調査時点: 2026年10月9日(価格・在庫・提供条件は変動します)
空撮ドローンは、カメラのセンサーの大きさ、機体の重さ、障害物検知と飛行時間の3点で比べると選びやすい。旅先の景色を夕暮れや夜景まで高画質で残したいなら、1インチのメインカメラと全方向の障害物検知を備えたDJI Air 3S。中望遠を含む2つのカメラと46分の飛行時間を、Air 3Sより手頃な価格帯で求めるならDJI Air 3。持ち運びやすさと価格を優先するなら248gのDJI Mini 3か、249g未満のDJI Mini 4K。映像制作の仕事に使うなら3眼カメラでApple ProResに対応するDJI Mavic 3 Pro Cine、ゴーグルをつけた一人称視点の飛行を楽しみたいならDJI Avata 2が合う。なお日本では100g以上のドローンはすべて国への登録とリモートIDが必要で、249g未満の機体も例外ではない。
ここでは楽天・Amazonで現在購入できる空撮ドローンから6機を選び、上の3点で比べた。重さ・センサー・飛行時間は、メーカー公表のスペックと商品ページの記載によるもの。価格は時期で動くので、表と本文では販売ページの表示に任せている。調査時点: 2026年10月9日。
- 空撮ドローン6機の重さ・カメラ・飛行時間の比較表
- 249g未満でも登録は必要。買う前に知っておきたい国のルール
- 重さで変わるのは、持ち運びやすさと風への強さ
- 画質を決めるのはセンサーの大きさと、望遠カメラの有無
- 障害物検知と飛行時間は「失敗しにくさ」の差
- 空撮ドローン6機の順位と、それぞれが向く撮り方
- 1位 DJI Air 3S ドローン 空撮 1インチ — 1インチと全方向検知で旅の景色を夜まで撮る本命
- 2位 DJI Air 3 ドローン 望遠 空撮 — 2眼カメラと46分の飛行時間をそろえた中堅機
- 3位 DJI Mini 3 ドローン 空撮 — 248gの小型機で1/1.3インチと38分を確保した入門機
- 4位 DJI Mini 4K ドローン 空撮 — 249g未満の4K機で空撮を手頃に試す最初の1台
- 5位 DJI Mavic 3 Pro Cine ドローン プロ — 3眼カメラとApple ProResで映像制作に応えるプロ向け機
- 6位 DJI Avata 2 FPVドローン ゴーグル — ゴーグルで飛ぶ一人称視点の別ジャンル
- 本体のほかにかかるお金と、そろえておきたいもの
- よくある質問
- まとめ:先に「どこで何を撮るか」を決めると、選ぶ機体が絞れる
空撮ドローン6機の重さ・カメラ・飛行時間の比較表
表の飛行時間は、メーカーが無風の試験環境でバッテリーが尽きるまで飛ばして測った最大値。実際の空撮では風や操作で短くなり、帰ってくる分の残量も残すので、この数字をそのまま撮影できる時間と考えないほうがいい。障害物の検知は、メーカーのスペックに書かれている検知の向きをまとめた。
| 順位 | 画像 | 商品名 | 離陸重量 | カメラのセンサー | 最大飛行時間 | 障害物の検知 | 向く使い方 | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1位 | ![]() |
DJI Air 3S ドローン 空撮 1インチ | 724g | 広角1インチ+中望遠1/1.3インチ | 45分 | 全方向(前向きLiDARあり) | 夕景・夜景まで撮る旅の空撮 |
188,100円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 2位 | ![]() |
DJI Air 3 ドローン 望遠 空撮 | 720g | 広角・中望遠とも1/1.3インチ | 46分 | 全方向 | 日中の景色と旅の記録 |
132,000円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 3位 | ![]() |
DJI Mini 3 ドローン 空撮 | 248g | 1/1.3インチ | 38分 | 下方のみ | 持ち歩き重視の入門機 |
79,800円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 4位 | ![]() |
DJI Mini 4K ドローン 空撮 | 249g未満 | 1/2.3インチ | 31分 | 記載なし | 手頃に試す最初の1台 |
42,680円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 5位 | ![]() |
DJI Mavic 3 Pro Cine ドローン プロ | 963g | 4/3型+中望遠1/1.3インチ+望遠1/2インチ | 43分 | 全方向 | 映像制作・業務撮影 |
549,800円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
| 6位 | ![]() |
DJI Avata 2 FPVドローン ゴーグル | 約377g | 1/1.3インチ(視野角155°) | 約23分 | 下方・後方 | ゴーグルで飛ぶFPV |
116,918円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
249g未満でも登録は必要。買う前に知っておきたい国のルール
ドローン選びで最初につまずきやすいのが、「この重さなら手続きはいらないはず」という思い込みだ。国土交通省の案内では、屋外で飛ばす100g以上のドローンはすべて機体登録の対象で、登録していない機体は飛ばせない。今回の6機はいちばん軽いDJI Mini 3でも248gなので、全機が登録の対象になる。
登録、登録記号の表示、リモートIDの3つがそろって初めて飛ばせる
登録はオンラインの「DIPS2.0」で申請でき、手数料がかかる。有効期間は3年で、期限が来たら更新する。新しく買った機体は、登録記号を機体に表示したうえで、機体の識別情報を電波で発信するリモートID機能を搭載しなければならない。
リモートID機能を内蔵した機体なら、外付けの機器を買い足さずに済む。今回の6機では、DJI Air 3のAmazonの商品名に【Remote ID対応】と書かれている。ほかの機種も、購入前に商品ページかメーカーの案内で対応を確かめておきたい。
Miniシリーズがこだわる249g未満という数字は、海外の一部の国や地域で手続きの区切りになる重さ。国内の区切りは100gなので、「Miniなら登録不要」は日本では通用しない。
許可が必要な空域
次の空域で飛ばすには、事前に国土交通大臣の許可を受ける必要がある。
- 空港やヘリポートなどの周辺
- 地表または水面から150m以上の高さ
- 人口集中地区の上空
このほか、災害時の捜索や救助のために設定される「緊急用務空域」は、許可があっても飛ばせない。市街地の多くは人口集中地区に入るので、飛ばしたい場所が当てはまるかは、国土地理院の「地理院地図」で人口集中地区や空港周辺の範囲を表示して確かめられる。
承認が必要な飛ばし方
場所に関係なく、次の飛ばし方をするには原則として事前に承認が要る。
- 夜間(日没から日の出まで)の飛行
- 目視外の飛行(ゴーグルやモニターの映像だけを見て飛ばす場合を含む)
- 第三者や第三者の建物・車などとの距離が30m未満になる飛行
- 祭りや縁日など人が集まる催しの上空
- 危険物の輸送
- 機体からの物の投下
国土交通省のガイドラインは、目視を「直接肉眼による」ものとし、FPV(一人称視点)やモニター監視を目視外飛行の例に挙げている。夜景を撮れる機体でも、日没後に飛ばすなら承認が必要だ。どの場所・飛ばし方でも、飲酒時に飛ばさない、飛行前に点検する、ほかの航空機との衝突を避ける、他人に迷惑をかけない、というルールは共通で守る。
航空法のほかにも確かめる決まりがある
国の重要施設などの周辺は、小型無人機等飛行禁止法で別に飛行が制限されている。公園や河川敷も、自治体の条例や管理者の決まりでドローンを禁止していることがある。航空法の許可がいらない場所でも、飛ばす前に管理者の案内を見ておきたい。
重さで変わるのは、持ち運びやすさと風への強さ
今回の6機は、重さで大きく3つに分かれる。248〜249g未満のDJI Mini 3とDJI Mini 4K、700g台のDJI Air 3SとDJI Air 3、963gのDJI Mavic 3 Pro Cine。FPV機のDJI Avata 2は約377gで、その間に入る。
軽い機体の利点は、折りたたんでバッグに入れやすく、ハイキングや旅行に持ち出しやすいこと。DJI Mini 4Kのメーカー説明も、ハイキングやロードトリップ、ビーチへの持ち出しを想定している。重さは、そのまま「持っていく気になるか」に直結する。
一方で、一般に機体が大きく重いほど風の影響を受けにくい。メーカー公表のスペックでは、DJI Mavic 3 Pro Cineの最大風圧抵抗は秒速12m、DJI Mini 4Kは時速38km(秒速約10.6m)とされている。海辺や山の上など風が出やすい場所でよく飛ばすなら、重さのある機体を選ぶ理由になる。とはいえ、どの機体でも強風の日は飛ばさないのが基本だ。
DJI Mini 3は、別売の大容量バッテリー(インテリジェント フライトバッテリー Plus)を使うと最大飛行時間が51分に延びる。ただしメーカーのスペックでは、このとき機体は249gを超えて約290gになる。249g未満という条件で機種を選んでいるなら、バッテリーの選び方で重さが変わる点に気をつけたい。
画質を決めるのはセンサーの大きさと、望遠カメラの有無
空撮の画質でまず見るのは、カメラのイメージセンサーの大きさだ。センサーが大きいほど光を多く取り込めるので、夕暮れや夜景、明暗差の大きい景色に強くなる。今回の6機を大きい順に並べると次のとおり。
- 4/3型: DJI Mavic 3 Pro Cine(Hasselbladカメラ)
- 1インチ: DJI Air 3S(広角のメインカメラ)
- 1/1.3インチ: DJI Air 3(2つのカメラとも)、DJI Mini 3、DJI Avata 2
- 1/2.3インチ: DJI Mini 4K
SNSに載せる動画や旅の記録なら、1/1.3インチでも4K動画が撮れる。日の出や日没、夜景を作品として残したいなら、1インチ以上が候補に入ってくる。DJI Air 3Sのメーカー説明では、最大14ストップのダイナミックレンジを持つ4K/60fps HDR動画を撮影できるとされている。
もうひとつの差が望遠カメラ。DJI Air 3SとDJI Air 3は広角と中望遠(35mm判換算70mm)の2眼、DJI Mavic 3 Pro Cineは焦点距離166mmの望遠も加えた3眼になる。望遠があると、被写体に近づかずに大きく写せる。人や建物との30mの距離を保ちながら撮りたい場面では、望遠があるかどうかで撮れる絵が変わる。
障害物検知と飛行時間は「失敗しにくさ」の差
初めてのドローンで怖いのは、木や電線への接触。障害物を検知して止まったり避けたりする機能があれば、操作ミスを機体側で補える場面が増える。
メーカー公表の仕様で全方向の障害物検知をうたうのは、DJI Air 3S、DJI Air 3、DJI Mavic 3 Pro Cineの3機。DJI Air 3Sは前向きのLiDARも備え、夜間でも全方向の障害物を検知するという。DJI Mini 3の検知は下方のみ、DJI Avata 2は下方と後方で、DJI Mini 4Kは特徴の説明に障害物検知の記載がない。軽量機を選ぶなら、周りに障害物のない開けた場所で飛ばす前提で考えたい。
飛行時間は、DJI Air 3の46分からDJI Avata 2の約23分まで倍近い差がある。1本のバッテリーで撮れる時間には限りがあるので、予備バッテリーを含むセットを選ぶと撮影の段取りに余裕が出る。DJI Air 3SのAmazonの商品名では、バッテリー3個で合計135分とされている。
伝送距離の長さをうたう機種もあるが、国のルールでは目視の範囲内で飛ばすのが原則で、目視外の飛行には承認が要る。趣味の空撮なら、伝送距離より障害物検知と飛行時間を優先して比べるほうが、実際の使い方に合う。
空撮ドローン6機の順位と、それぞれが向く撮り方
順位は、画質(センサーの大きさと望遠の有無)、失敗しにくさ(障害物検知と飛行時間)、持ち出しやすさのバランスで決めた。映像制作向けのDJI Mavic 3 Pro Cineと、FPV専用のDJI Avata 2は、性能が高くても使う人を選ぶ。そのため汎用の空撮機より下に置いている。
1位 DJI Air 3S ドローン 空撮 1インチ — 1インチと全方向検知で旅の景色を夜まで撮る本命

メーカー公表のスペックでは、広角のメインカメラに1インチCMOS(有効5,000万画素)、中望遠に1/1.3インチCMOS(有効4,800万画素)を積む。離陸重量は724gで、最大飛行時間は45分。画質と失敗しにくさを、6機のなかで最も高い水準で両立させた1台だ。
メーカーの説明が推しているのは暗い場面の撮影。夕暮れや夜景でも色の鮮やかさを保てるとし、前向きLiDARと追加センサーによって夜間も全方向の障害物を検知するという。ただし夜の飛行には国の承認が要るので、この機能を生かすなら手続きまで含めて考えたい。
ほかに、画像を自動でつないでパノラマ写真を作るフリーパノラマモードや、GPSの信号が弱い場所でも帰還ルートを選ぶスマートRTH(自動帰還)を備える。Amazonの商品名では、画面付き送信機のDJI RC 2とバッテリー3個が入ったFly Moreコンボで、賠償責任保険1年無償付き、16歳以上推奨とある。
気になるのは価格帯。汎用の空撮機4機のなかでは高い側に入るので、初めての1台にするかは予算との相談になる。
188,100円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
2位 DJI Air 3 ドローン 望遠 空撮 — 2眼カメラと46分の飛行時間をそろえた中堅機

広角と中望遠の2つのカメラを積み、どちらでも4K/60fps HDR動画を撮れる。最大飛行時間は46分で、メーカーによると前モデルのDJI Air 2Sから48%延びた。全方向の障害物検知も備え、メーカーは森林のような難しい環境でも機体を全方位から守ると説明している。
DJI Air 3Sとの違いはメインカメラのセンサー。Air 3は2つとも1/1.3インチで、センサーの大きさで見れば、1インチの広角を持つAir 3Sに夜景や逆光では一歩譲る。そのぶん価格帯は下がるので、日中の景色や旅の記録が中心なら、こちらで足りるという判断も十分に成り立つ。
写真は4,800万画素で撮れ、メーカーは切り抜いても細部の鮮明さを保てるとしている。Amazonの商品名には、【Remote ID対応】、O4映像伝送、予備バッテリー×2、賠償責任保険1年無償付きと並ぶ。送信機はスマートフォンを取り付けて使うDJI RC-N2なので、画面は手持ちのスマートフォンが担う。
132,000円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
3位 DJI Mini 3 ドローン 空撮 — 248gの小型機で1/1.3インチと38分を確保した入門機

メーカー公表の離陸重量は248g。折りたたむと148×90×62mmで、持ち出しやすさは6機のなかでも上位に入る。カメラは1/1.3インチCMOS(有効4,800万画素)で、4K HDR動画に対応する。
この大きさで最大飛行時間38分を確保しているのが強み。カメラを縦向きにして撮影でき、高い樹木や滝のような縦に長い景色をそのまま収めて、InstagramやTikTokに投稿しやすい。ドローニー、サークル、ヘリックス、ロケット、ブーメランのクイックショットは、タップするだけで決まった軌道を自動で飛びながら撮る機能だ。
弱点は障害物検知。公式スペックの検知タイプは下方ビジョンシステムのみで、前後左右の障害物は自分で避ける必要がある。4K動画は30fpsまでなので、動きの速い被写体をなめらかに撮りたい人には物足りない。Amazonの商品名では、画面付き送信機のDJI RCが付属するセットになっている。
79,800円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
4位 DJI Mini 4K ドローン 空撮 — 249g未満の4K機で空撮を手頃に試す最初の1台

商品名のとおり重さは249g未満で、4K UHDカメラを3軸ジンバルで支える。メーカーの説明では、強化したブラシレスモーターで時速38km(レベル5)の風に耐え、最大飛行時間はバッテリー1個あたり31分。バッテリー1個・2個・3個の3つのセットから選べる。
ワンタップでの離着陸、GPSを使った自動帰還、安定したホバリングに対応し、アプリ内の学習コンテンツで短期間に操作を覚えられるという。高い機体を買う前に、まず空撮がどんなものかを試したい人に向く。
センサーは1/2.3インチで、今回の6機では最も小さい。夕暮れや夜景の画質を求めるなら上位機を選びたい。障害物検知の記載もないので、開けた場所で練習を重ねる用と割り切ると、この機体のよさが生きる。
42,680円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
5位 DJI Mavic 3 Pro Cine ドローン プロ — 3眼カメラとApple ProResで映像制作に応えるプロ向け機

メーカー公表のスペックでは、メインに4/3型CMOSのHasselbladカメラ(24mm・f/2.8〜f/11・2,000万画素)、中望遠に1/1.3インチ(70mm・光学3倍・4,800万画素)、望遠に1/2インチ(166mm・光学7倍・ハイブリッド28倍)を積む。焦点距離の違う3台のカメラを、空の上で持ち替えられる構成だ。
Cineには、通常のMavic 3 Proにない仕様が2つある。Apple ProResでの撮影と、1TBの内蔵ストレージ。公式スペックでも、ProRes撮影はCineバージョンのみの対応と明記されている。撮影後に色を作り込む編集を前提にした、業務寄りの機体だ。
8個のビジョンセンサーによる全方向の障害物検知と障害物回避のAPAS 5.0、最大43分の飛行時間、O3+映像伝送を備える。離陸重量は963g。Amazonの商品名では、高輝度スクリーン付きのDJI RC Proとバッテリー3個がセットになっている。
趣味の旅の記録には、性能も価格も持て余しやすい。映像を納品する仕事や、編集まで本格的に取り組む人のための選択肢と考えたい。
549,800円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
6位 DJI Avata 2 FPVドローン ゴーグル — ゴーグルで飛ぶ一人称視点の別ジャンル

ほかの5機とは楽しみ方がまるで違う。ゴーグルをつけて、機体に乗り込んだような一人称視点で飛ばすFPVドローンだ。メーカーの説明には「アドレナリン全開の没入型飛行」とあり、説明文の段階ですでに心拍数が高い。
Fly Moreコンボ(バッテリー×1)には、ゴーグルのDJI Goggles 3と、手の動きで操縦するモーションコントローラーのDJI RC Motion 3が含まれる。複雑なボタン操作なしで飛ばせるとされ、「簡単ACRO」ではフリップやロール、180°ドリフトといった動きを、長い練習なしで再現できるという。
カメラは1/1.3インチセンサーで、視野角155°の超広角。4K/60fpsの動画と4K/100fpsのスローモーションに対応する。景色をゆったり見せる空撮より、森の中を抜けるような動きのある映像に向く。
注意点は3つある。最大飛行時間は約23分で6機のなかで最も短い。検知は下方と後方のビジョンポジショニングで、前方の障害物を検知する仕様ではない。そしてゴーグルの映像だけを見て飛ばすのは目視外飛行にあたり、国の承認が必要になる。FPVを始めるなら、機体と一緒に手続きも調べておきたい。
116,918円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
本体のほかにかかるお金と、そろえておきたいもの
ドローンは本体を買って終わりではない。飛ばし始めるまでと、飛ばし続けるために、次の費用と準備がかかる。
- 機体登録の手数料。3年ごとの更新時にもかかる
- 人や物に損害を与えたときの賠償責任保険。DJI Air 3SとDJI Air 3はAmazonの商品名に1年無償付きとあるので、2年目以降の扱いを購入時に確かめておく
- 機体の破損への備え。DJIは有償の機体補償サービス(DJI Care Refresh)を用意している
- 予備バッテリーと充電ハブ。1本あたりの飛行時間に限りがあるため、撮影に出るなら複数あると段取りが楽になる
- 記録用のmicroSDカード。対応する容量と速度は機種ごとに確認する
特に保険は、墜落で人や車に当たったときの備えとして入っておきたい。機体の値段より、万一の賠償のほうがずっと大きな金額になりうるからだ。
よくある質問
国家資格(ドローンの免許)がないと飛ばせない?
許可や承認が要らない場所と飛ばし方であれば、国家資格がなくても飛ばせる。国の資格制度(無人航空機操縦者技能証明)は2022年12月に始まり、資格と機体認証などの条件がそろえば、一部の飛行で許可や承認を不要にできる。資格の有無にかかわらず、機体の登録は必要だ。
249g未満の機体なら登録しなくていい?
国内では登録が必要。国土交通省の案内では、屋外で飛ばす100g以上のドローン・ラジコン機はすべて登録の対象になる。申請はDIPS2.0で行い、有効期間は3年。登録後は機体に登録記号を表示し、リモートID機能を搭載する。
公園や河川敷なら自由に飛ばせる?
自由には飛ばせない。人口集中地区や空港周辺にあたる場所なら国の許可が要るほか、自治体の条例や公園の管理者がドローンの飛行を禁止していることがある。地理院地図で空域を確かめ、管理者の案内も確認してから飛ばしたい。
夜景を撮りたい。夜に飛ばしてもいい?
日没から日の出までの飛行は夜間飛行にあたり、事前に国の承認が要る。DJI Air 3Sのように夜間の障害物検知をうたう機体でも、手続きが不要になるわけではない。日没前に撮り終える計画なら、夜間飛行の承認はいらない。
FPVゴーグルで飛ばすには何が必要?
国土交通省のガイドラインは、目視を「直接肉眼による」ものとし、FPVやモニター監視を目視外飛行の例に挙げている。ゴーグルの映像だけで飛ばすなら、目視外飛行の承認が必要と考えておきたい。使う電波によっては電波法上の手続きが関わることもあるので、総務省の案内もあわせて確認すると安心だ。
海外旅行に持っていって飛ばせる?
持ち込めるか、飛ばせるかは渡航先の規制しだいで、登録の要否や重さの区切りも国によって違う。機内に持ち込むリチウムイオンバッテリーにも航空会社ごとの条件があるので、出発前に渡航先の当局と航空会社の案内を確認したい。
まとめ:先に「どこで何を撮るか」を決めると、選ぶ機体が絞れる
6機を比べて僕が感じたのは、空撮ドローンの差がカメラの画素数より、センサーの大きさと望遠の有無、そして障害物検知と飛行時間に出るということだった。もうひとつ、機種選びと同じくらい大事なのが登録と飛ばせる場所の確認。249g未満でも国内では登録とリモートIDが必要で、夜や目視外の飛行には承認が要る。
画質と安全機能を両方取るならDJI Air 3S、予算を抑えつつ2眼と長い飛行時間がほしいならDJI Air 3、持ち出しやすさを優先するならDJI Mini 3。この3機から選べば、大きく外すことは少ないはずだ。
総合1位 DJI Air 3S ドローン 空撮 1インチ — 画質と安全機能を両方取る1台
1インチの広角と中望遠の2眼、全方向の障害物検知、最大45分の飛行時間。夕暮れや夜景まで含めて旅の景色を残したい人の最初の候補になる。
188,100円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
総合2位 DJI Air 3 ドローン 望遠 空撮 — 2眼と46分を手頃な価格帯で
広角と中望遠の2つのカメラで4K/60fps HDR動画を撮れ、最大飛行時間は46分。日中の景色が中心なら、画質と価格の釣り合いがよい。
132,000円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
総合3位 DJI Mini 3 ドローン 空撮 — 248gで持ち出しやすい入門機
1/1.3インチのカメラと最大38分の飛行時間を、248gの機体に収めた。障害物検知は下方のみなので、開けた場所での空撮から始めたい人に向く。
79,800円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
映像制作の仕事に使うならDJI Mavic 3 Pro Cine、ゴーグルで飛ぶ感覚を楽しみたいならDJI Avata 2、とにかく手頃に始めたいならDJI Mini 4Kも候補に入る。どの機体を選んでも、最初の1回の前に登録と飛ばす場所の確認を済ませておきたい。

