【2026年版】電気毛布比較9選|在宅ワークの冬の節電装備

電気毛布 電気ブランケット 比較 30代男性 ガジェット・暮らし

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電気毛布とは、内部の電熱線で寝具そのものを暖める暖房器具。公式APIで実在を確認できた9機種は、温度の決め方で3つに割れた。書き手は30代・現役ITコンサルのhikaku-man。

調べる前、僕は電気毛布の比較なんて「サイズと消費電力を並べれば終わる」と思っていた。ワット数が小さいほど節電で、大きいほど暖かい。それだけの話だと。

ところが公式API(Amazon・楽天)で型番まで引ける商品だけを残し、商品ページの数字を書き写していったら、消費電力の列がほとんど空欄で埋まったのである。定格を出していたのは9機種中2つだけ。あとの8つは「節電」「省エネ」と書いてあるのに、何ワットなのかは書いていない。

そこで軸を組み直した。実在を確認できた9機種を「掛けるか敷くかとサイズ・温度をどう決めるか・センサーとタイマーの有無・洗えるかとダニ退治」の4点で並べ直している。先に言ってしまうと、寝室の1枚目ならSugiyama SPINNING AND WEAVING NA-023S、掛けても敷いても使うならなかぎし 電気掛敷毛布 NA-013Kだ。

  1. この記事の結論
  2. 電気毛布・電気ブランケット比較一覧表
  3. 電気毛布おすすめランキング9選
    1. 1位 Sugiyama SPINNING AND WEAVING NA-023S — 定格も重さもコード長も書いてある、9機種で2つだけの1枚
    2. 2位 なかぎし 電気掛敷毛布 NA-013K — 188×130cmの掛敷兼用。ただし棚に並んでいたのは2枚組だった
    3. 3位 ARTAND 電気毛布 敷き掛け兼用 ラビットファー調毛布 — 温度を℃で全部書いた、この9機種で唯一の商品ページ
    4. 4位 広電 CWE401H-C — 肌に触れる面が綿100%。ただし電気代の数字は検算した
    5. 5位 アイリスオーヤマ EHB-F1480-DT — フランネルと室温センサー、そして[並行輸入品]の5文字
    6. 6位 アイリスオーヤマ 電気毛布 EHB-1408-T — 毛布を買うと、使い捨てカイロが30枚ついてくる
    7. 7位 HAGOOGI 電気毛布 敷き 掛け兼用 — 10段階と12時間、そして選べる3サイズ
    8. 8位 PROALLER 160x130CM — ひざ掛けとシングルの、ちょうど中間にいる
    9. 9位 GOTCOZY 電気毛布 掛け敷き兼用 -フランネル — 9段階と10時間で止まる。書いてあるのはそこまで
  4. 「節電」と書いてあるのに、ワット数はほとんど書いていない
  5. 電気毛布の選び方|温度を誰が決めるかで3つに割れる
    1. 1. 部屋に合わせて機械が決める(4機種)
    2. 2. スライドを自分で動かす(2機種)
    3. 3. 数字で指定して、タイマーで切る(4機種)
  6. よくある質問
    1. 電気毛布は付けっぱなしで寝ても大丈夫?
    2. 電気代はどれくらいかかる?
    3. 掛け毛布と敷き毛布、どちらを選べばいい?
    4. 丸洗いできるのはどれ?
    5. ダニ退治機能は必要?
  7. まとめ|迷ったらこの3つから
    1. 総合1位 Sugiyama SPINNING AND WEAVING NA-023S — 寝室の1枚目はここから
    2. 総合2位 なかぎし 電気掛敷毛布 NA-013K — 掛けても敷いても使う大判なら
    3. 総合3位 ARTAND 電気毛布 敷き掛け兼用 ラビットファー調毛布 — 温度を数字で決めたいなら
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この記事の結論

比較表を3回作り直したあとに残った要点を置いておく。

  • 9機種は温度の決め方で3つに割れる。室温センサーが決めるのが4機種、スライドを自分で動かすのが2機種、数字で段階指定してタイマーで切るのが4機種
  • 寝室の基準点はSugiyama SPINNING AND WEAVING NA-023S。メーカー公表のスペックでは140×80cm・約0.7kg・交流100V-55W。定格も重量もコード長も書いてある
  • タイマーで切りたいならARTAND 電気毛布 敷き掛け兼用 ラビットファー調毛布。8段階の温度を30℃から50℃まで実数で公開する唯一の商品ページだ
  • 「節電」表記と消費電力の記載は連動していない。定格を出しているのはSugiyamaの2機種(80Wと55W)のみで、残り8機種はワット数を書いていない

電気毛布・電気ブランケット比較一覧表

まず9機種を並べる。見るべきは価格より先に「掛けるのか敷くのか」と「温度を誰が決めるのか」の2列だ。ここが決まれば、残りはほぼ自動的に絞れる。

順位 画像 商品名 タイプ・サイズ 温度調整 室温センサー/タイマー 洗える・ダニ退治 価格 購入
1位 Sugiyama SPINNING AND WEAVING NA-023S Sugiyama SPINNING AND WEAVING NA-023S 敷き 140×80cm/約0.7kg/交流100V-55W スライド式無段階 センサーあり/タイマーなし 丸洗いOK・ダニ退治
2位 なかぎし 電気掛敷毛布 NA-013K なかぎし 電気掛敷毛布 NA-013K 掛敷兼用 188×130cm/日本製 スライド式 センサーあり/タイマーなし 洗濯可・ダニ退治(約3時間通電)
3位 ARTAND 電気毛布 敷き掛け兼用 ラビットファー調毛布 ARTAND 電気毛布 敷き掛け兼用 ラビットファー調毛布 掛敷兼用 190×130cm/両面使用 8段階(30・34・38・40・44・46・48・50℃) センサーなし/最長12時間 洗濯機OK・ダニ駆除モードあり
4位 広電 CWE401H-C 広電 CWE401H-C 敷き 130×80cm/肌に触れる面は綿100% スライド式(弱・中・強+中間) いずれも記載なし 丸洗いOK・ダニ退治
5位 アイリスオーヤマ EHB-F1480-DT アイリスオーヤマ EHB-F1480-DT 敷き 140×80cm/フランネル スライド温度調整 室温の変化を感知/タイマーなし 丸洗いOK・ダニ退治
6位 アイリスオーヤマ 電気毛布 EHB-1408-T アイリスオーヤマ 電気毛布 EHB-1408-T 敷き 140×80cm/使い捨てカイロ30枚とのセット掲載 記載なし 記載なし 丸洗いOK・ダニ退治
7位 HAGOOGI 電気毛布 敷き 掛け兼用 HAGOOGI 電気毛布 敷き 掛け兼用 掛敷兼用 190×130cm/他2サイズ 10段階 センサーなし/1〜12時間 洗える・ダニ退治なし
8位 PROALLER 160x130CM PROALLER 160x130CM 掛け・ひざ掛け 160×130cm/両面フランネル 10段階 センサーなし/1〜9時間+自動オフ 40℃まで洗濯可・ダニ退治なし
9位 GOTCOZY 電気毛布 掛け敷き兼用 -フランネル GOTCOZY 電気毛布 掛け敷き兼用 -フランネル 掛敷兼用 180×130cm/両面 9段階 センサーなし/10時間で自動オフ 洗濯機可・ダニ退治なし

表の「価格」列を空けてあるのは意地悪ではない。電気毛布は冬に向かって値が動くうえ、モールでも違う。購入ボタンの側に出る現在価格を見たほうが早い。

電気毛布おすすめランキング9選

1位 Sugiyama SPINNING AND WEAVING NA-023S — 定格も重さもコード長も書いてある、9機種で2つだけの1枚

Sugiyama SPINNING AND WEAVING NA-023S

9機種の仕様欄を順に読んでいって、最初に「これは書き写すのが楽だ」と思ったのがこれだった。メーカー公表のスペックでは、定格が交流100V-55W、サイズが約140×80cm、コード長が電源側 約1.9m・毛布側 約0.6m、重さが約0.7kg(コントローラー共)。

読み飛ばしそうな項目ばかりだが、揃っている意味は大きい。電源側1.9mなら、ベッドの頭側にコンセントが無い家で足りるかが事前にわかる。約0.7kgなら、干すときに腕が耐えられるかもわかる。買ってから測って落胆する項目が、あらかじめ潰してあるのだ。

商品名の側には、丸洗いOK・頭寒足熱・ダニ退治・室温センサー・スライド式無段階温度調節・日本製と並ぶ。寝室に1枚敷くという平凡な用途で、困る要素がない。

良かったところ

  • 定格55Wが数字で公開されている — 消費電力を書いているのは9機種中2つだけだ
  • 約0.7kgと軽く、コード長も両側が明記されている — 干す場所とコンセントの位置を買う前に判断できる
  • スライド式の無段階温度調節に室温センサーが組み合わさる — 室温の変化に合わせて温度を保つ設計だという

気になるところ

  • 140×80cmの敷き専用で、掛けて使うことは想定されていない
  • タイマーの記載がない — 何時間で切れてほしいと決まっている人には物足りない

向いてる人: 寝室に1枚目を敷きたい人。スペックを読んでから買いたい人。

2位 なかぎし 電気掛敷毛布 NA-013K — 188×130cmの掛敷兼用。ただし棚に並んでいたのは2枚組だった

なかぎし 電気掛敷毛布 NA-013K

掛けても敷いても使える188×130cmの大判。商品ページによると、冷えやすい足元をしっかり暖め、胸元はソフトに暖める配線になっている。いわゆる頭寒足熱で、電気毛布の設計思想としてはかなり素直な部類だ。

室温センサー機能付きで、室温の変化を感知して温度を保つ。ダニ退治は指定の手順どおり約3時間通電すると効くとある。洗濯可能、そして日本製。ここまでは何の引っかかりもなく読める。

引っかかったのは商品名のほうだ。頭に「【 2個セット 】」と付いていた。この掲載は1枚売りではなく2枚組なのである。家族ぶんをまとめて買うなら都合がいいが、寝室に1枚だけ欲しい人には多い。なお、同じNA-013Kの1枚売りが別のブランド表記で4位に入っている。

良かったところ

  • 188×130cmで掛けても敷いても使える — ベッドとソファを1枚で行き来できる
  • 室温センサー付きで、足元を強め・胸元をソフトにする配線 — 温度を自分で見張らなくていい
  • 洗濯可能で日本製と明記 — 冬のあいだに何度か洗う前提で選べる

気になるところ

  • 掲載が2個セットである — 1枚だけ欲しい人には過剰になる
  • 消費電力の記載がない — 同型番の4位の掲載には交流100V-80Wとあり、そちらから読める

向いてる人: 家族ぶんをまとめて揃えたい人。ベッドとソファの両方で使いたい人。

3位 ARTAND 電気毛布 敷き掛け兼用 ラビットファー調毛布 — 温度を℃で全部書いた、この9機種で唯一の商品ページ

ARTAND 電気毛布 敷き掛け兼用 ラビットファー調毛布

「8段階温度調整」と書いてある電気毛布は珍しくない。珍しいのは、その8段階が何度なのかを書いてある商品ページのほうだ。この1枚は30℃・34℃・38℃・40℃・44℃・46℃・48℃・50℃と全部並べている。9機種を通して、ここまで開示していたのはここだけだった。

段階が数字で見えると、買う前の判断が具体的になる。低温やけどが気になる人は「38℃までしか上げない」と最初から決められるし、上限が50℃だとわかっていれば、それ以上を期待して落胆することもない。数字を出すというのは、そういう地味な誠実さである。

サイズは190×130cmの敷き掛け兼用で、両面使える厚手のふわふわ生地。睡眠モードとダニ駆除モードがあり、電源コードは取り外して洗濯機で洗える。ソファでの肩掛け、デスクのひざ掛けまで用途に挙がっている。

ひとつだけ、表記が揺れている。商品名は「6段階 時間タイマー付き」、説明は「6時間(1H/2H/4H/6H/9H/12H)タイマー機能付き」。括弧の中は選択肢が6個で最長12時間なので、「6段階のタイマーで最長12時間」と読むのが正しいのだろう。

良かったところ

  • 8段階の温度を30℃から50℃まで実数で公開 — 上限と刻み幅を買う前に確認できる唯一の掲載だ
  • 190×130cmの両面仕様で、敷き・掛け・肩掛け・ひざ掛けまで想定 — 置き場所を1つに決めなくていい
  • 電源コードが取り外せて洗濯機で洗え、ダニ駆除モードもある — 兼用で使い回すほど清潔さは効く

気になるところ

  • タイマーの表記が商品名と説明文で揃っていない — 「6段階」と「6時間」が混ざる
  • 室温センサーの記載がない — 温度は自分で決めて、タイマーで切る運用になる

向いてる人: 何度まで上がるかを先に知りたい人。タイマーで自動的に切りたい人。

4位 広電 CWE401H-C — 肌に触れる面が綿100%。ただし電気代の数字は検算した

広電 CWE401H-C

肌が直接触れる面に綿100%の天然素材を使っていると明記しているのは、9機種でこれだけだった。ほかはフランネル、ラビットファー調、ポリエステルとアクリルの混紡。化繊のふわふわが苦手な人には、この1点だけで選ぶ理由になる。

サイズは130×80cmの敷き専用。温度調節はスライド式で、弱・中・強だけでなく中間の温度にも設定できる。足元を中心に暖める頭寒足熱配線で、コントローラーを外せば洗濯機で丸洗いできる。ただし洗濯ネット必須、ドラム式と乾燥機は不可。ダニ退治のあとに丸洗いする手順まで案内されている。

さて、電気代である。商品ページには「従来品に比べて使用電力量を約26%抑える省エネ仕様」とあり、続けて1日約8時間使っても約0.56円、1シーズン使っても約51円という数字が並ぶ。条件は1シーズン90日・1日8時間・出力は弱・1kWh=31円換算。

この数字、内部では整合している。0.56円×90日で約50.4円、確かに「約51円」だ。ところが同じページの31円/kWhで逆算すると話が合わない。0.56円÷31円は約0.018kWh、8時間で割ると平均消費電力は約2.3W。定格を公開している2機種(55Wと80W)と比べて桁が足りないのである。省エネ性そのものは疑わないが、金額のほうは自分で当たり直したほうがいい。

良かったところ

  • 肌に触れる面が綿100%の天然素材 — 9機種で唯一の素材構成である
  • スライド式で弱・中・強の中間も設定できる — 段階の谷間で困らない
  • ダニ退治のあとに丸洗いする手順まで案内 — 使い方の説明がいちばん丁寧だった

気になるところ

  • 公表された電気代の金額が、同じページの単価から逆算した数字と噛み合わない
  • 130×80cmと、この記事の敷きタイプではいちばん小さい
  • ドラム式洗濯機と乾燥機は使えない — 洗濯環境によっては手が出しにくい

向いてる人: 化繊が肌に合わない人。温度を細かく手で決めたい人。

5位 アイリスオーヤマ EHB-F1480-DT — フランネルと室温センサー、そして[並行輸入品]の5文字

アイリスオーヤマ EHB-F1480-DT

140×80cmのフランネル敷き毛布。商品ページによると、丸洗いOK・ダニ退治機能付きで、コントローラーが取り外せるので汚れても手入れしやすい。高温を維持して布団から移ってきたダニを退治する仕組みで、室温の変化を感知して温度を保つとも書いてある。室温センサー組の1枚だ。

ここまでの説明は1位のSugiyama NA-023Sとよく似ている。同じ140×80cm、同じ敷き専用、どちらも室温に応じて温度を保つ。違いは生地で、こちらはフランネルのふわふわ。触感を優先するならこちら、という整理になる。カラーはダークブラウン。

ただ、商品名の末尾に[並行輸入品]と入っている点は先に知っておきたい。国内の正規流通を通っていない在庫という意味で、メーカー保証の扱いが正規品と同じとは限らない。長く使う前提なら、購入前に保証条件を確認するのが無難である。

良かったところ

  • フランネル生地で、触感を優先した敷き毛布 — 化繊のやわらかさが好きな人には効く
  • 室温の変化を感知して温度を保つ設計 — 段階指定組にはない安心感がある
  • コントローラーが取り外せて丸洗いOK、ダニ退治機能付き

気になるところ

  • 商品名に[並行輸入品]とある — 保証の扱いは購入前に確認したい
  • 消費電力・重量・コード長の記載がない — 1位と同サイズなのに判断材料の量で差がつく

向いてる人: フランネルの触感を優先したい人。保証条件を自分で確認できる人。

6位 アイリスオーヤマ 電気毛布 EHB-1408-T — 毛布を買うと、使い捨てカイロが30枚ついてくる

アイリスオーヤマ 電気毛布 EHB-1408-T

商品ページのタイトルが「【電気毛布セット】アイリスオーヤマ 使い捨てカイロ 貼る レギュラー 30枚 ぽかぽか家族 PKN-30HR+アイリスオーヤマ 電気毛布 敷き毛布 140×80cm……」と始まる。この掲載は貼るカイロ30枚と電気毛布のセット売りなのである。主役の名前が後ろにいる。

電気毛布そのものはEHB-1408-Tで、140×80cmの敷き毛布。商品名にダニ退治・シングル・省エネ、説明に丸洗いOKとダニ退治機能付きとある。カラーはブラウン。内容量30枚というのはカイロ側の数字だ。

セットであること自体は悪くない。カイロ30枚は冬のあいだ普通に消費する。ただ、仕様を読み込んで選びたい人にはいちばん情報の少ない掲載でもある。消費電力も、温度調整の方式も、室温センサーの有無も書かれていない。「140×80cmの敷き毛布で、丸洗いとダニ退治ができる」という共通項までは確かめられるが、その先は比較できなかった。

良かったところ

  • 使い捨てカイロ30枚が同梱 — 冬のあいだに使い切れる人には素直に足し算になる
  • 140×80cmの敷き毛布で丸洗いOK・ダニ退治機能付き — 基本は押さえてある

気になるところ

  • 消費電力・温度調整の方式・室温センサーの有無が書かれていない
  • 掲載がセット売りで、商品名の先頭がカイロ側 — 毛布だけが欲しいときは選びにくい

向いてる人: 敷き毛布とカイロをまとめて用意したい人。手早さを優先したい人。

7位 HAGOOGI 電気毛布 敷き 掛け兼用 — 10段階と12時間、そして選べる3サイズ

HAGOOGI 電気毛布 敷き 掛け兼用

190×130cmの敷き掛け兼用で、10段階の温度調節と最大12時間のタイマーを持つ。商品名には【2026改良モデル】とあり、タイマーは1時間単位で1〜12時間まで設定できる。刻みの細かさなら、この9機種で最も自由度が高い。

面白いのはサイズ展開だ。ひざ掛け向けの160×80cm、就寝時も想定した130×190cm、そして身体を包む大判の3つが用意されている。同じ操作系のまま用途違いで揃えられるのは、使い分けたい人には効く。素材は高密度のラビットファー調で、長毛が空気を抱えて熱を逃がしにくい設計だという。

安全面は「過熱時の自動停止をはじめとする複数の安全機能」。ただし何度で止まるのか、何と何が入っているのかは書いていない。ARTANDが温度を実数で出していたのと比べると、ここは一段ぼかしてある。

良かったところ

  • 1時間単位で1〜12時間のタイマー — 短時間から朝までの通し運転まで刻みがいちばん細かい
  • 160×80cm・130×190cm・大判の3サイズから選べる — 揃えても操作系が変わらない
  • 高密度のラビットファー調長毛素材 — 触感を売りにする掲載では説明が具体的なほうだ

気になるところ

  • 10段階が何度から何度なのか書かれていない — 上限がわからないまま段階だけ選ぶ
  • 安全機能の中身が「複数」としか書かれていない
  • ダニ退治機能の記載がない — 国内メーカー組が揃って持つ機能がここにはない

向いてる人: タイマーを細かく決めたい人。用途別に複数枚そろえたい人。

8位 PROALLER 160x130CM — ひざ掛けとシングルの、ちょうど中間にいる

PROALLER 160x130CM

160×130cmという寸法が、この9機種では独特だ。190×130cmの兼用タイプより一回り小さく、ひざ掛けよりは大きい。商品ページもソファの上でもベッドの上でも使えると書いていて、実際その中間を狙った寸法に見える。

両面フランネルで軽量。10段階の温度調節、1〜9時間のタイマー、自動電源オフ。設定温度を超えたら電源を遮断するとある。過熱・過電流保護を備え、第三者機関の検査を通ってPSE認証を取得済み、という記載も。PSEは日本の電気用品安全法にもとづく表示で、これを明記する掲載は段階指定組では珍しい。リモコンとコードは完全に外せて、水温は最高40℃まで対応する。

ひとつ正直に書いておくと、この商品ページは9機種でいちばん読みにくい。「毛巾」や「电热毯」といった中国語が混ざり、電気毛布 ダブル・セミダブル・キャンプといった関係のなさそうな語が何度も出てくる。仕様そのものは具体的なのに、読み解くのに時間がかかった。

良かったところ

  • 160×130cmという、ひざ掛けとシングルの中間サイズ — ソファ中心の使い方に合う
  • PSE認証取得済みと明記 — 段階指定組では数少ない、安全規格への言及だ
  • リモコンとコードが完全に外れて40℃まで洗える — 洗濯の条件が具体的だ

気になるところ

  • 商品ページに中国語と無関係なキーワードが混在し、仕様を読み取りにくい
  • 10段階が何度なのか、消費電力が何ワットなのかは書かれていない
  • タイマーが商品名の「1-9時間」と説明の「9時間調整可能」で表記が揺れる

向いてる人: ソファやデスク中心で使いたい人。安全規格の表示を判断材料にしたい人。

9位 GOTCOZY 電気毛布 掛け敷き兼用 -フランネル — 9段階と10時間で止まる。書いてあるのはそこまで

GOTCOZY 電気毛布 掛け敷き兼用 -フランネル

180×130cmの掛け敷き兼用。商品ページによると、ウルトラソフトシルキープラッシュとシェルパを両面に採用していて、どちらの面でも使える。ボタン1つで9段階の温度設定、絶縁カバー全体にヒーターワイヤーを通した構造、過熱保護と10時間の自動シャットオフ。洗濯機で洗えて、洗ったあとはコードが絡まないよう平らにする、という注意まで書いてある。掲載のカラーはピンク。

必要なものは一通り載っている。載っていないものも、はっきりしている。消費電力、重量、タイマーの段階、室温センサー、ダニ退治。埋まらない欄がいちばん多かったのがこの1枚だ。書かれていないことと機能が無いことは同じではないが、比較する側は書いてあることしか比べられない。

良かったところ

  • 両面をプラッシュとシェルパで仕上げ、どちらの面でも使える — 触感の選択肢が1枚にある
  • 過熱保護と10時間の自動シャットオフ — 消し忘れの前提で設計されている
  • 洗濯機可で、洗ったあとの扱い方まで案内がある

気になるところ

  • 消費電力・重量・温度の実数のいずれも記載がない — 比較の材料がいちばん少ない
  • タイマーは10時間の自動オフのみで、時間の指定はできない読み方になる
  • 室温センサー・ダニ退治の記載がない

向いてる人: 両面の触感を優先したい人。掛けても敷いても使える1枚を手早く決めたい人。

「節電」と書いてあるのに、ワット数はほとんど書いていない

9機種を並べ終えて、いちばん驚いたのはランキングの順位ではなかった。表の「消費電力」の列である。

省エネ・節電・電気代節約・電気代安い。商品名や説明文にこの手の言葉が入っている掲載が大半を占める。ところが定格を数字で書いていたのは、Sugiyama SPINNING AND WEAVING NA-013Kの交流100V-80Wと、同 NA-023Sの交流100V-55Wの2つだけ。広電 CWE401H-Cは「従来品比 約26%削減」という相対値と金額の試算は出すが、ワット数そのものは載せていない。

電気代は、消費電力と使用時間と電力単価の掛け算でしか出ない。ワット数が書いていなければ、読者の側で計算する手段がないのだ。「節電」という2文字は、それ単体では家計の役に立たない。借りられる目安は、1位のNA-023Sが敷きで55W、4位のNA-013Kが掛敷で80Wという2つだけ。同じサイズ帯なら近いあたりだろう、と当たりはつけられるが、それは推定にすぎない。

この記事でも、機種ごとの電気代を計算して並べる案はあった。やめた。8機種で入力値が無いのにそれらしい数字を並べたら、比較ではなく作文である。

電気毛布の選び方|温度を誰が決めるかで3つに割れる

サイズやデザインより先に決めたほうがいいのは、温度をどうやって決めるかだ。この9機種は、そこできれいに3つに分かれた。

1. 部屋に合わせて機械が決める(4機種)

室温センサー付き。なかぎし 電気掛敷毛布 NA-013K、Sugiyama SPINNING AND WEAVING NA-013K、同 NA-023S、アイリスオーヤマ EHB-F1480-DTの4つが該当し、室温の変化を感知して温度を保つ動作をする。

この4機種は全部が国内メーカーの表記で、全部にダニ退治機能があり、全部が丸洗いに対応する。そして全部にタイマーの記載がない。切るタイミングを決めるのは機械ではなく部屋の気温、という設計思想で揃っているのだ。寝ているあいだの温度を見張りたくない人は、ここから選ぶのが早い。

2. スライドを自分で動かす(2機種)

広電 CWE401H-Cとアイリスオーヤマ 電気毛布 EHB-1408-Tの2機種は、室温センサーもタイマーも記載がない。広電はスライド式で弱・中・強とその中間まで設定でき、EHB-1408-Tは調整方式そのものが書かれていない。

温度を自分で決めて、寝る前に自分で下げる。昔ながらの使い方だ。手間はかかるが、機械の自動判断が体感と合わないストレスは無い。肌に触れる面が綿100%という広電の特徴も、この路線と相性がいい。

3. 数字で指定して、タイマーで切る(4機種)

ARTAND、HAGOOGI、PROALLER 160x130CM、GOTCOZYの4機種。8〜10段階の温度を数字で指定し、タイマーや自動オフで切る。室温センサーの記載は4機種とも無い。

この陣営の強みは、掛敷兼用の大判が中心でサイズに余裕があること、厚手のフランネルやラビットファー調で触感に振っていることだ。弱点は、温度の実数がわからない掲載が多いこと。8段階と書いてあっても何度から何度なのかは、ARTAND以外書いていない。段階の数だけで比べても意味がないので、実数を出しているかで絞るのが現実的である。

もうひとつ。この4機種でダニ退治の記載があるのはARTANDだけだ。国内メーカー組が当たり前に持つ機能が、こちらでは標準ではない。布団まわりの衛生を気にするなら効く差だと思う。知らんけど。

よくある質問

電気毛布は付けっぱなしで寝ても大丈夫?

設計と設定次第なので、商品ページの記載を先に確認したい。自動的に止まる仕組みを明記しているのは、ARTAND(最長12時間タイマー)、HAGOOGI(1〜12時間タイマーと過熱時の自動停止)、PROALLER(1〜9時間タイマーと自動電源オフ)、GOTCOZY(10時間の自動シャットオフと過熱保護)の4機種。室温センサー付きの4機種は温度を保つ動作をする一方、タイマーの記載はない。長時間の連続使用を前提にするなら、自動オフかセンサーのどちらかが載る機種が無難だ。

電気代はどれくらいかかる?

計算に必要な消費電力を公開しているのが2機種しかない。Sugiyama SPINNING AND WEAVING NA-023Sが交流100V-55W、同 NA-013Kが交流100V-80Wである。電気代は消費電力×使用時間×電力単価で出るので、この数字が無い機種は計算できない。広電 CWE401H-Cは「1日約8時間で約0.56円、1シーズンで約51円」(90日・弱・1kWh=31円換算)という試算を載せるが、同じページの単価から逆算すると平均約2.3Wとなり、定格としては桁が合わない。

掛け毛布と敷き毛布、どちらを選べばいい?

寝室で1枚だけ使うなら敷き、リビングと寝室を行き来させたいなら掛敷兼用である。敷き専用はSugiyama NA-023S・広電 CWE401H-C・アイリスオーヤマ EHB-F1480-DT・同 EHB-1408-Tの4つで130×80cmから140×80cm。掛敷兼用はなかぎし NA-013K・Sugiyama NA-013K・ARTAND・HAGOOGI・GOTCOZYの5つで180×130cm前後、PROALLERは160×130cmとその中間だ。兼用は面積が広いぶん重く、干す手間も増える。

丸洗いできるのはどれ?

洗える旨の記載があるのは9機種すべてである。ただし条件は違う。広電 CWE401H-Cは洗濯ネット必須でドラム式と乾燥機は不可、PROALLER 160x130CMは水温40℃までとリモコンの取り外しが条件、GOTCOZYは洗濯後にコードが絡まないよう平らにする、と個別の注意がある。共通するのはコントローラーを外してから洗うことだ。

ダニ退治機能は必要?

布団に敷いて長時間使うなら、あると手間が減る。記載があるのは、なかぎし NA-013K・Sugiyama NA-013K・同 NA-023S・広電 CWE401H-C・アイリスオーヤマ EHB-F1480-DT・同 EHB-1408-T・ARTANDの7機種。なかぎし NA-013Kは指定の手順で約3時間通電、広電はダニ退治後に丸洗いする流れまで案内している。HAGOOGI・PROALLER・GOTCOZYには記載がない。

まとめ|迷ったらこの3つから

9機種を並べ終えて残ったのは、3行だった。温度を誰が決めるかを先に決める。段階の数ではなく、温度の実数が書いてあるかで見る。「節電」の2文字ではなく、ワット数が書いてあるかで見る。

1枚だけ選ぶなら、Sugiyama SPINNING AND WEAVING NA-023Sでいい。定格も重量もコード長も書いてあるので、届いてから「思っていたのと違う」と言う余地がほとんど残らない。買い物で疲れるのはたいてい、判断を保留したまま手元に届いたときである。

総合1位 Sugiyama SPINNING AND WEAVING NA-023S — 寝室の1枚目はここから

敷き140×80cm、約0.7kg、交流100V-55W、室温センサーとスライド式無段階、丸洗いとダニ退治。判断に必要な数字が公開されている。

総合2位 なかぎし 電気掛敷毛布 NA-013K — 掛けても敷いても使う大判なら

188×130cmの掛敷兼用で、室温センサー付き・ダニ退治は約3時間通電・洗濯可・日本製。掲載は2個セットで、家族ぶんをまとめて揃えるときに向く。

総合3位 ARTAND 電気毛布 敷き掛け兼用 ラビットファー調毛布 — 温度を数字で決めたいなら

190×130cmの両面仕様。8段階の温度を30℃から50℃まで実数で公開している、この9機種で唯一の掲載である。タイマーとダニ駆除モードも備える。

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