折りたたみ電動アシスト自転車とは、モーター補助と折りたたみを両立した自転車。数字が揃うのはパナソニック オフタイムとBRIGHT PALE。30代ITコンサルhikaku-manが公表スペックで比較。
駅までの1kmを電動で楽にしたい。車のトランクに積んで、週末だけ知らない街を走りたい。折りたたみ電動アシスト自転車は、その2つの願望を1台で引き受けようとするカテゴリである。20インチ前後の小さめのタイヤに、モーターとバッテリーと折りたたみのヒンジを全部載せる。よく考えると欲張りな乗り物だ。
この記事では、Amazonと楽天の公式APIで実在を確認できた7台を、メーカー公表のスペックだけで比較した。乗り味の話は一切しない。代わりに、商品ページに何が書いてあって、何が書いていないかを7台ぶん並べる。調べていていちばん驚いたのは、後者のほうが多かったことである。
- この記事の結論
- 【比較一覧表】折りたたみ電動アシスト自転車おすすめ7選
- 型番で検索したら、自転車ではなく部品が出てきた話
- 折りたたみ電動アシスト自転車の選び方は商品ページの3か所で決まる
- 折りたたみ電動アシスト自転車おすすめランキング7選
- 1位 パナソニック オフタイム BE-FW071 電動アシスト自転車 折りたたみ — 7段変速と8.0Ah、迷ったらここに戻ってくる
- 2位 BRIGHT PALE 電動アシスト自転車 インチ 折りたたみ — 公称50kmとIPX6、数字がいちばん揃っている
- 3位 PELTECH TDN-213L — 前後キャリアとライトが最初から付いてくる
- 4位 PROVROS P-206E — 鍵が1本で済む地味な親切
- 5位 Life Assist BM-AIS20D — 後輪駆動とトリプルセンサー、ただしライトは別売
- 6位 PROVROS P-201E — 変速を捨てて、操作をいちばん単純にした
- 7位 Benelli mini Fold 16 折りたたみ 電動アシスト — この7台で唯一の16インチ
- 用途別に絞るとこうなる
- よくある質問
- まとめ — 迷ったらこの3台
この記事の結論
- 総合1位はパナソニック オフタイム BE-FW071 電動アシスト自転車 折りたたみ。外装7段変速と8.0Ahバッテリー、そしてワイヤ錠が標準で付く唯一の機種。
- 公称の数字で選ぶならBRIGHT PALE 電動アシスト自転車 インチ 折りたたみ。最大50km走行、24V・7.8Ah、IPX6防水、シマノ6段変速が商品ページに明記されている。
- 買い物メインならPELTECH TDN-213L。前後キャリアと砲弾型LEDライトが最初から付いてくる。
- 7台のうち4台は商品名に「型式認定」の表記がある。公道で乗る前提なら、まずここを確認したい。
- 折りたたんだ後のサイズを公表している機種は、この7台には1台もなかった。車載目的なら購入前に寸法の確認が必須である。
【比較一覧表】折りたたみ電動アシスト自転車おすすめ7選
価格の列は空欄にしてある。表示価格が日によって動くカテゴリなので、リンク先の実売価格を見てもらったほうが早い。バッテリーと変速の列にある「記載なし」は、その機能が無いという意味ではなく、商品ページに書いていないという意味である。ここを混ぜて読むと選択を誤る。
| 画像 | 順位 | 商品名 | 価格 | タイヤ | バッテリー/公称航続 | 変速 | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
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1位 | パナソニック オフタイム BE-FW071 電動アシスト自転車 折りたたみ | – | 20インチ | 8.0Ah/記載なし | 外装7段 |
133,400円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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2位 | BRIGHT PALE 電動アシスト自転車 インチ 折りたたみ | – | 20インチ | 24V・7.8Ah/最大50km | シマノ6段 |
61,980円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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3位 | PELTECH TDN-213L | – | 20インチ | 記載なし(36Vアシスト) | シマノ外装6段 |
74,800円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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4位 | PROVROS P-206E | – | 20インチ | 記載なし/最大46km | シマノ6段 |
63,980円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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5位 | Life Assist BM-AIS20D | – | 20インチ | 5.8Ah/30km | 記載なし |
49,800円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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6位 | PROVROS P-201E | – | 20インチ | 24V・5.1Ah/最長30km | シングルギア |
49,980円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
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7位 | Benelli mini Fold 16 折りたたみ 電動アシスト | – | 16インチ | 記載なし | 記載なし |
119,790円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る → |
型番で検索したら、自転車ではなく部品が出てきた話
この記事は元々10台を候補にしていた。それが7台になっている。理由を書いておきたい。
掲載前に、候補の型番をひとつずつAmazonと楽天の公式APIに投げて、同じ商品が実際に売られているかを確認している。その結果、有名な折りたたみ電動アシストの型番のうち3つが、自転車ではないものを返してきた。1つはリアキャリア、つまり荷台である。1つはディスクブレーキのパッド。1つは同じブランドの、モーターが載っていない普通の折りたたみ自転車だった。
自転車を探していたのに、荷台とブレーキパッドが出てくる。びっくりしたので2度確認した。結果は同じだった。
これは検索エンジンの不具合ではない。補修部品や対応パーツの商品名には、適合する本体の型番がそのまま書き込まれるからである。荷台の商品名に「この型番の本体用」と入っていれば、型番で検索したときに本体より先に部品が出てくることは普通に起きる。数千円の商品が本体のつもりで買われるのは、売る側も買う側も嬉しくない事故だ。
なので、型番で探すときは価格をまず見てほしい。電動アシスト自転車が2千円台で出ていたら、それはたぶん本体ではない。この記事に残した7台は、返ってきた商品名が本体そのものだったものだけである。数は減ったが、リンクを踏んだ先で別のものが出てくることはない。
折りたたみ電動アシスト自転車の選び方は商品ページの3か所で決まる
1. バッテリー容量は「書いてあるかどうか」から見る
7台を並べて最初に気づいたのは、バッテリー容量を数字で書いている機種と、まったく触れていない機種が半々だということだった。容量を明記していたのはパナソニック オフタイム(8.0Ah)、BRIGHT PALE(24V・7.8Ah)、Life Assist BM-AIS20D(5.8Ah)、PROVROS P-201E(24V・5.1Ah)の4台。残りの3台は商品説明のどこにも数字がない。
僕はここを、そのまま選定の基準にした。容量が書いてある機種のほうが、買った後に「思ったより走らない」と感じたときに原因を切り分けやすいからである。5.1Ahと8.0Ahでは、単純計算でも1.5倍以上の差がある。書いていない機種が悪いわけではないが、比較のしようがない。
この基準で選ぶなら、容量が最大のパナソニック オフタイム BE-FW071 電動アシスト自転車 折りたたみか、容量と航続距離の両方を出しているBRIGHT PALE 電動アシスト自転車 インチ 折りたたみになる。
2. 変速は6段あるか、それとも無いか
2つ目は変速だ。7台のうち5台がシマノの外装6段、1台が外装7段、1台が変速なしのシングルギア。そして1台は記載がない。足すと7を超えるように見えるが、記載なしの1台を除いた6台の内訳である。
電動アシストがあるなら変速は要らないのでは、と最初は思っていた。ところが商品説明を読むと、PROVROS P-206Eの側が「坂道では変速のあり、なしで大違い」とはっきり書いている。アシストはペダルを踏む力を補助する仕組みなので、そもそも踏み出しが重ければ補助も重い。変速はその踏み出しを軽くする装置で、モーターとは役割が違うのだ。
逆に、PROVROS P-201Eは変速を捨ててシングルギアにしている。商品説明の言い方も「余計な操作がなく」と、割り切りを隠していない。平坦な街で近距離しか乗らないなら、この判断は理にかなっている。
この基準で選ぶなら、段数が最も多いパナソニック オフタイム BE-FW071 電動アシスト自転車 折りたたみ。坂が多い土地で、価格を抑えたいならシマノ6段のPROVROS P-206Eが現実的な線だ。
3. ライトと鍵は「付いている前提」で買うと転ぶ
3つ目は、いちばん見落とされそうな項目である。Life Assist BM-AIS20Dの商品説明には、こう書いてある。前照灯、ロック錠は標準装備で付いていないので別途用意してほしい、と。
正直に書いてあるのは誠実だと思う。同時に、これを読まずに買うと納車初日の夜に困る。逆にPELTECH TDN-213Lは砲弾型LEDライトを商品名に入れているし、パナソニック オフタイムはワイヤ錠が付属して、しかもバッテリーと同じ鍵で回る1キー2ロック仕様だ。PROVROS P-206Eも、バッテリーとシリンダー錠で鍵を共有できると明記している。
本体価格が数千円安くても、ライトと鍵を買い足せば差は消える。ここは総額で考えたほうがいい。
この基準で選ぶなら、ライトとキャリアが最初から付くPELTECH TDN-213Lか、鍵まわりが整理されているパナソニック オフタイム BE-FW071 電動アシスト自転車 折りたたみである。
折りたたみ電動アシスト自転車おすすめランキング7選
1位 パナソニック オフタイム BE-FW071 電動アシスト自転車 折りたたみ — 7段変速と8.0Ah、迷ったらここに戻ってくる

Amazonの商品情報によると、20インチの2023年モデルで、型番はBE-FW071B、色はマットジェットブラック。特徴として挙がっているのは外装7段変速、ワイヤ錠付(1キー2ロック)、折畳フレーム、8.0Ahバッテリーの4点だけである。文字数にすると驚くほど短い。
ところが7台ぶんの商品ページを横に並べると、この短い4行がやたらと強いことがわかってくる。変速7段は7台で最多。バッテリー8.0Ahは、容量を明記している4台のなかで最大。そして錠が最初から付いてくるのは、この1台だけだった。
価格帯は10万円台で、7台のなかでは頭ひとつ抜けて高い。ただ、下位の機種には鍵やライトを別に買う前提のものが混ざっている。差額をどこで払うかという話でもある。
商品ページで評価できる点は次の3つ。
- 外装7段変速。6段が標準のこのカテゴリで、唯一それより上の段数を用意している
- 8.0Ahバッテリー。容量を公表している機種のなかでは最大値である
- ワイヤ錠付(1キー2ロック)。バッテリーと錠の鍵を1本にまとめられる
一方で、引っかかった点も2つある。
- 価格帯が7台のなかで最も高い。他の6台とは倍近い開きがある
- 航続距離の公称値が商品ページに出ていない。8.0Ahという容量からの見当はつくが、公表された数字ではない
向いているのは、通勤と買い物で毎日使い、坂のある土地に住んでいる人。向いていないのは、年に数回しか乗らないと分かっている人だ。使用頻度が低いなら、この価格差を回収しにくい。
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2位 BRIGHT PALE 電動アシスト自転車 インチ 折りたたみ — 公称50kmとIPX6、数字がいちばん揃っている

7台のなかで、商品ページの情報量が最も多かったのがこの機種である。20インチ、型式認定済み、トルクセンサー搭載、シマノ6段変速、IPX6防水、最大50km走行。ここまでが商品名に入っている。商品名だけでスペック表が半分埋まる勢いだ。
説明文を読むと、モーターは250Wのフロント配置でトルクセンサー付き。踏み込みに合わせてアシストが立ち上がる方式である。バッテリーは24V・7.8Ahで、1回の充電で最大50km以上とされている。この50kmという数字は、7台のなかで最も長い公称値だ。
個人的にいちばん効くと思ったのはIPX6防水の記載だった。バッテリーと配線部がIPX6対応と明記している機種は、7台でここだけ。屋外に置く前提なら、この1行の重みは変速1段ぶんより大きい。
商品ページで評価できる点は次の3つ。
- 最大50km走行という、7台で最長の公称航続距離
- IPX6防水の明記。バッテリーと配線部が対象と書かれている
- シマノ6段変速に加え、日本製ローラーブレーキを採用と記載がある
引っかかった点は2つ。
- 商品名の表記が「電動アシスト自転車 インチ 折りたたみ」となっており、モール上の名称が整理されていない。検索で見つけにくい
- 公称50kmは最も条件の良い走り方での数字である。信号の多い街と坂道では当然短くなる
向いているのは、屋根のない場所に停める人と、1回の充電でなるべく長く走りたい人。向いていないのは、国内大手ブランドの販売網やサポート体制を重視する人である。
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3位 PELTECH TDN-213L — 前後キャリアとライトが最初から付いてくる

Amazon限定モデルとして売られている20インチ機で、商品名に前後キャリア付き、砲弾型LEDライト、シマノ外装6段変速と並んでいる。カゴありとカゴなしの2タイプから選べる構成だ。
この機種の性格は、荷物を運ぶ側に寄っている。前後にキャリアがあってライトも標準、そのうえカゴありを選べる。買い物と通勤を1台で片付けたいなら、追加で買うものがほとんど残らない。
モーターについては36Vアシストを採用した新モーターと書かれている。坂道や漕ぎ出しを自然に補助する仕様、というのがメーカーの説明である。ただしバッテリー容量と航続距離の数字は、商品ページのどこにも見当たらなかった。ここは正直に減点した。
商品ページで評価できる点は次の3つ。
- 前後キャリアと砲弾型LEDライトが標準装備。買い足しが少なくて済む
- カゴあり、カゴなしを選べる。使い方に合わせて構成を変えられる
- シマノ外装6段変速。坂道での逃げ場が用意されている
引っかかった点は2つ。
- バッテリー容量と航続距離の記載がない。どこまで走れるかを事前に見積もれない
- 商品名に型式認定の表記がない。公道で使う前提なら販売ページで確認しておきたい
向いているのは、スーパーの買い物と駅までの往復が主な用途の人。向いていないのは、1回の充電でどこまで走るかを事前に把握してから買いたい人だ。
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4位 PROVROS P-206E — 鍵が1本で済む地味な親切

型式認定済みの20インチ折りたたみで、シマノ6段変速、最大46kmが商品名に入っている。価格帯は6万円台で、装備の内容から見ると素直な構成だ。
特徴欄で目を引いたのは両用キー仕様という項目だった。バッテリーとシリンダー錠が同じ鍵を共有するので、持ち歩く鍵が1本で済む。派手な機能ではない。ただ、鍵を2本ぶら下げて毎朝バッテリーの鍵を探す生活を想像すると、この地味さがありがたく思えてくる。
もうひとつ、この機種の商品説明は変速の意味をきちんと書いている。「坂道では変速のあり、なしで大違い」という一文だ。自社製品の売り文句としては当たり前だが、シングルギアの機種も同じブランドから出ていることを考えると、書き分けとして誠実である。
商品ページで評価できる点は次の3つ。
- 最大46kmの公称航続距離。数字を出している4台のうちの1台
- 両用キー仕様。バッテリーと錠の鍵を1本にまとめられる
- シマノ製の外装6段変速を採用と明記されている
引っかかった点は2つ。
- 90%完成状態での出荷。ハンドル、サドル、ペダル、カゴの取り付けは自分で行う
- バッテリー容量の数字が書かれていない。46kmという航続距離の根拠を追えない
向いているのは、6段変速と型式認定の記載を最低条件にしつつ、価格は抑えたい人。向いていないのは、組み立て作業をやりたくない人である。
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5位 Life Assist BM-AIS20D — 後輪駆動とトリプルセンサー、ただしライトは別売

20インチで30km走行可能、5.8Ahのリチウムイオンバッテリー、リアモーターの後輪駆動、トリプルセンサー、型式認定、公道走行可能。商品名に詰め込まれた情報だけでもかなり多い。7台のなかで後輪駆動を明記しているのはこの機種だけである。
アフターサポートの記載も具体的だ。消耗品以外の故障は1年間修理費用無料と書かれている。アシストが効かない、充電できないといった症状を名指しで挙げているあたり、実際に多い問い合わせなのだろうと想像がつく。
その一方で、この機種の商品説明はできないことも隠していない。前照灯とロック錠は標準装備ではないので別途用意すること。手元のコントロールパネルは付いておらず、電源ボタンを1回押すだけの操作系であること。沖縄と離島には配達できないこと。ここまで書いてあると、むしろ信用したくなる。
商品ページで評価できる点は次の3つ。
- リアモーターの後輪駆動とトリプルセンサー。7台で唯一、駆動方式を後輪と明記している
- 消耗品以外の故障は1年間修理費用無料というサポート条件
- 5.8Ahのバッテリー容量と30kmの航続距離を、どちらも数字で出している
引っかかった点は2つ。
- 前照灯とロック錠が標準装備ではない。乗り出すまでに追加の出費が発生する
- 手元コントロールパネルがない。アシストの強さを走行中に切り替える運用には向かない
向いているのは、購入後の故障対応をいちばん心配している人。向いていないのは、届いた日の夜からそのまま乗りたい人だ。ライトが無い自転車は夜に走れない。
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6位 PROVROS P-201E — 変速を捨てて、操作をいちばん単純にした

同じPROVROSの型式認定済みモデルで、こちらは前輪モーター、シングルギア、24V・5.1Ahという構成。価格帯は5万円前後と、7台のなかでは最も安い部類に入る。
特徴として書かれているのは、低、中、高の3段階から選べるアシストモードと、バッテリー残量が見える操作パネル。そしてエコモードで最長30km走行という数字だ。変速はない。商品説明も「変速操作のいらないシンプルなシングルギア仕様」と、機能を削ったことをそのまま言っている。
この割り切りは、坂のない土地に住んでいるなら合理的だ。変速機はワイヤーの調整が要るし、外装変速は転倒でディレイラーが曲がる。無ければ壊れない。ただし坂の多い街では、アシストの3段階だけで対応することになる。ここは土地で判断が割れる。
商品ページで評価できる点は次の3つ。
- 低、中、高の3モードとバッテリー残量表示付きの操作パネル
- 24V・5.1Ahと最長30kmを、容量と距離の両方で公表している
- 7台のなかで最も安い価格帯。電動アシストの入り口として手が届く
引っかかった点は2つ。
- シングルギアで変速がない。坂道ではアシストの強弱だけで走ることになる
- 5.1Ahは7台のなかで最も小さい容量。30kmという数字もエコモード時の値である
向いているのは、平坦な街で片道数kmを走り、まず電動アシストを試してみたい人。向いていないのは、通勤路に長い上り坂がある人だ。
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7位 Benelli mini Fold 16 折りたたみ 電動アシスト — この7台で唯一の16インチ

7台のうち6台が20インチのなかで、これだけが16インチである。型番はMF16P、popularグレード、色はコズミックブルー。商品名に書かれているのはここまでだ。
そして、ここからが問題である。この機種の商品ページには、特徴欄の記載がひとつも無かった。バッテリー容量も、航続距離も、変速の有無も、モーターの位置も出てこない。分かるのはブランドと型番とタイヤサイズと色だけ。7台ぶんの商品説明を読み比べてきた後だと、この空白はかなり目立つ。
それでも7位として残したのは、16インチという枠が他にないからだ。20インチと比べればタイヤは小さく、折りたたんだときの体積も理屈のうえでは小さくなる。小さい車に積みたい、玄関の隅に置きたいという条件が最優先なら、候補に入れる意味はある。
ただし、そのサイズの実数は公表されていない。積めるかどうかは販売ページの寸法表記で確認するしかない。ここは強く言っておきたい。
商品ページで評価できる点。
- 7台で唯一の16インチ。折りたたみ後の体積を優先する場合の選択肢になる
- ブランドと型番(MF16P)が明示されており、販売店に問い合わせて仕様を確認しやすい
引っかかった点。
- バッテリー容量、航続距離、変速の記載がすべて無い。他の6台と同じ土俵で比べられない
- 折りたたみ時の寸法も公表されていない。車載目的なら実測値の確認が必須である
向いているのは、16インチであることが決定的に重要で、仕様は販売店に問い合わせる手間を惜しまない人。向いていないのは、商品ページの情報だけで判断を終わらせたい人だ。それは僕も同じで、だから7位である。
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用途別に絞るとこうなる
駅までの通勤と買い物を電動にしたいなら
毎日乗るなら、変速の段数と鍵まわりで選びたい。第一候補はパナソニック オフタイム BE-FW071 電動アシスト自転車 折りたたみ。外装7段変速と8.0Ahバッテリー、そしてワイヤ錠が最初から付く構成は、毎日の運用でいちばん引っかかりが少ない。荷物が多いならPELTECH TDN-213Lで、前後キャリアとカゴを最初から確保する手もある。
車に積んで週末に乗りたいなら
この用途は、正直なところ7台のどれも事前確認が要る。折りたたみ時の寸法を公表している機種が1台もないからだ。そのうえで理屈のうえで有利なのは、唯一の16インチであるBenelli mini Fold 16 折りたたみ 電動アシスト。20インチで探すなら、防水と航続の記載があるBRIGHT PALE 電動アシスト自転車 インチ 折りたたみが無難である。どちらにせよ、購入前に販売ページの寸法とトランクの内寸を突き合わせてほしい。
とにかく安く電動アシストを試したいなら
価格を最優先にするなら、5万円前後のPROVROS P-201EとLife Assist BM-AIS20Dの2台に絞られる。変速が欲しいならこの価格帯を少し超えてPROVROS P-206Eまで伸ばすことになる。ただしLife Assist BM-AIS20Dはライトと錠が別売なので、総額では横並びに近づく。本体価格だけで比べると判断を誤る。
よくある質問
折りたたみ電動アシスト自転車は、普通の電動アシストと何が違う?
違うのはフレームが折れることと、タイヤが小さいことの2点である。今回の7台は16インチが1台で、残り6台は20インチ。一般的なシティサイクルの26インチや27インチと比べるとかなり小さい。そのぶん折りたたんだときに小さくなるが、走行中の安定性や段差の乗り越えでは大径タイヤに分がある。
「型式認定済」と書いてある機種と、書いていない機種の差は?
型式認定は、国内の基準に適合しているかを第三者機関が確認する制度である。今回の7台では、BRIGHT PALE、PROVROS P-206E、PROVROS P-201E、Life Assist BM-AIS20Dの4台が商品名または説明文に型式認定の表記を持っていた。記載がない機種が基準を満たしていないという意味ではないので、そこは誤解しないでほしい。ただ、公道で乗る前提なら販売ページで確認しておく価値はある。
届いたらすぐ乗れる?組み立ては必要?
今回の7台のうち3台は、組み立て作業が必要だと明記している。PROVROS P-206EとP-201Eは90%完成状態での出荷で、ハンドル、サドル、ペダル、カゴの取り付けが残る。Life Assist BM-AIS20Dは折りたたんだ状態で届き、前カゴとペダルの組み立てが必要と書かれている。ペダルは左右が決まっており、逆に付けると故障につながるとも注記されていた。工具と時間を確保してから受け取りたい。
バッテリー容量はどれくらいあれば足りる?
片道の距離から逆算するのが早い。今回の7台で容量が公表されているのは5.1Ahから8.0Ahの範囲で、公称航続距離は30kmから50km。片道5kmの通勤なら往復10kmなので、公称30kmの機種でも数日に1回の充電で回る計算になる。ただし公称値は条件の良い走り方での数字なので、坂道や向かい風が多い経路では短くなると考えておきたい。
折りたたんだら本当に車に積める?
これは今回、確認できなかった。7台のうち折りたたみ時の寸法を公表している機種が1台もなかったからである。車載を主目的にするなら、販売ページの仕様欄で三辺の寸法を確認し、トランクの内寸と突き合わせてから買ってほしい。「折りたためる」と「あなたの車に積める」は別の話だ。
まとめ — 迷ったらこの3台
7台を並べて分かったのは、このカテゴリの差は走行性能より先に、商品ページに何が書いてあるかで出るということだった。バッテリー容量、航続距離、変速、ライトと錠の有無。この4項目が全部埋まっている機種は、実は多くない。埋まっている機種は、買った後に困りにくい。
そのうえで迷ったら、次の3台から選べば大きく外さないはずだ。知らんけど、少なくとも情報の量では他より安心できる。
総合1位 パナソニック オフタイム BE-FW071 電動アシスト自転車 折りたたみ
外装7段変速、8.0Ahバッテリー、ワイヤ錠付(1キー2ロック)。毎日乗る前提なら、この構成がいちばん引っかかりが少ない。価格帯は10万円台と7台で最も高いが、鍵の買い足しは不要になる。
133,400円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る →
総合2位 BRIGHT PALE 電動アシスト自転車 インチ 折りたたみ
最大50km走行、24V・7.8Ah、IPX6防水、シマノ6段変速。公表されている数字の多さでは7台の最上位である。屋外に停める人には、防水の記載がそのまま効いてくる。
61,980円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る →
総合3位 PELTECH TDN-213L
前後キャリア、砲弾型LEDライト、シマノ外装6段変速。カゴありとカゴなしを選べるので、買い物用途なら追加で買うものがほとんど残らない。バッテリー容量の記載がない点だけ、購入前に確認しておきたい。
74,800円〜楽天で見る → Amazonで見る → Yahoo!で見る →
最後にもう一度だけ。型番で検索して出てきた商品が妙に安いときは、それが本体なのか部品なのかを必ず確かめてほしい。荷台とブレーキパッドを掴まされかけた僕からの、いちばん実用的な忠告である。

