調査時点: 2026年9月25日(価格・在庫・提供条件は変動します)
キッチンで手が粉だらけのときにタイマーをかけたい。寝室では目覚ましと天気だけ見られればいい。離れて暮らす家族の様子も、たまには画面越しに確かめたい。そういう「部屋ごとに欲しいものが違う」問題を、スマートディスプレイ1台ずつで片付けたいと考えているITコンサルの僕、hikaku-manである。
スマートディスプレイは、スマートスピーカーに画面を足した機器だ。声で頼んだ結果が画面にも出るので、レシピの手順や天気、カメラの映像を「見て」確認できる。今回はAmazonのEcho ShowシリーズとGoogleのNest Hubシリーズから5機種に絞り、メーカー公表のスペックと商品ページの記載をもとに比べた。
最初は画面のないスマートスピーカーも混ぜて10機種で並べる予定だった。しかし比べたい軸が「画面サイズ」「カメラ」「ビデオ通話」なのに、画面もカメラもない機種を並べると表の半分が「—」で埋まる。比較表として役に立たないので、今回は画面付きの機種だけに絞った。
この記事の結論
- 迷ったらAmazon Echo Show 8 第3世代。8.7インチ画面、スマートホームハブ内蔵、自動フレーミング付きカメラと、キッチンにもリビングにも置ける万能型
- 寝室や玄関の2台目ならAmazon Echo Show 5 第3世代。5.5インチの小型画面で、カメラによる見守りにも対応する
- 寝室にカメラを置きたくない人はGoogle Nest Hub 第2世代。7インチでカメラ非搭載
- 家族の予定を大きく表示したいならAmazon Echo Show 15。15.6インチのフルHD画面でFire TV機能も入る
- Googleのサービス中心で大きめの画面とカメラが欲しい人はGoogle Nest Hub Max
スマートディスプレイ5機種の比較一覧表
先に5機種を並べておく。価格は販売店によって変わるので、表の価格欄は表示時点の最安値が自動で入るようにしてある。スペックはメーカー公表の値と商品ページの記載によるもので、細かい仕様は購入前に商品ページで確かめてほしい。
| 商品 | 画面サイズ | アシスタント | カメラ | ビデオ通話 | スマートホーム | 向いている場所 | 購入 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() Amazon Echo Show 8 第3世代 |
8.7インチHD | Alexa | あり(自動フレーミング・3.3倍ズーム) | 対応 | ハブ内蔵 | キッチン・ダイニング・リビング |
39,980円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
![]() Amazon Echo Show 5 第3世代 |
5.5インチ | Alexa | あり(2メガピクセル) | 対応 | Alexa対応機器を操作 | 寝室・玄関・デスク |
9,980円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
![]() Google Nest Hub 第2世代 |
7インチ | Googleアシスタント | なし | 自分の映像は送れない | Google Home対応機器を操作 | 寝室・ベッドサイド |
23,970円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
![]() Amazon Echo Show 15 |
15.6インチ フルHD | Alexa | あり(3.3倍ズーム) | 対応 | スマートホームダッシュボード | リビング・ダイニングの壁や棚 |
62,980円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
![]() Google Nest Hub Max |
10インチ | Googleアシスタント | あり | 対応サービスは要確認 | Google Home対応機器を操作 | リビング・キッチンカウンター |
36,000円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る → |
表を眺めると、選ぶ順番が見えてくる。まず「Alexaか、Googleか」でメーカーが決まる。次に「カメラが要るか」で候補が半分になる。最後に置き場所から画面サイズを決めれば、ほぼ1台に絞れるのだ。
本気でおすすめできるスマートディスプレイランキング
1位 Amazon Echo Show 8 第3世代 — キッチンに置いても、リビングに置いても困らない真ん中

5機種のうち、どの部屋に置いても役割が見つかるのがこれだ。商品ページによると、画面は8.7インチのHDタッチスクリーン。レシピを表示しながら少し離れた位置から読むのに、ちょうど足りる大きさである。
商品ページで推されているのはスマートホームハブ内蔵という点だ。対応するスマートホーム製品を、別のハブを買い足さずに直接つなげる。在室検知や特定の言葉をきっかけに、複数の機器を一度に動かす定型アクションにも対応している。
カメラは本体上部の中央にあり、メーカー公表のスペックでは自動フレーミングと3.3倍ズームに対応する。ビデオ通話中に少し動いても、画角が追いかけてくれる仕組みだ。外出先からAlexaアプリでライブ映像を確認できるので、留守中のペットの様子見にも使える。
音の面では、空間オーディオとAmazon Music、Spotify、Apple Musicなどの再生に対応する。料理中にBGMを流し、手を止めずに「アレクサ、タイマー10分」と頼み、買い物リストに牛乳を足す。商品ページが書いている「ダイニングやキッチンで活躍」は、この流れのことだろう。
👉 1台目をどこに置くかまだ決めていない人に向いている。
39,980円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
2位 Amazon Echo Show 5 第3世代 — 枕元と玄関は、この小ささで足りる

Echo Showシリーズでいちばん小さいモデルだ。画面は5.5インチ。時計、天気、ニュースの見出しが読めれば十分な寝室や玄関なら、この大きさがむしろ邪魔にならない。
小さくてもカメラは付いている。商品名にある通り2メガピクセルで、ビデオ通話に対応する。商品ページによると、内蔵カメラで外出先から家族やペットの様子を確認でき、対応するドアベルやカメラをつなげば玄関前の映像も画面に映せる。
スマートホームの操作にも対応するが、Echo Show 8のようなハブ内蔵ではない。照明やエアコンなどのAlexa対応製品を、声と画面で動かす形である。Alexaに対応していないエアコンや扇風機は、Alexa対応のスマートリモコンを別に用意する必要があると商品ページに書かれている。
ホーム画面を好きな写真に変えて、フォトフレームとして使う機能もある。プライム会員ならAmazon Photosに写真を容量制限なしで保存できる。枕元でアラームを止めたら去年の旅行写真が出てくるのは、ちょっと悪くない。
👉 寝室や玄関に置く2台目、または実家の見守り用に向いている。
9,980円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
3位 Google Nest Hub 第2世代 — 寝室にレンズを向けたくない人の答え

今回の5機種で唯一、カメラを積んでいないモデルである。画面は7インチ。寝室にカメラ付きの機器を置くことに抵抗がある人には、シャッターを閉め忘れる心配そのものがないという点で分かりやすい選択肢だ。
その代わり、自分の映像を相手に送るビデオ通話はできない。見守りやビデオ通話を目的にするなら、この機種は候補から外したほうがいい。
Googleアシスタントで動くので、Googleカレンダーの予定確認や、Google Home対応機器の操作をまとめて済ませたい人と相性がいい。商品ページではナイトスタンドや棚、カウンターに置く使い方が想定されている。
1つ注意点がある。今回確認した商品ページは複数言語対応のセット品で、初回接続時は英語で起動し、あとから言語設定を切り替える仕様だと書かれていた。出品によって同梱物や価格にかなり差があるので、国内向けの販売ページかどうかを確かめてから選ぶのが安全だ。
👉 寝室用で、カメラは要らない人に向いている。
23,970円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
4位 Amazon Echo Show 15 — 冷蔵庫のメモ書きを、壁の大画面に引っ越す

15.6インチのフルHD画面を持つ大型モデルだ。もはやスマートディスプレイというより、小さめのテレビである。
商品ページが推しているのは、ホーム画面をウィジェットで組み替える機能だ。家族の予定表、やることリスト、天気、写真を一画面に並べられる。冷蔵庫に貼ったゴミの日カレンダーと付箋メモを、そのまま壁に移すイメージが近い。
もう1つの特徴がFire TV機能で、Prime Video、Netflix、YouTube、U-NEXT、TVerなどの動画を再生できる。操作用のリモコンも付属する。キッチンで料理をしながらドラマの続きを流す使い方は、画面の小さい機種では真似できない。
カメラは広い撮影範囲と3.3倍ズームに対応し、ビデオ通話にも使える。スマートホームダッシュボードから照明を操作したり、カメラの映像を確認したりもできる。
気になるのは設置場所だ。この大きさになると、置くか掛けるかを事前に決めておかないと家の中で行き場を失う。寸法は商品ページで確かめてから買いたい。
👉 家族の予定共有をリビングで済ませたい家庭に向いている。
62,980円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
5位 Google Nest Hub Max — Googleで暮らしている人の大画面枠

Google側で大きい画面とカメラが欲しい人の候補になる10インチモデルだ。Gmail、Googleカレンダー、Googleフォトを普段から使っている人なら、Echo Showに乗り換えるより設定の手間が少ない。
メーカー公表のスペックではカメラを搭載していて、Nest Hub 第2世代にはない映像まわりの機能が使える。ただしビデオ通話で使えるサービスは、メーカー側の方針で変わることがある。通話を主目的にするなら、購入前にGoogleのサポート情報で現在の対応状況を見ておいてほしい。
今回の商品ページも、第2世代と同じく多言語対応のセット品だった。初回起動は英語で、言語設定はあとから切り替えられると記載されている。
順位が5位なのは、性能が劣るからではない。販売ページの状況と通話サービスの確認という「買う前の宿題」が他の4機種より多いからだ。そこを確かめたうえで、Googleで揃えたい人には有力な1台である。
👉 Googleのサービス中心で、大きめの画面とカメラが欲しい人に向いている。
36,000円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
選び方ガイド|スマートディスプレイは3つの質問で決まる
1. AlexaとGoogle、どちらの家に住むか
最初に決めるのは音声アシスタントだ。Echo ShowシリーズはAlexa、Nest HubシリーズはGoogleアシスタントで動く。両方を1つの家で混ぜることもできるが、定型アクションや機器の登録を2つのアプリで管理することになるので、手間は増える。
目安としては、Amazonの買い物リストやPrime Video、Alexa対応のスマートホーム製品を使いたいならAlexa。GmailやGoogleカレンダー、Googleフォトの連携を優先するならGoogleである。今回の5機種はAlexa側が3機種と多いので、画面サイズの選択肢はAlexa側が広い。
2. カメラは要るか、要らないか
ここで候補が大きく分かれる。見守りやビデオ通話をしたいならカメラ付き、寝室でプライバシーを優先したいならカメラなしだ。
カメラ付きの4機種(Echo Show 5・8・15、Nest Hub Max)は、ビデオ通話や外出先からの映像確認に使える。Echoシリーズには物理的なカメラシャッターを備えるモデルがあり、使わないときはレンズを塞げる。シャッターやカメラのオフスイッチの有無はモデルごとに違うので、商品ページの仕様欄で確認しておきたい。
カメラなしを選ぶなら、今回の中ではNest Hub 第2世代だけになる。
3. どの部屋に置くか
最後に置き場所から画面サイズを決める。部屋ごとの目安は次の通りだ。
- キッチン・ダイニング:レシピを少し離れて読むので8インチ以上。Echo Show 8、壁に余裕があればEcho Show 15
- 寝室・ベッドサイド:時計と天気が読めれば足りる。Echo Show 5、カメラを避けるならNest Hub 第2世代
- 見守り・ビデオ通話:カメラ付きが前提。実家に置くなら小型のEcho Show 5、通話の画質や画角を重視するなら自動フレーミング付きのEcho Show 8
- リビングの情報掲示板:家族の予定を大きく表示するならEcho Show 15、Googleで揃えるならNest Hub Max
なお、どの機種も赤外線リモコンで動く古い家電を単体では操作できない。エアコンやテレビを声で動かしたいなら、Alexaやスマートホームアプリに対応したスマートリモコンを別に用意することになる。
まとめ|使い方別に選ぶスマートディスプレイTOP3
5機種を比べた結論は、1台目はEcho Show 8、2台目以降は置き場所で選ぶ、である。カメラを置きたくない寝室だけはNest Hub 第2世代に任せればいい。
総合1位 Amazon Echo Show 8 第3世代
8.7インチ画面、スマートホームハブ内蔵、自動フレーミング付きカメラ。キッチンでもリビングでも役割があり、ビデオ通話にも強い。
39,980円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
総合2位 Amazon Echo Show 5 第3世代
5.5インチの小型画面にカメラを載せたモデル。寝室や玄関の2台目にも、離れて暮らす家族の見守り用にも使える。
9,980円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
総合3位 Google Nest Hub 第2世代
カメラ非搭載の7インチ。寝室に置くならこれ、という明快な1台だ。販売ページの同梱物と言語設定は確認してから選びたい。
23,970円〜Amazonで見る → 楽天で見る → Yahoo!で見る →
使い方別にもう一度まとめると、キッチンはEcho Show 8、寝室はEcho Show 5かNest Hub 第2世代、見守りとビデオ通話はEcho Show 5か8、家族の掲示板はEcho Show 15である。全部屋に置く必要はない。まず一番「手が離せない」場所に1台置いて、声で頼む生活が自分に合うかを確かめてから増やすのがいい。……と書きながら、僕はもう部屋の数を数えている。
よくある質問
スマートディスプレイとスマートスピーカーは何が違う?
スマートスピーカーは声で操作して音で答える機器で、スマートディスプレイはそこに画面が加わったものだ。天気やレシピ、カメラの映像を目で確認できるのが違いである。音楽を流して声で家電を動かすだけならスピーカーで足りるが、ビデオ通話や見守り、予定の表示をしたいならディスプレイを選ぶことになる。
カメラ付きの機種を寝室に置いても大丈夫?
気になるなら、使わないときにレンズを物理的に塞げるシャッター付きのモデルを選ぶか、カメラのないNest Hub 第2世代を選ぶのが確実だ。シャッターの有無はモデルによって違うので、商品ページの仕様欄で確かめてほしい。マイクのオフ機能と、各社アプリの音声履歴の削除設定もあわせて確認しておくと安心できる。
離れて暮らす家族の見守りに使える?
カメラ付きのEcho Showシリーズなら、商品ページにある通り外出先からアプリで室内の映像を確認できる。見守られる側の家にも機器を置き、アカウントや許可の設定が必要になる。設定は置く前に済ませておくと、実家で説明する時間が短くなる。
エアコンやテレビも声で操作できる?
Alexaやスマートホームアプリに対応した家電なら操作できる。赤外線リモコンで動く従来の家電は、スマートディスプレイ単体では操作できないので、対応するスマートリモコンを別に用意する必要がある。Echo Show 5の商品ページにも同じ注意書きがある。
Nest Hubの商品ページに「英語で起動」とあるのはなぜ?
今回確認したNest Hub 第2世代とNest Hub Maxの商品ページは、複数言語に対応したセット品だった。初回接続時は英語で起動し、あとから言語設定を切り替えられると記載されている。同梱物や価格も出品ごとに違うため、国内向けの販売ページかどうかを確認してから選ぶのが安全だ。
スマートディスプレイ選びは、スペック表の数字より「どの部屋で、何を見たいか」で決まる。キッチンでレシピ、寝室で時計、実家で家族の顔。置き場所と目的が1つ決まれば、5機種の中から選ぶ1台はもう決まっているはずだ。

