【2026年版】スマホジンバル比較8選|追尾・三脚・重さで選ぶ

スマホジンバル比較8選 ガジェット・暮らし

ガジェット&ホーム担当: hikaku-man

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調査時点: 2026年10月9日(価格・在庫・提供条件は変動します)

スマホジンバルは「補正の軸が3軸か単軸か」「被写体の追尾がどのカメラアプリで動くか」「三脚と延長ロッドが本体に入っているか」の3点で選ぶと迷いにくい。子供やペットの撮影から自撮りまで1台で済ませたいなら、三脚と延長ロッドを内蔵したDJI Osmo Mobile 7Pが第一候補になる。iPhoneの標準カメラや対応アプリのまま追尾させたいならApple DockKit対応のInsta360 Flow 2 Pro、手ブレを抑えられれば機能は絞ってよいならDJI Osmo Mobile 7、大型スマホや折りたたみスマホを載せるなら積載500gまでのHohem iSteady M7が向く。

僕(hikaku-man)は、楽天・Amazonで現在購入できる8機種について、商品ページの記載と楽天市場のレビューを読み比べて順位を付けた。読み進めるうちに、手ブレ補正より説明書の話のほうが多い機種まで出てきた。そのあたりは後半でまとめておく。

8機種の補正方式・追尾・三脚を一枚の表で比べる

まずは全体像から。価格欄には表示時点の最安値が出るので、ここでは仕様の違いだけを見てほしい。重さは、メーカーが商品ページに数字を出している機種だけ「主な特徴」に入れた。

順位 商品 補正 追尾の方式 三脚・延長 主な特徴(メーカー記載) 購入先
1位 DJI Osmo Mobile 7PDJI Osmo Mobile 7P 3軸 多機能モジュールで追尾 三脚・延長ロッド内蔵 トラッキング・ライト・音声受信を1つのモジュールに集約
2位 Insta360 Flow 2 ProInsta360 Flow 2 Pro 3軸 Apple DockKit・複数人追尾 三脚・自撮り棒内蔵 360度回り続けるパン軸、最大15倍ズーム追尾(iPhone 12〜16のPro/Pro Max)
3位 DJI Osmo Mobile 7DJI Osmo Mobile 7 3軸 DJI Mimoアプリ(ActiveTrack 7.0) 三脚内蔵 300g、ShotGuides・ワンタップ編集
4位 Insta360 Flow 2Insta360 Flow 2 3軸 AI追尾・複数人追尾 三脚・自撮り棒内蔵 iPhone/Android対応、テレプロンプター内蔵、バッテリー10時間
5位 Insta360 Flow ProInsta360 Flow Pro 3軸 Apple DockKit・AI自動追跡 三脚内蔵 360度無限パン、折りたたみ式
6位 DJI Osmo Mobile 6DJI Osmo Mobile 6 3軸 DJI Mimoアプリ(ActiveTrack 6.0) 延長ロッド内蔵 305g、Apple Watchで遠隔操作
7位 Hohem iSteady M7Hohem iSteady M7 3軸 磁気AIトラッカー(ペット・車も対象) 延長ポール内蔵(7.5インチ) 積載500g、クランプ幅58〜90mm、取り外せる1.4インチ画面のリモコン
8位 Ariake 手ブレ防止自撮り棒Ariake 手ブレ防止自撮り棒 単軸 記載なし 四脚の三脚・自撮り棒一体 約295g、3色LEDライト、Bluetoothリモコン

8機種のうち7機種が3軸で、追尾の方式は大きく3通りに分かれる。三脚と延長ロッドの組み合わせも機種ごとにばらばら。この3つの違いを、次の節から順に見ていく。

3軸か単軸かで、消せるブレの種類が変わる

ジンバルの「軸」とは、モーターで打ち消せる揺れの方向の数のこと。3軸は、左右の首振り(パン)、上下の傾き(チルト)、横の傾き(ロール)の3方向をそれぞれモーターで補正する。歩きながら撮ると、この3方向の揺れがまとめて襲ってくる。つり革のない満員電車で立っているようなものだ。

今回の8機種では、Ariake 手ブレ防止自撮り棒だけが商品名に「片手持ち単軸スタビライザー」と書かれた単軸タイプである。単軸はモーターで補正する方向が1つしかないので、複数方向の揺れが重なる歩き撮りでは、3軸ほどの補正は期待しにくい。そのかわり四脚の三脚とLEDライトまで付いて、価格帯は数千円台。自撮り棒の延長として選ぶなら筋は通っている。

動画をしっかり撮りたいなら3軸、写真と自撮りが中心で手元の揺れが少し減ればよいなら単軸。この分け方でまず大きく外さない。

追尾は「どのカメラアプリで動くか」で使い勝手が分かれる

今回の3軸7機種は、すべて何らかの形で被写体の追尾をうたっている。差が出るのは、その追尾がどのアプリの中で動くかという点だ。ここを読み違えると、撮りたいアプリでは追尾が動かないということが起きる。

  • メーカーの専用アプリで追尾する: DJI Osmo Mobile 7・DJI Osmo Mobile 6(DJI MimoアプリのActiveTrack)
  • Apple DockKitで追尾する: Insta360 Flow 2 Pro・Insta360 Flow Pro(iPhoneの標準カメラや対応アプリのまま追尾)
  • 本体側のモジュールやトラッカーで追尾する: DJI Osmo Mobile 7P(多機能モジュール)・Hohem iSteady M7(磁気AIトラッカー)

iPhoneの標準カメラで撮りたい人や、配信アプリ・ビデオ会議アプリでも追尾させたい人は、DockKitかモジュール・トラッカー型を選ぶと使えるアプリの幅が広がる。逆に、撮影から編集まで1つのアプリで済ませたいなら専用アプリ型でまったく困らない。DJI Osmo Mobile 7の商品ページでは、DJI Mimoのガイド付き撮影(ShotGuides)とワンタップ編集が案内されている。

Insta360 Flow 2は商品ページにDockKitの記載がなく、AI追尾と複数人トラッキングとして案内されている。なお、Insta360 Flow 2 ProとInsta360 Flow 2がうたう「最大15倍ズームでも動く被写体を追う機能」は、メーカーの注記ではiPhone 12〜16のProとPro Maxに限られる。手持ちのiPhoneが対象かどうかは、買う前に確かめておきたい。

三脚・延長ロッド・重さは、撮る場面から逆算する

三脚が本体に入っているかどうかは、地味だが撮るたびに差が出る。DJI Osmo Mobile 7Pの楽天のレビューには、DJI Osmo Mobile 6から買い替えて三脚が一体になった点を評価する書き込みが複数ある。別体の三脚を付け外しする手間は、撮る回数が増えるほど重くなるということだろう。

  • 三脚と延長ロッド(自撮り棒)を両方内蔵: DJI Osmo Mobile 7P、Insta360 Flow 2 Pro、Insta360 Flow 2
  • 三脚を内蔵: DJI Osmo Mobile 7、Insta360 Flow Pro(Flow Proは、延長して自撮り棒のように使えるという楽天のレビューが複数ある)
  • 延長ロッドを内蔵: DJI Osmo Mobile 6、Hohem iSteady M7(7.5インチの延長ポール)
  • 三脚と自撮り棒が一体の単軸タイプ: Ariake 手ブレ防止自撮り棒(四脚設計)

延長ロッドがあると、運動会の人垣の上から撮ったり、自撮りで背景を広く入れたりできる。子供の行事やグループでの自撮りが多いなら、延長ロッド付きを選んでおくと後から困りにくい。

重さについては、メーカーが商品ページに数字を出しているのはDJI Osmo Mobile 7(300g)、DJI Osmo Mobile 6(305g)、Ariake 手ブレ防止自撮り棒(約295g)の3機種だけ。ここにスマホの重さが上乗せされる。DJI Osmo Mobile 7Pの楽天のレビューにも「思ったより重い」という声が星1を含めて複数あり、片手で長く持つつもりなら、重さが明記された機種から見ていくのが無難である。

大型スマホや折りたたみスマホを使っているなら、Hohem iSteady M7の積載500g・クランプ幅58〜90mmという数字が頼りになる。自分のスマホの重さと幅は、買う前に一度測っておきたい。

撮った動画をスマホの小さな画面で切り貼りするのがつらくなってきたら、編集用に大きな画面を足すのも手だ。【2026年版】タブレット比較10選|iPad Air/Pro/Galaxy Tab 動画/読書/サブモニターでは、動画視聴やサブモニター用途を含めてタブレットを比べている。

おすすめ8機種の順位と、それぞれが向く撮り方

1位 DJI Osmo Mobile 7P — 三脚もロッドもライトも、最初から全部入り

DJI Osmo Mobile 7P

迷ったら、まずここから見てほしい1台。メーカーの記載では、トラッキング・ライト・音声受信をまとめたモジュールを備え、三脚と延長ロッドも本体に内蔵する。機材を買い足さずに、子供やペット、旅先の自撮りまで一通りこなせる構成だ。

楽天のレビュー(97件・平均4.52)は、今回の8機種で件数が最も多い。手ブレが減って滑らかに撮れた、追従が便利だという声が複数あり、子供の行事やペットの撮影に使っている書き込みが目立つ。一方で、日本語の紙の説明書が同梱されていないという指摘もかなり多く、星1のレビューにも使い方がわからないという声がある。

評価できる点

  • 三脚と延長ロッドを内蔵。別体の三脚を持ち歩かずに済む
  • モジュールで追尾でき、楽天のレビューには専用アプリ以外でもトラッキングできるという書き込みが複数ある
  • 楽天のレビュー件数が8機種で最多で、平均も4.5を超える

気になる点

  • 日本語の紙の説明書がないという声が多い。公式サイトの日本語版やアプリ内の解説動画で覚えることになる
  • 「思ったより重い」という声が星1を含めて複数ある。重さは商品ページの特徴に書かれていない

向いている人: 1台で行事・ペット・旅行・自撮りまで済ませたい人。向いていない人: 紙の説明書を読みながら覚えたい人、とにかく軽さを優先したい人。

2位 Insta360 Flow 2 Pro — iPhoneの標準カメラのまま、ぐるりと追いかける

Insta360 Flow 2 Pro

iPhoneで撮る人にとっての本命。メーカーはApple DockKitに対応し、200以上のiOSアプリで追尾できるとうたっている。パン軸は360度回り続ける構造で、首が回るのはフクロウでも270度ほどまでだそうだから、そこは機械の勝ちである。グループ全員をフレームに収める複数人トラッキングも備える。

楽天のレビュー(37件・平均4.27)では、トラッキングが便利、iPhoneの標準カメラアプリで操作できるという声が複数ある。使い方はYouTubeの解説動画で覚えたという書き込みも複数ある。気になるのは、子供のサッカーや運動会で別の子を追ってしまったという星1・星2のレビューが複数あること。星5のレビューにも、同じ学年の子が大勢いる場面では見分けがつかないという書き込みがあった。

評価できる点

  • DockKit対応で、iPhoneの標準カメラや対応アプリのまま追尾できる
  • パン軸が360度回り続けるので、被写体が回り込んでも追い続けられる設計
  • 三脚・自撮り棒を内蔵している

気になる点

  • 最大15倍ズームの追尾は、メーカーの注記でiPhone 12〜16のPro/Pro Maxに限られる
  • 大勢の子供が入り乱れる場面では、別の子を追うという声が複数ある

向いている人: iPhoneの標準カメラや配信・ビデオ会議アプリでも追尾させたい人。向いていない人: 運動会の撮影を追尾に任せきりにしたい人。商品ページの説明はiPhone向けの機能が中心なので、Androidで使うならInsta360 Flow 2のほうが対応の案内ははっきりしている。

3位 DJI Osmo Mobile 7 — 手ブレを消すことに集中した、いちばん素直な1台

DJI Osmo Mobile 7

機能を欲張らず、手ブレを抑えることを最優先にするならこれ。メーカー記載の重さは300gで、三脚を一体化した折りたたみ式。追尾はDJI MimoアプリのActiveTrack 7.0で、ガイドに沿って撮るShotGuidesとワンタップ編集もアプリ側に用意されている。

1位の7Pとの違いは、ライトや音声受信を担うモジュールと延長ロッドの有無。Osmo Mobile 7の商品ページの特徴に延長ロッドの記載はない。自撮りで背景を広く入れたい人は、ここで7Pとの差額をどう見るかが分かれ目になる。

楽天のレビュー(21件・平均4.33)では、手ブレがほとんどなくなった、三脚が内蔵されていて便利、初めてでも基本操作は難しくないという声が複数ある。不満として繰り返し出てくるのは、こちらも日本語の説明書がない・わかりにくいという点で、星1のレビューにも同じ指摘がある。

評価できる点

  • 300gという重さが商品ページに明記されている
  • 三脚一体型で、付け外しの手間がない
  • ShotGuidesとワンタップ編集で、撮影から編集までアプリで完結する

気になる点

  • 延長ロッドの記載がなく、人垣の上から撮る用途には向かない
  • 日本語の説明書がない・わかりにくいという声が複数ある

向いている人: 初めてのジンバルで、まず手ブレを消したい人。向いていない人: 自撮りで背景を広く入れたい人、iPhoneの標準カメラで追尾させたい人。

4位 Insta360 Flow 2 — Androidでも使えるAI追尾と、プロンプターまで内蔵

Insta360 Flow 2

商品ページで「iPhone&Android対応」を明記した、Insta360のスタンダード機。三脚と自撮り棒に加えて、話す原稿を画面に表示するテレプロンプターまで内蔵し、バッテリーは10時間とされる。解説動画を撮りたい人には、ほかの機種にない装備だ。

複数人トラッキングと、最大15倍ズームで追うアクティブズームトラッキングはProと同じくうたわれている(ズーム追尾はiPhone 12〜16のPro/Pro Maxのみ)。NFCのワンタップ撮影や、別のスマホをリモコンにして映像を確認しながら操作する機能も案内されている。

楽天のレビューは3件(平均4.0)と少なく、傾向を語れる数ではない。ここは仕様で判断してほしい。

評価できる点

  • iPhoneとAndroidの両対応を商品ページで明記している
  • テレプロンプターを内蔵し、原稿を見ながら話す動画を撮れる
  • バッテリー10時間とされ、1日の外出撮影を想定した設計

気になる点

  • DockKitの記載がない。iPhoneの標準カメラで追尾させたいならProを選ぶことになる
  • 楽天のレビューが少なく、評判で判断しにくい

向いている人: Androidで使いたい人、解説やトーク中心の動画を撮りたい人。向いていない人: iPhoneの標準カメラアプリで追尾させたい人。

5位 Insta360 Flow Pro — 前の世代でも、DockKitと360度パンは健在

Insta360 Flow Pro

Flow 2 Proの前の世代にあたるモデル。販売ページの商品名には、Apple DockKit対応、AI自動追跡、360度無限パントラッキング、3軸手ブレ補正、内蔵三脚、折りたたみ式と並び、Flow 2 Proの骨格はひと通りそろっている。

楽天のレビュー(17件・平均4.47)では、追従性能の評価が高く、iPhoneの標準カメラアプリで使えることを購入の決め手に挙げる声が複数ある。一方で、追従性は専用アプリのほうが上という書き込みも複数あった。手軽に撮るなら標準カメラ、追尾を追い込むなら専用アプリという使い分けになりそうだ。延長して自撮り棒のように使えるという書き込みも複数見つかった。

評価できる点

  • DockKit対応で、iPhoneの標準カメラのまま追尾できる
  • 360度無限パンで、被写体が回り込んでも追い続けられる
  • 楽天のレビューは平均4.47と高い

気になる点

  • 追従性は専用アプリのほうが上という声があり、標準カメラだけでは性能を出し切れない可能性がある
  • 販売ページの商品名だけでは、重さやバッテリー時間がわからない

向いている人: DockKit対応機をできるだけ手頃に手に入れたいiPhoneユーザー。向いていない人: 複数人トラッキングやズーム追尾など、Flow 2系でうたわれる機能まで欲しい人。

6位 DJI Osmo Mobile 6 — Apple Watchがリモコンになる、延長ロッド付きの前世代

DJI Osmo Mobile 6

DJI Osmo Mobile 7系の前の世代。メーカーの記載では、追尾はActiveTrack 6.0で、被写体が何かに遮られても追い続けるとされる。重さは305g(スレートグレー/プラチナグレー)で、延長ロッドを内蔵する。

ほかの機種にない特徴が、Apple WatchにDJI Mimoアプリを入れるとリモコン代わりになる点。カメラ映像の確認、ジンバルの角度調整、写真と動画の撮影まで腕時計から操作できる。磁気でスマホを取り付けるとアプリがすぐ立ち上がる「クイック起動」も案内されている。

三脚は商品ページの特徴に記載がない。前の節で触れたとおり、7Pの楽天のレビューには6から買い替えて三脚が一体になったことを評価する声が複数ある。三脚込みで使うつもりなら、7系のほうが手間は少ない。

評価できる点

  • Apple Watchで映像確認から撮影まで遠隔操作できる
  • 延長ロッドを内蔵し、重さは305gと明記されている
  • スマホを付けるとアプリが立ち上がるクイック起動

気になる点

  • 三脚内蔵の記載がない
  • 追尾はActiveTrack 6.0で、7系のActiveTrack 7.0より1世代前

向いている人: Apple Watchを使っていて、自分を撮りながら手元で操作したい人。向いていない人: 三脚まで1台にまとめたい人。

7位 Hohem iSteady M7 — 大型スマホとペットの撮影に強い、トラッカー付き

Hohem iSteady M7

積載500g、クランプ幅58〜90mmと、大きく重いスマホを載せる前提の数字が並ぶ。メーカーは大型スマホや折りたたみスマホにも安定したサポートを提供するとしており、今回の8機種で大型機への対応をいちばんはっきり書いているのがこの機種だ。

追尾は本体に付ける磁気AIトラッカーで行い、人だけでなくペットや建物、車も追えるとされる。スマホの標準カメラや配信アプリでも使えるという記載もある。さらに1.4インチのタッチスクリーンリモコンを取り外して、最大10m離れた場所から追尾の対象を選んだり操作したりできる。延長ポールは7.5インチ(約19cm)である。

評価できる点

  • 積載500g・クランプ幅58〜90mmで、大型スマホや折りたたみスマホを想定している
  • トラッカーで人以外のペットや車も追える
  • 取り外せるタッチスクリーンのリモコンで、離れた場所から操作できる

気になる点

  • 本体の重さが商品ページの特徴に書かれていない
  • 三脚内蔵の記載がない

向いている人: 大型スマホや折りたたみスマホを使っている人、ペットを追いかけて撮りたい人。向いていない人: できるだけ軽い1台を持ち歩きたい人。

8位 Ariake 手ブレ防止自撮り棒 — 数千円で自撮り棒・三脚・ライトがまとまる単軸タイプ

Ariake 手ブレ防止自撮り棒

今回唯一の単軸スタビライザー。商品名にはジンバル・三脚・自撮り棒の「一体三役」とあり、倒れにくさを狙った四脚の三脚、3色に切り替えられるLEDライト、Bluetoothリモコンまで付く。重さは約295g、折りたたむと約17.6cmとされる。

ボタン1回で縦画面と横画面を切り替えられ、ダブルクリックで画面が左右に自動で回転する「インセプションモード」も備える。ショート動画用の縦撮りとYouTube用の横撮りを行き来する人には、便利な仕掛けだ。

注意したいのは、補正の軸が1つしかない点。商品ページは手ブレ補正を強く打ち出しているが、3軸の機種と同じ水準を求めるのは酷だろう。本格的な動画の手ブレ対策より、自撮りと集合写真、配信の固定撮影が中心の人に向く。

評価できる点

  • 価格帯が数千円台で、8機種の中で手を出しやすい
  • 四脚の三脚・LEDライト・リモコンが最初から付いている
  • 縦横の切り替えがボタン1回で済む

気になる点

  • 単軸なので、歩き撮りの補正は3軸の機種に及ばない
  • 追尾機能の記載がない

向いている人: 自撮りや集合写真、配信の固定撮影が中心の人。向いていない人: 歩きながらの動画を滑らかに撮りたい人。

楽天のレビューに繰り返し出てくる、買った直後の2つの壁

レビューを読み比べていて意外だったのは、手ブレ補正の出来よりも「最初の設定」でつまずいた話のほうがずっと多かったことだ。ジンバルの記事を書いていたはずが、途中から説明書の記事を書いている気分になった。

壁1: 日本語の紙の説明書が入っていない

DJI Osmo Mobile 7P(97件)とDJI Osmo Mobile 7(21件)の楽天のレビューには、日本語の紙の説明書が同梱されていない、説明書がわかりにくいという声が繰り返し出てくる。Insta360 Flow 2 Pro(37件)でも、説明書がなくYouTubeの解説動画で覚えたという書き込みが複数ある。

一方で7Pのレビューには、公式サイトの日本語版をダウンロードしたら設定がすぐ終わった、アプリ内の解説動画でわかったという声もある。買う前に公式サイトの日本語マニュアルとアプリの入手先だけ確かめておけば、届いた日に箱の前で固まる時間は減らせる。

壁2: 人が大勢いる場面では、別の人を追ってしまう

Insta360 Flow 2 Pro(37件)の楽天のレビューには、子供のサッカーや運動会で別の子を追ってしまったという星1・星2の声が複数ある。星5のレビューにも、同じ学年の子が大勢いる場面では見分けがつかないという書き込みがあった。

追尾は、画面の中の人が少ない場面に強く、似た背格好の人が団子になる場面に弱い。そう考えておくと期待とのずれが小さい。運動会では追尾に任せきりにせず、延長ロッドで高い位置に構え、誰を撮るかは自分で決めるほうが確実だ。

よくある質問

iPhoneの標準カメラアプリで追尾できるスマホジンバルはどれ?

Apple DockKit対応をうたうInsta360 Flow 2 ProとInsta360 Flow Proが候補になる。DJI Osmo Mobile 7Pは多機能モジュールで、Hohem iSteady M7は磁気AIトラッカーで、それぞれ専用アプリ以外での追尾に対応する設計だ。DJI Osmo Mobile 7と6は、DJI Mimoアプリでの追尾が前提になる。

Androidスマホでも使える?

商品ページでiPhoneとAndroidの両方に対応すると明記しているのは、DJI Osmo Mobile 7、Insta360 Flow 2、Ariake 手ブレ防止自撮り棒である。Hohem iSteady M7は商品名に「iPhone用」とあるが、特徴の欄では「ほとんどのスマートフォンと互換性がある」と書かれている。DockKitはiPhone向けの仕組みなので、Androidで使うならDockKit以外の追尾方式の機種を選ぶ。

単軸の自撮り棒タイプでも手ブレは減る?

手元の小さな揺れは減らせるが、3軸ほどの補正は期待しにくい。単軸はモーターで補正する方向が1つだけで、歩き撮りのように複数方向の揺れが重なる場面で差が出る。動画が中心なら3軸、自撮りと集合写真が中心ならAriake 手ブレ防止自撮り棒のような単軸タイプでも用は足りる。

子供の運動会を撮るならどれがいい?

延長ロッドを内蔵した機種が向く。DJI Osmo Mobile 7P、Insta360 Flow 2 Pro、Insta360 Flow 2、DJI Osmo Mobile 6、Hohem iSteady M7が当てはまる。ただしInsta360 Flow 2 Proの楽天のレビュー(37件)では、子供が大勢いる場面で別の子を追ってしまったという声が複数あるので、追尾は補助と考えて、撮る相手は自分で追いかけたほうが失敗しにくい。

日本語の説明書は付いている?

DJI Osmo Mobile 7Pと7の楽天のレビューでは、日本語の紙の説明書が同梱されていなかったという声が多い。公式サイトの日本語版やアプリ内の解説動画で設定したという書き込みも複数あるので、買う前に入手先を確かめておくと戸惑いが少ない。

まとめ:迷ったら、三脚と延長ロッドが入った1台から

スマホジンバルは、3軸か単軸か、追尾がどのアプリで動くか、三脚と延長ロッドが本体にあるかで選び分けられる。1台で行事から自撮りまで済ませたいならDJI Osmo Mobile 7P、iPhoneの標準カメラで追尾させたいならInsta360 Flow 2 Pro、手ブレ対策に絞るならDJI Osmo Mobile 7。この3台から、自分の撮り方に近いものを選べば大きく外さない。

どの機種を選んでも、届いた日に困らないよう公式サイトの日本語マニュアルの場所は先に確かめておきたい。ジンバルの比較を説明書の話で締めることになるとは、書き始めたときは思っていなかった。

総合1位 DJI Osmo Mobile 7P — 三脚・延長ロッド・モジュールの全部入り

行事・ペット・旅行・自撮りを1台で済ませたい人の第一候補。

総合2位 Insta360 Flow 2 Pro — DockKitで標準カメラのまま追尾

iPhoneの標準カメラや対応アプリで追尾させたい人向け。

総合3位 DJI Osmo Mobile 7 — 手ブレ対策に絞った300gの1台

初めてのジンバルで、まず手ブレを消したい人向け。

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