【2026年版】フォトプリンター比較10選|紅葉狩りの1枚をその場でカタチに残す

【2026年版】フォトプリンター比較10選|紅葉狩りの1枚をその場でカタチに残す ガジェット・暮らし
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紅葉の写真は、撮った瞬間がいちばん盛り上がる。その場でスマホの画面を見せて「おお」と言われて、それで終わる。そして半年後、カメラロールの地層の下に沈む。フォトプリンターは、その「おお」を紙に固定するための機械である。この記事では実売1万〜3万円のフォトプリンター10機種を、印刷方式・用紙サイズ・持ち運びやすさ・1枚あたりの単価で並べて比較していく。

  • 結論: 総合の本命はCanon SELPHY CP1500(L判もハガキも刷れる染料熱転写の定番)、持ち出しの本命はFUJIFILM instax mini Link 2(その場で配れる現物感)、万能の本命はCanon PIXUS TS8830(写真も文書も年賀状も1台で)の3強
  • 選び方の軸は「印刷方式」「用紙サイズと形」「持ち出す前提かどうか」「1枚あたりの単価」「写真専用機か複合機か」の5つ
  • 印刷方式で機械の性格がまるごと変わる。染料熱転写=画質と耐久、ZINK=インク不要の身軽さ、インスタントフィルム=現像を待つ時間ごと楽しむ、インクジェット=A4も年賀状も
  • 1枚あたりの単価はおおむね20〜100円が目安。インクジェットのL判が最も安く、インスタントフィルムが最も高い。価格も相場も変わることがあるので、購入時に最新の実売を確認したい
  • 書き手は30代・現役ITコンサルのhikaku-man。公式スペックと口コミを突き合わせて整理した調査ベースの比較で、10台を買い揃えた体験談ではない
  1. フォトプリンター比較一覧表
  2. 選び方5ポイント|紅葉の1枚をどう残すかで機種が決まる
    1. 1. 印刷方式で機械の性格が決まる
    2. 2. 用紙サイズと形を先に決める
    3. 3. 持ち出す前提かどうか
    4. 4. 1枚あたりの単価をざっくり握る
    5. 5. 写真専用機か、A4も刷れる複合機か
  3. フォトプリンターおすすめランキング10選
    1. 1位 Canon SELPHY CP1500 — L判もハガキも刷れる、迷ったらこれの定番
    2. 2位 FUJIFILM instax mini Link 2 — その場で手渡せる現物の強さ
    3. 3位 Canon SELPHY QX20 — 正方形で貼れて、しかも熱転写
    4. 4位 Canon PIXUS TS8830 — 写真も文書も年賀状も、これ1台で足りる
    5. 5位 Epson Colorio E-850 — はがきに全振りしたコンパクト複合機
    6. 6位 FUJIFILM instax SQUARE Link — 正方形のチェキという選択
    7. 7位 Canon iNSPiC PV-223 — インクを持ち歩かないという発想
    8. 8位 Kodak MINI 2 Retro — 携帯型で染料熱転写という珍しい立ち位置
    9. 9位 Polaroid Hi-Print 2×3 — 白フチのあるシール、という中間解
    10. 10位 HP Sprocket Plus — ひとまわり大きいZINKシール
  4. まとめ|フォトプリンター選びのTOP3
    1. 総合1位 Canon SELPHY CP1500 — 用途を選ばない染料熱転写の定番
    2. 持ち出しの本命 FUJIFILM instax mini Link 2 — その場で渡せる1枚
    3. 万能の本命 Canon PIXUS TS8830 — 写真も文書も年賀状も
  5. よくある質問
    1. Q. 1枚あたりのコストはどれくらいかかる?
    2. Q. スマホで撮った写真をそのまま刷って画質は足りる?
    3. Q. 紅葉スポットなど屋外でも使える?
    4. Q. 印刷した写真はどれくらい色が持つ?
    5. Q. 年賀状も刷りたい場合はどれを選べばいい?
    6. Q. Wi-FiとBluetooth、どちらが使いやすい?
    7. 同じカテゴリの比較記事

フォトプリンター比較一覧表

順位 製品名 価格帯 印刷方式 対応用紙サイズ Wi-Fi リンク
1位 Canon SELPHY CP1500 約1.8万円 染料熱転写 L判/ポストカード/カード

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2位 FUJIFILM instax mini Link 2 約1.2万円 インスタントフィルム instax mini(86×54mm) ×(Bluetooth)

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3位 Canon SELPHY QX20 約1.5万円 染料熱転写 スクエア約68×68mm(シール)

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4位 Canon PIXUS TS8830 約2.5万円 インクジェット(6色) L判/ハガキ/A4

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5位 Epson Colorio E-850 約2万円 インクジェット(6色) L判/ハガキ/A4

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6位 FUJIFILM instax SQUARE Link 約1.6万円 インスタントフィルム instax SQUARE(86×72mm) ×(Bluetooth)

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7位 Canon iNSPiC PV-223 約1.2万円 ZINK(インク不要) 2×3インチ(シール) ×(Bluetooth)

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8位 Kodak MINI 2 Retro 約1.1万円 染料熱転写(4PASS) 2.1×3.4インチ ×(Bluetooth)

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9位 Polaroid Hi-Print 2×3 約1.2万円 染料熱転写 2×3インチ(シール) ×(Bluetooth)

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10位 HP Sprocket Plus 約1.3万円 ZINK(インク不要) 2.3×3.4インチ(シール) ×(Bluetooth)

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選び方5ポイント|紅葉の1枚をどう残すかで機種が決まる

1. 印刷方式で機械の性格が決まる

フォトプリンターの4方式は、名前が違うだけでなく仕上がりの思想が違う。染料熱転写(SELPHY CP1500・QX20、Kodak MINI 2 Retro、Polaroid Hi-Print)は、シアン・マゼンタ・イエローのインクリボンを熱で紙に移し、最後に透明の保護層を重ねる。この最後の一手があるおかげで、指紋や水滴に強く、色の境目もなめらかに出る。ZINK(Canon iNSPiC、HP Sprocket Plus)は用紙そのものに発色層が仕込まれていて、熱を当てると色が浮く。インクを一切持ち歩かなくていい代わりに、階調の再現は熱転写に一歩譲る。インスタントフィルム(instax mini Link 2、SQUARE Link)はチェキそのもので、刷った直後は白い。数十秒かけて像が浮いてくる待ち時間が商品に含まれている。インクジェット(PIXUS TS8830、Colorio E-850)は微細なインクの粒を吹き付ける方式で、A4も普通紙も刷れる代わりに本体が大きい。紅葉の色をなめらかに出したいなら染料熱転写、その場で人に配りたいならインスタントフィルム、年賀状まで面倒を見てほしいならインクジェット。ここで方向が決まると、残りの選択肢は自然に絞られる。

2. 用紙サイズと形を先に決める

刷った紙をどこに置くかで、必要なサイズは変わる。L判(89×127mm)は市販のアルバムや写真立てにそのまま収まる標準規格で、迷ったらここ。ポストカード(ハガキ)サイズまで刷れると、紅葉の1枚をそのまま暑中見舞いや年賀状に転用できる。スクエア(SELPHY QX20、instax SQUARE Link)は正方形で、SNSの構図をそのまま紙に落とせるのが強み。2×3インチ級のシール紙(iNSPiC、Sprocket Plus、Polaroid Hi-Print)は名刺よりひとまわり大きい程度で、手帳やノートに貼る前提のサイズだ。ここで見落としがちなのが、シール紙は「貼れる」だけでなく「アルバムに入れにくい」ということ。貼る場所を想定していないと、机の上に小さな紙が散らかっていくだけになる。実際、シール型を選んだ人の口コミには「貼る先を決めずに刷りすぎた」という趣旨の後悔がそこそこ見つかる。

3. 持ち出す前提かどうか

紅葉狩りの現場で刷るのか、帰宅してから刷るのか。ここが分かれ目になる。現場で刷るならバッテリー内蔵が必須条件で、instax系・iNSPiC・Sprocket Plus・Kodak MINI 2 Retro・Polaroid Hi-Print・SELPHY QX20はいずれも本体だけで動く。SELPHY CP1500は標準ではAC電源だが、別売のバッテリーパックを装着すれば屋外運用に切り替わる。PIXUS TS8830とColorio E-850はコンセント前提の据置機なので、この用途では最初から土俵が違う。もうひとつ効いてくるのが接続方式だ。Wi-Fi対応機(SELPHY 2機種、TS8830、E-850)は複数人のスマホから順番に投げ込みやすく、Bluetooth接続の携帯型はペアリングした1台との相性が良い。山の中でWi-Fiと聞くと身構えるが、これはインターネット接続ではなく本体が直接つくる接続なので、電波の入らない場所でも問題なく動く。

4. 1枚あたりの単価をざっくり握る

本体価格の差は数千円だが、100枚刷ったときの差はそれ以上に開く。目安として、インクジェットのL判が20〜30円前後で最も安く、染料熱転写のL判が40円前後、シール型の熱転写やZINKが50〜80円、インスタントフィルムが70〜100円といったところ。フィルム系が高いのは、紙とインクではなく「1枚の作品」を買っているからで、これは弱点というより価格設定の思想である。ただし単価が高いほど1枚を選ぶ手つきが慎重になる、という副作用は実際にある。刷り放題だと10枚ともブレた写真を刷ってしまう。なお用紙もフィルムも価格は動くので、ここに書いた数字はあくまで比較のための目安として扱ってほしい。買う前に、本体ではなく消耗品の実売価格を先に調べるのが定石だ。

5. 写真専用機か、A4も刷れる複合機か

最後は身も蓋もない話で、家にプリンターがあるかどうか。すでにA4複合機を持っているなら、写真専用機を足すのが素直な選択になる。専用機は起動が速く、スマホから数タップで刷れて、置き場所も小さい。逆に「そういえば確定申告の書類も年賀状もコンビニに行っている」という状態なら、PIXUS TS8830やColorio E-850のような複合機を1台入れたほうが、写真以外の困りごとまでまとめて片づく。ただし複合機は据置で場所を取るうえ、月に一度も使わないとインクが乾いてノズルが詰まる。年に数回しか刷らない人が複合機を選ぶと、印刷したい日にヘッドクリーニングでインクを消費して終わる、という悲しい展開になりがちである。使用頻度が低いことが分かっているなら、消耗品が乾かない染料熱転写の専用機のほうが噛み合う。

フォトプリンターおすすめランキング10選

1位 Canon SELPHY CP1500 — L判もハガキも刷れる、迷ったらこれの定番

SELPHY CP1500は、フォトプリンターというジャンルを一言で説明するときに使われ続けてきた定番機である。方式は染料熱転写。3色のインクリボンを重ねたあと、最後に透明のオーバーコート層をかける。この保護層のおかげで表面が水滴や指紋に強くなり、公式でもアルバム保存を前提とした耐久性を掲げている。刷り上がりを裸で机に置いておける写真プリンターは、意外と多くない。

対応サイズはL判・ポストカード(ハガキ)・カードサイズの3種類。紅葉の1枚をL判で刷って写真立てに入れ、同じ写真をハガキサイズで刷って実家に送る、という使い分けが1台で完結する。Wi-Fi内蔵でスマホから直接送れるほか、SDカードとUSBメモリのスロット、本体の液晶画面も備えていて、パソコンもスマホも介さず刷れる経路が残っているのが地味に効く。別売のバッテリーパックを付ければコンセントのない場所でも動くので、屋外運用にも回せる。

実売は1.8万円前後が目安。用紙とインクリボンがセットになったペーパーセットを買う方式で、L判1枚あたり40円前後が相場になる。口コミで繰り返し指摘されるのは本体サイズと、印刷中に用紙が背面へ4回出入りする動作だ。つまり後ろに10cm以上の余白がないと紙がつかえる。裏を返せば、置き場所さえ確保できれば弱点らしい弱点が見当たらない。総合1位はここに置くのが素直だと思う。

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2位 FUJIFILM instax mini Link 2 — その場で手渡せる現物の強さ

instax mini Link 2は、スマホの写真をBluetoothで送ってチェキのフィルムに焼く機械だ。刷った直後のフィルムは真っ白で、そこから数十秒かけて像が浮いてくる。この待ち時間が、紅葉スポットのベンチでは異様に効く。画面を回し見するのと、白い紙を全員で覗き込むのとでは、同じ写真でも場の温度が違う。

フィルムはinstax miniサイズ(86×54mm、画像部分は62×46mm)で、名刺よりやや大きい程度。解像度はスペック上、このリストの中では低い部類に入る。ただしチェキを選ぶ人はそもそも解像度を買っていないので、ここは減点にならない。むしろ粒状感と白フチが、紅葉のような色が飽和しがちな被写体を程よく落ち着かせる。

本体はバッテリー内蔵で、公称では満充電から100枚前後を刷れる。スマホを空中で動かして描いた線をプリントに載せる「INSTAX Air」など、遊びの機能も一通り揃っている。実売は1.2万円前後、フィルムは1枚70〜90円が目安で、単価は10機種の中でも高い側。だが単価が高いぶん、刷る1枚を真剣に選ぶようになる。同行者に渡して帰ってもらう前提なら、この機械がいちばん強い。

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3位 Canon SELPHY QX20 — 正方形で貼れて、しかも熱転写

SELPHY QX20は、CP1500と同じ染料熱転写の仕組みを、約68×68mmのスクエアなシール紙に持ち込んだモデルである。QX10の後継として2024年に登場した系譜で、フチなしの正方形にプリントされる。SNSに上げた構図をそのまま紙に落とせるので、トリミングし直す手間がない。

この機種の面白いところは、シール型でありながらオーバーコート層を持つ点だ。貼れる手軽さと、擦れに強い仕上がりが同居している。ノートの表紙や冷蔵庫のような、日常的に手が触れる場所に貼っても表面が持ちこたえる。ZINK系のシールと並べたときの差は、この保護層に由来する部分が大きい。

バッテリー内蔵かつWi-Fi対応なので、屋外で複数人のスマホから投げ込む運用にも耐える。実売は1.5万円前後、1枚あたり60円前後が目安。弱点は用紙が専用のスクエア1種類しかないこと。L判もハガキも刷れないので、これ1台で全部やろうとすると年賀状シーズンに詰む。「貼るための2台目」として持つと評価が跳ね上がるタイプの機械だと思う。

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4位 Canon PIXUS TS8830 — 写真も文書も年賀状も、これ1台で足りる

PIXUS TS8830は写真専用機ではなく、スキャナ付きのA4インクジェット複合機である。ただし6色インク構成(写真用の染料5色+文書用の顔料ブラック)で、写真プリントの評価が高いモデルだ。L判の写真も、A4の資料も、年末の年賀状も、この1台の中で完結する。

前面の2段給紙が効いていて、上段にL判やハガキ、下段にA4普通紙を入れっぱなしにできる。刷るたびに用紙を差し替える作業がないので、写真を刷るハードルが実際に下がる。4.3型のタッチパネルとWi-Fiを備え、スマホアプリからも直接送れる。実売は2.5万円前後と本記事では最も高いが、複合機として見れば標準的な価格帯である。

ランニングコストは用紙とインクの組み合わせ次第だが、純正のL判写真用紙で20〜25円程度が目安で、10機種中で最も安い部類になる。100枚刷る前提なら本体価格の差はここで逆転しうる。難点は据置であること、そして使用頻度が低いとノズルが詰まること。月に数回は何かを刷る家なら、これが最も無駄のない選択になる。

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5位 Epson Colorio E-850 — はがきに全振りしたコンパクト複合機

Colorio E-850は、エプソンの「はがき・写真向け」を掲げるコンパクト複合機である。A4対応・6色インク・Wi-Fi・スキャナという構成はTS8830と重なるが、こちらは本体を小さくまとめ、はがき印刷まわりの操作性に重心を置いている。大型の液晶画面で、届いた年賀状をスキャンして宛名を管理するような使い方まで想定されている系譜だ。

紅葉の写真をそのままポストカードにして送る、という用途ではこの機種の性格がよく噛み合う。L判の写真プリントも当然刷れるので、「秋は写真、冬は年賀状」という季節のサイクルが1台で回る。実売は2万円前後が目安。

TS8830との選び分けは、A4での書類印刷をどれだけするかで決まる。書類も日常的に刷るならTS8830、はがきと写真が主でできるだけ小さく収めたいならE-850、という切り分けが分かりやすい。どちらもインクジェットなので、放置による目詰まりのリスクは共通して抱えている。年に一度しか電源を入れない運用だけは避けたい。

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6位 FUJIFILM instax SQUARE Link — 正方形のチェキという選択

instax SQUARE Linkは、mini Link 2のスクエア版にあたるスマホ用プリンターだ。フィルムはinstax SQUAREサイズ(86×72mm、画像部分は62×62mm)で、miniより一回り大きく、正方形の画面を持つ。紅葉を縦横どちらで撮っても構図が破綻しにくいのが、正方形フォーマットの利点である。

Bluetoothでスマホとつなぎ、専用アプリから送る流れはmini Link 2と同じ。アプリ側にはARで文字や図形を写真に重ねる演出が用意されていて、日付や場所を手書き風に載せられる。バッテリー内蔵で屋外運用も問題ない。

実売は1.6万円前後、フィルムは1枚100円前後が目安で、本記事の中では単価が最も高い。本体もmini Link 2より4千円ほど高い。この差額を「大きくて正方形」に払えるかどうかが判断軸になる。手渡して持ち帰ってもらう用途ならminiのほうが軽く、飾る前提ならSQUAREのほうが見栄えがする。配るのか飾るのかを先に決めると迷わない。

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7位 Canon iNSPiC PV-223 — インクを持ち歩かないという発想

iNSPiC PV-223はZINK方式のスマホ用プリンターで、インクカートリッジもリボンも使わない。専用紙の内部に発色層が仕込まれていて、熱を当てると色が浮き上がる仕組みである。持ち物が本体と紙だけで済むので、荷物が減る。この一点がZINK最大の売りだ。

用紙は2×3インチで、裏面がシールになっている。厚さ・重さともに携帯前提の設計で、上着のポケットに入れて紅葉狩りに出られるサイズ感。Bluetoothでスマホとつなぎ、専用アプリから送る。実売は1.2万円前後、1枚あたり50〜60円が目安。

正直に言えば、画質は染料熱転写に一歩譲る。ZINKは階調の再現が苦手で、紅葉のような赤から橙へのグラデーションでは色の変わり目がやや硬く出る傾向がある。ただしシールとして手帳やノートに貼る用途では、その差はほとんど問題にならない。求めているのが「作品」ではなく「記録のかけら」なら、この軽さは相当効く。

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8位 Kodak MINI 2 Retro — 携帯型で染料熱転写という珍しい立ち位置

Kodak MINI 2 Retroは、手のひらサイズでありながら染料熱転写を積んでいる。同社が4PASSと呼ぶ方式で、3色を重ねたあとにラミネート層をかける。携帯型プリンターの多くがZINKに流れるなか、この価格帯で熱転写を選べる機種は少ない。用紙は2.1×3.4インチ。

ラミネート層があるおかげで、水濡れや指紋に強い。財布やスマホケースに挟んで持ち歩いても、表面が擦れて色が落ちにくい。携帯型で耐久性を求めるなら、この機種とPolaroid Hi-Printが選択肢の中心になる。

接続はBluetooth、実売は1.1万円前後で本記事では最も安い。1枚あたりは70〜80円が目安と、本体の安さのわりに用紙単価は高め。レトロ調の外観も好みが分かれるところで、ここは完全に趣味の問題だ。ただし4PASSは3色を重ねるため印刷に1分前後かかる。連続で刷って全員に配る場面では、その待ち時間が地味に効いてくる。

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9位 Polaroid Hi-Print 2×3 — 白フチのあるシール、という中間解

Polaroid Hi-Print 2×3は、染料熱転写でシール紙に刷るポータブルプリンターだ。ポラロイドらしい白フチのデザインが載り、2×3インチのシールとして貼れる。インスタントフィルムのような見た目を、スマホの写真から後追いで作れるのがこの機種の性格である。

熱転写なので階調はZINK系より素直に出る。紅葉の赤みも、色の変わり目でつまずきにくい。Bluetooth接続でPolaroid公式アプリからプリントし、アプリ側でフレームや文字を足す加工も一通りできる。実売は1.2万円前後、1枚60〜80円が目安。

チェキと違うのは、撮ってから刷るまでに時間差を置けることだ。その場で撮ってその場で焼くのがチェキの快感だとすれば、こちらは帰宅後に選び抜いた1枚を白フチで仕上げる方向にある。同じ「インスタント風」でも運用が逆になるので、その場の盛り上がりを狙うならinstax、家で厳選するならこちら、と考えると選び分けやすい。

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10位 HP Sprocket Plus — ひとまわり大きいZINKシール

HP Sprocket Plusは、同社のポータブルプリンターSprocketの用紙サイズを拡大したモデルである。用紙は2.3×3.4インチで、標準のSprocketより約30%大きい。方式はZINKなのでインクは不要、本体と用紙だけで完結する。

Bluetooth接続と専用アプリの組み合わせで、フィルターやスタンプを載せてから刷れる。裏面はシールなので、そのままノートやアルバムに貼れる。実売は1.3万円前後、1枚あたり60〜70円が目安。

10位に置いたのは、性能が劣るというより立ち位置が難しいからだ。同じZINKならiNSPiC PV-223のほうが安く軽く、同じ価格を出せるなら熱転写のKodak MINI 2 RetroやPolaroid Hi-Printのほうが画質面で有利になる。「Sprocketの用紙が少し大きいほうがいい」という明確な理由がある人向け、という位置づけになる。流通状況によって在庫が薄いこともあるので、購入時は取り扱いを確認したい。

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まとめ|フォトプリンター選びのTOP3

10機種を並べたうえで、hikaku-manが最終的に推す本命は次の3台である。

総合1位 Canon SELPHY CP1500 — 用途を選ばない染料熱転写の定番

L判・ポストカード・カードの3サイズに対応し、Wi-FiもSDカードもUSBメモリも受けられる。オーバーコート層で表面が保護されるので、刷った紙をそのまま机に置ける。別売バッテリーで屋外にも出せる。用紙の後方スペースだけ確保できるなら、最初の1台としてこれを外す理由が見つからない。

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持ち出しの本命 FUJIFILM instax mini Link 2 — その場で渡せる1枚

紅葉狩りの現場で刷って、その場で手渡す用途ならこれが最短距離。バッテリー内蔵で公称100枚前後、フィルムが浮き上がってくる数十秒がそのまま場の盛り上がりになる。1枚70〜90円という単価の高さが、刷る写真を厳選させてくれるという副作用まで含めて価値がある。

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万能の本命 Canon PIXUS TS8830 — 写真も文書も年賀状も

6色インクで写真の評価が高く、前面2段給紙でL判とA4を入れっぱなしにできる複合機。L判1枚20〜25円という単価は10機種で最も安い部類で、刷る枚数が多いほど有利になる。据置で場所を取ることと、使わないとノズルが詰まることを受け入れられるなら、これ1台で写真まわりの困りごとが片づく。

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よくある質問

Q. 1枚あたりのコストはどれくらいかかる?

方式で大きく変わります。目安として、インクジェット(PIXUS TS8830、Colorio E-850)のL判が20〜30円前後で最も安く、染料熱転写のL判(SELPHY CP1500)が40円前後、シール型の熱転写やZINK(SELPHY QX20、iNSPiC、Kodak、Polaroid、Sprocket Plus)が50〜80円、インスタントフィルム(instax mini Link 2、SQUARE Link)が70〜100円という並びになります。用紙とフィルムの価格は変動するので、本体を選ぶ前に消耗品の実売価格を確認しておくと見込みがずれにくいです。年に数十枚なら単価の差は数千円に収まりますが、数百枚刷るなら本体価格の差を単価が上回ることもあります。

Q. スマホで撮った写真をそのまま刷って画質は足りる?

用紙サイズが小さいので、近年のスマホであれば画素数は基本的に足ります。L判(89×127mm)を300dpi相当で刷るのに必要な画素数はおよそ200万画素で、これは10年以上前のスマホでも超えている水準です。画質差が出るのは画素数より印刷方式のほうで、色の変わり目のなめらかさは染料熱転写とインクジェットが有利、ZINKはやや硬く出る傾向があります。むしろ影響が大きいのは撮影時の手ブレと暗さで、拡大して確認しないと気づかない程度のブレが、紙にすると案外はっきり見えます。刷る前に等倍で見ておくと後悔が減ります。

Q. 紅葉スポットなど屋外でも使える?

バッテリー内蔵の機種であれば屋外でも動きます。instax mini Link 2、instax SQUARE Link、SELPHY QX20、iNSPiC PV-223、Kodak MINI 2 Retro、Polaroid Hi-Print、HP Sprocket Plusはいずれも本体だけで稼働し、SELPHY CP1500も別売バッテリーパックで屋外運用に切り替えられます。PIXUS TS8830とColorio E-850はAC電源前提の据置機なので屋外向けではありません。接続についてはWi-Fi対応機も本体が直接つくる接続を使うため、インターネットの電波が届かない山の中でも問題ありません。ただし低温下ではバッテリーの持ちが落ちますし、染料熱転写やインスタントフィルムは動作温度の下限が決まっているので、氷点下近い環境では上着の内側で保温してから使うのが無難です。

Q. 印刷した写真はどれくらい色が持つ?

方式によって差があります。染料熱転写(SELPHY CP1500・QX20、Kodak MINI 2 Retro、Polaroid Hi-Print)は最後に透明の保護層をかけるため、水濡れ・指紋・擦れに強く、メーカーもアルバム保存を前提とした耐久性を掲げています。インクジェットは用紙とインクの組み合わせ次第で、写真用紙と純正インクなら長期保存に耐える設計のものが多い一方、普通紙に刷ると褪色が早くなります。ZINKとインスタントフィルムは保護層の性格が異なるため、直射日光が当たる窓際に貼りっぱなしにすると色が変わりやすいです。どの方式でも共通するのは、日光と高温多湿が最大の敵ということ。飾るなら直射日光の当たらない場所を選ぶのが確実です。

Q. 年賀状も刷りたい場合はどれを選べばいい?

ハガキサイズに対応しているのは、SELPHY CP1500、PIXUS TS8830、Colorio E-850の3機種です。宛名面の印刷まで含めて考えるなら、住所録の管理や宛名レイアウトに対応するPIXUS TS8830かColorio E-850が向いています。SELPHY CP1500もポストカードサイズを刷れますが、こちらは写真面を刷る用途が主で、宛名印刷までは想定されていません。写真だけをハガキサイズで刷って市販のはがきに貼る、という運用ならSELPHYでも成立します。年賀状を毎年まとまった枚数出すなら複合機、年に数枚を写真中心で出すならSELPHY、と分けて考えると失敗しにくいです。

Q. Wi-FiとBluetooth、どちらが使いやすい?

使う人数で変わります。Wi-Fi対応機(SELPHY CP1500・QX20、PIXUS TS8830、Colorio E-850)は複数のスマホやパソコンから同じプリンターを見つけやすく、家族や友人が順番に刷る場面では手間が少ないです。Bluetooth接続の携帯型(instax 2機種、iNSPiC、Kodak、Polaroid、Sprocket Plus)はペアリングした端末との接続が速く、屋外で自分のスマホから刷る用途に向いています。別の人が刷りたいときは一度ペアリングし直す必要があるので、そこだけひと手間です。持ち歩いて自分で刷るならBluetooth、家に置いてみんなで使うならWi-Fi、という理解でおおむね外しません。

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