【2026年版】日焼け止め比較9選|白浮きしないやつだけ

日焼け止めおすすめ比較ランキング5選 ガジェット・暮らし

hikaku-manビューティー&ヘルス

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日焼け止めは紫外線から肌を守る化粧品。白浮きを避けたいならエッセンスかスティックの2択だ。30代・現役ITコンサルの僕(hikaku-man)が、実在を確認できた9製品を比較した。

日焼け止め、塗っているだろうか。

紫外線は肌の老化に効いてしまう。シミもシワもたるみも、加齢だけのせいではなく紫外線の蓄積が大きいと言われている。つまり日焼け止めは季節の美容アイテムではなく、年中つけっぱなしの基本装備なのだ。

とはいえ、売り場に立つと種類が多すぎて途方に暮れる。白くなるのは嫌だ。ベタつくのも嫌だ。塗り直しが面倒なのも嫌だ。わがままなのは自覚しているが、全部叶えてほしい。

そこで今回は、「白浮きしにくい」「ベタつきにくい」「塗り直しやすい」の3条件で9製品を並べ直した。並べる前に一手間かけていて、ここに載っている製品はすべて、公式のショッピングAPIで同じ商品が引けることを確認したものだけである。名前は聞くのに検索すると出てこない、みたいな幽霊商品を排除するためだ。この作業で候補が何本も消えた。消えた分だけ、残った9本は実在する。

先に結論を書いておくと、迷ったらビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンスでいい。

  1. この記事の要点
  2. 日焼け止め 比較一覧表
  3. 白浮きしないものだけを並べ直した — 日焼け止めランキング9選
    1. 1位 ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス — 迷ったらここに戻ってくる基準点
    2. 2位 アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク — 日焼け止めが自分で自分を直すらしい
    3. 3位 NALC 日焼け止め ウォータープルーフ — 商品説明に特許番号が書いてある
    4. 4位 オルビス ミスター UVジェル — 「クレンジング不要」と書ける強さ
    5. 5位 サンカット 無重力感 UV エッセンス — フリー処方の数で殴ってくる
    6. 6位 サンカット プロテクト UV スティック — 塗り直しのハードルを物理で下げる
    7. 7位 unlabel アンレーベル スムース UV スティック — 注釈の数がスペックの一部になっている
    8. 8位 OBgE オブジェ 毛穴 ゼロオイルコントロール — 日焼け止めの棚にいるが半分は毛穴の話をしている
    9. 9位 HANAJIRUSHI SPF30 — SPF30で足りる日のための1本3役
  4. 日焼け止めの選び方 — 数字より先に決めることがある
    1. SPFの数字は割り算で読むと腹落ちする
    2. 白浮きの分かれ目は「吸収剤か、散乱剤か」
    3. 1本で悩むより、2本で組んだほうが早い
  5. よくある質問
    1. 白浮きしにくいのはどのタイプ?
    2. SPF50とSPF30はどれくらい違う?
    3. 塗り直しはどれくらいの頻度が必要?
    4. 顔と体で分けたほうがいい?
    5. 塗り忘れやすいのはどこ?
  6. まとめ — 迷ったら大容量を1本、カバンにスティックを1本
    1. 総合1位 ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス — 最初の1本の基準点
    2. 総合2位 アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク — 汗と水が前提の日に
    3. 総合3位 NALC 日焼け止め ウォータープルーフ — 耐水性を仕組みで説明する一本
    4. 同じカテゴリの比較記事

この記事の要点

  • 総合の基準になるのはビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス。100gの大容量で、商品ページの表記はSPF50。まず1本目に置くならここ
  • 汗と水に振り切るならアネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク。SPF50+ / PA++++ に加えて「オートリペア技術」を掲げている
  • 耐水性の理屈まで説明しているのはNALC 日焼け止め ウォータープルーフ。三相乳化法(特許第3855203号)で界面活性剤フリーだと商品ページに明記されている
  • 塗り直し担当はスティック3本。サンカット プロテクト UV スティック、unlabel アンレーベル スムース UV スティック、OBgE オブジェ 毛穴 ゼロオイルコントロール
  • 価格は本文に書いていない。日焼け止めは時期で値動きが激しく、書いた瞬間に嘘になるからだ。各リンク先の表示価格を見てほしい

日焼け止め 比較一覧表

順位 商品 タイプ SPF・PA(確認できた表記) 内容量 価格 購入先
1位 ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス
ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス
エッセンス SPF50 100g
2位 アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク
アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク
ミルク SPF50+ / PA++++ 60mL
3位 NALC 日焼け止め ウォータープルーフ
NALC 日焼け止め ウォータープルーフ
ジェル SPF50+ / PA++++ 60g
4位 オルビス ミスター UVジェル
オルビス ミスター UVジェル
ジェル SPF50+ / PA++++ 60g
5位 サンカット 無重力感 UV エッセンス
サンカット 無重力感 UV エッセンス
エッセンス —(リンク先で確認) 50g
6位 サンカット プロテクト UV スティック
サンカット プロテクト UV スティック
スティック —(リンク先で確認) 20g
7位 unlabel アンレーベル スムース UV スティック
unlabel アンレーベル スムース UV スティック
スティック —(リンク先で確認) 20g
8位 OBgE オブジェ 毛穴 ゼロオイルコントロール
OBgE オブジェ 毛穴 ゼロオイルコントロール
スティック —(リンク先で確認)
9位 HANAJIRUSHI SPF30
HANAJIRUSHI SPF30
クリーム(化粧下地兼用) SPF30 / PA++ 40ml

表の「SPF・PA」は、今回参照できた商品情報の中に数値表記があったものだけを書いた。「—」は表記が拾えなかったという意味であって、防御力がないという意味ではない。気になる製品はリンク先の商品ページで確認してほしい。価格列を空にしているのも同じ理由で、日焼け止めは3月と8月で顔つきが変わるほど値動きする。固定値を書くと数週間で嘘になる。

白浮きしないものだけを並べ直した — 日焼け止めランキング9選

1位 ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス — 迷ったらここに戻ってくる基準点

ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス

売り場で山積みになっているあれである。国民的日焼け止めと言ってしまってもいい。

今回比較したのはAmazon限定の100g版で、商品ページの表記はSPF50・100g。説明文はと言うと「瞬時になじみ、ムラなくプロテクト!水感エッセンス」の一行しかない。ここまで短いと、逆に信用したくなってくるから不思議だ。多機能を並べ立てる製品を眺めた後にこれを読むと、なんだか清々しい気持ちになる。

この記事の1位に置いた理由は単純で、100gという容量が「ケチらず塗る」を可能にするからだ。日焼け止めは規定量を塗って初めてSPFの数値どおりに働く。量を惜しむ設計の製品が上位に来ることは、理屈の上でありえない。

スペックで見た強み

  • 100gの大容量 — 顔だけでなく腕まで回しても減りを気にしにくい。塗り直しの心理的ハードルが下がるのが効く
  • 水感エッセンスという設計 — メーカーが押しているのはなじみの速さ。テクスチャーが軽い製品は塗り忘れの敵になりにくい
  • 入手性 — 通販でも店頭でも見かける定番で、切らしたときに困らない。地味だが日用品では最重要の性能だ

引っかかった点

  • 今回の対象はAmazon限定の100g版で、店頭でよく見る容量違いとは別品番になる。同じ顔をした兄弟が複数いるので、買うときは容量を見たほうがいい
  • 商品ページで確認できた表記は「SPF50」で、PAの記載までは拾えなかった。数値を厳密に見たい人はリンク先で確認してほしい

向いている人: 1本目に何を買うか決めかねている人。通勤や買い物など、日常の紫外線対策が中心の人。

向いていない人: 海やプールに何時間もいる予定がある人。そこは下の2本の担当だ。

2位 アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク — 日焼け止めが自分で自分を直すらしい

アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク

アネッサはこのジャンルのガチ勢である。今回の対象は60mLのミルクタイプで、商品ページの表記はSPF50+ / PA++++、顔と体の兼用。

読んでいて手が止まったのが「オートリペア技術」という記述だ。メーカーの説明によると、目元や口元の動きでできた日焼け止めのヨレや隙間を自動で修復し、均一な膜を保つのだという。日焼け止めが自分で自分を直す。ロボットか。

紫外線カット効果の表記はアネッサ内で最高レベルとされていて、そこにスキンケア成分を入れて「さらさら」に振っているというのがメーカーの主張だ。強さと使用感を同時に語る製品は多いが、ここまで具体的な機構名を出してくるものは珍しい。

スペックで見た強み

  • SPF50+ / PA++++ の最高表記 — 数値の上ではこれ以上がない。屋外に長時間いる日の安心材料になる
  • オートリペア技術 — 崩れを前提にして、崩れた後の膜まで設計に入れている点が他と違う
  • 顔・体兼用 — 商品ページに用途が明記されているので、1本を持ち出せば済む

引っかかった点

  • 60mLと容量は控えめで、全身に毎日使う運用だと減りは早い。日常用と兼ねるより、レジャー用として置いておく形が合う
  • 「オートリペア技術」はメーカーの独自呼称で、何がどう働くかは商品ページの説明を読まないと想像がつかない。名前だけでは判断できないタイプの機能だ

向いている人: 海、プール、屋外スポーツ、夏フェス。汗と水が前提のシーンを持っている人。

向いていない人: 室内中心の生活で、とにかく減りを気にせず使いたい人。

3位 NALC 日焼け止め ウォータープルーフ — 商品説明に特許番号が書いてある

NALC 日焼け止め ウォータープルーフ

商品説明に特許番号が書いてある日焼け止めを、僕は他に知らない。製法特許「三相乳化法(特許第3855203号)」。急に理系の顔になるのである。

メーカーの説明では、この製法によって界面活性剤フリーを実現し、再乳化しにくい=汗や水で流れにくい設計になっているという。耐水性の高さを「強い成分で固めた」ではなく「乳化の仕組みが違う」と説明しているのが、この製品の面白いところだ。仕組みで語られると、こちらも納得の質が変わる。

商品ページが掲げている解決課題も具体的で、白浮きしない、キシキシしない、保湿もできる、敏感肌でも使える、の4点。日焼け止めの不満としてよく挙がるものを、そのまま並べて潰しにかかっている。保湿成分としてヒアルロン酸の配合も明記されている。

スペックで見た強み

  • SPF50+ / PA++++ かつウォータープルーフ表記 — 数値と耐水性の両取りができている
  • 三相乳化法で界面活性剤フリー — 耐水性の理由を製法で説明している数少ない製品だ
  • 白浮き・キシキシ感への言及 — 使用感の不満を商品ページの正面で扱っている

引っかかった点

  • 60gなので、顔と体の両方に毎日使うと消費は早い。家族で共有するには少し小さい
  • 耐水性が高い製品は総じて落とすのに手間がかかる。落とし方はリンク先の案内を確認しておきたい

向いている人: 汗をかく場面が多く、それでも肌当たりの穏やかさを捨てたくない人。

向いていない人: 洗顔だけで済ませたい人。耐水性は落としやすさとトレードオフになる。

4位 オルビス ミスター UVジェル — 「クレンジング不要」と書ける強さ

オルビス ミスター UVジェル

60gのドライタッチUVジェル。商品ページの表記はSPF50+ / PA++++で、下地としても使え、男女兼用と明記されている。

ここで効いてくるのが「クレンジングは不要」という一文だ。3位のNALCのところで書いたとおり、耐水性と落としやすさは基本的に引っ張り合う関係にある。その片方を最初から降ろして、日々の通勤や通学で回すことに寄せた設計だと宣言している。潔い割り切りだと思う。

もう一つの軸が皮脂だ。皮脂によるテカリとベタつきをブロックし、塗っている方がサラサラだとメーカーは書いている。無香料・無着色で、UV耐水性にも優れるという記述もある。落としやすさに寄せつつ耐水性にも触れているので、このあたりのバランスはリンク先で表記を確かめる価値がある。

スペックで見た強み

  • SPF50+ / PA++++ でクレンジング不要の表記 — 毎日続ける前提の設計になっている
  • 皮脂によるテカリ対策を正面に置いている — 日中に顔が光るのが気になる人には効く軸だ
  • 無香料・無着色 — においが残らないので、仕事の前に塗っても気を遣わない

引っかかった点

  • 60gは顔・身体兼用としては多くない。体に広く塗る用途で選ぶと足りなくなる
  • 男女兼用と書かれてはいるものの、シリーズ名の印象で売り場が分かれやすい。店頭より通販のほうが探しやすい部類だ

向いている人: 平日に毎日塗る前提で、風呂で完結させたい人。テカリが気になる人。

向いていない人: 全身に大量に使いたい人。

5位 サンカット 無重力感 UV エッセンス — フリー処方の数で殴ってくる

サンカット 無重力感 UV エッセンス

50gのエッセンスタイプ。商品名にウォータープルーフと耐水性が入っている。

この製品の特徴は、とにかく「入っていないもの」の列挙が長いことだ。紫外線吸収剤フリー、アルコールフリー、合成着色料フリー、香料フリー、パラベンフリー。さらにアレルギーテスト済み、パッチテスト済み、スティンギングテスト済み、ノンコメドジェニックテスト済みと続く。フリーとテスト済みだけで9項目である。数えてしまった。

ここで大事なのは紫外線吸収剤フリーという一点だ。紫外線を防ぐ方法は大きく分けて、吸収剤で化学的に処理するか、散乱剤で物理的に跳ね返すかの2つになる。吸収剤を使わない設計は肌当たりを重視した選択である一方、散乱剤の比率が上がると仕上がりに白さが出やすくなる傾向がある。白浮きを最優先で避けたい記事でこれを5位に置いたのは、そのためだ。肌当たりを取るか、透明感を取るかの分岐点にいる製品だと考えている。

スペックで見た強み

  • 紫外線吸収剤フリー — 吸収剤が合わない人にとっては、これだけで候補が絞れる決定的な条件になる
  • フリー処方と各種テスト済みの表記が多い — 何を避けたいかが決まっている人ほど照合しやすい
  • ウォータープルーフ・耐水性の表記 — 軽い使用感を掲げながら耐水にも触れている

引っかかった点

  • 今回参照できた情報の中にSPF・PAの数値表記が見当たらなかった。「最強スペック」という表現はあるが、数値は自分の目で確認したい
  • 吸収剤フリーの製品は仕上がりの白さの出方に個体差が出やすい。色の乗り方は実物で確かめたい部分だ

向いている人: 成分を避ける条件が先に決まっている人。軽いつけ心地を最優先したい人。

向いていない人: SPFの数値を先に確定させてから選びたい人。

6位 サンカット プロテクト UV スティック — 塗り直しのハードルを物理で下げる

サンカット プロテクト UV スティック

20gのスティックタイプ。ここから3本はカテゴリが変わる。塗り直し専用機である。

日焼け止めの最大の敵は、性能ではなく面倒くささだ。2〜3時間おきに塗り直したほうがいいと分かっていても、外出先で手にクリームを出し、伸ばし、ベタついた手をどうするか考える工程が挟まると、人は塗らなくなる。スティックはその工程を丸ごと消してしまう。

メーカーが挙げているのは、手を汚さずどこでも塗り直せること、ベタつきのないサラサラの使用感、そして幅広オーバル型で広い面も細かい部分も塗れること。機能としては地味だが、この地味さが継続率を左右する。日焼け止めは続いて初めて意味がある道具なので、僕はこの手のスティックを本命の裏方だと思っている。

スペックで見た強み

  • 手を汚さず塗り直せる — カバンに入れておけるかどうかで、実際に塗る回数が変わる
  • 幅広オーバル型 — 頬のような広い面と、鼻や耳のような細かい部分の両方に届く形状だ
  • ウォータープルーフ・耐水性の表記 — 塗り直し用でありながら耐水にも触れている

引っかかった点

  • 20gなので、これ1本で全身をまかなう使い方には向かない。あくまで携帯用の2本目という位置づけになる
  • 今回参照できた情報の中にSPF・PAの数値表記が見当たらなかった。数値はリンク先で確認したい

向いている人: 外出時間が長く、塗り直しを現実的に運用したい人。

向いていない人: 1本で全部済ませたい人。これは2本目の道具だ。

7位 unlabel アンレーベル スムース UV スティック — 注釈の数がスペックの一部になっている

unlabel アンレーベル スムース UV スティック

同じく20gのスティック。カラー名はクリアホワイトで、こちらはトーンアップまで担当する

メーカーの説明では、手を汚さず使えるスティックで、肌をサラサラに整えながらトーンアップし、日焼けによるシミを防ぎつつ透明感のある明るい肌に整える、という筋書きになっている。配合成分としては、超高圧浸透型ビタミンC誘導体の名前も挙がる。

ただ、この短い説明文に注釈が※1から※5まで付いている。何がどの注釈に掛かっているかは商品ページを開かないと追えない。脚注の数がスペックの一部みたいになっているのだ。誠実さの表れでもあるので責めるつもりはないが、読むほうは少し身構える。

スペックで見た強み

  • スティック形状 — 6位と同じく、塗り直しの手間をゼロに近づけられる
  • トーンアップ設計 — 紫外線対策と肌色の補正を1本で兼ねられる
  • ビタミンC誘導体の配合を明記 — 日焼け止め以外の役割も持たせたい人には加点材料になる

引っかかった点

  • クリアホワイトという色設計なので、素の肌色を変えたくない人とは方向性が合わない
  • 注釈が多く、トーンアップや透明感がどの範囲を指すのかは商品ページで読み込む必要がある

向いている人: 塗り直しやすさに加えて、肌のトーンも整えたい人。

向いていない人: 何も足さず紫外線だけ防ぎたい人。それなら6位のほうが素直だ。

8位 OBgE オブジェ 毛穴 ゼロオイルコントロール — 日焼け止めの棚にいるが半分は毛穴の話をしている

OBgE オブジェ 毛穴 ゼロオイルコントロール

韓国コスメのUVスティック。商品ページを読むと、日焼け止め・化粧下地・毛穴プライマーの3機能を1本に詰めたと書いてある。

特徴の説明が面白くて、3つ挙がっている要点のうち2つが皮脂と毛穴の話である。微粒子シリカで過剰な皮脂を吸着してテカリを抑える、肌の凹凸にフィットして毛穴やザラつきをカモフラージュする、ファンデーションの密着力を高めて崩れをブロックする。日焼け止めの棚に置かれてはいるが、語っている内容の半分以上はベースメイクなのだ。

だからこの順位に置いた。紫外線対策の主力として見ると情報が足りないが、下地としての仕事を兼ねる1本として見ると独自の立ち位置にいる。役割が分かっていれば強い、というタイプの製品である。

スペックで見た強み

  • 日焼け止め・下地・毛穴プライマーの3役 — 朝の手数を1本ぶん減らせる
  • 微粒子シリカによる皮脂コントロール — 日中のテカリを抑える方向に振っている
  • スティックで直塗りできる — 外出先での塗り直しと化粧直しを同時に処理できる

引っかかった点

  • 今回参照できた情報の中にSPF・PAの数値表記も内容量の記載も見当たらなかった。紫外線対策の主力に据えるなら、まずそこを確認したい
  • 訴求の中心が毛穴とテカリなので、純粋な日焼け止めとして比べると土俵がずれる

向いている人: 下地とUVを1本にまとめたい人。テカリと毛穴が気になる人。

向いていない人: 紫外線カットの数値をいちばん重く見る人。

9位 HANAJIRUSHI SPF30 — SPF30で足りる日のための1本3役

HANAJIRUSHI SPF30

花印のブライトニングUVベースクリーム。40mlで、表記はSPF30 / PA++。今回の9本で唯一、SPF50帯から外れている。

メーカーが掲げているのは1本3役、日焼け止めと化粧下地と保湿乳液の兼務だ。酸化チタンによる自然な反射でくすみを補正するトーンアップ設計で、水ベース処方によって重い油分を抑えている、というのが商品ページの説明である。

数値だけ見ると最下位になるが、数値が低いことは弱点とは限らない。屋内中心で外にいる時間が短い日に、SPF50+の重装備を毎朝着込む必要はない。むしろ「軽いから毎日塗れる」ほうが、年間で浴びる量は減る。ここを最後に置いたのは、数値の序列と実用の序列は一致しないという話をしたかったからでもある。

スペックで見た強み

  • 日焼け止め・化粧下地・保湿乳液の3役 — 朝の工程が1つで済む
  • SPF30 / PA++ の数値表記あり — 日常生活の紫外線を想定した設計だと明記されている
  • 水ベース処方で油分を抑える設計 — 重さを避けたい人に向いた方向性だ

引っかかった点

  • SPF30 / PA++ は炎天下の長時間には数値が控えめだ。レジャーの日は上位の製品に交代したほうがいい
  • 40mlの下地寄りの製品なので、体に広く塗る用途には向かない

向いている人: 屋内中心の生活で、朝の手数を減らしたい人。

向いていない人: 屋外に長時間いる日が多い人。

日焼け止めの選び方 — 数字より先に決めることがある

SPFの数字は割り算で読むと腹落ちする

SPF30とSPF50の差はどれくらいか。これは感覚ではなく計算で出る。

SPFは、何もつけないときと比べて日焼けが始まるまでの時間を何倍に伸ばせるかを表す指標だ。つまりSPF30は紫外線を30分の1に、SPF50は50分の1に減らすという意味になる。カット率に直すとSPF30が約96.7%、SPF50が約98%。差は1.3ポイントしかない。

数字が大きいほうが強いのは事実だが、伸び方は途中から寝てしまう。だから9位のHANAJIRUSHI SPF30を「弱いから最下位」とは書かなかった。

それよりも効くのが塗る量のほうだ。SPFの数値は1平方センチメートルあたり2mgという規定量を塗ったときの測定値であり、実際にはこれより薄く塗る人が多い。薄く塗ればその分だけ数値は目減りする。SPF50を半分の量で塗るくらいなら、SPF30を規定量塗ったほうが結果は良くなりうる。1位に100gのビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンスを置いた理由はここにある。ケチらずに済む容量は、それ自体が性能なのだ。

白浮きの分かれ目は「吸収剤か、散乱剤か」

白くなるかどうかは、値段でもブランドでもなく、紫外線を防ぐ方式で決まる部分が大きい。

方式は大きく2つある。紫外線吸収剤で化学的に処理する方式と、散乱剤で物理的に跳ね返す方式だ。散乱剤に使われる酸化チタンや酸化亜鉛は白い粉なので、比率が上がるほど仕上がりに白さが出やすくなる。5位のサンカット 無重力感 UV エッセンスが紫外線吸収剤フリーを掲げているのは、肌当たりを優先した設計だからである。

逆に言えば、白浮きを最優先で避けたいときは、商品ページに「紫外線吸収剤不使用」の記載があるかどうかを見るのが早い。肌当たりを取るか、透明感を取るか。この二択を先に決めてしまえば、候補はだいたい半分になる。9位のHANAJIRUSHI SPF30が酸化チタンの反射を「自然なトーンアップ」として前向きに書いているのも、同じ話の裏側だ。白くなる性質を欠点ではなく機能として売っている。

1本で悩むより、2本で組んだほうが早い

ここまで9本を並べておいて言うことではないが、日焼け止めは1本に絞る必要がない。むしろ役割を分けたほうが、結果的に安く済むし、ちゃんと塗る。

組み方は単純で、据え置き用に大容量を1本、携帯用にスティックを1本である。朝は据え置き用をしっかり塗り、日中はスティックで足す。この形にすると、塗り直しという最も守られない工程が、急に守れるようになる。

据え置き用は、日常中心ならビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス、汗と水が前提ならアネッサ パーフェクトUV スキンケアミルクかNALC 日焼け止め ウォータープルーフ、風呂で完結させたいならオルビス ミスター UVジェル。携帯用は、素直に紫外線だけ防ぎたいならサンカット プロテクト UV スティック、肌のトーンも整えたいならunlabel アンレーベル スムース UV スティック、下地まで兼ねたいならOBgE オブジェ 毛穴 ゼロオイルコントロール。

この2本立てが、今回9製品を並べ直して行き着いた結論である。

よくある質問

白浮きしにくいのはどのタイプ?

エッセンスやジェルなど、テクスチャーが軽く水っぽいタイプが比較的白浮きしにくい。理由は紫外線を防ぐ方式にあり、白い粉である散乱剤(酸化チタンなど)の比率が高いほど仕上がりに白さが出やすくなるからだ。今回の9製品ではビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンスやNALC 日焼け止め ウォータープルーフが、商品ページで白浮きのしにくさや水感の軽さを前面に出している。

SPF50とSPF30はどれくらい違う?

カット率で言うと約1.3ポイントの差である。SPFは紫外線を何分の1に減らすかを表す指標なので、SPF30は約96.7%、SPF50は約98%をカットする計算になる。数値の見た目ほど差は大きくないので、屋内中心の日ならHANAJIRUSHI SPF30のようなSPF30 / PA++の製品でも用は足りる。

塗り直しはどれくらいの頻度が必要?

2〜3時間おきが目安で、汗を拭いた後は時間に関係なく塗り直したい。日焼け止めは膜として働くので、こすれば減るし、流れれば途切れる。この工程が続かない人ほど、サンカット プロテクト UV スティックのような手を汚さず塗れるスティックを1本持っておくと現実的だ。

顔と体で分けたほうがいい?

兼用と書かれている製品なら1本で足りる。アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルクやオルビス ミスター UVジェル、NALC 日焼け止め ウォータープルーフは商品ページに顔・身体兼用の記載がある。一方でHANAJIRUSHI SPF30やOBgE オブジェ 毛穴 ゼロオイルコントロールは化粧下地を兼ねる顔向けの設計なので、体に広く塗る用途には別の1本を用意したい。

塗り忘れやすいのはどこ?

首の後ろ、耳、手の甲の3か所である。いずれも自分の視界に入りにくいのに紫外線はよく当たる。顔だけ丁寧に塗って首から下が無防備、という状態になりやすいので、スティックタイプで最後にこの3か所を足す運用にしておくと取りこぼしが減る。

まとめ — 迷ったら大容量を1本、カバンにスティックを1本

今回9製品を並べ直して、はっきりしたことが一つある。日焼け止めの優劣は、防御力の数値より「毎日ちゃんと塗れるかどうか」で決まる。高性能な1本を月に数回塗るより、そこそこの1本を毎日塗るほうが、浴びる紫外線の総量は確実に減るからだ。

だから選び方も単純でいい。ケチらず塗れる容量のものを据え置きに1本、塗り直せるスティックをカバンに1本。この2本で、日焼け止めというジャンルの面倒くささはだいたい片付く。

総合1位 ビオレUV アクアリッチ ウォータリーエッセンス — 最初の1本の基準点

100gという容量が、規定量を塗るという最も守りにくいルールを守らせてくれる。まずここから始めて、足りない部分を2本目で足していくのがいちばん失敗しにくい。

総合2位 アネッサ パーフェクトUV スキンケアミルク — 汗と水が前提の日に

SPF50+ / PA++++ の最高表記に、崩れた膜を修復するというオートリペア技術。海やスポーツの予定がある日のための一本だ。

総合3位 NALC 日焼け止め ウォータープルーフ — 耐水性を仕組みで説明する一本

三相乳化法(特許第3855203号)で界面活性剤フリー。強さの理由を製法で語る製品は珍しく、肌当たりと耐水性を両方欲しい人の受け皿になる。

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