造で、操作部材をシャッターボタンとダイヤル、少数のボタンに絞っている。記録先は約230GBの内蔵メモリーで、SDカードのスロットは持たない。

メーカーの仕様表によると、有効約2460万画素の裏面照射型センサーで、AFは像面位相差とコントラストを組み合わせたハイブリッド方式。動画は6Kと4Kが30pまで、フルHDは120pまで撮れる。質量は約446g(バッテリー込み)。手ブレ補正は動画のみの電子式で、静止画向けのボディ内手ブレ補正はない。連写は最高8コマ/秒。

  • アルミ削り出しの一体ボディ — 外観と手触りでカメラを選ぶ人に向けた作り
  • 約230GBの内蔵メモリー — カードを入れ忘れて撮れないということがない。USBストレージへのバックアップにも対応する
  • 約446g — Lマウントの小型単焦点と組み合わせると持ち出しやすい

手放しでは勧めにくい点も書いておく。

  • ファインダーとボディ内手ブレ補正がなく、暗い場所や望遠では手ブレに気を配る必要がある
  • 連写は最高8コマ/秒で4K 60pにも対応しないため、動体や動画が中心の人には向かない

向いているのは、スナップや風景を中心に、カメラそのものの作りや操作の少なさに価値を感じる人。性能の数字で比べると、ここまでの機種に譲る項目が多い。

9位 シグマ F2.8 — 45mm F2.8付きのSIGMA fpキット、約422gでRAW動画まで撮れる箱型機

シグマ F2.8

2019年10月に発売されたSIGMA fpに、標準単焦点レンズ45mm F2.8 DG DN | Contemporaryが付くキットである。商品ページでは「世界最小最軽量フルサイズミラーレス一眼カメラ」とうたい、質量は本体のみで約370g、バッテリーとカードを含めて約422g。有効約2460万画素で、9機種の中では最も軽い。

持ち味は動画の記録形式にある。商品ページによると、CinemaDNG(8bit、10bit、12bit)のRAW動画とMOV(H.264)に対応し、記録先はSDカードのほか、USB接続のポータブルSSDも選べる。HDMI出力も備え、周辺機器を組み合わせて小さなシネマカメラとして使う人もいる。

  • 約422g — 9機種で最も軽く、レンズ付きでも小さくまとまる
  • CinemaDNGのRAW動画 — 色や明るさを編集で大きく追い込める
  • ポータブルSSDへの記録 — 容量の大きいRAW動画をSDカード以外にも残せる

手放しでは勧めにくい点も書いておく。

  • ファインダーとメカシャッターがなく、手ブレ補正も電子式のみ。AFはコントラスト方式で、動く被写体は追いにくい
  • 2019年の発売で、AFや手ブレ補正はここ数年の機種より世代が古い

向いているのは、動画を編集で作り込みたい人や、周辺機器を組み合わせて小型のシネマカメラとして使いたい人。写真を中心に選ぶ機種ではない。価格はレンズ付きで20万円弱からと、9機種の中では低い価格帯にある(時期と販売店で変わる)。

よくある質問

APS-C機からフルサイズに替えると、何が変わる?

センサーの面積がAPS-Cの2倍以上になり、同じ画角と同じF値で撮ったときに背景が大きくぼける。暗い場所でもノイズが目立ちにくい傾向がある。その代わり、レンズは大きく重く、価格も上がりやすい。日中のスナップや旅行の記録が中心ならAPS-Cでも足りる場面は多く、室内や夜景、人物を背景から浮かせた写真を撮りたいならフルサイズにする意味がある。

「ボディ」と書かれた商品は、そのままでは撮れない?

ボディはレンズが付かない本体だけの商品で、別にレンズが必要になる。予算は本体だけでなくレンズ込みで考えたい。Canon EOS R6 Mark IIにはRF24-105mm F4 L IS USMが付くレンズキットがあり、SIGMA fpはこの記事では45mm F2.8 DG DN付きのキットを取り上げている。同じ機種でもボディ単体とキットが並んで売られているので、購入時に付属品を確かめてほしい。

α7 IVとα7 V、いま買うならどちら?

差が大きいのは、連写(最高約10コマ/秒と約30コマ/秒)、4K 60pの画角(α7 IVは切り出し、α7 Vは画角そのまま)、被写体を認識するAFの3点だ。画素数はどちらも約3300万画素なので、写真の解像感は大きく変わらない。子どもの行事や動物、動画をよく撮るならα7 V、風景や旅行の写真が中心ならα7 IVを選んで差額をレンズに回す考え方が合う。価格差は時期と販売店で変わるので、購入時に両方を確かめたい。

ファインダーのない機種は使いにくい?

Panasonic LUMIX S9、SIGMA BF、SIGMA fpの3機種は電子ビューファインダーを持たない。困りやすいのは、晴れた屋外で背面モニターが見にくい場面と、望遠レンズを顔に付けて構えたい場面だ。動画、自撮り、三脚を使う撮影が中心なら影響は小さい。写真を手持ちで撮ることが多いなら、ファインダー付きの機種から選ぶほうがよい。

カードスロットは2つあったほうがいい?

結婚式や行事など撮り直しがきかない撮影では、2枚のカードへ同時に記録できる機種が安心だ。9機種のうち、Sony α7 IV、Canon EOS R6 Mark II、Nikon Z6III、Nikon Zfは2スロットを持つ。Sony α7C II、Panasonic LUMIX S9、SIGMA fpは1スロットで、SIGMA BFはカードを使わず約230GBの内蔵メモリーに記録する。趣味の撮影が中心なら、1スロットで困る場面は少ない。

まとめ|写真と動画の比重とマウントで3台に絞る

9機種をメーカー公表のスペックで比べた結論を書く。最初のフルサイズで迷ったら、次の3台から選ぶと外れにくい。

総合1位 Sony α7 IV ILCE-7M4 ボディ フルサイズミラーレス — 写真が中心で、ときどき動画も撮るなら

有効約3300万画素、5.5段の手ブレ補正、2つのカードスロットを備え、後継機の登場で価格がこなれてきた。楽天のレビューは10件・平均4.7。4K 60pが切り出しになる点は承知して選びたい。

総合2位 Sony ILCE-7M5 — 動くものと4K 60pの動画を両方撮るなら

最高約30コマ/秒の連写と、7Kオーバーサンプリングの4K 60pを画角そのままで撮れる。α7 IVとの価格差を、連写と動画の性能に払えるかで決めるとよい。

総合3位 Canon EOS R6 Mark II ボディ フルサイズ ミラーレス — 動体の連写と手ブレ補正を重視するなら

最高約40コマ/秒の連写と最大8.0段の手ブレ補正を持ち、4K 60pも画角の切り出しなしで記録できる。純正のRFレンズでそろえる前提なら選びやすい。

フルサイズ選びで差がつくのは、画素数の大小よりも「動くものを撮るか」「4K 60pを画角そのままで撮りたいか」「毎回持ち出せる重さか」の3点だ。ここにレンズマウントの選択を重ねれば、9機種は2〜3機種まで絞れる。軽さを優先するならSony 7CIIかPanasonic LUMIX S9 DC-S9 ボディ フルサイズミラーレス、ダイヤル操作の楽しさで選ぶならNikon Zf ボディ フルサイズミラーレス クラシックと目的が決まっている人は、比較表に戻って重さと4K 60pの画角を確かめてほしい。

Amazonのアソシエイトとして、なんでも比較.comは適格販売により収入を得ています。
タイトルとURLをコピーしました