【2026年版】モニターヘッドホン比較10選|ソニー/オーディオテクニカ/ベイヤーダイナミック 宅録とミックス×密閉型と開放型×長時間の装着感

モニターヘッドホン比較10選 ガジェット・暮らし

ガジェット&ホーム担当: hikaku-man

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調査時点: 2026年10月22日(価格・在庫・提供条件は変動します)

宅録やDTMで曲を作っていると、リスニング用のヘッドホンで仕上げたミックスが、ほかの環境で聴くと低音だけ膨らんで聞こえる、ということが起きる。
音楽を楽しく聴かせるために低音や高音を盛ったヘッドホンでは、音の細かい粗やバランスの崩れに気づきにくいからだ。

そこで使われるのが、音に色付けをしにくいモニターヘッドホンである。
この記事では、ソニー、オーディオテクニカ、ベイヤーダイナミック、ヤマハ、AKG、シュア、ゼンハイザーのモニターヘッドホン10台を、密閉型か開放型か、インピーダンス、重さ、ケーブルを交換できるかで比べた。
実機で測った順位ではなく、メーカーと販売ページの公表値、楽天市場のレビューをもとにした選び方の目安である。

この記事の結論

モニターヘッドホンは、録音やミックスで音を正確に聴き分けるためのヘッドホンである。10台では、軽さと解像度のバランスがよく交換ケーブル式のソニー MDR-M1STが、宅録の最初の1台に選びやすい。

  • 録音もミックスも1台でこなしたいなら、ソニー MDR-M1ST。
  • DTMで広く使われ、折りたたみと交換ケーブルを備えるのはオーディオテクニカ ATH-M50x。
  • 長時間の作業で耳の当たりを優先するなら、ベロアのイヤーパッドのベイヤーダイナミック DT 770 PRO。
  • 予算を抑えて楽器練習から始めるなら、楽天市場のレビュー6件がすべて星5のオーディオテクニカ ATH-M20x。

モニターヘッドホンの比較表10選

画像 順位 商品名 形式 インピーダンス 重さ(ケーブル除く) ケーブル 価格 購入
ソニー MDR-M1ST 1位 ソニー MDR-M1ST 密閉型 24Ω 約215g 着脱式 –
オーディオテクニカ ATH-M50x 2位 オーディオテクニカ ATH-M50x 密閉型 38Ω 約285g 着脱式 –
ベイヤーダイナミック DT 770 PRO 3位 ベイヤーダイナミック DT 770 PRO 密閉型 32Ω/80Ω/250Ω 約270g 本体直付け –
ヤマハ HPH-MT8 4位 ヤマハ HPH-MT8 密閉型 37Ω 約350g 着脱式 –
AKG K371 5位 AKG K371 密閉型 32Ω 約255g 着脱式 –
シュア SRH840A 6位 シュア SRH840A 密閉型 44Ω 約320g 着脱式 –
ゼンハイザー HD 280 PRO 7位 ゼンハイザー HD 280 PRO 密閉型 64Ω 約285g 販売ページで確認 –
オーディオテクニカ ATH-M40x 8位 オーディオテクニカ ATH-M40x 密閉型 35Ω 約240g 着脱式 –
ベイヤーダイナミック DT 900 PRO X 9位 ベイヤーダイナミック DT 900 PRO X 開放型 48Ω 約345g 着脱式 –
オーディオテクニカ ATH-M20x 10位 オーディオテクニカ ATH-M20x 密閉型 47Ω 約190g 本体直付け –

インピーダンスは数字が大きいほど音量が取りにくくなる目安で、スマホやノートPCに直接つなぐなら低めの機種が扱いやすい。表の値はメーカーと販売ページの公表値で、重さは測る条件がメーカーごとに違う。

モニターヘッドホンのおすすめランキング10選

1位 ソニー MDR-M1ST — 軽さと解像度のバランスがよい宅録の最初の1台

ソニー MDR-M1ST

ソニーとソニー・ミュージックスタジオが共同で作った、密閉型のスタジオモニターヘッドホンである。
メーカーの記載では、再生周波数帯域は5Hz〜80kHzとハイレゾ音源に対応し、インピーダンスは24Ω、質量はケーブルを除いて約215g。ケーブルはねじ込み式で着脱でき、断線しても本体ごと買い替えずに済む。

長年多くのスタジオで使われてきたMDR-CD900STの流れをくむモデルで、低めのインピーダンスのため、オーディオインターフェースだけでなくノートPCにつないでも音量を取りやすい。
今回の密閉型の中では軽い部類で、長い時間かけてミックスする日にも向く。

楽天市場の販売ページのレビューはまだ3件と少ないが、平均は5.0。音の定位やバランスを聞き分けやすい、軽くてフィット感がよいという声だった。件数が少ないので、仕様と合わせて判断したい。

向いている人:ボーカルや楽器の録音からミックスまで、1台で済ませたい人。
向いていない人:低音の迫力を楽しむリスニング用を探している人。

2位 オーディオテクニカ ATH-M50x — 折りたたみと交換ケーブルを備えたDTM向けの上位機

オーディオテクニカ ATH-M50x

オーディオテクニカのプロフェッショナルモニター「Mシリーズ」の上位機である。
メーカーの記載では、45mm径のドライバーを積み、再生周波数帯域は15〜28,000Hz、インピーダンスは38Ω、質量はケーブルを除いて約285g。ケーブルは着脱式で、ストレートとカールコードなど複数本が付属する。

ハウジングが90度回転し、片耳だけでモニターするDJ的な使い方や、折りたたんでケースに入れて持ち運ぶ使い方もできる。
海外のスタジオや配信の現場でもよく見かけるモデルで、交換用のイヤーパッドやケーブルが手に入りやすいのも長く使ううえでの安心材料だ。

楽天市場の販売ページのレビューは5件で、平均は5.0。エレクトーンや楽器の練習用に使っていて、それぞれの音がはっきり聞こえる、前のヘッドホンより音がくっきりしたという声が複数あった。件数が少ないので、仕様と合わせて判断したい。

向いている人:DTMと楽器練習、持ち出しての作業を1台でこなしたい人。
向いていない人:300g近い重さが気になる人。

3位 ベイヤーダイナミック DT 770 PRO — ベロアのパッドで長時間でも耳が楽な密閉型

ベイヤーダイナミック DT 770 PRO

ドイツのベイヤーダイナミックが長く作り続けている、密閉型のスタジオヘッドホンである。
メーカーの記載では、再生周波数帯域は5〜35,000Hz。インピーダンスは32Ω、80Ω、250Ωの3種類があり、質量はケーブルを除いて約270g。ケーブルは本体に直付けのカールコードである。

イヤーパッドは柔らかいベロア素材で、耳をすっぽり覆う大きさがあり、蒸れにくく長時間の作業でも当たりが穏やかだ。
インピーダンスは使う機材で選ぶ。オーディオインターフェースやミキサーにつなぐなら80Ω、スマホやノートPCにも直接つなぐなら32Ωが扱いやすい。

楽天市場では DT 770 PRO 本体のレビューは見つからなかったため、評価はメーカーの仕様から書いている。

向いている人:何時間も続けて録音やミックスをする人、耳の当たりの柔らかさを重視する人。
向いていない人:ケーブルを交換できるモデルがほしい人。

4位 ヤマハ HPH-MT8 — ケーブル2本付きで据え置きの作業に向く密閉型

ヤマハ HPH-MT8

楽器やスタジオ機材も作るヤマハの、密閉型モニターヘッドホンの上位機である。
メーカーの記載では、45mm径のドライバーを積み、再生周波数帯域は15〜28,000Hz、インピーダンスは37Ω、質量はケーブルを除いて約350g。ストレートとカールの2本のケーブルが付き、差し替えて使える。

今回の10台では重い部類だが、そのぶん作りがしっかりしていて、イヤーカップを回転させて片耳で聴く使い方もできる。
電子ピアノやシンセサイザーなど、ヤマハの楽器と合わせて自宅スタジオを組む人にもなじみやすい。

楽天市場の販売ページにはまだレビューが無いため、評価はメーカーの仕様から書いている。

向いている人:机に据えて腰を落ち着けて作業する人、ケーブルを用途で使い分けたい人。
向いていない人:軽さを優先したい人、持ち歩いて使いたい人。

5位 AKG K371 — 折りたたんで持ち運べる密閉型のスタジオモニター

AKG K371

オーストリア生まれのAKGの、密閉型スタジオヘッドホンである。
メーカーの記載では、50mm径のドライバーを積み、再生周波数帯域は5Hz〜40kHz、インピーダンスは32Ω、質量は約255g。ケーブルは着脱式で、長さや形の違うケーブルが付属する。

ハウジングを折りたたんでコンパクトにでき、自宅とリハーサルスタジオを行き来する使い方に向く。
インピーダンスが低めなので、スマホやノートPCに直接つないでも音量を取りやすい。

楽天市場ではK371本体の出品のレビューを特定できなかったため、評価はメーカーの仕様から書いている。

向いている人:スタジオや出先にも持ち出して同じ音で確認したい人。
向いていない人:音漏れの少なさより開放的な聴こえ方を求める人。

6位 シュア SRH840A — マイクのシュアが作るプロ向けの密閉型

シュア SRH840A

ボーカルマイクで知られるシュアの、プロフェッショナル・スタジオ・ヘッドホンである。
販売ページの記載では、40mm径のドライバーを積み、インピーダンスは44Ω、重さはケーブルを除いて約320g。ケーブルは着脱式で、旧モデルのSRH840を見直した後継機にあたる。

密閉型らしく遮音性が高く、ボーカル録りでヘッドホンからの音漏れをマイクに拾わせたくない場面に向く。
重さとしっかりした側圧があるので、装着感は人を選ぶ。

楽天市場の販売ページのレビューはまだ2件と少なく、平均は4.0。音質に満足しているという声がある一方、締め付けが強く長時間では疲れる、傷がつきやすいという声もあった。件数が少ないので、仕様と合わせて判断したい。

向いている人:ボーカルや楽器の録音で、遮音性と音の聴き分けを重視する人。
向いていない人:側圧の弱い軽いヘッドホンを好む人。

7位 ゼンハイザー HD 280 PRO — 遮音性の高さで録音の現場に向く密閉型

ゼンハイザー HD 280 PRO

ドイツのゼンハイザーの、密閉型スタジオヘッドホンである。
販売ページの記載では、インピーダンスは64Ω。周囲の音を大きく遮る作りで、録音やポッドキャスト、ミキシングでの使用を想定している。楽天市場では新しいMK2の出品が中心になっている。

耳を覆うイヤーカップで外の音が入りにくく、マイクの近くで使っても音漏れが少ないのが強みだ。
ケーブルの形や付属品はモデルの世代で違うので、買う前に販売ページで確かめてほしい。

楽天市場の販売ページのレビューは8件で、平均は4.5。音漏れが少ない、価格のわりに音の粒立ちや音場がよいという声がある一方、最初は締め付けやパッドの圧迫感がある、使ううちになじんだという声が複数あった。

向いている人:ボーカル録りやポッドキャストで、音漏れを抑えたい人。
向いていない人:夏場に長時間かぶり続ける人(耳を覆うぶん蒸れやすい)。

8位 オーディオテクニカ ATH-M40x — 癖の少ない音を手頃な価格帯で

オーディオテクニカ ATH-M40x

2位のATH-M50xと同じMシリーズの中位機である。
メーカーの記載では、40mm径のドライバーを積み、再生周波数帯域は15〜24,000Hz、インピーダンスは35Ω、質量はケーブルを除いて約240g。ケーブルは着脱式で、ストレートとカールの2本が付く。

M50xより低音の量感を抑えたフラットな傾向とされ、ミックスのバランスを確かめる用途に向く。
ハウジングの回転や折りたたみもでき、M50xより軽く、価格帯も一段下がる。

楽天市場の販売ページのレビューは1件のみで、評価は仕様から書いている。

向いている人:ミックスの確認用に、癖の少ない音のモニターを手頃に探している人。
向いていない人:低音の量感もしっかりほしい人。

9位 ベイヤーダイナミック DT 900 PRO X — 音の広がりを確かめる開放型

ベイヤーダイナミック DT 900 PRO X

3位のDT 770 PROと同じベイヤーダイナミックの、開放型のスタジオヘッドホンである。
メーカーの記載では、45mm径のドライバーを積み、インピーダンスは48Ω、質量は約345g。ケーブルはミニXLRで着脱でき、ストレートとカールの2本が付く。

ハウジングの外側が開いているので、音がこもらず、左右や奥行きの広がりを確かめやすい。ミックスの定位を詰める作業に向く。
そのかわり音は外へ漏れ、外の音も入ってくるので、マイクの近くで使う録音には向かない。

楽天市場の販売ページにはまだレビューが無いため、評価はメーカーの仕様から書いている。

向いている人:静かな部屋でミックスやマスタリングの仕上げをする人、2台目として開放型を足したい人。
向いていない人:録音中のモニターや、家族のいる部屋で使いたい人。

10位 オーディオテクニカ ATH-M20x — 楽器練習から始める入門のモニター

オーディオテクニカ ATH-M20x

Mシリーズのいちばん手頃なモデルである。
メーカーの記載では、40mm径のドライバーを積み、再生周波数帯域は15〜20,000Hz、インピーダンスは47Ω、質量はケーブルを除いて約190g。ケーブルは本体に直付けで、折りたたみには対応しない。

楽天市場の販売ページのレビューは6件で、すべて星5。5千円クラスから買い替えて違いがわかった、エントリーモデルとして優秀という声が複数あり、自宅のギター練習用に使っているという声もあった。
一方で、ケーブルを付け替えられない、コンパクトに折りたためないという指摘もある。

向いている人:楽器の練習やDTMを始めたばかりで、まず手頃な1台がほしい人。
向いていない人:ケーブルの断線に備えて交換式を選びたい人。

モニターヘッドホンの選び方 — 録るのか混ぜるのか、どこで使うかで決まる

10台の違いは、密閉型か開放型か、インピーダンス、装着感とケーブルに出る。

  • 密閉型か開放型か:録音中にヘッドホンから漏れた音をマイクが拾うと、録った音に混ざってしまう。録音に使うなら密閉型を選ぶ。開放型は音の広がりが自然でミックスの定位を詰めやすいが、音漏れするので録音や家族のいる部屋には向かない。
  • インピーダンス:オーディオインターフェースやヘッドホンアンプにつなぐなら80Ω前後でも問題ない。スマホやノートPCに直接つなぐことが多いなら、32Ω前後の低い機種が音量を取りやすい。
  • 重さと側圧:1回の作業が数時間になるなら、300g以下の軽い機種や、ベロアのイヤーパッドの機種が楽だ。遮音性の高い機種は側圧も強めになりやすい。
  • ケーブルの交換:モニターヘッドホンで多い故障はケーブルの断線である。着脱式なら、ケーブルだけ買い替えて使い続けられる。

ヘッドホンの性能を引き出すには、つなぐ機材も大切になる。宅録を始めるなら、オーディオインターフェースの比較でマイクと楽器の入り口を先に決めておくと、ヘッドホン端子の出力も確かめられる。ボーカルや配信の声を録るなら、USB・コンデンサーマイクの比較も参考になる。作業机でヘッドホンを置く場所に困ったら、ヘッドホンスタンド・オーディオラックの比較が役に立つ。

よくある質問

モニターヘッドホンとリスニング用のヘッドホンは何が違う?

音の味付けの考え方が違う。リスニング用は音楽を楽しく聴かせるために低音や高音を強めにすることが多い。モニターヘッドホンは、録った音のノイズやバランスの崩れに気づけるよう、なるべく色付けをしない方向で作られている。そのため、普段の音楽鑑賞では地味に聞こえることもある。

録音とミックスで1台に絞るならどちらの形式?

1台で済ませるなら密閉型を選ぶ。開放型は録音中に音が漏れてマイクに入るため、録音に使えない。密閉型でミックスまでこなし、余裕ができたら開放型を2台目に足して仕上げの確認に使う、という順番が無理がない。

インピーダンスが高いヘッドホンをスマホにつなぐとどうなる?

音量を最大にしても小さく感じることがある。250Ωのような高いインピーダンスの機種は、ヘッドホンアンプやオーディオインターフェースにつなぐ前提で作られている。スマホやノートPCで使うことが多いなら、32Ω前後の機種を選ぶとよい。

イヤーパッドがへたってきたら交換できる?

今回の10台は、どれもメーカーや他社から交換用のイヤーパッドが出ている。イヤーパッドがへたると遮音性や低音の聴こえ方が変わるので、作業の基準がずれてきたと感じたら交換を考えたい。対応する型番は各メーカーの販売ページで確かめてほしい。

まとめ — 迷ったらこの3台

モニターヘッドホンは、録音に使うか、どの機材につなぐか、何時間かぶるかを決めてから選ぶと迷いにくい。

  • 録音もミックスも1台で:ソニー MDR-M1ST。軽く、ケーブルも交換できる。
  • DTMと持ち出しの両方に:オーディオテクニカ ATH-M50x。折りたたみと複数の付属ケーブル。
  • 長時間の作業で耳が楽:ベイヤーダイナミック DT 770 PRO。ベロアのイヤーパッドとインピーダンスの選択肢。
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